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投資初心者にOwnersBookをオススメする11の理由と4つのデメリット

ソーシャルレンディングに興味を持ち、自分なりにいろいろ調べてみた。

それでOwnersBookが良さそうだと思ったのだが、いまいち踏ん切りがつかない。

そういう方に、OwnersBookが投資初心者にオススメであることと、だけどデメリットもあることを、できるだけ分かりやすく説明します。

それではさっそく始めます!

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

投資初心者が心がけること

まず最初に、ものすごく大切なことをお話します。ものすごく大切です。

安全第一

ソーシャルレンディングの業者を選ぶ際に、投資初心者が心がけることは安全第一です。

最重点は業者の安全性が高いこと、リスクができるだけ少ないことです。

利回りが高くて儲かるとか、画面が操作しやすいとか、スマホアプリがあるとか、そんなことは二の次、三の次、百の次です。

ソシャレン業者が倒産したら?

なぜか?ソーシャルレンディングは元金が戻ってくるまでが勝負だからです。

例えば、あなたが次のような案件に10万円を投資したとします。

利回り 15%
運用期間 1年
元金 10万円
利息 1万5千円

15%なんて高利回りはめったにありません。10万円投資すれば利回りは1万5千円。1年後には合計11万5千円になって戻ってくる。

ラッキー!と思って投資した。

ところが、投資したソシャレン業者が倒産した。どうなりますか?

元金の10万円は戻ってきません。利息1万5千円どころの話じゃないですよね。

元金回収がすべて

元金に比べれば、利息なんて微々たる額です。

1万5千円を取ることも大切ですが、最も大切なのは10万円が戻ってくることです。

元金が戻ってこなければ負け。それがソーシャルレンディングです。

ですから、何よりも大切なことは、ソシャレン業者の安全性が高いこと。

ちゃんとしたきっちりした、ガチガチに固い業者であることです。

技術も知識も経験も乏しい投資初心者だからこそ、自分のお金を守るために安全を第一にする

その点でオススメなのがOwnersBookです!

OwnersBook(公式サイト)

運営会社の安全性

OwnersBookをオススメする理由を一言で言うと「安全性が高い」ことです。

なぜ安全性が高いのか?ひとつずつ説明していきます。

1.運営会社の業績が良い

ソーシャルレンディングを運営するのが、赤字で負債を抱えた会社だったら怖いですよね?

OwnersBookの運営会社はそれとは正反対の会社です。

ロードスターキャピタル

OwnersBookを運営するのはロードスターキャピタル株式会社(以下、ロ社)です。

社名 ロードスターキャピタル株式会社
本社 東京都中央区銀座2丁目6番16号
設立日 2012年3月14日
社長 岩野達志氏
資本金 13億6,900万円
役職員 54名

ロ社はソーシャルレンディング事業としてOwnersBookを運営していますが、実はメインの事業は不動産投資や不動産の管理・運営です。

そしてこの不動産事業が絶好調なのです。

ロ社の業績

ご覧の通り、ロ社は6期連続で売上高、経常利益ともに増加し続けています。

決算期 売上高 経常利益
2013年12月 251百万円 127百万円
2014年12月 756百万円 201百万円
2015年12月 2,988百万円 681百万円
2016年12月 4,652百万円 680百万円
2017年12月 8,794百万円 1,189百万円
2018年12月 9,670百万円 2,117百万円

OwnersBookを運営しているのは、このように業績好調でしっかりした会社です。

2.不動産のプロ集団

不動産事業で業績好調であることから分かる通り、ロ社は不動産のプロ集団です。

良質な不動産を購入し、運営管理を行い収益を上げ、そして高値になったところで売却して売却益を得る。これがロ社の本業です。

この本業で得た知識、情報、経験、技術などすべてのリソースを使って、ロ社はOwnersBookを不動産専門のソーシャルレンディングとして運営しています。

貸付先の不動産業者の見極め、担保の評価、融資額の設定など、餅は餅屋ならぬ、不動産は不動産屋で、不動産のプロだからこそできる、手堅いソーシャルレンディング事業を行っているのです。

