少子高齢化人口減少の日本人は死ぬまで働く前提で人生設計すべき

日本の少子化、超高齢化が進んでいます。

2065年には65歳以上の高齢者が人口の4割になるそうです。

これにより、まず労働力の大幅な不足が起こります。

また、年金や医療など社会保障制度の維持も難しくなります。

この事態に対し、ネット上では政府への批判が渦巻いていますが。

いっそのこと、定年なんて失くしちゃったらどうでしょうか?

死ぬまで働くということです。

老後の破綻は確定的

身も蓋もない現実問題ですが。

40代でも貯金ゼロなんて家庭がゴロゴロあります。

若い世代は給与が減って、満足に貯蓄できない状態です。

逆に奨学金で借金を背負っていたりする。

そして、十分な年金を将来もらえる保証もない。

要は老後に経済的に破綻する人が続出するということです。

もはや国もどうこうできない

で、これに対して国がどこまで手を打てるかですが。

明治維新以来の日本って、欧米へのキャッチアップで成長してきました。

欧米の工業化をフルコピーし、安さで競争力を持たせた。

大雑把に言っちゃうとそうですよね。

ところが、欧米が工業、製造業から脱却し、日本自身も先進国になった。

その結果、今までのキャッチアップ作戦が通用しなくなった。

構造的に日本という国家が衰退局面にあるわけです。

よほどの社会改革でもしない限り、もはや国は手を打てません。

死ぬまで働く

貯金もない。貯蓄もできない。年金も期待できない。

定年退職したら老後破綻は確実。

国も有効な対策を打てそうにない。

ならばどうするか?

死ぬまで働くしかないと思うのです。

良し悪しではなく、現実論として。

定年を廃止して死ぬまで働くと聞くとブルーになりますが。

でも、ちょっと考えてみてください。

そもそも日本ってそういう国だったのです。

高度成長期以前は多くが農家で大家族制でした。

年寄りも農作業をしたり、孫の面倒を見た。

死ぬまで家族分業で農業に従事していたのです。

一昔前の死ぬまで働く日本に戻った。

そう考えて現実を受け止めるべきではないでしょうか。

死ぬまで働くメリット

そうすることで国にとってメリットが出てきます。

労働力不足の解消

今の70歳とか元気いっぱいですから。

職種を問わなければ労働力として十分使えます。

税収確保

働いて収入を得ると所得税が発生します。

人口減による国の税収減をカバーできます。

年金支出削減

生涯現役を前提にすれば、年金の支給時期を引き上げられます。

そうすることで、年金の支出を削減できます。

医療費削減

仕事を辞めて引きこもるから、体が弱ったりボケたりするんです。

引退せずに仕事を続けることで健康を維持できます。

それにより、医療費の支出を削減できます。

若者世代の負担軽減

税収が増えて、年金や医療費を削減してもメリットがない!怒

いやいや、これを読んでる高齢者のメリットなんて考えてません。

若者世代のメリットです。

我々ジジイが死ぬまで働くことで、税収が増え歳出が減る。

そうすることで若い世代の負担が軽減されます。

若者世代の負担を軽減しないと、少子化問題は解消されません。

その結果、彼らが年を取った時、我々と同じ目に遭うことになります。

負の連鎖を我々の世代でストップさせなければなりません。

定年後は何で働くか?

さて、死ぬまで働くとして、問題は何で働くかです。

もし、今の仕事が好きならば続ければ良いですよね。

もちろん、定年後は個人事業主として業務受託のようになるでしょう。

定年後も業務受託できるように、今からスキルアップが必要です。

今の仕事が好きでないならば、定年後は別の仕事です。

そうなると、今のうちから探したり資格取得する必要があります。

生涯現役の人生設計

定年後も働く。定年前にその準備を進める。

つまり、生涯働く前提でライフデザインを作るということです。

もはや、定年後に楽隠居できた日本は終わりました。

これからの日本は死ぬまで働く社会になります。

その前提で人生設計したほうが現実的ではないでしょうか?

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