人手不足でバイト確保に苦しむコンビニ業界は店舗数を減らすべき

サービス業界での人手不足が慢性化しています。

特に深刻なのが飲食業と小売業です。

ファミレスでは24時間営業をやめるところも増えていますよね。

小売業でもレジの無人化など対策に追われていますが。

バイトが集まらず大変なことになっているのがコンビニエンスストア。

コンビニは今のようなあり方を変えるべきだと思います。

コンビニを減らそう

解決策の一つとして、コンビニの数を減らしてはどうでしょうか?

一つのエリアに10店舗もあるからバイトが足りないのです。

これを3店舗にすれば足りないなんてことは起こらないはずです。

いや、5店舗に減らすだけでもかなり変わるのではないでしょうか?

コンビニが減っても困らない

では、コンビニが半分に減ったら困るのか?

コンビニがそもそも少ないエリアは別として。

大都市圏の中心部では困らないですよね?

すでにコンビニがありすぎで、交差点を挟んで4店舗もあったりする。

そんなエリアで半分に減っても、歩く距離がちょっと長くなるだけ。

深刻な影響が出るほど困らないはずです。

オーナーも助かる

店舗数が減るとバイト確保以外の面でコンビニオーナーが助かります。

店舗数増加の過当競争で、1店舗あたりの収益が低下しています。

コンビニオーナーの窮状はみなさんも耳に挟んが事があると思います。

店舗数が減ればバイトを確保しやすくなり、1店舗あたりの収益も上がる。

オーナーさんがバイトの代わりに徹夜でシフトに入らなくて済む。

収益も増えて今より豊かになる。

そうなればオーナー希望者も増えて、本部にもメリットが出ます。

配送業者も助かる

また、同様に人手不足に苦しむ配送業者も助かります。

店舗数が減ってもエリア内全体での配送量は変わりません。

でも、2店舗に10運ぶより、1店舗に10のほうが楽ですよね。

配送の効率化で運送業界の人員不足解消にも、多少ですが役立ちます。

人口減少社会での小売業のあり方

セブンイレブンを始め、コンビニ大手は今年も店舗を増やす計画です。

でも果たしてそれは正しいことなのでしょうか?

日本はすでに人口減少段階に入っています。

それなのに店舗を増やしたら、1店舗あたりの収益は落ちる一方です。

でも、1店舗あたりの人員は売上げに比例して減らすことはできません。

深夜で客がゼロの時間帯でも、店員をゼロにはできませんよね。

今のままでは1人あたりの収益が下がっていくのは目に見えています。

本気で将来を見据えた出店政策

僕も小売業出身ですので、売上げ昨対増のプレッシャーは分かります。

売上高の前年割れは小売りにとって御法度です。

しかし、日本社会が大きく変わった以上、小売りも変わるべきです。

近視眼的に目先の売上げを負うべきではない。

長期的視点で店舗数の削減を進めるべきではないでしょうか。

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