Pocket Fundingに興味があるけれど、投資して大丈夫か迷っている。
そんな方にPocket Fundingの概要と良いところ、悪いところ、上手な使い方を紹介します!

Pocket Fundingはサブの投資先としてオススメだよ!
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Pocket Fundingの概要
まず最初に、Pocket Fundingはどんなソーシャルレンディングなのか。
概要を簡単に説明します。

知ってるよという方は、次の章に飛んで下さい!
財全グループのソーシャルレンディング
Pocket Fundingは財全グループが運営するソーシャルレンディングです。
財全グループは沖縄県を地盤とする金融・不動産業者で、次の6社から構成されています。
- 株式会社財全GROUP:グループの統括会社
- 株式会社財全ソリューション:貸金業
- 株式会社ビジネスアシスト:ファクタリング
- ソーシャルバンクZAIZEN株式会社:ソーシャルレンディング
- 株式会社財全エステート:不動産業
- 株式会社財全エネシフト:再生エネルギーなど
中核企業である財全ソリューションは、沖縄県でトップクラスの貸金業者です。
消費者金融ではなく、不動産担保の企業向け融資を中心に行っています。
Pocket Fundingには財全ソリューションとソーシャルバンクZAIZENが携わっています。

沖縄の金融グループが運営するソーシャルレンディングなんだね。
Pocket Fundingの仕組み
Pocket Fundingの仕組みを簡単に説明します。
基本的な仕組みは、
- 投資家がPocket Fundingを通して
- 企業にお金を貸し
- 企業が払った利息で儲ける
です。
具体的には次のような流れです。
- ソーシャルバンクZAIZENが投資家からお金を集める
- 集まったお金を財全ソリューションが企業に貸す
- 財全ソリューションがお金と利息を回収する
- ソーシャルバンクZAIZENが利息を付けて投資家に返済する

Pocket Fundingで投資したお金に利息が付いて戻ってくる、ということね。
Pocket Fundingの特長
ソーシャルレンディングとしてのPocket Fundingの特長を簡単にまとめると以下の通りです。
- 地域:沖縄中心
- 案件:不動産案件に特化
- 利回り:やや高め
- 運用期間:短め
- 貸し倒れ:過去に一度もなし

沖縄の不動産案件をメインとする手堅いソシャレン業者だよ!
Pocket Fundingをオススメする理由
それでは、Pocket Fundingをオススメする理由、良いところ、メリットを見ていきます。

Pocket Fundingをオススメする理由を9つ挙げるよ!
1.貸金業のプロ集団
さきほどの図で見たように、ソーシャルレンディングの本質は貸金業です。
そして最初の方で説明した通り、財全ソリューションは沖縄でトップクラスの貸金業者であり、創業は1995年です。
日本のソシャレン業者で20年以上の貸金業の実績を持つのは財全ソリューションだけです。
つまり貸金業の実績年数という点で、Pocket Fundingは業界トップなのです。
このことからPocket Fundingは、ソーシャルレンディングを運営する上で最も重要な以下の点で、豊富な経験を持っていると言えます。
- 借り手の返済能力の見極め
- 融資中の借り手の管理・監視
- 融資金の回収
- 借り手が返済不能になった場合の債権の回収
沖縄地盤の中小業者と見られがちなPocket Fundingですが、実はソーシャルレンディング=貸金業のプロ集団なのです。

ソシャレンの本質は貸金業だから、20年以上のソシャレンの経験を持つみたいなもんだね。
2.全案件不動産担保付き
ソーシャルレンディングは貸金業ですので、借り手が返済できない場合への備えが必要です。
そのために担保を取るのですが、担保の中でも最も有効と言われるのが不動産担保です。
同じ条件ならば不動産担保がある方が、案件の安全性は高まります。
Pocket Fundingではすべての案件が不動産担保付きです。
3.不動産のプロが担保を評価
ただ、不動産担保があれば良いということではありません。
担保価値が正しく評価されていなければ、いざという時に担保が役に立ちません。
この点、Pocket Fundingで企業への貸付を行う財全ソリューションは、
- 20年を超える貸金業の豊富な経験を持つ
- 創業から一貫して不動産担保の融資を行ってきた
- 財全グループ内には不動産業者もある
ことから、不動産担保を評価するプロであると言えます。
ですので、Pocket Fundingの担保評価は高い信頼性が期待できます。

ポケファンって地味な業者なのに、なにげに貸金業と不動産評価のプロなのね。
4.担保の現地調査を実施
財全ソリューションが沖縄県内の担保を評価する際、すべての担保物件について現地調査を行っています。
また、ソーシャルバンクZAIZENも現地調査に同行しています。
資料とデータを見て終わりではなく、現地で現物の不動産を見た上で担保評価を行っているということです。
5.LTVが70%以下
ソーシャルレンディング業界ではLTV80%が安全ラインと言われています。
これに対し、Pocket FundingではLTVの上限を原則70%としています。
LTVが低めであるため、他の業者に比べて安全性が高いです。

