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Pocket Funding(ポケットファンディング)の運営会社と経営者

Pocket Fundingで安全に投資するには、Pocket Fundingの運営会社と経営者をよく理解することが大切です。

左野くん
左野くん

自分のお金を預ける相手だからね。

そこでこの記事では、

  • Pocket Fundingの実質的な運営会社である財全GROUP
  • 同社の経営者

について詳しく解説します。

Pocket Fundingで投資して大丈夫か、みなさんの判断の参考になればうれしいです。

タロウさん
タロウさん

それではさっそく始めます!

 

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

Pocket Fundingの運営会社

まず、Pocket Fundingの運営会社について解説します。

運営会社はソーシャルバンクZAIZEN

Pocket Fundingの運営会社はソーシャルバンクZAIZENです。

基本情報

ソーシャルバンクZAIZENの基本情報は以下の通りです。

社名 ソーシャルバンクZAIZEN株式会社
所在地 沖縄県浦添市仲西3-15-5
設立 2012年3月1日
資本金 7,995万円
代表者 代表取締役 浦崎直壮
従業員数 5名
上場市場 非上場
事業内容 Pocket Fundingの運営管理
親会社 株式会社財全GROUP

実質的な運営会社は財全GROUP

ソーシャルバンクZAIZENは沖縄県に本社を置く財全GROUPの子会社です。

財全GROUPは財全グループの統括会社であり、グループ内には複数の子会社があります。

右田さん
右田さん

グループとGROUPでややこしいね。

タロウさん
タロウさん

財全グループという企業集団があって、グループ企業を束ねる親会社が財全GROUPってことです!

ですので、ソーシャルバンクZAIZENは財全グループのソーシャルレンディング事業部と捉えることができます。

つまり、Pocket Fundingの実質的な運営会社と言うか親玉は財全GROUPです。

そこで、ここからは財全GROUPについて解説していきます。

財全GROUPの基本情報

財全GROUPは沖縄県で金融、不動産業を展開する財全グループの統括会社です。

基本情報は以下の通りです。

社名 財全GROUP
所在地 沖縄県浦添市仲西3-15-5
設立 2011年4月11日
資本金 5,000万円
代表者 代表取締役 池田盛作
従業員数
上場市場 非上場
事業内容 グループ統括会社

県外の人には馴染みがないでしょうが、財全グループは沖縄県では大手の貸金業者です。

創業から25年以上に渡って事業を続けており、県内ではテレビCMも放映しています。

タロウさん
タロウさん

次の章では財全GROUPがどのような事業を行っているかを見ていきます!

財全GROUPの事業内容

それでは、財全GROUPの事業内容を解説していきます。

Pocket Fundingに大きく関係していますので、しっかり理解してください。

財全GROUPの事業の概要

財全GROUPは主なものとして5つの子会社を通じて3つの事業を展開しています。

  • 貸金業
  • 不動産業
  • ソーシャルレンディング事業

以下、5つの子会社とその事業を見ていきます。

1.財全ソリューション

社名 株式会社 財全ソリューション
所在地 沖縄県浦添市仲西3-15-5
設立 2005年9月(創業:1994年)
資本金 5,000万円
代表者 代表取締役 池田盛作
事業内容 貸金業

財全グループの中核企業です。

1994年の創業時より、財全グループの祖業である貸金業を行っています。

25年以上の実績を持ち、沖縄県内では大手の貸金業者です。

財全ソリューションの主な事業は次の3つです。

1)不動産担保ローン

個人、法人を対象に、不動産を担保に融資を行います。

例えば、企業が所有する土地を担保に、企業の運転資金を貸し付けます。

創業以来の財全GROUPの主力事業です。

左野くん
左野くん

不動産担保ローンで25年以上の実績があるってことか。

2)軍用地担保ローン

軍用地とは沖縄の自衛隊基地、米軍基地が所在する土地のことです。

軍用地の多くは民間の個人、法人が所有しており、それを国=日本国政府が借り上げて基地として使用しています。

つまり、軍用地は基地が撤退しない限り確実に借り手が付き、借地料が必ず支払われる、ガチガチに硬い不動産資産です。

この軍用地を担保とした融資も行っています。

右田さん
右田さん

ポケファンでも軍用地案件は大人気だよ!

