フランスとパリの治安|日本人観光客と留学生の犯罪被害と対策

花のパリ、おしゃれな街、エッフェル塔。

フランスと聞くと、華やかで美しいイメージが浮かびます。

しかし、実際の治安はどうなのでしょうか?

何となくのイメージや人から聞いた話ではなく、犯罪の統計データから分析します。

犯罪発生率は日本よりはるかに高い

国連薬物・犯罪事務所(UNODC)の統計データから、10万人あたりの犯罪発生率を見てみます。(出典:United Nations Office on Drugs and Crime

例えば殺人で1.2というのは、人口10万人あたり、1.2人が殺人被害に遭うという意味です。

データは2014年のものです。(イギリス、アメリカの殺人は2013年)

窃盗 強盗 強姦 殺人
フランス 1,970.4 177.9 19.0 1.2
イギリス 1,963.1 81.5 49.1 0.9
ドイツ 1,624.0 56.4 9.1 0.9
イタリア 1,876.2 97.6 0.8
アメリカ 1,833.9 102.0 36.5 3.9
日本 356.2 2.4 0.1 0.3

驚きの事実ではないでしょうか?

フランスはヨーロッパの主要先進国の中でも、犯罪発生率が高いのです。

しかも窃盗と強盗の発生率は、危険なイメージが強いアメリカよりも上です。

日本とは比べものにならない治安の悪さです。

では、治安は改善されているのでしょうか?

治安の改善は進んでいない

UNODCのデータから2010~2014年の5年間における、フランスの犯罪発生率の変化を見てみます。

種別 2010 2011 2012 2013 2014
窃盗 1,848.5 1,825.6 1,832.8 1,906.2 1,970.4
強盗 192.2 191.2 194.8 195.3 177.9
強姦 16.1 16.4 17.1 17.5 19.0
殺人 1.3 1.4 1.2 1.2 1.2

強盗と殺人は減少または横ばいですが、窃盗と強姦は増えています。

犯罪発生率は改善されておらず、発生件数トータルでは増加しています。

フランスの治安の改善は進んでいないのが現実です。

ところで、上記はフランス全体でのデータ、つまり主にフランス人が対象です。

では、旅行や仕事などでフランスに滞在する日本人が、犯罪に遭う比率はどうなのでしょうか?

さっそく見ていきましょう。

毎日1人以上の日本人が被害に遭っている

2014年にフランスで日本人が被害に遭った犯罪は622件です。(出典:在フランス日本国大使館 – Ambassade du Japon en France

仮に622件=622人とすると、毎日1人以上が被害に遭っていることになります。

しかし、これだけでは犯罪被害が多いのか少ないのか判断できません。

日本人が1,000人いて622人が被害と、100万人いて622人では違いますよね。

そこで先ほどのUNODCのデータと同じように、10万人あたりの犯罪発生率を算出してみます。

フランスには毎日4万5千人の日本人がいる

2014年にフランスを訪れた日本人は784,423人です。(出典:統計データ(訪日外国人・出国日本人)|統計・データ|日本政府観光局(JNTO)

ちょっと無理がありますが、このすべて観光客だったとします。

ツアー旅行ではフランス滞在3~4日が多いです。

これらから計算すると、毎日およそ7,522人の日本人観光客がフランスにいたことになります。(784,423×3.5÷365)

一方、同年にフランスに在住していた日本人は38,349人です。(出典:海外在留邦人数調査統計 統計表一覧 | 外務省

よって、観光客と合わせると毎日45,871人の日本人がフランスにいたと推計できます。

フランス人よりは被害に遭いにくい

在フランス日本国大使館によると2014年の日本人の被害は、窃盗が592件、強盗が30件です。

これらから2014年の10万人あたりの発生件数は以下の通りです。

窃盗 強盗
在仏日本人 1,290.6 65.4
フランス 1,970.4 177.9
日本 356.2 2.4

フランスに滞在している日本人は、フランス人よりも犯罪に遭う比率は低くなっています。

恐らく、ツアー客で団体行動やバス移動などが多く、犯罪に遭う機会が少ないことが影響していると推測します。

逆に言うと、留学生など現地在住者や個人旅行客は、上記よりも高い数値となる可能性があります。

また、フランス人より低いと言っても、日本よりははるかに危険性が高いことに変わりはありません。

女性の日本人観光客が被害に遭いやすい

次に性別による被害の差があるか見てみましょう。

在フランス日本国大使館によると、2011~2015年の日本人被害者の性別の比率は以下の通りです。

性別 2011 2012 2013 2014 2015
男性 45.0% 43.7% 45.5% 45.3% 49.5%
女性 55.0% 56.3% 54.5% 54.7% 50.5%