OwnersBookは不動産のプロが運営する不動産専門のソーシャルレンディングです。

3.上場企業が運営

ロードスターキャピタルは上場企業

ロ社は2012年に創業し、2014年にOwnersBookの運営を開始しました。

そして、2017年9月に東証マザーズに上場しました。

ソーシャルレンディングで直接の運営会社が上場企業なのはOwnersBookだけです。

決算内容を公開

なぜ上場していることが大切なのか?まず、上場できるくらいしっかりした会社だということです。

そして、それ以上に大切なのが、経営状態が見えることです。

ロ社は上場企業なので、四半期ごとに決算内容を公開する義務があります。

これによって、僕たち投資家はロ社の経営状態を見ることができます。

危なくなったら逃げられる

ロ社の経営は今は絶好調です。でも、それが永遠に続く保証なんてないですよね?

経営状態が悪くなったら投資を少なくするとか、やめるといった判断も必要です。

ロ社以外のソシャレン業者は非上場ですので、経営状態が見えません。

でも、ロ社は上場企業なので見えます。ヤバくなったらさっさと逃げ出せます。

いざとなったら逃げ出せるという意味で、OwnersBookは他のソシャレン業者よりも安全なのです。

OwnersBookの安全性

ここからはOwnersBookそのものの安全性を見ていきます。

4.遅延、貸し倒れがゼロ

何よりも実績が表しています。

OwnersBookは2014年のサービス開始以来、今までに100件以上の案件を実行してきました。

その中で返済が遅れたり、返済できなかった案件は一つもありません。

過去に遅延、貸し倒れはゼロです。元金はすべて戻ってきています。

5.安全第一主義

安全性を最重視

OwnersBookは案件を作るにあたって、安全であることを第一としています。

もちろん貸付に100%の安全などありません。

ですが、返済不能のリスクが限りなく少ないことを、案件組成の第一条件としています。

しかし、案件を厳しく選ぶことにより、募集する案件が少ないというデメリットも生じています。

実際、OwnersBookは人気が高いのに募集案件が少ないため、募集開始から数分で満額終了になることがよくあります。

7月2日に募集が行われた新宿区商業ビル案件では、開始から1分32秒で募集終了となりました。

岩野社長の信念

これに対し、投資家からは案件を増やしてほしいという声が上がっています。

しかし、ロ社の岩野達志社長はメディアのインタビューで「投資しやすくするために案件を増やさないのか?」と聞かれ、次のように答えています。

弊社でも投資家数の増加に合わせて案件数も増やすことを課題としています。一方で、OwnersBookでは貸付先および担保物件を厳選しており、今すぐに案件数を大幅に増やすことは難しい状況ですが、皆様のご期待に応えられるよう投資案件数の増加に向けて益々努力を重ねて参ります。

(出典:OwnersBookインタビュー

インタビューですから柔らかい表現を使っていますが、要は選ぶ基準を下げてまで案件を増やすつもりはない、ということです。

案件不足で投資家に迷惑をかけることになっても、リスクの高い案件は絶対に出さない。

安全性を最優先するOwnersBookの企業姿勢が、岩野社長の言葉に現れています。

6.全案件が不動産担保付き

最悪の場合は担保処分

しかし、そうは言っても投資の世界に100%はありません。

もしかしたら、OwnersBookの貸付先の経営が悪化し、返済できなくなる場合もあるでしょう。

その場合は担保を売却し、その代金で投資家への返済を行うことになります。

そこで重要なのが担保の内容です。

すべて不動産担保

例えば、A社に1億円を融資する際に、A社の社長の連帯保証とA社の株式を担保にしたとします。

A社が倒産して返済できなくなった時、A社の社長が1億円を返済できるでしょうか?A社の株が1億円で売れるでしょうか?

担保にはいろいろなものがありますが、その中で最も固いのが不動産です。

OwnersBookではすべての案件に不動産の担保を設定しています。

7.担保は都内中心

売れなければ担保は無価値

ただ、不動産であれば何でも良いというわけではありません。

例えば、鳥取の田舎の外れの山林。仮に1億円の価値があったとしても、売れなければ1億円の現金は手に入りません。

「鳥取の山林を売りますよ~」と言って、「はい、買います!」とすぐに声が上がるでしょうか?(鳥取のみなさん、ごめんなさい!)

