サイトイメージ画像 カンボジア移住ガイド

食べ物と飲み水

カンボジアに観光で短期滞在するならばともかく、移住で長期滞在するとなると食や水の安全が気になりますよね。シェムリアップの街では日々どのようなものを食べるのか、飲み水は安全なのかなどについて説明します。

カンボジアの主食はコメ

東南アジアの他の国と同様にカンボジアの主食はコメです。ではどんなコメなのかといいますと、タイのコメはパサパサなので炒飯には向いてるけどそのまま食べるのには向いてないと感じる方が多いと思います。カンボジアのコメはタイ米ほど乾燥していません。日本とタイの間くらいか、ちょっと日本寄りだと思います。

シェムリアップの食堂

麺類もあります。コメを使った麺が多いように感じますが、小麦の麺もあります。街の食堂や道端の屋台で地元の人が食べる光景をよくみかけます。また、ラーメンやカップ麺はスーパーで山のように売られています。

次におかずですが、私が感じる限りにおいては日本とそこまで極端には変わりません。高菜と豚肉を炒めたものだったり、鶏肉と大根か何かを煮込んだスープだったり、ごくごく普通です。また、香辛料をそれほど使っていないのでしょうか、タイ料理のように何を食べても辛いということはありません。むしろ辛い料理が少なくてさみしいくらいです。

日々の食事はローカルの食堂で

シェムリアップはアンコールワットがある観光都市です。世界中から観光客がやって来ますので、彼らを狙ったレストランや飲食店が特に街の中心部には山のようにあります。

ですがなにせ外国人相手です。店も小ぎれいですし洒落た料理も出すのですが、お値段はなかなか大したものです。下手をするとデフレ日本と変わらないような値段がメニューに踊ります。

カンボジアのローカルの食堂

そこでおすすめなのがローカルの食堂です。シェムリアップの中心部から少し離れると、地元の人を相手にした食堂が数多くあります。おかずが入った寸胴鍋がいくつか並び、蓋を開けて中をのぞきおかず1品を選ぶというのが地元の人のスタイルです。私は外国人ですので若干高く取られているはずですが、それでもご飯とおかず1品で1ドルです。

ミネラルウォーターもある

次に飲み水です。やはり主力はミネラルウォーターです。市内のホテルなどでは必ず部屋にミネラルウォーターのボトルが置かれていますし、観光客たちもスーパーなどで買ったミネラルウォーターを飲んでいます。

カンボジアのミネラルウォーター

ただ、500mlや1リットルのペットボトルを毎日のようにスーパーに買いに行くというのは非現実的です。そのため、大きなタンクに詰めたミネラルウォーターも販売されています。店によって値段が違うようなのですが、私が購入したのは最初のタンク代が5ドル、それ以降は10何リットルかの中身が1ドルでした。

しかし一つ問題がありまして。このミネラルウォーターのタンク、基本的に自分で買いに行かないといけないのです。10数リットルの水というのはけっこう重いです。それを毎回運ぶのにうんざりしていたのですが…

水道水を飲んじゃえ!

シェムリアップに移住してしばらくした頃、特に当てもなくネットサーフィンをしていました。すると、シェムリアップの水道設備を北九州水道局が技術指導という記事が飛び込んできたのです。

詳しいことはよく分からなかったのですが、北九州市水道局がプノンペンの上水道設備をすべて技術指導し、水道のレベルが飛躍的に上った。そして、シェムリアップについても技術指導をしているとの事だったのです。あれ?飲める?

シェムリアップの商店

そこでアパートの大家に聞いてみたところ、飲めるけれどお腹を壊す人もいる。沸騰はさせたほうが良い、とのことでした。うーん、さてどうしたものか?

その時にはたと思い当たったのですが。日々ローカルの食堂で食事をしていますが、野菜を洗ったり煮物やスープを作る時に彼らがミネラルウォーターを使っている可能性など5万分の1%もない。絶対に水道水を使っているはず。なんだ、俺って日々水道水を体内に入れてるじゃん。笑

水質検査はしたい

その事実に気づいたその日から、ミネラルウォーターを買いに行くのはやめました。水道の蛇口から直接飲むのはさすがに怖いのですが、沸騰させた上で飲んでいます。お茶もコーヒーも薬を飲むのも水道水です。

ではそれで体に異変が生じたかというと、今のところ何も問題は起こっていません。そもそもローカルの食堂で水道水どころか下手したら井戸水を使っているかもしれない料理を日々機嫌良く食べておいて、今さらミネラルもへったくれもないですよね。

ただ、それでもちょっとだけですが不安はあります。人間はなんだかんだ言っても強い生物ですので、ちょっとやそっとのことでは死にません。ですので水道水を飲むことで体調に問題が生じるとはまったく思っていません。

そうではなくてちょっと矛盾するのですが、大丈夫だよっていう安心感が欲しいのです。自分で思い込んでいるだけではなく、客観的事実として安全性を確認したい。それで今度日本に帰ったら簡易の水質検査キットを買ってこようと思っています。

水道水でも大丈夫だとか豪語しておいて、結局はこういうものにすがってしまうのですから、我ながら小心者でお恥ずかしい限りです。笑

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