一貫して女性の被害率が男性よりも10%高くなっています。

2015年は11月のパリ同時多発テロ事件など、年初からテロが相次ぎました。

このため日本から特に女性の観光客が減少し、女性の被害数が減ったために男女の差が縮まったと推測できます。

逆に言うと、フランスでは女性の観光客が被害に合う可能性が高いといえます。

20代が被害に遭いやすい

さらに、年令による被害率も見てみましょう。

上段は在フランス日本国大使館による、年齢別の犯罪被害率です。

下段は法務省入国管理局による、年齢別の出国率です。(出典:法務省:出入国管理統計統計表

どちらも、2011~2015年の5年間の平均値です。

~19 20代 30代 40代 50代 60~
4.3% 22.3% 19.7% 16.2% 16.8% 20.8%
8.4% 16.2% 19.2% 20.2% 17.0% 18.9%

法務省の統計によると、出国する日本人の内、20代の人は全体の16.2%です。

これに対して、フランスで犯罪被害に遭う日本人の内、20代の人は22.3%です。

出国する人の比率よりも、被害に遭う人の比率が高くなっています。

若い観光旅行客が多いことが背景にありますが、20代の人は特に注意する必要があるでしょう。

地下鉄と観光地が危ない

犯罪が起こりやすいのは、どのような場所、時間、曜日でしょうか?

在フランス日本国大使館の統計から、2011~2015年の5年間の平均を見てみます。

まず、日本人が犯罪被害に遭った場所です。

場所 発生率
列車・地下鉄・駅構内 39.0%
パリの主要観光地 22.6%
上記観光地以外の飲食店 4.3%
上記観光地以外のホテル 7.4%
上記観光地以外の路上 12.0%
その他 14.7%

最も被害に遭いやすいのは鉄道と駅、特に地下鉄の車内と駅構内です。

スリなどの窃盗が多くを占めます。

次に多いのは、 パリの主要観光地(凱旋門、シャンゼリゼ通り、エッフェル塔、オペラ座、ルーブル美術館、オルセー美術館)です。

観光客が犯罪のターゲットになっていることがよく分かります。

観光時間帯はずっと危険

次に、日本人が犯罪被害に遭った時間帯です。

0~5 6~9 10~13 14~17 18~21 22~23
1.7% 15.0% 24.2% 29.2% 25.1% 4.9%

10時台から21時台に、被害の8割が集中しています。

街に出てから食事を終えて戻ってくるまで、どの時間帯も犯罪被害に遭う可能性があるということです。

週末は特に注意

最後に、日本人が犯罪被害に遭った曜日です。

12.2% 11.8% 11.8% 13.2% 14.8% 20.0% 16.3%

犯罪被害が週末にかけて増えることが分かります。

週末を楽しむ地元の人を狙って、平日よりも窃盗犯が増えるからと考えられます。

観光旅行の日程が金曜の夜から日曜日にかかる場合は、特に注意すべきです。

スリと置き引きに要注意

犯罪の手口はどのようなものが多いのでしょうか。

在フランス日本国大使館の統計資料から、2011~2015年の平均値を見てみます。

手口 発生率
スリ 64.3%
置き引き 22.6%
引ったくり 4.7%
強盗 4.6%

日本人の犯罪被害の実に85%以上が、スリと置き引きです。

無警戒、不注意によって犯罪被害に遭っていることが分かります。

日本人の犯罪被害の具体例

それではここで、過去にあった日本人被害の主な例を挙げてみます。

フランスでこういった目に遭わないよう、十分に注意しましょう。

スリ

  • 地下鉄の混雑した車内で、カバンの中の財布を盗まれた。
  • 広場で大道芸を見ていたところ、気付いたらリュックの中の財布が盗まれていた。
  • 駅できっぷの買い方が分からず困っていると、男性が現れて買い方を教えてくれたが、気が付くとカバンがなくなっていた。
  • ホテルの朝食会場でそばにいた人にお金が落ちていると言われ、下を見たすきに手元に置いていたバッグを盗まれた。
  • ルーブル美術館内で混雑した場所を移動していたら、いつの間にかバッグのチャックを開けられて、中の貴重品が盗まれていた。