常に買い手がいてすぐに売買される(「流動性が高い」と言います)物件でなければ、担保の意味がないのです。

都心の担保が多い

その点、OwnersBookでは担保のほとんどが東京都内の物件です。

下の表は過去にOwnersBookで募集された案件の担保の所在地を集計したものです。(2019年4月2日現在)

全体の94.2%の担保が東京都内の物件です。

地域 比率
東京 23区 都心3区 20.2%
副都心4区 29.5%
城南 15.8%
城西 15.8%
城北 2.7%
城東 8.2%
23区以外 2.1%
東京以外 5.8%

しかも、都心3区(千代田、中央、港区)、副都心4区(新宿、渋谷、豊島、文京区)、城南(品川、目黒、大田区)という、都内でも最も需要が高いエリアの担保が7割近くを占めています。

地方の山林と違ってすぐに売れる担保が中心なので、いざという時の安全性が高いです。

8.オフィスやマンションなどが中心

さらに、OwnersBookの担保はオフィスビルやマンションなどが中心です。

下の表は同じく過去のすべての案件の担保の種類を集計したものです。(2019年4月2日現在)

全体の82.0%がオフィスやマンションなどです。

種類 比率
オフィスビル 30.8%
商業ビル 8.2%
マンション 39.4%
アパート 4.1%
土地 12.0%
その他 5.5%

東京都内は経済活動や人の動きが活発なので、オフィスや商業ビル、集合住宅などは常に需要があります

流動性が高い都内の不動産の中でも、特に流動性が高いのがこれらの物件です。

貸付先が返済不能になることは避けたいですが、それをゼロにすることはできません。

OwnersBookはその万が一に備え、主に流動性が高い都内のオフィスやマンションなどを担保にしています。

ですので、いざという時にすぐに売却して投資家へ返済できるという点でも、やはりOwnersBookの安全性は高いです。

9.メザニンローン中心

担保順位

1つの融資案件に銀行など複数の金融機関が融資を行うことがあります。

このとき、担保には「順位」が付けられます。

例えば、評価額が10億円のマンションを担保に、銀行が4億円、ノンバンクが2億円、ソーシャルレンディング業者が2億円を貸し付けたとします。

貸付先が返済できなくなった場合、このマンションを売却し、売却代金から貸付金を回収します。

この時に、回収する順番が担保順位です。(「回収する順番」についてはあとで説明します。)

メザニンローン

そして、第1順位の融資をシニアローン、第2順位以降をメザニンローンと呼びます。

ほとんどの場合、銀行が第1順位のシニアローンを融資します。

OwnersBookが融資する案件の65.1%がメザニンローンです。(2019年4月2日現在)

銀行審査を通過している

これがなぜ重要なのか?こういうことです。

  1. 融資する案件がメザニンローン。ということは、
  2. その案件にはシニアローンが存在する。ということは、
  3. その案件には銀行も融資している。ということは、
  4. その案件は銀行の審査を通過している

銀行は何よりも安全第一ですので、融資先は徹底的に審査します。

そして、その審査を通過したガチガチに安全な案件にしか融資しません。

つまり、OwnersBookの7割の案件は、銀行の審査を通過するくらい安全な案件ということです。

初心者は特にメザニンローンの案件に投資するのが安全でしょう。

10.LTVが低い

返済不能になった場合

ただ、そうは言っても投資の世界にパーフェクトな安全などありません。

銀行が安全だと評価した案件でも、債務者が返済不能になる場合もあります。

その場合は上でも述べた通り担保を処分して返済にあてます

ここで問題となるのが、先ほど説明した担保順位です。

担保の値下げ

先ほどの例で評価額10億円のマンションを担保として処分します。

でも、必ずしも評価額通りで売れるとは限りません。値下げが必要な場合もあります。

仮に値下げして8億円で売れたとします。

この場合、まず最初に第1順位の銀行が4億円を回収します。次に第2順位のノンバンクが2億円を回収し、最後に第3順位のソシャレン業者が2億円を回収します。

みんな回収できました。めでたしめでたし。

でもでもでも、もし7億円でしか売れなかったらどうなりますか?