LTVの上限を70%と決めているのは、ソシャレン業者の中でPocket Fundingだけだよ!
担保評価額の何%まで貸すかをLTV(Loan to Value)と言います。例えば、評価額1億円の土地を担保に8千万円を貸す場合、LTVは80%です。
LTVは低ければ低いほど安全です。担保を処分する際に必ずしも評価額通りに売れるとは限らないからです。
例えば、LTVが90%ならば10%を超えて値下がりしたら元本割れです。しかし、50%であれば半値まで下がっても大丈夫ですよね。
6.定期的なモニタリングを実施
企業に貸付を行ったあと、ソーシャルバンクZAIZENが3ヶ月ごとに、その企業の経営状態や貸し付けた資金の利用状況などをチェックしています。
そして、毎回モニタリングの報告書をまとめて投資家に報告しています。
Pocket Fundingは貸してそのまま放ったらかしではありません。

定期的に借り手を監視、チェックしてくれているってことだから安心できるね。
7.利回りが比較的高い
2018年4月から2019年5月までにPocket Fundingが募集した案件の平均利回りは6.5%です。
海外案件や再生エネルギー案件のようなハイリスク案件は別として、不動産系の手堅い案件の利回りは4~5%が主流です。
Pocket Fundingの利回りは不動産案件としては比較的高いと評価できます。
8.運用期間が短め
ソーシャルレンディングで最も大切なことは、貸したお金を回収することです。
利息がどれだけ高くても貸したお金が戻ってこなければ大損ですよね?
その意味で、運用期間は短いほうが安全です。
2018年4月から2019年5月までにPocket Fundingが募集した案件の平均運用期間は9.5ヶ月です。
短期間で運用できるので、特に安全志向の投資家にオススメです。

将来がどうなるかなんて分からないから、少しでも早くお金が戻ってきてくれる方が安心だよね。
9.競争率が低い
ここまで見てきたように、良い点が非常に多いPocket Fundingなのですが。
地方の中小業者ということで、まるで人気がありません。
わずか1千万円の募集が、満了するまで丸1日かかることもあるほどです。
逆に言うと競争率が低く、クリック合戦とはまったくの無縁です。
慌てず競争せずに投資できる点は、Pocket Fundingの大きなメリットです。

クリック合戦で連戦連敗とか、仕事があって募集開始時刻に応募できないという人にオススメだよ!
2019年8月17日:追記
2019年7月頃からPocket Fundingの人気が上がってきました。
このため、募集金額が少ない案件では募集開始から数分で満了するケースも出ています。
ただそれでも、FundsやFANTAS fundingといった超人気業者に比べれば、はるかに投資しやすいです。
Pocket Fundingのデメリット
良い点が多いPocket Fundingですが、もちろん良い点ばかりではありません。
良い点だけを語るのはアンフェアですので、ここからは悪い点を見ていきます。

Pocket Fundingで投資するデメリットを説明するよ!
1.経営状態が見えない
財全グループは非上場企業であるため、経営状況は一切公開されていません。
沖縄県外の方には断片的な情報すら入ってこないでしょう。
このため、財全グループやソーシャルバンクZAIZEN、財全ソリューションの経営状態がどうなのか、投資家は一切知ることができません。
知らない間に倒産寸前なんてことも可能性としてはあるわけで、経営状態が見えないというのは非常に大きなデメリットです。

経営状態が分からない企業にお金を預けるのは、確かに不安だよね。
2.借り手企業の匿名化を解除していない
2019年3月に金融庁が匿名化を解除し、借り手情報を公開できるようになりました。
どんな企業にお金を貸すのかが分かるので、投資家の安全性が高まります。
しかし、Pocket Fundingは依然として借り手企業の情報を公開していません。
それどころか、公開するのかしないかの発表すら行っていません。
人様のお金を扱う企業として、この姿勢には疑問を抱かざるを得ません。

公開しないならしないで、理由付きで明確に発表して欲しいよね。

3.沖縄県外の案件に不安
Pocket Fundingは2019年3月にジェイホールディングスと業務提携し、首都圏の案件の扱いを開始しました。
ジェイホールディングスはジャスダック上場で怪しい企業ではありませんので、首都圏案件が悪いとは言いません。
しかし、Pocket Fundingの下記の強みは、沖縄についてのものです。
- 貸金業のプロ
- 不動産評価のプロ
- 担保物件の現地調査
- 定期的なモニタリング
首都圏の不動産を正確に評価できるのか?首都圏でも定期的なモニタリングを実施するのか?
仮にそれらをジェイホールディングス側に委託するとして、沖縄物件と同等の質を維持できるのか?
この点について不安が残ります。

