アリさんシュレッダー係から逃れるために夫婦で取り組む2つの対策

アリさんマークの引越社のシュレッダー係事件。

裁判官が証人尋問で副社長に次のように問うたそうです。

「あなたがシュレッダー係を命じられたらどう思う?」

「アリさんマーク」で知られる引越社グループ会社「引越社関東」の男性社員が、営業職から「シュレッダー係」などに異動させられたのは不当だとして、地位確認などを求めている訴訟の口頭弁論が2月9日、東京地裁...

この事件、アリさん側が悪いのは言うまでもありません。

でも思っちゃうんですよ。

なんでそんな会社、辞めないの?

シュレッダー係が楽しいか?

はっきり言って僕には理解不能です。

毎日朝から晩まで、書類をシュレッダーにかけて、ゴミ捨て場に運ぶ。

誰がどう考えても楽しい仕事じゃありません。

本人も「みじめな思いだ」と涙ながらに語ったそうです。

だったら辞めれば良いじゃん?

残る価値のある会社か?

それに、シュレッダー係にするような会社ですよ。

社外の労働組合に入ったことに対する報復で。

とてもじゃないけど、まともな会社じゃないです。

残ったところで明るい未来が待っているとは思えない。

こんな会社に残るメリットが、どこにあるというのでしょうか?

実は残るしかないのでは?

この男性は明らかに被害者なんですが、どうしても思ってしまいます。

転職できないんじゃないの?

本人は裁判で営業職として活躍したと言ってますけど。

転職できるほどのキャリアではなかったのでは、と思ってしまうのです。

(もちろん、転職できるけど意地があるとかの理由かもしれませんが。)

シュレッダー係は他人事じゃない

あからさま過ぎて失笑モノのシュレッダー係の刑!ですが。

今のサラリーマンにとって、決して他人事ではありません。

国家として衰退期に入っている日本は、今後も経済が低迷していきます。

良い悪いの問題ではなく現実として、ブラック企業はなくなりません。

あなたがシュレッダー係にならない保証はないのです。

ブラック企業はなくならない

では、もし自分がそうなったときにどうするか?

ブラック企業はなりたくてブラックになったのではありません。

経営者になれば分かります。ホワイトのほうが経営する上で楽です。

致し方なくブラックになった企業が、ホワイトに戻ることはありません。

ブラック化した企業に残る以上、定年までずっとブラック労働です。

辞められる自分になれ

安易な転職はもちろん褒められたものではありません。

しかし、今回のようなケースでは、さっさと辞めるべきです。

逆に言うと、誰もが辞められる状態を作っておくべきです。

今の日本、いつ職場がブラックになるか分からない。

辞められる状態を作っておくことが、自分に対する保険になります。

キャリアアップ

そのためにすべきことの一つは、ベタですがキャリアアップです。

自分に価値がなければ転職できません。

自分を守るために、自分の価値を高めるしかありません。

忙しかろうと疲れていようと、無理に無理を重ねてキャリアアップするしかない。

会社はあなたを守ってくれません。

自分の身は自分で守るしかないのです。

正社員で共働き

もう一つは、夫婦揃って正規雇用で働くことです。

少なくとも片方が安定していないと、転職というリスクは取れません。

妻が専業主婦だと、夫はブラック労働を続けるしかありません。

夫がアルバイトだと、妻がブラック労働を続けざるを得ない。

正社員で共働き。

パートナーと家庭を守るために必要な条件です。

夫婦で真剣に話し合おう

この場合、特に課題となるのが妻の仕事です。

どうすれば女性のキャリアを途切れさせずに済むか。

育児や家事の分担も含めて、夫婦で真剣に話し合うべきです。

イクメンがどうとか、旦那が全然協力しないとかではなく。

お互いがブラック労働者にならずに済むように。

どちらかではなく、お互いと家庭と子供の将来のために。

脱ブラックできる夫婦

繰り返しますが、ブラック企業がなくなることはありません。

あなたが突然ブラック労働者になる可能性は存在し続けます。

ブラックになった時、すぐに抜け出せる状態を作っておく。

夫婦揃って正社員として働き、キャリアアップを目指す。

これからの日本で幸せに生き抜くための条件です。

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