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CREALとブリッジシー、横田大造、澁谷賢一、徳山明成氏他を徹底調査

不動産投資型クラウドファンディングのCREAL

運営会社のブリッジ・シー・キャピタルやグループ会社、社長の横田大造氏、取締役の澁谷賢一氏、グループトップの徳山明成氏、その他関係者などについて徹底的に調べました。

企業、人物について調べた内容を列記し、最後にそれらを踏まえて考察します。

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この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に1億9千万円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

企業

株式会社ブリッジ・シー・キャピタル

概要

  • CREALの運営会社
  • 代表取締役:横田 大造
  • 所在地:東京都中央区銀座2-16-11 片帆ビル3階
  • 設立:2011年5月11日
  • 資本金:1千万円
  • 本業は不動産アセットマネジメント(投資用不動産の運用管理代行業)
  • 運用資産残高約300億円(2018年10月末現在)
  • 不動産特定共同事業者(2018年9or10月に許可取得)
  • 第二種金融商品取引業者、宅地建物取引業

財務状況

沿革

  • 2011年5月11日:株式会社ブリッジ・シー設立
  • 2014年9月:港区虎ノ門に移転
  • 2015年5月:千代田区神田猿楽町に移転
  • 2015年8月:株式会社ドリームイットを吸収合併
  • 2016年1月27日:第二種金融商品取引業登録
  • 2017年10月1日:現社名に変更
  • 2018年3月22日:1億円に増資(ブリッジ・シー・ホールディングスを引受先とする株主割当増資)
  • 2018年7月17日:現在地(中央区銀座)に移転
  • 2018年11月:クラウドファンディング開始

その他

  • 上場準備中
  • 運用資産残高300億円と言っているが、2016年5月のインタビュー記事で澁谷氏は100億円と言っている
  • 2年で3倍になるの?ここは説明が欲しいな

株式会社ブリッジ・シー・エステート

概要

  • 代表取締役:澁谷 賢一
  • 所在地:東京都中央区銀座2-16-11 片帆ビル3階
  • 設立:2013年10月10日
  • 資本金:1,400万円
  • 従業員数:12名(2018年11月)
  • 業務:投資用マンション開発販売業(中古ワンルームマンション)
  • 宅地建物取引業

沿革

  • 2013年10月10日:日本不動産イニシアティブ株式会社として設立
  • 2015年5月:千代田区神田猿楽町に移転
  • 2015年12月31日:ドムスレジデンシャルエステート株式会社、ドムスレジデンシャルサービス株式会社を子会社化
  • 2016年5月:Bridge-C Hawaii Inc. に出資
  • 2016年12月:資本金900万円から1,400万円に増資
  • 2017年10月1日:現社名に変更
  • 2018年7月17日:現在地(中央区銀座)に移転

その他

  • 設立当初、会計士、税理士が設立した不動産会社で資産管理、税務、相続税対策も含めたサービスを特長としていた
  • 不動産投資セミナーを頻繁に開催している(年間200回以上)
  • 3年以内の上場を目指している
  • 富裕層向けに複数物件の組み合わせ提案もしている(複数の中古ワンルームでポートフォリオ、地域や条件で分散投資)

ドムスレジデンシャルエステート株式会社

概要

  • 代表取締役:澁谷 賢一
  • 所在地:東京都中央区銀座2-16-11 片帆ビル3階
  • 設立:1979年7月18日
  • 資本金:1,000万円
  • 業務:建物管理、メンテナンス、リノベーション
  • ブリッジ・シー・エステートの100%子会社

沿革

  • 1972年3月:株式会社ドムス設立(杉並区浜田山、加来庸正氏)
  • 1979年7月18日:株式会社ビルメンテナンス設立
  • 1993年6月:杉並区高井戸東に移転
  • 2003年6月:ドムスレジデンシャルサービス株式会社に社名変更
  • 2003年6月:港区麻布十番に移転
  • 2007年5月:ドムスレジデンシャルエステート株式会社に社名変更
  • 2015年12月31日:日本不動産イニシアティブ(現ブリッジ・シー・エステート)が全株取得
  • 2016年2月:千代田区神田猿楽町に移転
  • 2018年3月31日:ドムスレジデンシャルサービス株式会社を吸収合併
  • 2018年7月17日:現在地(中央区銀座)に移転

ドムスマンションシリーズ

  • 1979~93年の間に20棟建てられた超高級マンション
  • 麻布、青山など都心一等地
  • ドムス南麻布:平均19億円、最高27.5億円/1戸←マジかよ?

