東南アジア放浪記/イメージ画像

ベトナムの大学に潜入! 異文化への適応能力を思い知らされる。僕ももはやここまでか?

家電量販店を出てから昼食を挟んで1時間ほど歩いただろうか。目的地の大学は移転することなく地図通りの場所にあった。というか、こんなデカイものを作ってしまったら、今さらそうそう移転できんわな。

ホーチミン師範大学

ホーチミン師範大学。さっそく中に入ってみよう。って、思いっきり部外者なんですが。笑) 僕が大学関係の仕事をしてるからなのか、たぶん妙に馴染んでいるのだろう。大学に入り込んで何か言われることってあまりないのだ。


ホーチミン師範大学

1枚目の写真のちょうど裏手です。立派な建物だなぁ。エレベーター付いてるのかな?


ホーチミン師範大学

1階の通路みたいなところで学生たちが本を読んだりノーパソ開いたりしてたむろってました。ちょっとそこのポニーテールの女子学生、ジャージ姿は色気のかけらもないぞ。笑


ホーチミン師範大学

こちらは教室です。授業が終わったあとみたいでした。しかしこの光景、妙な違和感が。後ろから見てその理由が判明。


ホーチミン師範大学

机を使い終わったら、椅子は机の下に入れるのではなく、傾けて机にもたれかからせるみたいです。これがベトナム流なのでしょうか?笑


ところで、昨日のカフェの女の子に教えてもらったのだが、ベトナム語で師範大学のことを「Dai hoc Su pham」という。「Dai hoc」は「大学」の意味。「ダイホック」と発音する。「Dai」と日本語の「大」の発音が同じだ。日本の「大」が唐音だか呉音だか知らないが、きっと同じ頃にベトナムにも中国から「大」の字が入ってきたのだろう。

「hoc(ホック)」は日本の「学」の発音と同じ響きはあるが、どちらかと言うと韓国語の「大学」の発音「テハク」の「ハク」により近いものを感じる。ダイホック、だいがく、テハク。なんだかんだ言っても中華文化圏なんだ。

その本家の中国では、大学の発音は「Da Xue(ダーシュエ)」って、思いっきり変わってしまってるけど。苦笑


この国に来てまだ3日目だけど、まだ良く分かってないからかも知れないが、マニラよりはるかに居心地が良い。同じ東アジアの国ではあるし、フィリピンにも中国文化の影響が残っている部分もあるのだが。でもやはりフィリピンの文化のルーツは旧宗主国のスペインでありアメリカなのだ。

僕には最高学府をユニバーシティと発音する国よりも、ダイホックとかテハクと発音する国のほうが過ごしやすい。どんな国に行っても対応できると思っていたんだけど、実は僕は中華圏にしか対応できない、意外と適応能力が低いやつなのかも知れん。そう思うとちょっと凹んだ。


しかしそんなことよりも、女子大生が一人もアオザイを着ていなかったことのほうがはるかにショックだったw

ってか、よく考えたらベトナムに来てからまだ一度もアオザイを見ていない。20年前に来た時には女子高生の制服は白いアオザイで統一されていて、アオザイの裾をはためかせながらバイクに乗る姿が実に可憐であったのに。

ベトナムの発展の影で消え行くアオザイ。号泣

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