香港エクスプレス完全ガイド

幼児・小児の料金と決まり

幼児と小児の定義や運賃、搭乗の決まり、妊婦の搭乗などについて説明します。

幼児・小児の定義と運賃

定義

区分
定義
幼児
2歳未満
小児
2歳以上12歳未満
大人
12歳以上

香港エクスプレスでは2歳未満が幼児、2歳から11歳までが小児、12歳以上は小学生であっても大人扱いとなります。

運賃

区分
運賃
幼児
1区間4,200円
小児
普通運賃
大人
普通運賃

2歳未満の幼児は路線に関係なく1区間4,200円(280香港ドル)です。例えば、東京-香港の往復であれば8,400円です。割引きセールの特価運賃などは適用されません。

香港エクスプレスなどの格安航空会社には小児運賃はありません。2歳以上はすべて大人と同じ普通運賃です。

幼児搭乗のルール

同伴者

18歳以上の親または保護者1人につき1人の幼児を同伴できます。例えば、親が1人で双子の幼児2人を同伴することはできません。

座席

幼児を同伴する乗客は1列に1人だけ、1列置きに着席できます。例えば下の図でAの席に幼児同伴の乗客がいた場合、Bなど同じ列の他の席に幼児同伴の別の乗客が着席することはできません。

幼児搭乗のルール

また、Cの列に幼児同伴の乗客がいた場合、Dの列に幼児同伴の別の乗客が着席することはできません。1列置いたE以降の列に着席できます。

ですので、幼児2人を同伴する夫婦が隣り合った座席や前後の座席を予約することはできません。事前に予約していてもチェックインの際に強制的に別の座席に移動させられます。これを拒否することはできません。

幼児の座席購入

6ヶ月以上2歳未満の幼児用に大人と同じ運賃で座席を購入することは可能です。ただし、離着陸時は同伴者の膝の上に座らせ、香港エクスプレスが用意する幼児用のシートベルトを付けなければなりません。

子供が寝ているなどの理由で離着陸時にそのまま座席に座らせ続けることは許されません。機内では乗客の都合や快適さよりも乗員乗客全員の安全が優先され、そのための乗員の指示に乗客は全面的に従う義務があります。

幼児・小児の注意点

注意点は以下の通りです。

  • 幼児は手荷物を持ち込むことはできず、受託手荷物を預け入れることもできません。
  • 小児の手荷物の重量は大人の場合と同じです。
  • 幼児を同伴する乗客は幼児が搭乗中に消費するためのベビーフードを持ち込むことができ、この分の重量は乗客の機内持ち込み手荷物の重量にカウントされません。
  • 幼児を同伴する乗客はベビーカー、チャイルドシートを無料で預け入れることができ、この分の重量は乗客の受託手荷物の重量にカウントされません。
  • 機内にバシネットはありません。
  • 機内でベビーフードや幼児、小児用の飲食物、紙オムツ、おもちゃなどの無料での提供はありません。
  • 前述したベビーフードを除き、子供用のジュースやお菓子を持ち込むことはできません。機内販売はあります。
  • 6ヶ月以上2歳未満の幼児がチャイルドシート利用する場合は、本人用の座席を購入しなければなりません。

妊婦の搭乗

妊婦が搭乗する場合、搭乗日から7日以内に発行された、搭乗が可能であることが明記されている医師の署名入りの診断書が必要な場合があります。具体的には以下の通りです。

単胎妊娠の場合

妊娠期間
診断書
妊娠27週目以前
不要
妊娠28~35週目
必要
妊娠36週目以降
搭乗不可

多胎妊娠の場合

妊娠期間
診断書
妊娠27週目以前
不要
妊娠28~31週目
必要
妊娠32週目以降
搭乗不可

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