Fランク大学は全部なくしたほうが学生と国にとって良いと思う理由

Fランク大学の問題がしばしば取り上げられますが。

英語の授業はbe動詞の使い方からスタート。

しかし、授業中は居眠りかスマホゲーム。

卒業しても就職先はパチンコ屋。

はたしてFランク大学って必要なのでしょうか?

僕は全部廃止したほうが良いと思います。

学生にとっても国にとっても、なくしたほうが良いからです。

Fランク大学に存在価値はない

今回のブログはあくまでも一般論としてです。

また、Fランク大学の学生を非難する趣旨でもありません。

ましてや、低学歴者を蔑視するものでもありません。

その前提で読んでください。

大学は勉強が好きな人が来るところ

そもそも、大学は頭が良くて勉強が好きな人が来るところです。

義務教育が終わって高校で3年学び、それでも足りずさらに4年勉強したい。

そういう人が来るところが大学です。

分数の足し算もできない、be動詞の使い方もよく分からない。

そんな勉強嫌いな人が無理して大学に来る必要なんてないのです。

勉強嫌いが集まっている時点で、Fランク大学は存在が矛盾しています。

人材価値が向上しない

ろくに勉強しないから、4年間在籍しても人材としての価値は向上しません。

高校を卒業した時点と人材価値はさほど変わっていない。

だから、高卒生と極端に変わらない就職しかできないのです。

それって、4年間の学費と時間がムダじゃないですか?

4年間せっせと大学の教職員に給料を運んであげただけ。

そんな大学、学生にとって行く価値が無いと思うのです。

学費に見合う就職ができていない

大学を出て大工やショップの店員になるってムダだと思いませんか?

別に大工やショップの店員を見下しているわけではありません。

大学を出なくても高卒でなれるでしょ?

だったら、そうした方が良いじゃないですか。

だって、大学の学費を払わなくて良いし、早く就職して早くお金を稼げますから。

高卒でできる就職しかできないなら、Fランク大学に通う価値がないと思うのです。

Fランク大学は全部なくすべき

ちょっと過激かもしれませんが。

偏差値50以下の大学は全廃

Fランクだけでなく偏差値50以下の大学はすべて廃止で良いと思います。

だって、偏差値50って平均ですよ。

国公立だけでなく私大も国から税金が投入されているのです。

そんな大学で学ぶのですから、せめて平均ラインはクリアすべきでしょ?

平均以下なのに税金使って大きく学ぶって、それは違うと思います。

高校卒業後は就職か専門学校

大学に進学しない人は、高校卒業後は基本的に就職です。

でも、電気工事士や美容師になりたくて、その技術を身に付けたい人。

就職したけど働きながら資格を取るのは大変だと気付いた人。

ネイリストになったけど、途中で寿司職人になりたくなった人。

そういう人は専門学校で勉強する。

様々な背景を持った、様々な年齢の人が学ぶ場になると素晴らしいですよね。

「大学に行くのが普通」はおかしい

昔は高卒が普通でした。せめて高校くらいは出よう、だった。

それが大学が増えたので、大学くらい出てなくちゃになってしまった。

昔なら高卒で就職していたような人も、無理して大学に行くようになった。

その結果どうなったか?