銀行とノンバンクは全額回収できますが、第3順位のソシャレン業者は2億円の債権の内の1億円しか回収できません。

その結果、そのソシャレン業者に投資した人たちは、元金の一部を受け取れなくなってしまうのです。

ギリギリまで貸すとヤバイ

今回の例では評価額10億円の担保に対して、3つの金融機関で8億円を融資しました。なので、2億円の値下げまでは耐えられます。

でも、9億円貸していたら1億円の値下げが限界です。

さらにさらに、10億円貸していたら1円でも下がったらアウトです。

逆に、貸したのが5億円だけだったら、半額になってもギリギリセーフです。

つまり、担保の評価額いっぱいまで貸し付けるのはリスクが高い。余裕を持って貸し付けたほうが安全度が高いということです。

LTV(Loan to Value)

この評価額に対してどの程度まで貸すかの比率をLTV(Loan to Value)と言います。

評価額10億円の担保に対して8億円の融資ならばLTVは80%、6億円ならば60%です。

LTVは高ければ高いほど危険で、低ければ低いほど安全です

LTVは80%以下

このLTV、ソーシャルレンディング業界では80%が限界ラインと言われています。

ところが、実際には80%を超え、90%を超え、中には100%を超えて貸し付けているソシャレン業者もあるのです。

ですが、OwnersBookは違います。

下の表は過去のすべての案件のLTVを集計したものです。(2019年4月2日現在)

LTV 比率
80.1%以上 0.7%
75.1~80.0% 65.1%
70.1~75.0% 22.6%
70.0%以下 11.6%

OwnersBookのLTVが80%を超えたのは過去に1案件だけです。その1案件のLTVは80.1%でした。

OwnersBookは80%を厳守しており、LTVの点でも安全性が高いと言えます。

11.担保情報の開示に積極的

借り手の匿名化

そうは言ってもまだ不安は残ります。(僕は極度の小心者です。笑)

担保の評価額が本当に正しいのか?心配になることもありますよね。

心配なので自分で調べてみようと思ったとき、実は調べるのが大変なことが多いのです。

貸金業法との関係で金融庁はソシャレン業者に、貸付先を明らかにしないように指導しています。(借り手の匿名化と言います。)

そのため、担保についても「京都市内の土地」みたいに、漠然とした情報しか出していない業者が大半です。

でも、京都市と言われても、JRの京都駅前もあれば、イノシシが出るような山奥もあります。評価額が妥当かなんて調べようがないですよね。

OwnersBookは積極開示

ですがOwnersBookは担保の情報を積極的に開示しています。

まず担保物件の所在地について、下の地図のようにかなり絞った範囲で示しています。

その上でさらに「2015年1月に建築された地上7階建のマンション」のように物件の内容や最寄り駅などを示し、さらに現在の稼働率や賃料の月坪単価なども開示しています。

これだけ情報が開示されていれば、不動産情報サイトなどを使って、評価額が本当に妥当なのか、ある程度ならば自分で調べることができます。

自分で確信を持った上で安心して投資できるのがOwnersBookです。

OwnersBookのデメリット

さて、ここまでは投資初心者にOwnersBookをオススメする理由、メリットを説明してきました。

しかし、世の中良い話ばかりではありません。メリットの裏には必ずデメリットが隠れています。

ここからはOwnersBookのデメリットを説明します。

1.利回りが低い

はっきり言いますが、OwnersBookの利回りは低いです。

下の表は2019年3月から2020年2月までに募集された27案件の利回りを集計したものです。

単純平均で4.4%で、利回りが4.0%~5.0%の案件が全体の9割を占めます。

利回り 件数 構成比
2.5%以上 3.0%未満 1 3.7%
3.0%以上 3.5%未満 0 0%
3.5%以上 4.0%未満 2 7.4%
4.0%以上 4.5%未満 8 29.6%
4.5%以上 5.0%未満 8 29.6%
5.0% 8 29.6%