3)商業手形割引き

例えば、次のような例で、

  1. 4月1日に沖縄食品が琉球パンに小麦粉を納品し
  2. 琉球パンが6月30日に代金100万円を支払うとし
  3. 沖縄商品に受取手形を振り出した

そして、沖縄食品が6月30日以前に資金が必要になったとします。

この場合に財全ソリューションが受取手形を100万円で買い取ります。

その代わりに、沖縄食品は財全ソリューションに手数料を支払います。

仮に手数料が2万円だったら、沖縄食品は実質的に98万円を受け取ることになります。

そして、財全ソリューションは6月30日に琉球パンから100万円を回収します。

これが商業手形割引です。

タロウさん
タロウさん

沖縄食品は98万円しか受け取れなくなるけれど、早めにお金が入ってくるので、2万円分のメリットはあるってことです!

2.ビジネスアシスト

社名 株式会社 ビジネスアシスト
所在地 沖縄県浦添市仲西3-15-2
設立 2009年12月
資本金 5,000万円
代表者 代表取締役 池田盛作
事業内容 貸金業

ビジネスアシストも貸金業者です。

次の3つの事業を行っています。

1)ファクタリング

さきほどの商業手形割引に似たサービスです。

医療機関などが診療報酬などを受け取るには2~3ヶ月ほどの時間がかかります。

そこで、例えば病院から診療報酬の債権をビジネスアシストが例えば額面の8掛けで買い取ります。

病院は必要な資金を調達でき、ビジネスアシストは2~3ヶ月後に受け取る診療報酬との差額が利益となります。

これがファクタリングです。

  • 対象機関:病院、介護施設、調剤薬局、障害福祉施設
  • 対象債権:診療報酬、介護給付金、調剤報酬、自立支援給付金、障害児給付費
左野くん
左野くん

資金に余裕がない場合、事業者としては手取りが多少減っても資金を手に入れたいってことか。

2)診療報酬担保型ローン

ファクタリングと似たサービスです。

例えば、100万円の診療報酬を担保に病院に80万円を融資します。

病院が期日までに返済できない場合、ビジネスアシストは担保権を実行して融資した資金を回収します。

対象となる機関と債権はファクタリングと同じです。

3)不動産担保ローン

個人事業主、不動産事業者を対象に、不動産を担保に融資を行います。

タロウさん
タロウさん

財全ソリューションの不動産担保ローンと基本的に同じです!

3.財全エステート

社名 株式会社 財全エステート
所在地 沖縄県浦添市仲西3-15-5
設立
資本金
代表者 代表取締役 池田盛作
事業内容 不動産の売買、仲介業

財全グループの不動産部門です。

いわゆる、不動産屋さんです。

不動産担保ローンでつちかった不動産のノウハウを活用しています。

4.レディースエステート&ビジネス

社名 株式会社 レディースエステート&ビジネス
所在地 沖縄県浦添市仲西3-15-2
設立
資本金
代表者
事業内容 不動産仲介、リゾート開発

こちらも不動産事業部門です。

主にリゾート系の不動産仲介と沖縄でのホテルなどリゾート開発を行っています。

右田さん
右田さん

2019年に始まったばかりの新規事業だよ。

5.ソーシャルバンクZAIZEN

社名 ソーシャルバンクZAIZEN株式会社
所在地 沖縄県浦添市仲西3-15-5
設立 2012年3月1日
資本金 7,995万円
代表者 代表取締役 浦崎直壮
事業内容 Pocket Fundingの運営管理

財全グループのソーシャルレンディング部門です。

以前は設立時期は2015年12月25日とされていました。(実際に事業準備を始めたのもその時期)

金融に精通した人材の確保に手間取ったため、第二種金融商品取引業の登録に2年かかりました。(2017年6月9日登録)

その結果、サービスの開始は2017年8月14日となりました。

また、初代の代表取締役は宮城左門氏で、2018年10月に現在の浦崎直壮氏に交代しています。

タロウさん
タロウさん

サービス開始当初は鳴かず飛ばずでしたが、2019年秋頃から一気に人気業者になりました!