不明確な情報1

  • 下記3社が過去に港区三田5丁目4番3号三田プラザビル6階に所在した
  • ドムスレジデンシャルエステート株式会社(設立:1979年7月、資本金:2億1,000万円、事業:マンション管理、メンテナンス、リフォーム等)
  • ドムスレジデンシャルサービス株式会社(資本金:3,000万円、事業:建設業)
  • ドムスホールディングス株式会社
  • 不動産イニシアティブに買収された時点の本社は港区三田だったので、現在のドムスレジデンシャルエステートでまず間違いない
  • 当時の代表取締役は大塚裕史
  • 同氏は2001年3月15日から現在に至るまで株式会社創研(不動産業)を営み、同社は一時期同じ住所(三田5丁目4番3号)に所在した
  • 同氏が過去にドムス社の社長であったことはほぼ間違いないが、現在のドムス社との関係は不明

不明確な情報2

  • ドムスホールディングス株式会社で
  • 【山田 護】
  • 2005年1月:ドムスホールディングス 取締役企画開発部長
    2006年7月:ドムスホールディングス 代表取締役社長(~2011年5月)
  • 現、株式会社あうる(不動産業)代表取締役
  • 【吉永 正紀】
  • 2007年4月:ドムスホールディングス取締役(~2010年6月)
  • 現、Abalance株式会社(ソフトウェア、システム、太陽光発電、東証二部、旧リアルコム)特別顧問(2014年9月~取締役、2016年9月~代表取締役、2018年9月~特別顧問)
  • この2人の果たした役割、現在の関係等は不明

ブリッジ・シー会計事務所

  • 丸尾税理士事務所とも呼ぶ
  • 代表:丸尾 知弘
  • 2000年:慶応経済卒、2000年:中央青山監査法人、2005年丸尾公認会計士・税理士事務所設立
  • 所在地:東京都中央区銀座2-10-8 マニエラ銀座ビル4階
  • 設立:2005年4月
  • 会計税務顧問、税務コンサル、相続対策
  • 中小企業を主な顧客とする
  • 2015年4月でサイトの更新が止まっている
  • 富裕層相手に資産管理会社の設立サポートとかもやる模様

ブリッジ・シー・ホールディングス株式会社

  • ブリッジ・シー・キャピタルの親会社
  • 代表取締役:金子 好宏(2017年10月~)
  • 所在地:東京都中央区銀座2-16-11 片帆ビル3階
  • 設立:2011年(同時の代表取締役は徳山明成)
  • 2018年11月16日:ブリッジ・シー・キャピタルが吸収合併し解散
  • ブリッジ・シーグループの本社的な役割?

Developer Group Pte. Ltd.

  • ブリッジ・シーグループの海外部門
  • 所在地:112 Robinson Road, #05-01, Singapore
  • 代表者:Albin David Rebello(CEO、共同経営者)、徳山 明成(CIO、CFO、共同経営者)
  • 設立:2012年6月13日
  • 資本金:2,439万シンガポールドル(20億円くらい)
  • 事業:シンガポール、インド、ロンドンでの都市開発、不動産事業
  • インドに100%子会社(Developer Group India)
  • インドでの事業:チェンナイ(集合住宅1千戸)、ビシャカパトナム(土地開発20ha)、ルディアナ(土地開発60ha)など

株式会社ブリッジ・シー・ダイニング

  • 所在地:墨田区東向島5丁目19番16号
  • 事業:飲食業
  • 炭火焼肉 明香苑(1978年創業)、鉄板焼き 明香苑、居酒屋 明香苑(曳舟店、東向島店)
  • 有限会社明香苑が2017年10月10日に名称変更
  • なんで焼肉屋なんて買収したんだろ?本業と関連あるの?
  • 78年創業ってことはオーナーは70歳前後、このオーナーがキャピタルの顧客で相続で相談されて引き受けることにしたとか?分からん

Bridge-C Hawaii Inc.

