スーパー・コンビニ・百貨店の正月休業で救われるのは店員だけでない

スーパーやコンビニ、百貨店の正月営業問題。

正月くらいお店の人も休ませてあげようよという声ですが。

実はお店の人だけではありません。その倍くらいの人が休めるのです。

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小売業は人手業

小売業というのは典型的な労働集約型産業です。

メーカーから消費者に商品が流れる。

その最下流にいるのが小売店です。

右から左に商品を動かす。売場でそれをやっているのが店員です。

だからスーパーが休めば店員やパート、アルバイトが休める。

多くのお客さんはそう思うでしょう。

お客に見えていない多くの労働者

ですが、実はそれだけではありません。

お客さんからは店員しか見えてないと思いますが、店員だけでは店は営業できません。

小売りが店を開けることで、店員以外にどれだけの人が動くのか?

思いつくまま紹介したいと思います。

生鮮系・日配系のメーカー

野菜や精肉は言うまでもありません。

パンとか牛乳とか卵とか豆腐とか納豆とか、日持ちがしない食品もです。

小売りが店を開ける以上、商品を作らないといけません。

加工食品系の卸売業

日持ちのしない商品はメーカーが事前に作り置きすることはできます。

ですが、正月三が日に売れる分を店がすべて在庫できるとは限りません。

最近は店舗面積の有効活用や、在庫高の削減のため、バックルームを狭くする傾向にあります。

コンビニはその最たるもので、倉庫スペースに在庫できる量など限られてます。

なので、生鮮系以外の問屋さんも小売りに商品を出す場合が出てきます。

運送業者

言うまでもありません。

メーカーが作った商品、問屋が在庫している商品。

それらをスーパーに納品するのは運送業者です。

小売りが店を開けている限り、運送業者は休めません。

ゴミ回収業者

店頭のゴミ箱に貯まるゴミのことではありません。

そんなの屁みたいな量です。

入ってきた商品を売場に陳列すると、商品が入っていた段ボールがゴミになります。

スーパー、コンビニ系はそこまでの量にはなりません。

ですが、大型ホームセンターだと1日にゴミ回収車数台分の段ボール箱が発生します。

正月三が日ずっと貯めておくなんて不可能です。

だから、ゴミ回収業者も1日か2日は来てもらわなければなりません。

清掃業者

特にスーパーや大型店では、店内の清掃は専門の業者に外注しています。

彼らも出勤しなければなりません。

駐車場の警備員

こちらも同じくです。

お店の店員がしているのではありません。

金融業者

日々の売上金の回収。釣り銭の補充。

銀行もしくは代行する警備会社が、三が日は毎日お店に回収、補充にやって来ます。

万引き警備係

特に大型店では、店内に常に万引き犯を捕まえる警備係が巡回しています。

三が日なんて万引き犯の稼ぎ時ですから、絶対に休めません。

社員食堂

百貨店だと社員食堂がありますよね。

三が日だけ弁当を持って来いとはいえませんので、社食も営業せざるを得ません。

テナント従業員

テナントだけ休むというわけにはいきませんから。

テナントの従業員、パート、アルバイトも出勤になります。

自販機の補充員

店頭の飲料の自動販売機やガチャガチャ。

これらの補充をする人たちも勤務になります。

ATMの管理会社

店頭や店内にATMを置いているスーパーやコンビニが多いですよね。

ATMの現金の補充や、インターホンからの問い合わせ対応など。

管理業者も休めなくなります。

小売りが休めば多くの人が休める

いかがでしょうか?

普段みなさんが買い物をしているスーパーやコンビニ、ホームセンター。

みなさんには見えていないところで、実はものすごくたくさんの人が働いています。

小売店ってこれだけ人を動かさないと営業できないんです。

逆に言うと、小売りが休むだけでこれだけ多くの人が休むことができます。

不便をシェアして幸せをシェアしよう

もちろん、正月にスーパーやコンビニが開いていたほうが便利です。

でも、どうしても開いていなければダメですか?

年末に三が日分の食品を買いだめしておく。できますよね?

今の日本は便利を追求しすぎて、結果としてみんなが疲弊しています。

過度な利便性を求めず、みんなで少しずつ不便を受け入れることで、多くの人が幸せなお正月を過ごすことができます。

みんなが少しずつ不便をシェアすることで、みんなが今より少しでも幸せをシェアできるのではないでしょうか?

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