ピーチ航空完全ガイド

超過手荷物の追加料金

機内持ち込み手荷物や機内預け受託手荷物の個数、重さ、大きさがオーバーした場合の超過料金などについて説明します。

機内持ち込み手荷物

機内持ち込み手荷物の上限

乗客1人あたりの機内持ち込み手荷物の個数、重さ、大きさの上限は以下の通りです。

  • 個数…手荷物1個+身の回り品1個の合計2個まで(参考:身の回り品と免税品
  • 重さ…手荷物1個+身の回り品1個の合計で10kgまで
  • 大きさ…手荷物、身の回り品ともに3辺の長さが25cm×40cm×50cm以内

上限を超えた場合

個数、重さ、大きさのいずれかが上限を超えた場合、機内への持ち込みはできず、チェックインの際に預ける受託手荷物として機内に預け入れます。例えば次のような場合が該当します。

  • キャリーバッグ、ハンドバッグを持ってチェックインしたが、免税店で買い物をして買い物袋に入れてもらった結果、手荷物が3個になった。(個数超過)
  • キャリーバッグとハンドバッグの2個で重さも10kg以内だったが、空港の売店で買ったものをキャリーバッグの中に入れたら、重さが10kgを超えた。(重量超過)
  • 免税店で買ったものをキャリーバッグの外ポケットに押し込んだら大きくふくらんで、キャリーバッグの奥行きが25cmを超えた。(サイズ超過)

受託手荷物料金

上述の通り超過手荷物は機内には持ち込めず、受託手荷物として機内に預けることになります。このため、受託手荷物料金の支払いが必要となります。

搭乗当日に空港で支払う場合の受託手荷物料金は、路線(Zone)によって異なり以下の通りです。具体的にどの路線がどのZoneに該当するかは、このページの下部にある一覧表を参照してください。

路線
料金
Zone1 国内線短距離
2,280円
Zone2 国内線長距離
2,880円
Zone3 国際線短距離
3,080円
Zone4 国際線長距離
3,880円

例えば、手荷物2個の合計重量が11kgだった場合、どちらか片方を受託手荷物として預けることになり、仮に区間がZone1であれば2,280円を支払います。

注意点

注意点は以下の通りです。

  • 上記は1区間、荷物1個あたりの料金です。
  • 上記料金で預けることができるのは20kgまでの受託手荷物です。20kgを超える場合は上記料金に加えて重量超過手荷物料金が必要です。
  • 受託手荷物として預けられるのは重量が32kg以下、3辺の合計が203cm以内の手荷物で、1人の乗客が預けられる受託手荷物は5個まで、総重量100kgまでです。
  • 受託手荷物は事前にインターネット予約で申し込んでおくと、上記料金よりも1,080円安くなります。個数などの上限をオーバーすることが分かっているのならば、最初からチェックインの際に預け入れる受託手荷物として申し込んでおくことをおすすめします。

機内預け受託手荷物

機内預け受託手荷物の上限

通常の受託手荷物料金で乗客1人が預けられる受託手荷物の個数、重さ、大きさの上限は以下の通りです。

  • 個数…5個まで
  • 重さ…1個あたり20kg、合計100kgまで
  • 大きさ…3辺の合計が203cm以内

上限を超えた場合

個数、大きさが上記の上限を超えた手荷物は、預け入れることができません。また、100kgを超える手荷物を預けることもできません。

20kgを超える手荷物を預けるには通常の受託手荷物料金とは別に、以下に示す重量超過手荷物料金が必要です。ただし、32kgを超える手荷物を預けることはできません。重量超過手荷物料金を払っても上限は32kgです。

重量超過手荷物料金

重量超過手荷物料金は路線(Zone)によって異なり以下の通りです。具体的にどの路線がどのZoneに該当するかは、このページの下部にある一覧表を参照してください。

路線
料金
Zone1 国内線短距離
2,110円
Zone2 国内線長距離
2,730円
Zone3 国際線短距離
3,050円
Zone4 国際線長距離
3,650円

例えば、カウンターで預けるスーツケースの重量が20.5kgだった場合、重量上限の20kgを超えているため、仮に区間がZone1であれば2,110円を支払います。

注意点

注意点は以下の通りです。

  • 上記は1区間、荷物1個あたりの料金です。
  • 20kgを超える重量超過手荷物は、事前にインターネットで申し込むことはできません。コールセンターへの電話か、搭乗当日に空港カウンターで申し込みます。
  • 重量超過手荷物料金を事前にインターネット予約で支払うことはできません。

重量オーバーは損

カウンターで預ける荷物の重量などのオーバーについて、日本航空など大手の航空会社はある程度は見逃してくれます。しかし、格安航空会社は見逃してくれないことが多く、特にピーチ航空は厳格です。

オーバーした場合は追加費用を支払わなければならず、それも小さな金額ではありません。オーバーするくらいならば最初から荷物2個にしておいたほうが安く済む理由を説明します。

2種類の追加費用

ピーチ航空には預ける荷物について2つの料金があります。1つは20kgまでの受託手荷物料金、もう1つは20kgを超えた場合に受託手荷物料金にプラスでかかる重量超過手荷物料金です。

そして、受託手荷物料金は事前にインターネットで申し込む場合と、搭乗当日に空港カウンターで払う場合とで金額が違います。それらをまとめたのが下の表です。(Zone1の場合)

料金
事前
当日
受託手荷物料金
1,200円
2,280円
重量超過手荷物料金
-
2,110円

20kgまでの受託手荷物を事前に申し込むと1,200円ですが、当日に空港で払うと2,280円です。20kgを超えるとこれにプラスで重量超過手荷物料金を支払うことになります。

重量がオーバーした場合

さて、仮に預ける荷物が25kgだとしましょう。最初から15kgと10kgの2つの荷物に分けるつもりで、事前に受託手荷物を2個申し込んでおくと、受託手荷物料金は1,200円×2個=2,400円です。

これに対して、何とか見逃してもらえるだろうと期待して25kgのスーツケース1個で預けるとします。この場合、事前にインターネットで申し込む受託手荷物料金は1,200円で済みます。

しかし、空港に到着しオーバーだからダメだということになると、重量超過手荷物料金2,110円を請求されます。この結果、支払い総額は1,200円+2,110円=3,310円となり、事前に2個申し込むのに比べて千円近く損になるのです。

ピーチ航空は荷物のチェックが厳しく、オーバーすると余計に費用がかかります。見逃してもらえることは期待せず、最初から必要な数の受託手荷物を申し込んでおくことをおすすめします。

Zone別路線一覧

各Zoneごとの対象路線は以下の通りです。

  • Zone1…大阪-東京・松山・福岡・長崎・宮崎・鹿児島、札幌-仙台
  • Zone2…大阪-札幌・仙台・那覇・石垣、東京-福岡、福岡-札幌・那覇
  • Zone3…大阪-ソウル・釜山、那覇-台北
  • Zone4…大阪-上海・台北・高雄・香港、札幌-台北、仙台-台北、東京-ソウル・上海・台北、那覇-ソウル・香港・バンコク

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