はじめに

英語

海外旅行に行くと無縁では済まされない英語。特にパックツアーではなく個人旅行の場合には、英語を使わざるを得ないシーンが多々あります。
とは言うものの、英語での特に会話を苦手とする我々日本人。英語を使いたいんだけど自信がなくて話せない、という方も多いのでは?

そういう僕自身も英語は大の苦手です。でも苦手ではあるのですが、海外でけっこう英語を使えてます。英語は苦手ですが、英語でのやり取りはそこまで苦手ではないです。
そこで今回は、英語ダメダメの貧乏トラベラー流の英語でコミュニケーションを取る10のコツをご紹介します。

なお最初に断っておきますが、このコツが使えるのは東南アジアなど非英語圏の国です。イギリスやアメリカではまったく役に立ちませんのでご了承を!笑

1.文法無視!

いきなり問題発言です。笑
でも本当です。文法ミスとかまったく気にする必要はありません。

みなさん、ちょっと考えてみてください。なぜ正しい文法が良いのですか? それは、相手も正しい文法を知っているからです。
でも東南アジアです。相手だってよく文法が分かっていないんです。笑

副詞はbe動詞の前だっけ、後だっけ?と必死になって考えたところで、相手だって前だか後だかよく分かってないんです。
必死に考えるだけ時間のムダ。気にせず臆せずガンガンしゃべりまくって大丈夫です。

2.動詞はすべて現在形

外国人がよく来る高級ホテルのフロントのスタッフとかならば話は別ですが、安いホテルのスタッフとか、タクシーのドライバーとか、みんな英語の初級者です。

そんな彼ら相手に「Last night, I ate beef bowl.」なんて言おうものなら、「牛丼8杯!スゲ~」って変な感心されちゃいます。笑
現在であろうと過去であろうと未来であろうと、すべて「I eat beef bowl.」でOKです。いや、相手のレベルを考えるならば、意識的にそうすべきです。

では時制はどうやって表すのか?
ほとんどの場合、表す必要はありません。話の流れでいつのことだか分かるからです。「話の流れが文法を補ってくれる」と考えてください。

また、上の牛丼8杯の場合は、最初に「Last night」と言っているのですから、その時点で過去のことだと相手も分かります。
分かっているのですから、あえて過去形のateを使わなくても相手には伝わります。

英語を使う目的は相手に自分の意志を伝えることです。伝わればOKです。正しい文法にこだわる必要はまったくありません。

3.形容詞、副詞はすべて原級

これも同じ理由からです。相手が形容詞、副詞の比較級、最上級を知っているとは限りませんし、正確に聞き取ってくれるとも限りません。
部屋が暗いので明るくしてもらおうと思って「Make a little lighter.」と言ったところで、「Sorry, No smoking.」と言われるのが落ちです。笑

ではどうするか? すべて「more、most」を頭に付けてください。
more cheep、most big、more early。全部これで大丈夫です。と言うより、こっちのほうが伝わります。相手は初級者ですから。

言うまでもありませんが、最上級の冠詞はtheとか無視です。

4.簡単な単語だけを使う

これも相手が英語初級者だからです。難しい単語を知っているとは限りませんよね。

例えばパンフレット。英語ではbrochureです。初級者ならばまず知らない単語です。「Give me brochure.」とか言っても通じないでしょう。

ならば、「paper with picture, map, price」とか言ったほうがまだ伝わる可能性は高いですよね。はたまた、紙にパンフレットみたいなものの絵を書いて見せるとか。

自分が辞書を引かなければ分からないような単語は相手も知らない。そう思ったほうが良いです。

5.カタカナ英語でOK

ネイティブっぽく話すとかえって伝わりません。
例えば「Please tell us.」をリエゾンきかせまくって「プリーズ、テラス」なんて発音したら、「バルコニー付きの部屋が満室でして…」って恐縮されることでしょう。笑