国民の教育費の負担が増えた。奨学金という借金を抱えるようになった。

全然ハッピーじゃないじゃないですか。

大学を減らせば高卒が普通になる

ムダに大学が多いから、行ってないと格好悪いみたいになる。

大学を減らして、大学に行くことが普通でないようにすべきです。

大学は頭が良くて勉強ができる人だけが行く、特別なところに戻すべきです。

勉強が苦手な人は、無理して大学に行かず高卒で働く。

それが格好悪いことではなく、ごくごく普通だった昔の日本に戻すべき。

大学が減れば企業は高卒を採用する

大卒じゃないと就職できない、はウソです。

かつてなら高卒で働いていた人が、今はFランクの大学に進学している。

だから、高卒ではなくFランク卒の学生を採用しているだけです。

4年間ズレただけで、採用している人間は変わっていない。

大卒が減れば採用する人間が足りなくなる。

放って置いても企業は高卒を採用するようになります。

学生のメリット

冒頭にFランク大学廃止は学生と国、双方にメリットがあると書きました。

まずは学生のメリットです。

学費を節約できる

入学金から学費、通学の交通費、その他もろもろ。

私立文系でも4年間で700万円はかかると言われます。

大学生の子供を持つ40~50歳代の家庭にとって大きいですよね。

この負担がなくなれば、老後の生活設計もかなり楽になる。

家族で旅行に行ったり外食したりもできる。

無理してFランクに通わせるより、よほどハッピーだと思うのです。

奨学金を背負わなくて済む

奨学金の返済300万円を抱えた、Fランク大学卒の男女が結婚したとします。

いきなり夫婦で負債総額600万円です。

しかも、夫はブラック企業の派遣社員で、妻はアパレルの販売員。

結婚と同時にお先真っ暗。明るい未来なんてまるで描けない。

360度どこから見ても不幸な若夫婦の誕生じゃないですか。

だったら、高卒で働いて借金ゼロの若夫婦のほうがはるかに明るい。

ラスト4年の収入アップ

これがけっこう大きい。

高卒で働くと、大卒よりも生涯で働く期間が4年長くなります。

すると、収入も4年分多くなります。

しかも、定年直前の収入が一番多い時期の4年分です。

高卒からどこまで年収をアップできるかは本人の努力次第ですが。

仮に定年直前で500万円だとすると、2,000万円の生涯賃金アップです。

定年時の資産が2,000万円増えるのは、むっちゃくちゃ大きいですよ。

国のメリット

次はFランク大学をなくすことによる日本国のメリットです。

教育予算の有効活用

Fランク大学に回していた予算を、まともな大学に回すことができます。

優秀な研究者の研究環境を充実させることができる。

本当に優秀な学生の学費を免除したり、海外に留学させたりもできる。

そうやって優秀な研究者や学生が成果を上げれば、日本の国が強く豊かになる。

それは回り回って国民一人ひとりの幸福につながります。

研究者のレベルアップ

大学が減ると研究者の就職先が減ります。

なんとか就職しよう、研究できる場を確保しよう。

研究者同士の競争が激烈になります。

その結果、研究者のレベルが上がり、日本国の研究レベルも上がる。

もちろん、競争に敗れて失業する研究者や教員も出るでしょう。

でも、資本主義は弱肉強食なのだから仕方ないことです。

若年労働力の供給

日本は人口減少で労働力不足に直面しています。

Fランク大学を廃止すれば、そこで学んでいる学生たちが労働市場に供給されます。

Fランク大学に進学している若者たちが、高校卒業とともに働くようになる。

労働力不足で苦しむ日本企業にとって、大きなメリットがあります。

多少なりとも移民の受け入れストップにもつながるでしょう。

国土の有効活用

東京、大阪、名古屋とその周辺には、数多くのFランク大学があります。

これらを廃止すると、大学キャンパスという土地が不要になる。

つまり、それだけの土地が新たに活用できるようになるということです。

広い大学だと、跡地を公園や保育園、商業施設を備えたマンションにするとか。

大都市圏の様々な問題解決につながります。

誰もが大学に行く社会はおかしい

僕は決してFランク大学の学生をディスっているのではありません。

勉強が苦手で嫌いなのに、無理して大学に行く必要はないと言っているだけです。

人間なんて誰しも向き不向きがあります。

そして勉強なんて人間が持つ数多くの能力の一つに過ぎません。

勉強に向いていないのならば、それ以外の能力でがんばれば良いだけのこと。

学力というたった一つの物差ししか認めない。

大学に行かなければ劣った人間だみたいなプレッシャーをかける。

そしてFランクでも良いから大学に行こうと思わせる。

そんな日本という社会が間違っていると思うのです。

Fランク大学廃止は国民の手で

しかし、国はその方向では絶対に動きません。

なぜならば、大学の数が減ると官僚の天下り先が減るからです。

政治家への献金の出処が減るからです。

だから、Fランク大学の廃止は国民が声を上げなければなりません。

そして、まず自分の子供をそういった大学に行かせない。

Fランクに行かせるくらいなら、高校を出て就職か専門学校に行かせる。

向いてないのに子供に無理に勉強をさせ、奨学金の返済を背負わせたりしない。

その決断を一人ひとりの親ができるかにかかっています。

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