  • 代表:Wei Tien Hao(中国人?)
  • 所在地:320 Ward Ave. #209 Honolulu, Hawaii
  • 設立:2016年2月15日
  • 事業:飲食業

人物

徳山 明成

  • ブリッジ・シーグループの総帥
  • Developer Group Pte. Ltd.(インド不動産開発)投資責任者、共同創業者
  • インド(4都市で5千戸)の都市開発、住宅開発
  • 1978年3月生まれ
  • 1996年4月:慶応大入学
  • 在学中:公認会計士合格、会計学講師、監査法人(非常勤)、ネットマーケティング会社設立(光通信が出資、後に営業譲渡)
  • 2000年3月:慶応総合政策学部卒
  • 2001年:ゴールドマンサックス証券(投資銀行部門)
  • 2004年:同ニューヨーク本社
  • 時期不明:米企業のヘルスケア部門(財務助言業務)
  • 2005年:カーライル・ジャパン・エルエルシー(バイアウト部門)ヴァイスプレジデント
  • 2011年:Bridge-C Holdings Pte. Ltd.設立(シンガポール登記の会社だね、現キャピタル社とは別?)
  • 2011年:株式会社ドリーム・イット(会計ソフト開発)設立
  • 2011年:JMP有限責任事業組合(ホテルオペレーション運営)設立
  • 2011年5月:徳山明成公認会計士・税理士事務所設立
  • 2011年5月11日:株式会社ブリッジ・シー設立
  • 2012年:Asset Development Pte. Ltd.(国内不動産開発)設立(これもシンガポール登記)
  • 2012年6月13日:Developer Group Pte. Ltd.(海外不動産開発、本社シンガポール)設立
  • 2013年4月:Developer Group India設立
  • 2015年8月18日:Developer Group UK設立(将来的に英以外の欧州へも進出を検討している)
  • 公認会計士(東京会 第26234号)、税理士(麻布 第118293号)
  • 公認会計士としても投資アドバイザー、不動産開発、相続など富裕層向けの業務内容が並ぶ

Albin David Rebello

  • インド事業の共同経営者
  • Developer Group Pte. Ltd.(インド不動産開発)CEO、共同創業者
  • 時期不明:デリー大学セントステファンカレッジ卒(経済系)
  • 時期不明:ボンベイ大学マーケティング・金融修士
  • 1984年:TATA Administrative Service
  • 1985年:NELCO(TATA系列)
  • 1988年:The Taj Hotels, Palaces and Resorts
  • 1997年:Tata Housing Development Company Ltd. (タタグループの不動産事業)CEO
  • 2005年:DLF Home Developers Ltd.(印最大のディベロッパー)執行役員
  • 2009年:Bharti Realty Ltd.(Bharti Enterprises(印大手複合企業)の不動産部門)CEO
  • 2012年6月13日:Developer Group Pte. Ltd.創業
  • 英国王立チャータード・サベイヤーズ協会フェロー
  • インドではスゴイ有名人らしい