カタカナ英語でもかまいませんから、一つ一つの単語をきっちり発音しましょう。

6.3回言って3回聞き返すのが普通と考える

お互いに初級者です。初級者の相手が1回で聞き取れるなんて無理です。あなたの発音も悪いかもしれませんが、相手のリスニング能力も低いんです。
逆も然り。相手のとんでもない発音をあなたのボロボロのリスニング能力で聞き取るのですから、1回で意思疎通できないのが当然です。

伝わらない、聞き取れないって凹む必要なんてまったくありません。
母語じゃない英語を必死に使う初級者同士で、たった3回で意思疎通ができれば、むしろスーパー語学センスありますよ。

同じ内容をあの手この手で3回やりとりして伝われば大したもの。自信を持ってジャンジャンしゃべる。それでOKです!

7.単語の羅列で話す

タクシーの運ちゃんに「空港に行くので明日の朝迎えに来てね」と頼む場合。
何度も繰り返しますが、お互い初心者です。ややこしい文法なんてお互いよく分かっていません。
あなたが必死に正しい文法を考えながら話すのも大変でしょうが、その正しい文法の文章を聞き取る運ちゃんも大変なんです。笑

ですので、「You will come here tomorrow morning, and pick me up, go to the airport with me.」とか言ったらダメです。

ではどうするか? 時系列に重要な単語だけ並べてください。
「You come tomorrow, you and me go airport.」
これでOKです。聞き取らなければならない単語が少ないので、かえってこっちのほうが伝わります。

8.指差しを多用する

人差し指、命です!笑

例えば先ほどの運ちゃん迎えに来てね英文の場合。
最初のYouで運ちゃんを指差し、come tomorrowで足元を指差し、you and meで運ちゃんと自分を指差し、go airportで空港の方を指差します。

文法ボロボロでOKです。単語力貧弱で大丈夫です。それらを補うツールを使えば良いのです。そのツールの一つが指差しです。

9.ジェスチャー多用

これも同じです。ジェスチャーは非常に役に立つ補いツールです。
eatが通じなかったら食べる真似をする。簡単ですよね。

10.必ず言い直して確認する

複雑なやりとりをしたあと、特にちゃんと聞き取れているか自信がない場合は必ず内容を言い直して確認しましょう。

例えばホテルでチェックインした時に、デポジットとして50ドル払い、部屋に損傷がなければ宿泊料30ドルを差し引いて20ドルをチェックアウトの時に返すと言われたとします。
その場合はこんな感じで。

「Now, I give you $50, room fee $30, OK? Tomorrow you check my room, No problem, you give me back $20, OK?」

変に格好つけて分かったふりをすると後でトラブルになります。必ず言い直して確認して下さい。

最後に

自分で書きながら、本当にこんなので良いのかな?とちょっと不安になってますが。笑

日本人は生真面目な民族ですから、文法を間違っちゃいけない、発音は正確じゃないといけないと、英語を話すときもついつい完璧を求めがちです。
ですが、英語を話す目的はコミュニケーションを取ることです。正しい文法で話すことや、正確な発音をすることが目的なのではありません

そして、時と場合によっては正確な文法と発音がかえってコミュニケーションを取る上で障害になることもあります。
例えば「Take it easy.」をでっかいアメリカ人に「テイキティージー」と言われても、まるで聞き取れなくて全然リラックスできないじゃないですか。
それならむしろ、韓国人にやたらと語尾を伸ばす韓国訛りの英語で「テイクゥ、イットォ、イージースムニダ~」って言われたほうが安らげるでしょ?笑

英語が母語である国以外では、みんな英語の初級者です。あなたもあなたと話している相手もおっかなびっくりで英語を使っています。
そんな我々がネイティブみたいな英語で話す必要なんてこれっぽっちもないんです。

文法無視でOK、時制も比較級も知ったこっちゃない、簡単な単語の羅列で問題なし、3回で伝われば上出来。
臆することなく自信満々で英語でコミュニケーションを取ってください!