国税庁サイトがリニューアルで大混乱し非難殺到になってる原因と対策

税金について調べる時に大変お世話になる国税庁のサイト。

3月31日にリニューアルされたのですが、大混乱になっています。

国税庁に対しても各方面から非難、苦情が殺到してる模様。

今回は混乱が起こった理由と原因、本来取るべきだった対策について説明します。

(投資に関係のないネット系の内容です。)

何が起こっているのか?

問題は3月31日に発生

国税庁サイトがリニューアルされたのは3月31日土曜日です。

この直後から天文学的に大きな問題が発生し、現在も続いています。

その問題とは何か?

一言で言えば「グーグルの無力化」です。

すべてトップページが表示される

例えば、グーグルで「租税特別措置法 源泉徴収」と検索します。

すると、これについて説明した国税庁のページが検索結果に表示されます。

で、この赤線の検索結果をクリックすると、普通はそのページが表示されます。

ところが現在、そのページではなく国税庁サイトのトップページが表示されます。

「租税特別措置法 源泉徴収」に限らずすべてです。グーグルの検索結果で国税庁サイトのページをクリックすると、すべてトップページになります

すべてトップページになる原因

URLがすべて変更された

なぜこんなことになるのか?根本原因はURLの変更です。

今回のサイトリニューアルに当たって、国税庁はほぼ全てのページのURLを変更したと公表しています。

URLはウェブサイトの各ページの住所のようなものです。

その住所が全て変わったということです。

グーグルは新しい住所を知らない

例えば、あるページの元のURLがabcで、それがefgに変更されたとします。

変更されたのは国税庁内部の話であり、グーグルはそんなことは知りません。

なので、グーグルの検索結果をクリックすると、abcの住所に移動しようとします。

ところが、abcはすでに空き家になっているので表示するものがありません。

通常こういう場合「ページが見つかりませんでした」みたいな表示がされます。

301リダイレクト

それを防ぐために行われるのが「301リダイレクト」という処理です。

簡単に説明すると、abcページのプログラムに「efgに行け」という命令を書き込みます。

abcにやって来たあなたのコンピュータは、これを見てefgに行き、目的のページが表示されます。

引っ越しをした時に郵便局に頼む転送サービスのようなものです。

移動先をすべてトップページにした

しかし、この301リダイレクト、実際にやるとなるとけっこう大変です。

各ページごとに異なる新しい住所を、全ページに一つ一つ書き込まないといけません

国税庁サイトって恐らく数千ページあるでしょうから。これはとんでもなく大変な作業になります。

そこで国税庁はどうしたか?移動先の住所をトップページに統一したんです。

abcのページもxyzのページも移動先はすべてトップページ。

こうすれば一括変換ソフトでも使って一発で作業が完了します。

国税庁がグーグルを無力化した

本来であればグーグルの検索結果をクリックすると、それぞれのページに移動します。

国税庁は今回のサイトリニューアルに際して、本来は各ページごとに行うべき301リダイレクトを、作業量削減のためトップページに統一してしまった。

これが今回の問題が起こった原因です。

世界の巨人グーグルを無力化してしまった国税庁。いやぁ、大したものです。(許さん!激怒)

なぜこんなことをしたのか?

今回、国税庁はなぜこんな杜撰なことをしたのでしょうか?

理由は2つ考えられます。

業者は指摘したはず

こういった作業は国税庁内部で行うはずがありません。

必ずウェブ屋やシステム屋など外部の専門業者に委託します。

で、業者は間違いなく指摘したはずです。

301リダイレクトは個別ページ単位で行うのが常識ですから。

また、個別ページにした方が作業量が増え、業者は儲かりますから。

指摘しなかったなんてことはあり得ません。

グーグルの検索結果は財産ではない

ではなぜ国税庁はその指摘に従わなかったのか?

