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グリーンインフラレンディングの件でmaneoが出した発表の全文と要点

グリーンインフラレンディング(以下、GIL)の一部案件で募集が停止されている件。

アウトサイダーズレポートの自転車操業との報道もあって騒ぎとなっています。

GILの案件募集の実務を行っているmaneoマーケットは、この件について調査を行い、その結果を6月19日に発表するとしておりました。

その発表がついに出ました!

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億3千万円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

maneoの発表内容

maneoサイトの発表ページはこちらです→ 「グリーンインフラレンディング」における一部募集停止のお知らせ

このページには大したことは書かれていません。発表内容は別途のPDFファイルに書かれております。

その内容を以下に全文掲載します。

発表内容全文

投資家各位

2018年6月19日
maneoマーケット株式会社

ファンドの一部募集停止お知らせ(続報)

平素より「グリーンイフラレディ」をご利用頂きまして誠に有難うざいす。

下記の通りお知らせ致します。

1)対象ファンド名
① 【第15弾】バイオマス発電ローンファド
第1次募集~第28次募集(総額 5億円)の内、第26次募集~第28集分を停止しております。
② 【第21弾】メガソーラーローンファド
第1次募集~第25次募集(総額 5億円)の内、第18次募集~第25募集分を停止しております。

2)募集停止の理由
対象ファンドに関し 、現在、資金の使用の一部について確認を実施しております 。

3)今後のファンド募集予定
対象ファンドに関しては引き続募集を停止と致しております。また新規募集ファンドにつきましては、募集を保留と致します。
上記2)の確認完了後、募集再開の可否について判断する予定です。

以上

次回のご報告は、6月26日(火)を予定しております。
ご心配をお掛けして申訳ざいません。
ご理解の程、何卒宜しくお願い申上げます 。

発表の要点

要点をまとめると次のようになります。

  • 募集停止となっている2つのファンドにおいて、投資家から集めた資金の使用の一部について確認を要する問題が発生している
  • 当該2ファンドについて引き続き募集を停止とする。
  • 新規のファンドの募集を保留とする
  • 募集を再開するかは上述の「確認」が済んでから判断する。

懸念点

僕は投資初心者なのでよく分からないのですが、次のような懸念点が指摘されるかと思います。(間違ってたら教えてください!)

確認を要する問題とは?

募集停止中の2つのファンドは、募集停止となる前にすでに投資家から資金を集めています。(あとで詳述します。)

その資金の「使用」について問題が生じている。どんな問題なのか?

すぐに思い付くところとしては、バイオマス発電、太陽光発電の開発などの名目で集めた資金が、その名目とは別の用途で使用されているというパターンです。

詳しくないので当てずっぽうですが、これって出資法に関わってきませんかね?

もしそうだと、かなりマズイような気がします。(素人の想像です。念のため。)

すでに投資した分への影響は?

募集停止中の2つのファンドですが、上述の通りすでに投資が行われた分があります。

バイオマス第15弾

  • 予定募集総額:5億円
  • 募集済み資金(第1~25次):4億2,898万円
  • 募集停止分資金(第26~28次):7,102万円

もともと、28回に分けて5億円を集める予定でした。第1回から第25回までは募集が行われており、4億3千万ほど投資家からすでに資金を募集済みです。

メガソーラー第21弾

  • 予定募集総額:5億円
  • 募集済み資金(第1~17次):3億569万円
  • 募集停止分資金(第18~25次):1億9,431万円

同様に、17回に分けて投資家から3億円強を募集済みです。

で、この2つのファンドの追加募集が最終的に中止になった場合、すでに募集済みのお金はどうなるのか?

特にメガソーラーが中止になると、集まるお金が4割も減ることになります。これが投資家が出資したお金にネガティブな影響を与えないのか?

この2つのファンドに出資済みの投資家の方が、一番心配されているのはここでしょう。

新規募集は再開されるのか?

これが最大の懸念点です。

今後、新しいファンドの募集が行われるかは、現在生じている問題の確認が済んでから判断されます

ということは、確認された内容によっては新たなファンドの募集が行われない、つまり、少なくともmaneoプラットフォーム上でGILの募集が今後はなくなるということです。

さすがにそれはないでしょうが、例えばGILの体制が満足なものとなるまで長期募集中止とかなると、GILが長期に渡って資金を集められなくなります。

そうなると、GILで集めたお金で再エネ発電系の事業を行っている、親会社のJCサービスの経営に大きく影響します。

1週間後に注目

上記はすべて投資初心者の僕の当てずっぽうの推測です。来週26日のmaneoの発表を待つしかありません。

しかし、今日までの1週間、maneoもGILもいったい何をしていたのか?

出資された資金が何に使われているかを調べるのに1週間もかかるのでしょうか?

すでに問題の詳細や原因などは明らかになっていて、その後始末、今後への体制整備に時間が必要。それであと1週間引き伸ばしているような気がしてしまいます。

とりあえず今は静観し、来週の発表を待ちたいと思います。

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