僕は投資はソーシャルレンディング中心でやります。
ただ、ひふみ投信について調べた時に、株もおもしろそうだなと感じまして。
今のところ株に手を出す予定はないのですが、仮にやるとしたら証券会社はどこが良いのか?
僕の目線で調べてみました!
タップできる目次
ネット証券の大手
大手の判断基準
僕は引きこもり系投資初心者(笑)ですので、証券会社は実店舗ではなくネット系であることが絶対条件です。
利便性その他のメリットがあるから大手のはずという判断で、候補は大手に絞ります。
そして売上や利益ではなく口座数を大手の基準とします。たくさんの人が使っている=利便性が高いという判断です。
ネット証券大手の口座数
SBI証券の決算資料などによると、ネット証券各社の口座数は2017年12月末現在で以下の通りです。
会社名 | 口座数 |
---|---|
SBI証券 | 4,110千 |
楽天証券 | 2,372千 |
マネックス証券 | 1,742千 |
松井証券 | 1,122千 |
カブドットコム証券 | 1,078千 |
GMOクリック証券 | 331千 |
GMOでガクッと落ちますので、大手5社という認識で良さそうですね。
大手5社のシェア
大手5社の合計口座数を100とした時のシェアは次の通りです。
会社名 | シェア |
---|---|
SBI証券 | 39.4% |
楽天証券 | 22.8% |
マネックス証券 | 16.7% |
松井証券 | 10.8% |
カブドットコム証券 | 10.3% |
グラフにしてみますと…
おぉ~、SBIと楽天は絶対にやったほうが良さそうだなぁ。
選ぶ基準
おすすめランキングが使えねぇ~
で、大手5社を調べてみようと「証券会社 おすすめ」でググってサイトをいくつか見てみたのですが…
デイトレーダーは手数料が無料とか、IPOに応募できるとか、スマホアプリが使いやすいとか、僕にとってどうでも良いことで比較してるんですよ。
それでランキング付けてオススメ!って言われても、僕にとってのオススメと一致するとは限らない。
なので、まずは僕にとって証券会社をどんな基準で選べば良いのか、その基準を先に決めることにしました。
僕の基準
次の3つで僕は証券会社を選びます。
- 手数料…安いほうが良い!
- 取扱商品…国内株と海外株でOK
- 情報ツール…便利なものを
無視する基準
以下は僕には関係ない、やるつもりがないので無視します。
- 債権、先物、FX、海外ETF…やらない
- 投資信託…ひふみ投信
の直販しかしない
- ポイント…楽天ポイントとかは使ってない
- スマホ対応…引きこもり系なのでパソコンの前にずっといる
- IPO取扱い…公開前だったら買うけど
- NISA口座…ひふみ投信でやるので
- セミナー開催…だから引きこもり系だってw
ネット証券大手5社比較
さぁ、それでは3つの基準について見ていきます!
手数料
以下、すべて税込みです。なお、先物とか1億円とか僕に関係ない条件は無視しています。
国内株現物
約定単位
取り引き1回毎に手数料がかかる料金プランです。太字は最安値です。
SBIと楽天が頭一つ抜けてますね。松井は定額制だけです。
約定代金 | SBI | 楽天 | マネック | 松井 | カブド |
---|---|---|---|---|---|
~5万 | 54円 | 54円 | 108円 | なし | 97円 |
~10万 | 97円 | 97円 | 108円 | 97円 | |
~20万 | 113円 | 113円 | 194円 | 194円 | |
~30万 | 270円 | 270円 | 270円 | 270円 | |
~40万 | 270円 | 270円 | 378円 | 270円 | |
~50万 | 270円 | 270円 | 486円 | 270円 | |
~100万 | 525円 | 525円 | 1,000円 ※1 | 1,069円 | |
~150万 | 628円 | 628円 | 0.1% ※2 | 2,041円 | |
~200万 | 994円 | 994円 | 2,041円 | ||
~400万 | 994円 | 994円 | 3,985円 | ||
~3,000万 | 994円 | 994円 | 3,985円 | ||
3,000万超 | 1,050円 | 1,050円 | 3,985円 |