沖縄での財全グループの強みを首都圏でも発揮できるのか?ってことだね。
4.募集案件数が多くない
Pocket Fundingは競争率が低いので応募すること自体は難しくありません。
ただ、募集される案件数が2018年4月から2019年5月までの平均で月6件と、多いとは言えない水準です。
自分の条件に合う案件ばかりとは限りませんので、実際に投資できる案件数はさらに少なくなるでしょう。
このため、投資額を増やすことがなかなか難しいです。

Pocket Fundingだけだとソーシャルレンディングの投資額を増やすことは難しいよ!
Pocket Fundingの上手な活用方法
ここまで、Pocket Fundingの良いところと悪いところを見てきました。
以上を踏まえて、Pocket Fundingの上手な活用方法を紹介します。

Pocket Fundingを使った効果的な投資方法を紹介するよ!
1.サブの投資先とする
Pocket Fundingは以下の点で間違いなく優良なソーシャルレンディング業者です。
- 20年以上の経験を持つ貸金業と不動産業のプロ集団
- すべての案件が不動産担保付きでLTV70%以下
- 現地調査や定期的なモニタリングを実施
しかし、非上場で経営状態が見えないという点で、どうしても信頼性が劣ります。
ですので、全幅の信頼をおいてメインの投資先とすることはできません。
メインは上場企業系など信頼性の高い業者とし、Pocket Fundingはサブの投資先とすることをオススメします。

条件の良い案件が出た時限定で、少額を投資するってことね。

2.沖縄県内の短期案件に絞って投資する
上述したように、Pocket Fundingの首都圏案件は不安が残ります。
また、業者としての信頼性が高いとは言えず、長期間お金を預けるのは怖い部分もあります。
ですので、
- 沖縄県内の
- 短期の案件
に絞って投資することをオススメします。
僕は2019年8月までにPocket Fundingの14件の案件で200万円以上を投資してきました。
No. | 利回り | 運用期間 | 投資額 |
---|---|---|---|
1 | 6.75% | 4ヶ月 | 10万円 |
2 | 6.5% | 7ヶ月 | 10万円 |
3 | 6.25% | 6ヶ月 | 20万円 |
4 | 6.6% | 5ヶ月 | 10万円 |
5 | 6.3% | 8ヶ月 | 10万円 |
6 | 6.0% | 6ヶ月 | 20万円 |
7 | 6.0% | 5ヶ月 | 10万円 |
8 | 5.0% | 3ヶ月 | 20万円 |
9 | 5.3% | 3ヶ月 | 21万円 |
10 | 5.3% | 3ヶ月 | 20万円 |
11 | 4.9% | 2ヶ月 | 21万円 |
12 | 6.0% | 6ヶ月 | 20万円 |
13 | 5.9% | 6ヶ月 | 10万円 |
14 | 5.9% | 6ヶ月 | 20万円 |
平均/合計 | 5.9% | 5.0ヶ月 | 222万円 |
ですがご覧の通り、運用期間の平均は5ヶ月で、半年を超える案件に投資したのは2回だけです。

安全第一で投資してるんだね。
3.他の業者と併用する
さきほど書いた通り、Pocket Fundingは募集される案件数が多いとは言えません。
このため、Pocket Fundingだけで投資していると、いつまで経っても投資額を増やせません。
ですので、
- 信頼性の高い業者をメインとした上で
- Pocket Fundingも口座を開設し
- 良い案件が出た時に投資する
つまり、他の業者と併用することをオススメします。
次の章の最後に僕のメインの投資先と投資額をリストアップしていますので、参考にして下さい。

サブの投資先として考えれば、Pocket Fundingは本当に優秀だよ!
Pocket Fundingのまとめ
長くなりましたので、最後に要点をまとめます。
- Pocket Fundingは
- 沖縄のソーシャルレンディング業者です
- 投資家が企業にお金を貸して
- 利息で儲けます
- Pocket Fundingの良いところ
- 貸金業のプロ集団
- すべての案件が不動産担保付き
- 不動産評価のプロ集団
- 担保不動産の現地調査を実施
- LTVが70%以下
- 定期的なモニタリング
- 利回りが高め
- 運用期間が短め
- 競争率が低い
- Pocket Fundingの悪いところ
- 非上場で経営状態が見えない
- 匿名化解除をしていない
- 首都圏案件に不安要素
- 募集する案件が多くない
- Pocket Fundingの活用方法
- サブの投資先
- 沖縄の短期案件に絞る
- 他の業者と併用
Pocket Fundingは沖縄の中小業者ということで過小評価されています。
メインにすることはできませんが、サブとしてならば間違いなく優良な業者です。
口座を開設しておいて、良い条件の案件が出た時にピンポイントで投資することをオススメします。
僕は2019年10月末現在、50万円を投資中です。
★こちらから無料で口座開設できます → Pocket Funding(公式サイト)

ポケファンは不動産系ソシャレンのスーパーサブだよ!
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