置き引き

  • 駅で地図を見ているわずかな間に、足下に置いてあった荷物を盗られた。
  • 観光地で頼まれて写真を撮ってあげたら、その間に置いていたカバンを盗まれていた。
  • 長距離列車で少し席を離れた間に、席に置いていたバッグがなくなっていた。
  • ホテルの食堂で朝食バイキングを取りに行って戻ってくると、テーブルにおいていたポーチが盗られていた。
  • ホテルのロビーで同行者と話していたら、横に置いていたカバンがいつの間にか盗まれていた。
  • 空港行きのバスの待合室で、ちょっと目を離したすきにカバンを盗まれた。

引ったくり

  • 路上で背中にゴミがついていると話しかけられ、それに気を取られていたらカバンを奪って逃げられた。
  • オペラ座の近くで署名を求める複数の少女に取り囲まれ、いつの間にかカバンの中の財布が盗られていた。
  • 駅で移動中に女性4人組が荷物を運ぶのを手伝うと言って近付いてきて、断って抵抗したがカバンを奪い去って行った。
  • 停車中の列車の車内で発車直前に男がやって来て、膝の上に置いたカバンを奪うと列車から降りて逃げて行った。
  • 道を歩いていると、後ろから近付いて来た男にカバンを引ったくられた。

強盗

  • タクシーが渋滞で停まっていた時に、男が後部座席の窓ガラスを割って、座席に置いていたカバンを奪って行った。
  • 列車に乗っていたら駅に着いた途端に2人組の男が入ってきて、ショルダーバッグを奪って逃げて行った。
  • 地下鉄の車内で複数の男性に取り囲まれ、カバンの中の貴重品とポケットの中の財布を強奪された。

その他

  • タクシーに乗り込んだ瞬間、現れた男がトランクを開け、入れていた荷物を盗って逃げた。
  • ホテルのクローゼットにカバンを置いて外出し、戻ってくるとなくなっていた。

フランスでの犯罪被害への対策

これまで見てきたように、フランスは日本に比べて犯罪率が高く、首都のパリでさえ治安が良いとはいえません。

では、私たち日本人がフランスで犯罪の被害に遭わないようにするには、どうすれば良いでしょうか?