- ※1:成行注文の場合(指値の場合は1,500円)
- ※2:成行注文の場合(指値の場合は0.15%)
定額制
取引回数に関係なく1日の約定代金の合計金額で手数料が決まる料金プランです。
こちらもSBIと楽天です。カブドットコムは定額制はありません。
約定代金 | SBI | 楽天 | マネック | 松井 | カブド |
---|---|---|---|---|---|
~5万 | 0円 | 0円 | 2,700円 | 0円 | なし |
~10万 | 0円 | 0円 | 2,700円 | 0円 | |
~20万 | 206円 | 206円 | 2,700円 | 324円 ※4 | |
~30万 | 308円 | 308円 | 2,700円 | 324円 ※4 | |
~50万 | 463円 | 463円 | 2,700円 | 540円 | |
~100万 | 822円 | 926円 | 2,700円 | 1,080円 | |
~200万 | 1,254円 | 2,160円 | 2,700円 | 2,160円 | |
~300万 | 1,686円 | 3,240円 | 2,700円 | 3,240円 | |
300万超 | ※1 | ※2 | ※3 | ※5 |
- ※1:以降100万円ごとに432円加算
- ※2:以降100万円ごとに1,080円加算
- ※3:以降300万円ごとに2,500円
- ※4:口座開設から6ヶ月は0円
- ※5:以降100万円ごとに1,080円加算
判定
SBIと楽天の圧勝です。
外国株
松井とカブドットコムは外国株はできないみたいですので、SBI、楽天、マネックスの3社に絞って調べます。(為替手数料(スプレッド)は片道あたり)
アメリカ株
証券会社 | 手数料 | 最低 | 上限 | スプレッド |
---|---|---|---|---|
SBI | 0.486% | 5.4ドル | 21.6ドル | 25銭/1ドル |
楽天 | 0.486% | 5.4ドル | 21.6ドル | 25銭/1ドル |
マネックス | 0.486% | 5.4ドル | 21.6ドル | 25銭/1ドル |
- SBIで住信SBIネット銀行を利用する場合のスプレッドは4銭
- 100ドルあたり売り買い(往復)で50円、0.5%取られるってことか
中国株
証券会社 | 手数料 | 最低 | 上限 | スプレッド |
---|---|---|---|---|
SBI | 0.2808% | 50.76HKD | 507.6HKD | 15銭/HKD 20銭/RMB |
楽天 | 0.54% | 540円 | 5,400円 | 15銭/HKD 20銭/RMB |
マネックス | 0.27% | 48.6HKD | 486HKD | 15銭/HKD |
- SBIで香港ドルで住信SBIネット銀行を利用する場合のスプレッドは4銭
- 50香港ドル=680円、上限下限は楽天の方がちょい安
ベトナム株
証券会社 | 手数料 | 最低 | 上限 | スプレッド |
---|---|---|---|---|
SBI | 2.16% | 1,296千ドン | なし | 20銭/千ドン |
楽天 | 不可 | |||
マネックス | 不可 |
- SBIは売却時に売却代金の0.1%をキャピタルゲイン税として徴収
タイ株
証券会社 | 手数料 | 最低 | 上限 | スプレッド |
---|---|---|---|---|
SBI | 1.08% | 821.88バーツ | なし | 8銭/バーツ |
楽天 | 1.08% | 540円 | なし | 8銭/バーツ |
マネックス | 不可 |
- 820バーツ=2,790円、楽天の5倍はマズイやろ
マレーシア株
証券会社 | 手数料 | 最低 | 上限 | スプレッド |
---|---|---|---|---|
SBI | 1.08% | 82.08リンギ | 43銭/リンギ | |
楽天 | 1.08% | 540円 | 43銭/リンギ | |
マネックス | 不可 |
- 82リンギ=2,200円、最低は楽天の圧勝だなぁ
判定
米国株の手数料は横並び。中国株はSBIが安い。アセアン株は購入額が小さい場合は楽天が有利。
ってことで、SBIと楽天の両方開いておいたほうが良さそう?