恐らくコスト削減を図ったのではないでしょうか。

しかし、僕らのようなブロガーは絶対そんなことはしません。

だって、グーグルの検索結果って僕らにとっては財産ですから。

検索結果が無効化されると、自分のブログに誰もやって来なくなる。収益に直結します。

ですが、国税庁にとってグーグル検索は財産ではありません

サイトへの訪問者が減っても彼らの給料は減りませんから。

評価が処遇に直結しない

また、民間企業でもこんなことは起こりえません。

こんなことしたら消費者や顧客から非難が殺到します。

担当者は最低でも始末書と顛末書の提出。下手したら左遷されます。

でも国税庁はそんなことないですから。

国民から非難が殺到しても、誰かの給料が減るわけでも左遷されるわけでもないですから。

国税庁の対応

国税庁に非難殺到!

実際、非難は殺到しているようで、ITmedia NEWSなど主にネット系メディアで内容が報じられています。

国税庁にも利用者から直接の非難が多数来ています

僕は別件で4月2日に国税庁に電話で問い合わせをしました。

そのついでに「ところで、国税庁のサイトリニューアルで困ってるのですが。」と言った瞬間です。

職員の方が「大変ご迷惑おかけしております。各方面からご連絡をいただいており、只今(以下略)」と、パブロフドッグ状態で回答されました。

聞いたところ、朝から苦情の電話が多数来ているとのことでした。笑

国税庁語りて曰く「待て!」

ではこれに国税庁はどう対応したのか?

各方面からの非難抗議に国税庁はサイトにお詫びを掲載しました。

その内容を読んでぶっ飛びました。

グーグルの検索結果は順次更新されます。グーグルが各サイトのページを定期的に巡回し、今までabcだった移動先をefgに変更します。

国税庁様語りて曰く「住所の書き換えが完了するまでお待ち下さい。それまでは目的のページがどこにあるか、自分で国税庁サイトの中を探してね♪」だそうです。

唖然呆然愕然です。あり得んやろ?

ページによっては1年かかる

国税庁は住所の置き換えには2週間ほどかかるとしています。

確かに大半のページは2週間もあればグーグルの検索結果に変更内容が反映されるでしょう。

ですが、ランクの低いページや訪問者が少ないページは、下手したら1年くらいかかる可能性も否定できません。

ってか、2週間待てという国税庁の感覚がアンビリーバボーです。

官庁は国民との意識のズレを埋めるべき

情報は国民の財産

国税庁のサイトは非常に役に立ちます。

特に僕のような何も分かってないピヨピヨ投資初心者には、非常に勉強になる頼りのサイトです。

ここに掲載されている情報は、日々国税庁の職員の方々が作ってくれているコンテンツです。

ですが、彼らの給料は国民の税金で賄われています。

つまり、国税庁サイトの情報は国税庁の財産ではなく国民の財産なのです。

その財産に国民が容易にアクセスできないようなサイトリニューアルをする。

これは大いに非難されて然るべきだと思います。

民間ではあり得ない

国税庁に限らず一人一人のお役人は、日々マジメに仕事をしてらっしゃると思うんです。

でもやっぱり、僕ら多くの国民との感覚のズレがあるのではないでしょうか。

全ページからトップページにリダイレクト。こんなことをすればどうなるか?

民間の人間であれば容易に気づくことです。

仮にトップページにするとしても、事前に国民に説明するとか、移動する途中でお詫びを掲示するとかするでしょう。

問題が発生してからお詫びを掲載し、しかも2週間待てって。民間ではあり得ない。

民間との人事交流を活発化すべきでは?

でも、しょうがないと思うんです。

だって彼らは役所しか知らないんですから。僕らが役所の世界を知らないように、彼らが民間の常識を知らないのも致し方ないことです。

今回の件を他の省庁とも共有して、今後他の省庁が同じことを繰り返さないようにする。

それと同時に、官庁と民間との人事交流を活発化させ、官庁の仕事に民間の常識が少しでも反映されるようにすべきと思います。

以上、投資とまったく関係ないお話でした~

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