外務省やパリ警視庁の指導も踏まえ、次のような対策をおすすめします。(参考:海外安全ホームページ: 安全対策基礎データ

主に観光客について書いていますが、現地在住者や留学生も基本的なスタンスは同じだと考えてください。

日本ではないことを強く意識する

いきなり精神論ですが、これが最も大切です。

最初に示した10万人あたりの犯罪発生率を、もう一度示します。

窃盗 強盗 強姦 殺人
フランス 1,970.4 177.9 19.0 1.2
日本 356.2 2.4 0.1 0.3

窃盗の発生率が日本の5倍、強盗は74倍、強姦にいたっては190倍。

フランスは日本とは治安レベルがまったく違う国です。

そんな国で日本と同じ気持ちで行動するなど、はっきり言って自殺行為です。

観光を楽しむ気持ちになれないくらいに、警戒しまくって過ごしてください。

自分の身を守るためです。

お尻のポケットに物を入れない

これは基本中の基本です。

お尻のポケットに財布やスマホを入れている人は、海外に行く資格はないと思ってください。

それくらい誰でも知っている基本的なことです。

混み合った車内などで簡単に盗られてしまいます。

口の開いたバッグは使わない

チャックが付いていないトートバッグなど、問題外の外です。

それで被害に遭ったならば、それは盗まれたのではなく、盗ませてあげたのです。

カバンは自分の前で持つ

リュックを背負うなどもってのほか。

メトロに乗っている間に、中身を盗られます。

ショルダーバックをたすきがけにして、体の前で手で押さえるなどしましょう。

貴重品はカバンの一番奥に入れる

カバンの上の方に入れていると、スリがカバンを開けて盗っていきます。

奥に入れたほうが盗られにくいです。

また、現金は財布に入れず、裸でズボンの前ポケットに入れることをおすすめします。

混み合った車内や場所では、ポケットに手を入れて握っていれば盗られにくいです。

荷物を放置しない

カフェや列車の車内で荷物を置いたままで席を離れるのは、世界中で日本人だけです。

日本以外の国では、信じられないほど非常識な行為です。

空港、地下鉄、駅、ホテル、レストラン、美術館。

スリや窃盗犯がいない場所はフランスにはありません。

放置する=どうぞ遠慮なく盗ってください、です。

置き引き被害は、100%被害者の落ち度です。

手から離してはいけません。目を離してはいけません。

盗られやすい位置に荷物を置かない

足元に荷物を置いてはいけません。

財布や携帯電話が入ったジェケットやコートを、椅子にかけてはいけません。

スマホなど貴重品を、カフェやレストランでテーブルの上に置いてはいけません。

気付いたときにはなくなっています。

貴重品を人に見せない

持っていると分かれば、スリは盗りに来ます。当然ですよね。

現金やスマートフォンなど、人目につくところで出してはいけません。

金目のものを持たない

ブランド品や派手なアクセサリーを持っていると、犯罪者のターゲットになります。

金持ちだと見なされ、財布も狙われます。

バブル時代じゃあるまいし、いまどきブランド品などかえって格好悪いです。

海外に行く際には、金目のものを身に付けないことをおすすめします。

現金は複数ヶ所に分けて保管する

ポケット、バッグ、セーフティボックス、スーツケースなどに分けておきます。

全財産を一度に失わないためです。

支払いはクレジットカードで

フランスはクレジットカードを使う際に、暗証番号が必要です。

現金を盗られるよりカードを盗られたほうが、傷は浅いです。

もちろん、取られたらすぐにカード会社に連絡しなければなりません。

出発までにカード会社の連絡先を調べておきましょう。

クレジットカードの利用に注意する

暗証番号を入力する際には、まず周りで見ている人がいないかチェックします。

その上で、手元を隠して周りから見えないようにしましょう。

ATMの利用に注意する

夜間にATMを絶対に利用してはいけません。

奪い取りやすい状況で、現金を持った人が現れる。

犯罪者にとっては、カモがネギを背負ってカセットコンロとチャッカマンまで持ってきてくれるようなものです。

また、できるだけ2人で利用し、何かあった時に1人が銀行に連絡を取れるようにします。

すきを作らない

友だちと夢中になって話していた。美術館で見とれていた。

バッグのチャックが開いていた。荷物を置きっぱなしにしていた。

話しかけてきた人を信用した。

犯罪被害の多くは、すきを作ったことが原因です。

人通りが少ない道は歩かない

統計データで示した通り、昼間でも引ったくりはあります。

NHKの世界ふれあい街歩きが路地裏に入れるのは、大勢の取材スタッフだからです。

あなたが、えーっと地図地図と言ってる間に、足元に置いたバッグは窃盗犯とともに去っていきます。

そして二度と戻ってきません。

混雑を避ける

混み合った場所はスリや引ったくりにとって、盗り放題のパラダイスです。

彼らはわざと一つの場所に密集し、意図的に混雑を作るほどです。

地下鉄や駅は言うまでもなく、通りや美術館の中でさえも、混み合った場所は避けましょう。

また、駅の改札口やエレベータの乗降口など、一時的に混雑するところも注意が必要です。

タクシーに乗ったら注意する

ドアはロックしましょう。外から開けられないためにです。

渋滞で車が停まったら周囲に注意しましょう。

窓ガラスを割って持ち物を奪う強盗がいます。

壁に沿って歩く

道を歩く時は、壁側を歩きます。

荷物は体の前で抱えるか、壁側の手で持ちます。

オートバイを使った引ったくり対策です。

観光地では頻繁に周囲をチェックする

観光地に集まるのは、少なくとも犯罪者より豊かな人たちです。

多くはフランスの犯罪についてよく分かっていません。

盗みやすい人たちが、お金を持って集まってくる。

犯罪者にとって観光地は、まさにカモネギホイホイです。

身の周りは犯罪者だらけだと思ってください。(事実です。)