外国株の銘柄数
証券会社 | 米国 | 中国 | 越 | 印尼 | タイ | マレ |
---|---|---|---|---|---|---|
SBI | 1,041 | 1,388 | 333 | 31 | 66 | 44 |
楽天 | 981 | 880 | × | 72 | 73 | 44 |
マネックス | 3,053 | 81 | × | × | × | × |
- SBIの中国は香港市場のみ、楽天は香港+上海
判定
米国株をやる可能性を考えると、マネックスも開いておいたほうが良いような気がしてきた。マネックスは国内株の手数料は高いけど、米国株はSBI、楽天とまったく同じだから。
情報ツール
内容
各社の情報ツールを比較しようとしたのですが、テクニカルとかチャートフォリオとか、知らん単語の乱れ打ちでわけ分からん。笑
すべての機能を僕が使いこなすのは無理、実際に使ってみんと分からん、という結論に至りました。とほほ。
利用料金
ここで驚きの事実。証券会社によって情報ツールの利用に料金がかかるそうです。ビックリ!
ただ、調べてみると条件をクリアすれば無料で使えるみたい。
証券会社 | 無料条件 |
---|---|
SBI | 信用取引口座などを開設 |
楽天 | FX口座などを開設 |
マネックス | 無料 |
松井 | 無料 |
カブドット | FX口座などを開設 |
FX口座などの開設、維持手数料はどこも無料で、ネット上から開設でき、書類の提出などもありません。開設するだけなので、どこも実質無料で使えますね。
タダで見れる!
日経新聞
楽天証券は日経新聞が無料で読めます!
これはうれしい。日経って会員限定記事があるじゃないですか。毎月10記事しか読めない貧乏人の僕は、もうこれだけで楽天証券やること決定です!笑
会社四季報
SBI、楽天、マネックス、カブドットで無料です。楽天は四季報速報も読めます。
QUICKリサーチネット
松井証券が無料です。これ、よく知らないんだけどチラッと見た感じでは、アナリストの分析とか企業訪問や決算説明会に参加した報告とか、僕好みの情報が多そうです。
短期売買が多い?
情報ツールを調べてて感じたのですが、一日中パソコンの画面に張り付いて売り買いする人向けのツールって感じなんでしょうか?
僕は成長しそうな企業の株を長期保有ってスタンスなので、板に張り付き系のツールっていらないんですよね。
むしろ各企業の経営者の経歴や人となりとか、過去20年の決算資料とか、過去のメディア掲載記事とか、そういうものを見れる方がうれしい。
結論
さて、僕がどの証券会社を使うか結論です。選ぶ基準は下記の3つでした。
- 手数料…安いほうが良い!
- 取扱商品…国内株と海外株でOK
- 情報ツール…便利なものを
手数料ではSBIと楽天が圧勝。取扱商品では2社に加えて米国株の豊富さでマネックスでした。
情報ツールではチャートなどオンライン系については僕レベルでは各社大差なし、無料の情報源については、日経は楽天、四季報は松井以外の4社、QUICKリサーチネットは松井となりました。
以上より結論です。4社やります!
カブドットコムだけはメリットを見いだせなかったです。ごめんね。
それはさておき、オススメ証券会社ランキングとかに頼らず、やっぱり自分で基準を決めて調べたほうが良いなと、強く感じた次第です!
コメント
いつも分かりやすい記事を載せて頂き、とても楽しんで読んでいます。
私はソーシャルレンディング優先で株関係には興味が無かったのですが、オーナーズブックが松井証券と提携を結んで色々(松井証券会員向けのオリジナル案件の組成や資金の容易移動など)やる事を知り、証券会社を調べていた所でしたのでとても参考になりました。
ありがとうございます。
お褒めに預かり大変恐縮です。僕はピヨピヨの投資初心者ですので、話半分のそのまた8分の1くらいで読んで下さい。笑
僕もソーシャルレンディングメインでやるつもりで、株はよほど良いものがあればチョイとつまんでみる、そのためにとりあえず口座を開いておこう、どうせタダだし~♪というつもりでした。
ところが記事に書きました通り、日経、四季報、QUICKを無料で読めると知り、目の色がパッションピンクに変わりました。絶対に口座開きます。
お互いに投資がんばりましょう!