横田 大造

  • ブリッジ・シー・キャピタル 代表取締役社長
  • 2000年3月:早稲田政経卒
  • 2000年4月:アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)
  • 2005年9月:オリックス(不動産ファイナンス本部)
  • 2007年12月:ラサールインベストメントマネージメント(不動産投資業務)
  • 2011年10月:新生銀行ヘルスケアファイナンス部部長代理
  • 2012年4月:同ヘルスケアファイナンス部ストラクチャードビジネス推進室室長代理 ←カタカナで長過ぎて何のこっちゃ分からんw
  • 2013年7月:同ヘルスケアファイナンス部ストラクチャードビジネス推進室営業推進役
  • 2014年4月:ジャパン・シニアリビング・パートナーズ(老人ホーム中心の資産運用会社、新生銀行が5%出資)投資運用部長(~2017年3月3日)
  • 2014年5月:新生銀行ヘルスケアファイナンス部ヘルスケアリート設立準備室営業推進役
  • 2017年4月:ブリッジ・シー・キャピタル代表取締役
  • 宅地建物取引士
  • 神奈川県在住?
  • 大学時代はテニスサークル(WATC)所属、OB会の理事(各入学年度の代表)をやっている、リーダーシップなり人望なりあったんだろうね

澁谷 賢一

  • ブリッジ・シー・エステート 代表取締役社長
  • ブリッジ・シー・キャピタル 取締役
  • ドムスレジデンシャルエステート 代表取締役社長
  • 東京都生まれ
  • 2003年:成蹊高校卒
  • 2007年:成蹊大経済卒
  • この3年間が不明
  • 2010年:公認会計士合格
  • 時期不明:ブリッジ・シー(現ブリッジ・シー・キャピタル)、ドリーム・イット設立に参加
  • 以降、不動産開発業務、資産運用業務、コンサル業務を担当
  • 2013年10月:日本不動産イニシアティブ(現ブリッジ・シー・エステート、投資用マンションの販売・開発)設立、代表取締役社長
  • 2015年12月:ドムスレジデンシャルエステート 代表取締役社長
  • 公認会計士(東京会 第34288号)、税理士(千代田 第131693号)
  • 著書:人生100年時代の不動産運用術営業変革の教科書(在庫なし状態みたいだけど)
  • この人はどういう経緯で徳山氏とつながったのだろう?

山口 滋

  • ブリッジ・シー・エステート 取締役営業部部長
  • 1996年3月:玉島高校卒(岡山)
  • 2001年3月:和歌山大卒
  • 2001年4月:中小企業金融公庫(現 日本政策金融公庫、~2003年6月)
  • 2007年:東証一部の不動産会社
  • 時期不明:不動産会社数社
  • 2014年11月:日本不動産イニシアティブ(現 ブリッジ・シー・エステート)
  • 2015年7月:山口行政書士法務事務所開設(現任)
  • 2016年7月:ブリッジ・シー・エステート取締役
  • 行政書士、宅地建物取引士

金子 好宏

  • ブリッジ・シー・キャピタル 取締役
  • 慶応商卒
  • 2000年10月:中央青山監査法人(現あらた監査法人)
  • 2005年:PwCアドバイザリー
  • 2005年3月:公認会計士登録
  • 2014年10月:アクセルパートナーズ(税理士法人、現任)
  • 2014年12月:金子好宏公認会計士事務所所長(現任)
  • 2016年9月:ブリッジ・シー・キャピタル 取締役、投資運用部門責任者(現任)
  • 2017年10月:ブリッジ・シー・ホールディングス代表取締役(~2018年11月16日)
  • 2018年5月14日:オプティマスグループ(中古自動車輸出)社外取締役
  • 公認会計士

菅原 祐太

  • ブリッジ・シー・キャピタル社員(役職不明)
  • CREALの業務管理者

考察

情報が少なすぎて考察しようがないんだけど。(^^ゞ

なお言うまでもないですが、以下はすべて僕の推測と妄想です。

ブリッジ・シーグループ

まずはグループの全容を。主な企業と事業をまとめると下図の通り。

旧ブリッジ・シー・ホールディングス

黄色の部分。グループの統括会社みたいな感じで、トップはグループ総帥の徳山氏。日本国内担当。

Developer Group

こちらは海外担当。トップはAlgin氏で徳山氏は共同経営者。

Algin氏は徳山氏より一回り以上年上だし、インド不動産はAlgin氏の方が圧倒的に知識も経験も豊富。実質トップはAlgin氏じゃないかな?

