ソーシャルレンディングは上場企業系か大手の業者が安心と思う理由

グリーンインフラレンディングを巡る一連の不祥事。

maneoがグリフラを切ったことで、グリフラ投資家が被害を受ける可能性が高まりました。

今回の一件で痛感したことがあります。

ソーシャルレンディングは手堅い業者でやるべきです。

細野氏5千万円問題で分かったこと

グリーンインフラレンディングの兄弟会社のJC証券が、細野豪志議員に5千万円を貸し付けていた問題。

これに関する報道で2つの事実が判明しました。

トップの一存で貸し付けた

細野氏から貸付の依頼があったのは2017年10月の衆議院選挙期間中です。この時期に貸付を行うと、選挙資金と見なされかねません。

そのため、JC証券の取締役会では一部の役員から異論が出ていました。にもかかわらず、JCグループトップの中久保氏の一存で貸付が決定されたのです。

  • 役員からは「趣旨が不明」「選挙工作資金のように疑われる」との批判が出た。
  • しかし、当時、JC証券代表取締役会長であった中久保正己氏(JCサービスとグリーンインフラレンディングの社長)は「しっかりした人だから問題ないと思った」と語り、貸付が決定された

出典:「選挙資金と疑われる」細野氏に提供した証券会社で批判(朝日新聞6月27日3時1分付)

「しっかりした人」ってモナ男がですか?笑

7月5日追記:この取締役会が実際には開催されておらず、議事録もあとから偽造されたものである疑いが出てきました。トップの一存どころか、トップによる偽装だったようです。

JC証券、細野議員への5千万円貸付で取締役会議事録を偽造の疑い
グリーンインフラレンディングの親会社JCサービスと細野豪志議員の問題。子会社のJC証券が細野氏への5千万円貸付を決めたとされる取締役会が実際には開かれておらず、議事録もあとから偽造されたものである疑いが出てきました。闇はどこまで続くのか…

個人口座に入金

もう一つは集めた資金の不適切な扱いです。

グリーンインフラレンディングは太陽光発電所の建設費用などの名目で、投資家から資金を集めていました。

ところが実際には集めた資金の一部がJC証券に渡ったり、中久保社長の個人口座に入金されたりしていたのです。

証券取引等監視委員会などが調査したところ、集めた資金の一部が投資家への事前の説明とは異なり融資先の企業から東京・港区にある子会社の証券会社に渡ったり、証券会社の当時の会長の口座に入金されたりしていたことが関係者への取材でわかりました。

出典:ソーシャルレンディング 証券取引等監視委が資金の流れなど調査(NHKニュース6月28日7時10分付)

JCサービスは個人商店

選挙期間中に国会議員に多額の貸出。役員から異論が出ても、トップの一存で押し切る。

投資家から集めた資金を別の用途に使い、さらには社長の銀行口座に入金。

ガバナンスもコンプライアンスもあったもんじゃない

グリーンインフラレンディング、そしてJCサービスの実態は、中久保氏の個人商店だったのです。

そりゃ不祥事も起こりますよ。

上場企業ではありえない

これが上場企業や大手企業であれば、こんなことはまず起こらないでしょう。

社長の一存で好き勝手とかできませんし、お金が変な動き方をしていたら監査を通りません。

やっぱり上場企業や大手企業は、変なことを起こせない体制を整えている

ソーシャルレンディングもそういった業者でやった方が安全だと思うのです。

30万円を失いかけた

僕はソーシャルレンディングの勉強を始めたばかりの頃は、中小の業者も使うつもりでした。

ところが、今年の春前くらいから投資先を大手業者に集約する投資ブロガーが増えていることに気付きました。

それで、そうした方が良さそうだと思いつつ、高い利回りも捨てがたいという気持ちを捨てきれずにいました。

そんな中、6月4日に初めて投資をしたのですが、実はグリフラの案件に30万円投資するつもりでした。

それがちょうとその日の朝にグリフラが自転車操業というブログ記事を見つけ、怖くなってやめました

その記事はガセネタでしたがその後の経緯はみなさんご存知の通りで、僕は一歩間違えれば30万円を失うところだったのです。

上場系、大手系が安心

そういう怖い思いをしたので、今回の一件でソーシャルレンディングをするならば上場系、大手系という思いがさらに強くなりました。

どれだけ利回りが良くても、元本を失ったら終わりですから。

当面の間は上場系、大手系の業者に限定して、ソーシャルレンディング投資をしていきます。

コメント

  1. ぽんず より:

    はじめまして。いつも楽しく購読させて頂いています。
    私もソーシャルレンディングで投資しています(それ以外に、株、投資信託、ETF)。
    今回の記事で投資する事業者6社に関して、
    以前の4月16日の記事「どのソーシャルレンディング業者で投資するか最終的に決めました!」では、クラウドバンクは、ソーシャルレンディングがメインなのでサブ扱い(危ないとも書かれていました)でしたが、メインに上がったんですね。
    個人的には、「ソーシャルレンディングがメインなので危ない」という考え方に賛成出来る部分も大きいですが、投資額を抑え、かつ、短期というようにすれば問題ないかなとは思います。
    それよりも、最初の記事から読ませて頂いているのですが、案件に対する調べ方は本当に素晴らしいですね。
    私は事業者金融で仕事したこともあり、その時の調べ方を今でも覚えていますが、ご経験がない?のに、すごいと思います。
    ちょこちょこ、他の投資家の方々の投資方法(よく調べてなくて大きな金額を投資しているのでは?)に苦言を呈されていますが、私も同じ思いです。
    金融で仕事をしていた時は、会社のお金で融資するのですが、口酸っぱく言われていたのは、自分のお金を融資する(貸し出す)と思って調べて融資しろ、といわれていました。
    ちなみに、仮登記をするなどの他の条件があったりしますが、土地評価額に対して融資できる金額の上限は、評価額の8掛けし、さらに8掛け(つまり、評価額の64%)まででした。
    そこまで厳しくしてしまうと、ほとんどの案件に投資できなくなってしまいますが。。。

    長文失礼しました。
    これからも楽しみにしております。

    • タロウタロウ より:

      コメントありがとうございます。
      クラバンがメインに上がった理由、長くなるので記事にしました。よかったら読んでください。
      案件分析は、う~ん、性格が粘着質だからかな?笑
      ただ、最近ちょっと調べることの限界を感じてるんですよね。どれだけ調べたところで匿名化があるから推測に過ぎないし。
      僕の調査力がmaneoやOwnersBookの評価額を上回るとは思えませんし。
      ここまで調べて意味あるのかな?って気も正直してるんですよ。
      そう言いつつ小心者なので、やっぱりある程度までは調べますが。借り手情報の開示が早く実現されることを願ってます!