Pocket Fundingの強み

Pocket Fundingは財全グループであることを活かして強みにしています。

財全ソリューションのリファイナンス案件

Pocket Fundingで募集される案件は、ほぼすべてがグループ内の貸金業者である財全ソリューションのリファイナンス案件です。

財全グループ内でのリファイナンス(借り換え)とは次のような仕組みです。

  1. 財全ソリューションが借り手にお金を貸す
    • 融資額:1千万円
    • 融資期間:1年間
  2. 3ヶ月目に借り手が財全ソリューションに返済する
    • 返済額:1千万円
  3. 代わりにPocket Fundingが借り手にお金を貸す
    • 融資額:1千万円
    • 融資期間:9カ月

3ヶ月目で財全ソリューションからPocket Fundingに貸し手が交代するということです。

これには、両者にとって次のようなメリットがあります。

  1. 財全ソリューション
    • 戻ってきたお金で新しい借り手に貸せる
  2. Pocket Funding
    • 財全ソリューションが審査済みなので安全性が期待できる
    • 案件探しにコストをかけずに済む
左野くん
左野くん

財全ソリューションがお金を貸していた相手に、今度は僕たちが貸すってことか。

貸金業のノウハウをソーシャルレンディングに活用

ソーシャルレンディングの本質は貸金業です。

そして、財全ソリューションは25年以上の貸金業の実績を持っています。

日本のソシャレン業者で10年以上の貸金業の実績を持つ業者は他にありません。

つまり、貸金業の実績という点ではPocket Fundingはダントツのトップなのです。

僕たちがPocket Fundingでお金を貸す相手は、その財全ソリューションが大丈夫だと判断し、実際に融資を実行した借り手です。

それだけ硬い借り手だということです。

Pocket Fundingはグループ会社が持つ貸金業のノウハウを活用することで、高い安全性を実現しています。

右田さん
右田さん

貸金業のプロが貸して大丈夫と判断した借り手だから安全性が高いってことね。

Pocket Fundingでも審査を行っている

Pocket Fundingで募集される案件の大半は、財全ソリューションから持ち込まれた案件です。

ですがもちろん、持ち込まれた案件をすべて受けるのではありません。

Pocket Funding側でも案件を独自に審査し、募集する案件を絞り込んでいます。

つまり、財全ソリューションとPocket Fundingのダブルチェックで安全性を高めているということです。

タロウさん
タロウさん

財全ソリューションのリファイナンスというのが、Pocket Fundingの最大の特長であり強みです!

財全グループ外との提携

Pocket Fundingは財全グループ外の業者とも提携しています。

アセットフォーラム

Pocket Fundingは沖縄県外の案件も扱っており、その多くは財全ソリューションのリファイナンス案件です。

それとは別に、東京の貸金業者であるアセットフォーラムと提携し、首都圏での案件の拡大を図っています。

ただ、2019年3月から2020年2月までに運用が始まった沖縄県外の案件6件の内、アセットフォーラムが営業者なのは1件だけです。

案件名 地域 営業者
東京不動産ファンド1号 東京 財全ソリューション
アーバンファンド2号 神奈川 アセットフォーラム
SAGAファンド1号 佐賀 財全ソリューション
東京不動産ファンド2号 東京 財全ソリューション
地方創生ファンド1号 鳥取 財全ソリューション
地方創生ファンド2号 神奈川 財全ソリューション

ですので、現時点では提携が十分に効果を発揮しているとは言えない状況です。

ジェイホールディングス

Pocket Fundingは2019年3月にジャスダック上場のジェイホールディングスと資本業務提携を締結しました。

首都圏での案件拡大が目的で、ジェイホールディングスはPocket Fundingの8%の株を取得していました。

しかし、同年11月には早くも同株式をPocket Fundingに譲渡し、資本提携を解消しています。

実際の案件募集につながったという話も出ておらず、提携は上手くいっていないというのが僕の率直な印象です。

左野くん
左野くん

沖縄のスペシャリストでも良いと思うけどな。

以前はエスクローファイナンス株式会社(東京の貸金業者)とも提携していましたが、現在は提携していない模様です。

財全GROUPの事業内容のまとめ

以上、財全GROUPの事業内容をまとめます。

  1. 貸金業
    • 財全ソリューション
    • ビジネスアシスト
    • 財全GROUPの祖業
    • 不動産担保ローンがメイン
    • 25年以上の実績
    • 沖縄県の大手貸金業者
  2. 不動産業
    • 財全エステート
    • レディースエステート&ビジネス
    • 貸金業での不動産のノウハウを活用
  3. ソーシャルレンディング事業
    • Pocket Funding
    • 財全ソリューションのリファイナンス
    • 審査済みなので安全性アップ
    • 財全グループの強みを活用
  4. 財全グループ外との提携
    • アセットフォーラム
    • ジェイホールディングス
    • 提携効果は今ひとつ
タロウさん
タロウさん

ここまで、財全グループの事業内容についてでした!