インドの不動産市場に参入したい徳山氏と、日本から資金を得たいAlgin氏の思惑が一致したとか?実際、2014年にインド事業でタマホームと資本業務提携している。

キャピタル社

ブリッジ・シーグループの祖業。徳山氏がカーライルを辞めて立ち上げた会社。

グループ内での役割は富裕層向けのアセットマネジメント。それなりの資金をそれなりの物件にドン!ってタイプの投資。

エステート社

上の図のグループ内4社の中ではキャピタル社の次にできた会社。立ち上げから渋谷氏が担当している。

こちらは中古ワンルームマンションの販売業。複数まとめた形で富裕層への販売もするけど、メインは30~40代の社会人相手に投資物件として販売。

あと、キャピタル社の物件の家賃回収などプロパティマネジメントの一部も担当してるんじゃないかな?(キャピタル社自身でやってるかもだけど)

ドムス社

こちらは物件管理部門。キャピタル社やエステート社で運用、販売する物件の建物管理やメンテナンスを担当。

会計事務所

キャピタル社の顧客対応部門。アセットマネジメントをしている富裕層の税金対策とか相続対策とか、そういった部分をお世話させていただきますよ♪の部門。

グループ各社の連携

グループのメインはキャピタル社。富裕層向けに不動産資産の運用、管理をする。お金持ちの不動産投資のお手伝い業。で、それにまつわる税務、相続などのお悩み事を解決するのが会計事務所。

富裕層で中古ワンルームを買いたい人や、億単位のドン!投資はできない準富裕層や中間層に中古ワンルームを売るのがエステート社。

そして、運用中や販売した物件の管理を担当するのがドムス社。

要は、不動産投資にまつわる様々な業務をグループ各社でまるっと商売させていただきますって感じ。

現在までの流れ

グループ誕生から現在に至る流れを時系列で整理。

創業初期

投資や資産運用などを手がけてきた徳山氏が2011年に独立。このとき、一緒にやった共同創業者が出てこない。恐らく一人で独立したんだろう。

ってことは、カーライル時代にスポンサーとなる投資家とつながりができたとか?その人がAlgin氏と引き合わせたのかもしれない。

それはさておき、まず富裕層向けの不動産投資運用業を立ち上げた。それが今のキャピタル社。富裕層向けがグループのスタート地点。

1年後にAlgin氏と組んでインド商売をスタート。

日本部門の拡大

さらに1年後にエステート社を立ち上げる。既存の富裕層の顧客から中古マンションをやりたいというニーズがあったのか、富裕層よりもう少し下まで客層を広げようとしたのかは分からないが、投資用中古ワンルームの販売を始めた。

で、グループ立ち上げ以来の子飼いである渋谷氏にエステート社を担当させた。

次に作ったのが会計事務所。キャピタル社の顧客である富裕層の税務相談など、従来は徳山氏と澁谷氏が対応していた。2人とも公認会計士、税理士の資格を持ってるから。

それが徳山氏はインド商売が忙しくなってきて、澁谷氏もエステート社があるし、自社で会計事務所持ってた方が良いってことになったのかな。

さらにドムスをグループ化し、物件管理業務を内製化した。

横田氏の加入

最後に入ってきたのが横田氏。不動産投資運用で10年以上の実績、これから伸びる老人ホームの経験豊富、リートもやってきた不動産運用のプロを招いた。

その前年に入っていた金子氏も資産運用のプロで、恐らく2人でキャピタル社の強化を図った。

ざっとこんな流れです。

社内の役割分担

概ねこんな感じかな。

  • 徳山氏:ボス、今はインド中心
  • 横田氏:アセットマネジメント、クラファン担当、不動産運用のプロ
  • 澁谷氏:中古マンション、物件管理担当、国内の実務をずっとやってきた
  • Algin氏:インド部門のバートナー

国内の戦略など大きな部分はすべて徳山氏が方向付け+決める。その方針に沿って実務を澁谷氏と横田氏がまわす。

で、国内は2人に任せて、徳山氏はAlgin氏と一緒にインドで頑張る。まぁとにかく、ブリッジ・シーは徳山氏の会社。同氏がボス。

なぜクラウドファンディングをやるのか?