最近は3%前後の利回りを出す業者も増えてきましたので、OwnersBookの利回りが他社に比べて極端に低いとは言えませんが。

LENDEXやクラウドクレジットのような高利回りに慣れている人は不満に感じるかもしれません。

ただ、利回りとリスクは比例しますので、安全第一でOwnersBookで投資する以上、利回りの低さは受け入れるしかありません。

利回りが低い代わりに安全性が高い。それがOwnersBookです。

2.募集案件が少ない

上の方で書きましたが、OwnersBookは安全を第一とし、安全性が高い案件にしぼって募集を行っています。このため、募集される案件が少ないです。

その一方で、安全性からOwnersBookは人気が高く、案件に応募したい投資家も非常に多いです。

このため、応募の競争率が非常に高く、最近ではほとんどの案件が募集開始から数分で応募100%となっています。

ですので、投資したいのになかなかできないという事態は必ず発生します。

3.短期案件が少ない

景気や不動産市況は常に変わりますが、ソーシャルレンディングは一度投資したら満期が来るまで資金を引き出せません。

ですので、1年後2年後まで経済を予測できない投資初心者には、運用期間が短い案件の方が適しています

下の表は2019年3月から2020年2月までに募集された27案件の運用期間を集計したものです。

運用期間 件数 構成比
12ヶ月以下 0 0%
13~18ヶ月 5 18.5%
19~24ヶ月 7 25.9%
25~30ヶ月 12 44.4%
31~36ヶ月 1 3.7%
37ヶ月 2 7.4%

半分以上の案件が運用期間が2年を超えており、1年半を超えるもので全体の8割を占めます。

短期の案件は少ないため、この点でもなかなか投資ができないことになります。

4.不動産に偏る

OwnersBookの案件はすべて不動産案件です。

このため、OwnersBookだけに投資していると、投資先がすべて不動産になってしまいます。

その状態でもし急に不動産市況が悪化したら、自分の投資資金すべてがリスクにさらされることになります。

デメリットへの対策

他の業者も使う

このようにOwnersBookへの投資にはデメリットがあります。しかし、これらのデメリットへの対策があります。

  • 利回りが低い
  • 投資できる案件が少ない
  • 短期案件が少ない
  • 不動産に偏る

この4つのデメリットへの対策、それは非常に簡単です。他のソシャレン業者も使うのです。

  • 利回りが低い → 他の業者で利回りの高い案件に投資する
  • 投資できる案件が少ない → 他の業者でも投資する
  • 短期案件が少ない → 他の業者で短期案件に投資する
  • 不動産に偏る → 他の業者で不動産以外の案件に投資する。

OwnersBookだけでやるとデメリットが出てしまう。ならば、他の業者も組み合わせてデメリットを消せば良いのです。

オススメの業者

では、どの業者を組み合わせれば良いのか?

安全重視の投資初心者には次の3社をオススメします。(カッコ内は僕の投資額です。)

  • Funds(上場企業の案件が多い、80万円
  • FANTAS funding(不動産クラファン、200万円
  • CREAL(不動産クラファン、50万円

上の2社は上場企業系の案件が大半のため、案件の安全性が高いです。

特にFundsの上場系案件は人気が高く、僕はまだ投資できていません。

下の2社は不動産投資型クラウドファンディングです。

公開される情報量が非常に多く、透明性の高さから人気が急上昇しています。

僕はこの4社への投資を強化しています。

OwnersBookはオススメ

OwnersBookの魅力をまとめます。

  • 運営会社が業績絶好調の上場企業
  • 不動産のプロ集団が安全第一主義で運営
  • 過去に遅延、貸し倒れゼロ
  • 全案件担保付き、しかもその担保が固い

まさに、安全性に重点を置いた初心者に適したソーシャルレンディング業者です。

デメリットもありますが、他の業者も使うことでそのデメリットは打ち消せます。

OwnersBook、投資初心者にこそオススメします!

+++++++

詳しくはこちらから→ OwnersBook(公式サイト)

下の記事で口座開設の方法を画像付きでまとめています。

【画像で詳しく説明】OwnersBookのパソコン・スマホでの口座開設方法
OwnersBookのスマホ、パソコンでの会員登録、投資家登録、口座開設の方法、必要な書類、本人確認書類の提出、注意点、転送不可の簡易書留が届く日数、マイナンバーの登録、銀行口座など、実際に登録作業をした画像を使って詳しく解説します!

コメント

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。