怪しい人はいないか、カバンのチャックが開いてないか、バッグから手を離していないか、頻繁にチェックしましょう。

ホテルで安心しない

ホテルは日本では安全な場所ですが、フランスでは決してそうではありません。

カモネギが集まる場所ですから、犯罪者も集まってきます。

荷物を放置したり、荷物から目を離してはいけません。

特に、朝食時やチェックイン、チェックアウト時は要注意です。

また、客室内に貴重品を置いていくのも危険です。盗まれます。

話しかけてくる人はすべて犯罪者

上述の被害例で紹介した通りです。

注意をそらしている間に、共犯者がスリをはたらきます。

もちろん、良い人もいます。それは事実です。

ですが、犯罪目当ての人がいるもまた事実です。

被害に遭いたくなければ、笑顔で近寄ってくる人は犯罪者だと疑うべきです。

子供の集団に気を付ける

小さい子供を犯罪に利用するのは、日本以外では常識です。

子供が集まってきて取り囲まれて、いつの間にか財布やスマホを盗られる。

これはヨーロッパから東南アジア、中南米まで、全世界共通の手口です。

カワイイ!とか喜んでいてはいけません。

彼らは小さな悪魔です。

食べ物に注意する

食べ物に睡眠薬を混ぜて食べさせ、眠ったところで金品を奪う。

古典的な犯罪手法です。

知らない人から食べ物や飲み物を出されても、絶対に口をつけてはいけません。

飲食店を利用する場合は、食べ物や飲み物から目を離してはいけません。

そのすきに、薬物を混入される可能性があるからです。

カードゲームに誘われたら断る

絶対に負けないから彼らは誘ってくるのです。

そうなるようにしているのです。

有り金を巻き上げられ、さらにクレジットカーで現金を引き出さされます。

彼らは自分と家族の生活のために、生きるために必死に詐欺行為をしています。

プロを舐めてはいけません。

おだてられても真に受けない

あなたはステキだ、キミはチャーミングだ。

そうやって犯罪者が近寄ってきます。

ですが、それはウソです。

彼らにとってステキなのは、あなたの財布の中身です。

チャーミングなのは、タダで一発できるあなたの体です。

おだてられて真に受けて、財布からパスポートから身ぐるみはがされ、強姦された上に殺される日本人が、毎年世界で出ています。

死にたくないのならば、絶対に気を許してはいけません。

あなたを自身を守るためです。

日本語に気を付ける

日本語を勉強してるので交流したい。

そうやって近付いてくるフランス人は、なぜあなたが日本人だと分かったのですか?

普通のフランス人に日中韓の区別は付きません。

ですが実は明らかに違いますので、練習すれば一発で分かります。

あなたに日本語で話しかけてくるのは、練習している人です。

普通ではない人です。

犯罪者です。

日本人に気を付ける

世界中の観光地や大都市には、日本人の犯罪者がいます。

彼らのターゲットは日本人です。

親しげに話しかけてきて、金品をだまし取ろうとしたり、薬物を売ろうとしたりします。

見ず知らずのあなたにいきなり話しかけてくる時点で、明らかに怪しいのです。

観光地で現地在住の日本人に気を許してはいけません。

No!と言える強さを持つ

これはマズイと思ったのに、イヤと言いきれず相手に応じた。

そして犯罪の被害に遭った。

きびしいことを言いますが、これは完全に自業自得です。

海外で生き抜くのに必要なのは、空気を読む気づかいではありません。

No!と明確に意思表示できる強さです。

海外で安全に過ごすには、No!と言える強さが必要なのです。

警戒心を持ってフランスを楽しもう

以上見てきたように、フランスは治安が良いとはいえない国です。

しかし同時に、観光客が世界で最も多い国です。

決して観光を楽しめない国ではありません。

私たちが不幸なのは、日本が世界で異常に安全な国であることです。

平和ボケした私たち日本人は、犯罪者にとって世界一楽勝なカモネギなのです。

安全、治安については、日本の常識は世界の非常識であることをしっかり理解しましょう。

そして、十二分に警戒心を持ち、打つべき対策をしっかり打って、フランスを楽しんでください。

※本記事の全内容についてNAVERまとめなどへの転載を拒否します。

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