ここまで見てきて大きな疑問が湧き上がる。ブリッジ・シーはなぜクラファンをやるのだろうか?

すでに完結している

富裕層向けアセットマネジメントのキャピタル社。準富裕層、中間層向け中古ワンルームのエステート社。補助業務のドムス社と会計事務所。そして海外部門。

不動産の資産運用と関連ビジネス、海外不動産開発。自社グループ内でキレイに完結している。ここにクラファンを付け加える必要性とは何なのか?

見込み客獲得?

可能性として、まず考えられるのは中古ワンルームを購入する見込み客の獲得。つまりRenosyタイプ。

クラファンで投資に興味を持つ人を集め、その中から中古ワンルームを投資物件として購入しそうな見込み客を見つける。要はクラファンは撒き餌というタイプ。

ただ、それを効率的にやるにはAIとかでの分析が必要。RenosyやTATERUと違ってブリッジ・シーはフィンテックでも不動産テックでもない。無理でしょ?

しかも、現状はセミナー中心に集客という古いタイプの営業方法だから、いきなりクラファンで見込み客獲得とは考えにくい。

富裕層とのジョイント

となると、富裕層の資産で足りない分の補完機能。

例えば、キャピタル社が良さ気な物件を探してきた。でも、富裕層の顧客の資金だけでは足りない。その分をクラファンで埋めるとか。

それなら初回の浅草ホテル案件の募集額8億円というのも頷ける。実は富裕層がすでに6億円出資することを決めていて、クラファンで集めたいのは実は2億円だけみたいな。

でもそれならば最初から2億円だけ募集にすれば良いよね。

資金調達ツール

普通に考えればこれか。運用したい案件がたくさんあるのだが、富裕層顧客や機関投資家の資金だけでは足りない。そこで、クラファンを使って資金を集め、有望な案件を取得運用する。

これならば、横田氏、金子氏の加入で2016年から2年で資産運用額が3倍に伸びたこととも辻褄が合う。

つまり、横田氏、金子氏加入で運用する案件が急増した。既存の富裕層顧客の資金だけでは足りない。クラファンで資金調達しよう。これが一番しっくり来るかな?

やっぱ分からない

ただ、やっぱりよく分からない。クラファンみたいな面倒で利幅が小さい商売なんかやらずに、インドで中間層相手に集合住宅売ってるほうがはるかに儲かるはず。

クラファンもわざわざ自社でやらずに、OwnersBookのエクイティ型案件とジョイントみたいなやり方もできたはず。

徳山氏はなぜクラウドファンディングをやろうとしたのか?ここが一番重要な部分なので、説明が聞きたいな。クラウドポートさんあたりがインタビューでもやってくれないかな。横田氏ではなく徳山氏に。

なぜホテル?

今回調べていて一番疑問に感じたのは、なぜ第1号案件が浅草のホテルだったのか?

というのも、横田氏の専門分野は老人ホーム。一番強い分野で何故やらなかったのか?ホテル案件なんて他の業者でもやってるわけで。差別化になったのになぁ。

または、Renosy、FANTAS fundingとかぶるけれど、中古ワンルームでもできたはず。エステート社の得意分野だから。

なぜ強みがある老人ホームや中古マンションで勝負しなかったのか、ちょっとそこが引っかかる。悪いという意味ではなくて、なぜわざわざホテルなの?どういう理由からなの?って意味で。金子氏の案件かな?

今後に大きな期待

インド不動産

ただ、今後は出てくるかもしれない。老人ホームはソシャレンでもクラファンでもほとんどないので、選択肢が増えるのは僕たちソシャレン投資家にとってありがたいこと。

そしてそれ以上に期待したいのがインド不動産案件。Developer Groupが開発するインドの不動産、例えば準富裕層向けのコンドミニアムとか、中間層向けの集合住宅とか。そういう物件への案件って出てこないかな?

