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ラッキーバンクと運営会社のネット上の評判など調べた内容を箇条書き

ソーシャルレンディングに初挑戦中の小心者が、どの会社を使うか徹底調査中。

今回はラッキーバンクです。

どんな会社なのか、特長、メリット・デメリット、ネット上の評判など、箇条書きでまとめます!

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に1億9千万円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

調べた内容

ファンドの特徴や実績

  • 月平均の募集額は5.9億(業界6位で中堅グループ)
  • 応募率99%、ファンドの成立率は100%
  • 平均利回り8.8%(高いぞ!)
  • 全案件に不動産担保が付いている
  • 今まで744件を運用し、304件がすでに終了、貸し倒れ、延滞ゼロ
  • 1年半から2年くらいの案件が多い
  • 3ヶ月程度のものもたまにある
  • 5万円前後から可能だが、最低10万円前後のものもある
  • ほとんどが募集開始から数分で満了している(考えるヒマもねぇなw)
  • 不動産に特化(東京及び首都圏の不動産がほとんど)
  • 1人平均投資額が30~50万(チャレンジャーの巣窟か?w)
  • 月に15~20件くらい
  • 情報公開がすごい(物件の大体の場所とか、周辺の地価とか)
  • 第1順位の担保が多い
  • 早期償還は多くもないがちょくちょくある

ラッキーバンク・インベストメント株式会社

  • ラッキーバンクの正式社名
  • 2014年5月設立、同12月サービス開始、累計融資高144億円
  • 社長:田中翔平氏
  • 第二種金融商品取引業者
  • maneoグループではない

LBIリアルティ株式会社

  • ラッキーバンクの100%子会社
  • 2016年6月設立、社長は本体の田中氏
  • 不動産売買事業
  • 今までラッキーバンクで集めた資金を一般の不動産業者に融資してたが、それを自社でもやるってことか
  • でも、経験の蓄積でクラウドバンクやLCに負けるよね?

田中翔平氏

  • 本体とリアルティの社長
  • 1990年生まれ、実家が金融業と不動産業を営む
  • 船井財産コンサルタンツで資産コンサルティング業務
  • その後、投資用不動産事業会社でマーケティング担当
  • 2014年5月:ラッキーバンク設立、副社長
  • 2015年3月:社長就任(後任副社長:奥山晴雄氏、不動産投資のプロ)
  • 元社長の越後氏とは幼少期から家族ぐるみの付き合い
  • 趣味:調べること(僕と同じ!笑)
  • パソコンはレッツノート(僕と同じ!笑)
  • 貸し倒れは必ず起こるので、起きたときのリスクヘッジに注力する、とのこと(こういう現実的思考は好き)
  • 担保は所在するエリアを重視している
  • 不動産以外を扱う考えは現時点では無い
  • モットーは「原理原則に基づく」(顧客第一で誠実にビジネスを行う)
  • 2012年にソシャレンに興味を持つ、maneoなど先行他社を観察する中で不動産特化型がないことに気づく

越後篤氏

  • ラッキーバンク設立時の社長
  • 東北大学卒、北海道銀行入行、企業融資担当
  • 日本経済研究センター(公益社団法人のシンクタンク)に2年間出向
  • その後ノンバンクへ
  • 2014年5月:ラッキーバンク設立
  • 2015年3月:健康上の理由から退任

ネット上の評判

  • 自社の営業利益率を下げて高利回りを実現させている
  • 担保はオフィスビルやマンションが多い(流動性が高いから)
  • 6ヶ月以内の案件の人気が高い
  • 投資家の7割が30~40代
  • 不動産(特に都内)特化なので都内の不動産市況の動向に要注意
  • すぐに完売する(募集情報は事前公開)
  • 企業としてまだ若く信頼性に欠ける
  • 収益が毎月分配(再投資を考えるとメリットか?)
  • 過去すべての募集案件が満額達成(グリーンインフラと大違い)
  • 安全第一(すぐ完売するのに案件を増やそうとしない、慎重)

決算内容

2期連続の赤字。会社情報のページにIR情報がない。情報公開に消極的な印象を持ちます。ちょいと残念。(単位:百万)

期間 営業収益 経常利益 経常利益率
2016年3月期 ▲76
2017年3月期 98 ▲49

手数料

  • 入金手数料:投資家負担
  • 出金手数料:無料
  • 源泉徴収税:控除
  • 口座開設料:無料
  • 口座維持費:無料
  • 取引手数料:無料

出金手数料はラッキーが負担してくれる。謝謝!

まとめ

  • 高利回り、全案件担保付き(数分で完売の大人気)
  • 営業利益率を下げることで高利回り実現(いつまで続けられる?)
  • 貸し倒れ、延滞ゼロ
  • 首都圏の不動産に特化、1年以上の案件が多い
  • 案件の内容は事前に詳細に公開
  • 社長は若いが不動産の専門家、経営陣もプロ集団

結論

やります!

maneoなど競合他社に比べて利回りが高い点が、まず何よりも魅力です。信用度も高そうだし、不動産市場は安定成長中だし、出金手数料が無料ってのも地味にうれしい。

懸念点は運用期間が長いことです。実際、18ヶ月や23ヶ月の案件も数分で完売しているんだけど、僕はまだ初心者なので長期はもっと経験を積んでからにすべきだよね。

ということで、下記の条件付きでラッキーバンクやります!

  • 利回りが8%以上
  • 担保が第1順位
  • 運用期間は半年以内
  • 1案件に最大30万円(案件を絞る代わりに重点投入)

アフィリエイトを止めた

元金回収が厳しい状況の中、2018年7月20日にラッキーバンクはアフィリエイトを停止しました。

アフィリエイトを停止する理由について、「ファンド募集再開に向け準備を進めておりましたが、一旦体制を整え広告を再開したい」としています。

ファンド募集再開の準備が進まないので、アフィリエイトを停止する。

つまり、募集再開の目処が立たないので、新たな会員獲得を止める、ということでしょう。

順調に進んでいるのであればアフィリエイトを停止する必要なんてないわけで、ネガティブなお知らせとしか捉えようがありません。

後日追記

え~、ご存知の通りこのあとトンデモナイ状態になりまして、ラッキーバンクには投資しておりません。いやぁ、危なかった。(^^ゞ

さらにこのあとでグリーンインフラレンディングの事件が起こりまして、僕は安全第一主義にキッパリと方向転換しました。

ラキバンやグリフラで痛感しましたが、ソーシャルレンディングは元本が戻ってこなかったら負けです。

なので、利回りが少々落ちてもかまわないので、上場企業系や大手系など手堅い業者だけでやることにしました。

少しでも手堅く安全な投資をしましょう!

コメント

  1. 匿名 より:

    ラッキーバンク、証取委から行政処分勧告を受けていますね。
    投資は控えたほうがよろしいかと…

    • タロウ タロウ より:

      どうなんですかね?勧告の内容を読んでないので、僕はまだ判断できないです。
      内容読んでラッキーの対応見て、その上で判断しようかな。

早期償還

案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損とは投資したお金が戻ってこなくなることです。

例えば、2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなったなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%

劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が返済することや、連帯保証人が借り手に代わって返済することが債務履行にあたります。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。