金利があまりにも低く銀行預金にネガティブな人も多いと思います。
僕もそれがきっかけで投資の勉強を始め、今月から銀行預金をせっせとソーシャルレンディングに移行中です。
ところで、銀行って扱ったお金の内、どれくらいを貸し出しているのだろう?
ふと思って調べてみたら、とんでもない事実を知ってしまいました!
タップできる目次
銀行の仕組み
預金者からお金を集め、企業や個人に貸し出し、金利を稼いで預金者に分配する。
これが銀行の基本的なビジネスモデルです。
金利が低い=貸出で儲けられてない=ちゃんと貸し出してるのかな?
こう思ったピヨピヨくんは、さっそくグーグル先生に聞いてみました。
「アレクサ、教えておくれ」(←それはAmazon!)
下がり続ける預貸率
預貸率
ググって出てきたのは中小企業庁がまとめた金融機関の預貸率の推移です。
預貸率とは預金残高に占める貸出残高の比率です。例えば、銭友銀行が集めた預金が1兆円で、その内の7千億円を貸し出していたら、預貸率は70%です。
下がり続けている
1998年から2015年までの金融機関の預貸率の推移のグラフが中小企業庁のサイトに載っていました。無断で拝借します。こちらです。
全体的に下がっているのが分かると思います。特に黄色の都市銀行です。
緑の地方銀行、第二地銀が70%台で推移している中、都市銀行はズルズルと低下を続け、2014年にはついに50%台にまで下がっています。
半分しか貸し出していない
上掲のグラフは2015年までです。では、直近ではどうなっているのでしょうか?
全国銀行協会が毎月発表している資料から、2018年5月末時点の預貸率を算出してみました。
銀行 | 実質預金 | 貸出金 | 預貸率 |
---|---|---|---|
全銀行 | 742兆8,723億円 | 486兆1,433億円 | 65.4% |
都市銀行 | 366兆2,155億円 | 193兆7,688億円 | 52.9% |
地方銀行 | 262兆8,299億円 | 201兆7,781億円 | 76.8% |
第二地銀 | 64兆6,847億円 | 50兆3,877億円 | 77.9% |
信託銀行 | 40兆4,315億円 | 33兆327億円 | 81.7% |
都市銀行、集めたお金の半分しか貸し出してない!
そりゃろくに貸し出してないんだから、貸出で稼いで金利を増やすなんて無理な話だわ。
自分で増やす!
僕は銀行のことはよく分かりません。銀行には銀行のご事情があるのでしょう。
でもひとこと言いたい。
半分しか貸し出さないなら残りの半分返してくれ。自分で運用するから!
今回調べてみて、銀行預金を投資に移動させる決意がさらに強くなりました。
銀行の金庫の中で寝かせておくくらいなら、自分でがんばって増やします。
ソーシャルレンディングは手堅くOwnersBook、クラウドバンク、maneo、投資信託はひふみ投信。
銀行の金利など当てにせず、自分の老後資金は自分で稼ぎましょう!
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