財全グループの経営者

次に、財全グループの経営者を見ていきます。

池田 盛作氏

池田盛作氏は財全グループの創業社長です。

以下、※は明確な根拠がない僕の推測です。

池田盛作氏の略歴

  • 1967年5月26日生、長男
  • 普天間高校卒 ※
  • 大学は沖縄県内 ※
  • 1994年:貸金業で起業(現、財全ソリューション)

池田盛作氏について

以下、池田盛作氏についての雑記です。

  • 実家の家業は建築業
  • 大学時代に父の手伝いをしていたが厳しい経営環境
  • 建築業で大丈夫かと疑問を持つ
  • 27歳のときに貸金業で起業
  • 当初はがむしゃら軍隊式経営、給料は高く
  • 2012年頃にそれではダメと気付き、現在は経営理念を重視
  • 喜ばれたい+認められたいという気持ちがあり、社員にもそうなって欲しい
  • 創業20周年の様子を見る限り、社員からは信頼され慕われている様子
  • 人望もある様子
  • 2017年秋に福岡に転居
  • 理由は情報収集と人脈形成(思考と販路を広げる、行動力を上げる)
  • 東京、大阪でない理由は、ファイナンスは福岡が厳しいから
  • 浦添市の松本哲治市長とは浦添市立仲西小学校or仲西中学校で同期 ※

浦崎 直壮氏

浦崎直壮氏はソーシャルバンクZAIZENの代表取締役です。

浦崎直壮氏の略歴

  • 豊見城高校卒
  • 沖縄国際大学卒
  • ソニー生命保険
  • 2018年10月:ソーシャルバンクZAIZEN 代表取締役

立津 政憲氏

立津政憲氏はソーシャルバンクZAIZEN設立時以来の取締役です。

立津政憲氏の略歴

  • 地方国立大経済学部卒
  • 1988年:地場証券会社入社(株式や債券、投資信託、金融派生商品など営業)
  • 大手FX会社に転職、バックオフィス業務
  • ソーシャルバンクZAIZEN入社、取締役コンプライアンス部長
  • 金商登録に伴い、内部管理統括責任者として、コンプライアンス態勢を整備

宮城 左門氏

宮城左門氏はソーシャルバンクZAIZENの初代代表取締役です。

宮城左門氏の略歴

  • 成城大学経済学部卒
  • 前職:SGウォーバーグ証券、ソシエテジェネラル証券、FXCMジャパン
  • 前職での職務:トレーディング、法人営業、企画(主に証券畑)
タロウさん
タロウさん

ここまで財全グループとPocket Fundingの経営者についてでした!

Pocket Fundingの運営会社と経営者のまとめ

最後にPocket Fundingの運営会社と経営者について要点をまとめます。

  1. 運営会社の概要
    • 直接的な運営会社:ソーシャルバンクZAIZEN
    • 実質的な運営会社:財全GROUP
    • 沖縄本拠の財全グループの統括会社
    • ソーシャルバンクZAIZENがPocket Funding事業を担当
  2. 財全GROUPの事業内容
    • 3つの主要事業を5つの子会社が分担
      • 貸金業
      • 不動産業
      • ソーシャルレンディング事業
    • 財全ソリューション(貸金業)
      • グループの中核会社
      • 貸金業で25年以上の実績
      • 沖縄県内の大手貸金業者
    • ビジネスアシスト(貸金業)
    • 財全エステート(不動産業)
    • レディースエステート&ビジネス(不動産業)
    • ソーシャルバンクZAIZEN株式会社(ソシャレン)
  3. Pocket Fundingとグループ企業との連携
    • 案件の多くが財全ソリューションのリファイナンス
    • 審査済みなので安全性が確保される
    • Pocket Funding独自でも審査を実施=ダブルチェック
  4. 経営者
    • 池田盛作氏がグループトップ
    • 27歳で貸金業で起業
    • 一代で県内有数の金融、不動産グループに

最重要ポイントは次の2点です。

  • 運営会社が25年以上の貸金業の実績を持っている
  • そのことがPocket Fundingの強みになっている

以上、Pocket Fundingの運営会社と経営者について解説しました。

Pocket Fundingで投資するか、みなさんの判断材料になれば幸いです。

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タロウさん
タロウさん

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コメント

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。