てるみくらぶのリスクは予想できた|無理な安さからの自己防衛方法

てるみくらぶの経営破綻問題。

賢い消費者でも破綻は予想できなかったとの記事が出ました。

格安旅行会社「てるみくらぶ」が破綻した。旅行申し込みが利用不能になり、海外旅行中の利用者が現地でホテル代の支払いなど二重の出費を強いられている。賢い消費者なら予兆を見抜くことができたのか。過去の同様の事例を見ると、それは不可能に近かった。

最初に断っておきますが、僕は被害者を責めるつもりはないです。

以下に書くのは自己責任ではなく自己防衛についてです。

その上で、てるみくらぶの破綻は予想できた。

少なくとも危険性を知ることはできたと思っています。

てるみくらぶの危険情報は以前から出ていた

てるみくらぶの存在を僕が知ったのは1年ちょっと前です。

ヤフー知恵袋で旅行関係のQ&Aを見ていたときのことでした。

知恵袋のPC画面右上にカテゴリQ&Aランキングがありますよね。

そこに「てるみくらぶが~」というのがあったんです。

読んでみるとけっこうネガティブな内容でした。

それで気になっていろいろ調べて、ヤバそうだと判断しました。

情報自体は今回の事件のずっと前から出ていたんです。

危険性に気付けるかが重要

「あれ?」と感じられていれば、被害を避けることはできた。

少なくとも寝耳に水にはならずに済んでいたのです。

ではどうすれば「あれ?」と感じることができるか?

  • なぜ安いのか考える
  • 安さに対して臆病になる

僕はこの2つだと思っています。

無理な安さにはリスクがある

よく言われることですが、理由のない安さはありません。

仕組みか無理、多くの安さはこのいずれかで実現されています。

生産の効率化、過剰品質のカット、安い材料への変更。

こういった仕組みによる安さであれば危険性は低いです。

逆に、低収益化、過剰労働、低賃金化、必要品質の無視。

このような無理で作り出した安さは時として危険です。

てるみくらぶのリスクは予想できた

同内容の航空券なのに他社に比べて異常に安い。

これは仕組みでは作れません。

航空会社からの仕入原価が大差ないのに他社よりも安い。

無理をしなければ実現できない安さです。

てるみくらぶのリスクは安さの理由を考えれば予想できたことです。

安さに臆病になれ

そんなの結果論だろ?と思う人がいるかもしれませんが。

僕は貧乏人で、いつも自分のお金を守ることばかり考えています。

なので安さを追求しますが、痛い目にも遭ってきました。

そのため、安さを求めながら、安さに対して非常に臆病です。

その臆病さがあれば、事前にもっと調べるはずなんです。

そして今は昔と違って、調べるのがものすごく簡単になっています。

悪い評判はちゃんと出ている

例えば、格安航空券の予約サイトがありますよね。

エクスペディアやスカイスキャナーが有名ですが。

実はもっと安いサイトもあります。

でも僕は臆病者なので、そのサイトの名前をググって調べるんです。

そしたらやっぱり出てくるんですよ。悪い評判が次から次へと。

都合の悪い情報も公開されている

他には格安航空会社。

遅れても保証してくれなかったとか、ネットでよく文句が出ています。

で、僕は心配だから初めてのLCCのときは運送約款を一通り読みます。

そしたらちゃんと書いてるんです。保証しませんよって。

遅れて乗り継げなくても一切責任は取りませんって。

外国語でも読める

海外のチケットサイトやLCCなので、もちろん外国語です。

サイトの評判も運送約款もすべて外国語です。

でも、辞書やグーグル翻訳を使えば読めますよね?

そんな面倒な!

そうです。そこなんです。

その面倒なことをするかしないかが分かれ道なんです。

安さのリスクは避けられる

安い、ラッキー!で飛び付いてしまうと被害者になります。

そうではなく、なぜ安いのか立ち止まって考えてみる。

おかしいなと思ったら、しっかり調べる。

英語であろうと中国語であろうと辞書片手にちゃんと読む。

そうすれば安さのリスクの多くは避けることができます。

無理な安さからの自己防衛

とにかく安さがほしい。でも、面倒なことはパス。

それでは無理な安さの被害に遭ってもしょうがないです。

面倒がらずにちゃんと考えてちゃんと調べる。

横着をせずに、しっかり手間をかける。

僕はこれが安さから身を守る自己防衛の方法だと思っています。

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