イケダハヤト氏指摘の労働力不足と無職が併存する田舎問題への回答

プロブロガーのイケダハヤト氏。

好き嫌いがはっきり別れるイケハヤ氏ですが、僕は好きです。

あの突き抜けっぷりが愉快だよね。

今日もイケハヤ節炸裂だなと、ニヤニヤしながらほぼ毎日読んでます。笑

そのイケハヤ氏からクイズが出たので、僕もジジイなりに回答してみます。

記事はこちらです。

イケハヤ氏からの出題

詳しくは上の記事を読んでいただくとして。

きっかけは、イケハヤ氏と田舎在住と思しきブロガーさんとのやり取り。

その中で出てきた田舎の労働環境の問題がこちらです。

  • 労働力が少ないため、一人あたりの仕事量が増える
  • その一方で、同地域で仕事がなくて困っている人もいる

この問題をどう解決するか?が、今回イケハヤ氏が出したクイズです。

みなさんなら、どう解決しますか?

イケハヤ氏の回答

僕なりに答えを考えてからイケハヤ氏の回答を読んだのですが。

僕のとはちょっと違ってました。

イケハヤ氏の解決法は次の2つです。

生産性を高める

一言で言えば効率アップです。

100時間でやっている仕事を50時間でできるようにする。

そのために無駄を徹底的に削る。

労務管理などのソフトウェアも積極的に利用する。

外注する

仕事を細分化し、外に出せるものは外に出す。

自分じゃなくてできる作業は、自分以下の時給で他人にやらせる。

そして、自分の時間は自分じゃなければできない作業に使う。

これも定石中の定石です。

ただ、仕事がなくて困っている人の存在という2つ目の問題を解決できるのか?

僕の回答

さて、僕の回答です。

「バラして投げる」

まずは作業の仕分け

まず最初に自分がやっている仕事を徹底的に細分化します。

この過程で作業の効率化もできます。

細分化とは、つながりと流れで分解することですから、その作業の中で非効率な部分が見えてきますし、解決方法も自ずと出てきます。

(普通は出てくるよね?)

作業を人に投げる

次に、細分化した作業の中で自分以外でもできる作業をピックアップ。

そして、それを人に振ります。

だから「バラして投げる」です。

なんだ、イケハヤ氏と一緒じゃん、って?

うん。僕も読んだ最初はそう思いました。

でも、ちょっと違うんだよね。

イケハヤ案との違い

作業の外注案としてイケハヤ氏は次のようなものを挙げています。

  • 経理
  • ウェブサイト管理やマーケティング

ここで引っかかったんです。

田舎の無職人材

前提が田舎で無職で困ってる人です。

働きたいのに仕事がない人、しかも田舎です。

経理やウェブの作業をするスキルはあるのかな?

ないと思うんですよ。

農漁村のおっちゃんやじいちゃんたちに。

そんな高級人材はいないだろ?

そこは、現役地方在住者のイケハヤ氏も分かってらっしゃるようでして。

次のように書いてらっしゃいます。

んでもって次は「ホームページの管理」を外注します。地域に若くてウェブに詳しい人がいたら最高。ウェブサイトの管理やマーケティングを、時給1,000円程度を目安に吐き出します。

ほらね。

若くてウェブに詳しい人がいたら最高なんです。

つまり、そうはいないよってことではないでしょうか?

直近的には非現実的プランでは

だからこそ氏は「まだ東京で消耗してるの?」と煽りをかけ、「地方においでよ」と誘いをかけてらっしゃるのでしょうが。

それで氏の住む高知の山奥で問題が解決したとして、他の田舎ではどうなのか?

僕もイケハヤ氏も、バラして投げるってところはまったく同じなのですが。

投げる相手の人材設定がまったく違うわけです。

もちろん、投げることができるレベルの人材が田舎にもいるのかもしれませんが。

僕はちょっと懐疑的です。

ではどうするか?

で、僕ならどうするか?ってとこですが。

作業の徹底した細分化

まずは、田舎無職人材でできるレベルまで作業を細分化します。

経理のソフトを使いこなすのではなく、ここに数字を打ち込むだけで良いよと。

毎日このサイトを開いて、ここをチェックしてから、このボタンを押してねと。

で、そういう複数のスキルレス作業を1人の人間に発注する。

つまり、1人の人間に経理やウェブみたいな難度の高い1つの作業を1,000円で外注するのではなく、サルでもできる5つの作業を1,000円で外注する。

田舎の無職者を減らすには、この方が現実的じゃないかな?

スキルレス作業を引っ張ってくる

そして次に、作業を投げて空いた時間で新しい作業を探す。

それもできるだけスキルレスな作業に絞って受注する。

または、スキルレス作業に細分化できそうな案件に絞って。

そして、受注した案件を細分化して田舎の無職の人に投げる。

そんな案件がどれだけあるか?ってご指摘はもちろんあるでしょうが。

高スキル人材を誘致する

そしてその次の段階として、イケハヤ氏が今やってらっしゃることです。

ウェブとかそこそこ高い技術を持った人を田舎に誘致する。

こうすることで受注できる案件の幅が広がります。

すでにスキルレス案件で実績があるので、より高いレベルの案件も取りやすい。

つまり、高技術を要する案件を取れる状態を作った上で、それをこなす高スキル人材を呼ぶということです。

この順番のほうが現実性が高いのではないか?と。

頭の体操はおもしろい

まぁ、僕は田舎に住んだことは一度もありませんので。

実際に田舎に住んでいるイケハヤ氏の回答のほうが恐らく正解なのだと思います。

どちらが正しいかではなく、こうやっていろいろ考えるのって面白いですよね。

イケハヤ氏にはぜひ、今後も頭の体操のネタを提供していただければと思います。

突き抜けたイケハヤ節にも期待です!笑

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