だって、僕らみたいな貧乏庶民、どう頑張ったってインドの不動産に投資できないでしょ?金もないしルートもないし。それがクラファンでできたら選択肢としてスゴイ有望だよね。(リスクもけっこうあるだろうけどw)

CREALの差別化

CREALにとっても大きな差別化の武器になる。だって、どれだけOwnersBookが優秀でもインドはできない。23区が専門だから。

また、いくら海外案件に強い、大手企業が付いていると言っても、クラウドクレジットにインド不動産は無理でしょ?

インド不動産をやればCREALはオンリーワンの案件を手にできる。僕たちにとってもメリットがあるのでぜひやって欲しい。インド早よ!

徳山氏が語るべき

それと、僕が今いちばん求めるのは徳山氏のインタビュー。

ソシャレンは業者選びで決まる

常々言っているようにソシャレンで一番大切なのは業者選び。成功も失敗も業者選びで8割は決まる

そして、業者選びで大切なのが、その業者がどういう考えや戦略で事業を行っていて、その中でソシャレンがどういう位置付けなのか、何を求めてソシャレンをやるのか。

全体像を語れるのはトップ

で、それを語れる、語るべきは現場責任者ではなく親分なのね。横田氏ではなく徳山氏。

2ヶ月くらい前だっけ?クラウドバンクの金田氏がクラウドポートのインタビューに出たよね。あれと一緒で。

ブリッジ・シーはどんなグループ戦略を描いているのか。その中でクラウドファンディングはどういう位置付けで、何を目的に何をしようとしているのか。その中で現場責任者の横田氏に何をさせるのか。

一番知りたいのはそこ。ってか、そこが分からないと怖い。

欲しいのは表面的な宣伝文句じゃない

CREALの宣伝文句の少額から不動産投資に参加できますとか、劣後出資がありますとか、そんなのどうでも良い。RenosyもFANTASも言ってることは同じ。CREALに対する判断材料としてはっきり言って何の価値もない。読むだけ時間のムダ。

そんなことで業者選びなんてできない。もっと奥のベースの部分。それが見えないとやっぱり判断するのが怖い。逆に言うとOwnersBookとか社長の岩野さんがあちこちで会社の考え方とか深い部分まで話してて、それがあるから僕もある程度までだけど安心した上で投資できている。

CREALはそこまで見えない。情報が少なすぎ。話にならない。だから徳山氏が出てきて、ベースの部分、つまりグループ戦略から始まって、なぜクラファンなのかってところまで話して欲しい。

業者不信が強い今こそ

最近、グリフラ、ガイアなどmaneoファミリー、maneo本体が大騒ぎで、ソシャレン投資家が事業者リスクにかなり敏感になってきた。

FANTAS fundingも初回の募集でかなり苦戦したよね。大丈夫なのか?って投資家に不安感があるから。逆に安心度からSBIなど大手に応募が集中する傾向が顕著になっている。

なので、投資家を安心させて会員を増やす上でも徳山氏のご登場を心待ちにする次第です。

口座は開けておこう

それはさておき。徳山氏も横田氏も錚々たる企業を渡り歩き、資産運用で結果を残してきている。中古マンション部門は澁谷氏がきっちり押さえている。

ブリッジ・シーグループとしての実績は十分。富裕層からも支持され、一部上場のタマホームとも業務提携している。

間違ってもラキバンやグリフラのような怪しい企業ではないし、上場を目指している最中に変なことをするとは考えにくい。

今後、魅力的な案件を出す可能性はあるはずなので、とりあえず口座開設だけは済ませておいて、美味しい案件が出た時に投資できる状態にしておくべき。僕も2日前に投資家登録まで完了しました。

新しい業者が出てくるのは良いことですよね。良い案件が出てくることを期待しましょう。インドカモン!

★公式サイト → CREAL

 

コメント

  1. より より:

    焼肉屋は徳山氏のご実家だと思います

早期償還

案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損とは投資したお金が戻ってこなくなることです。

例えば、2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなったなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%

劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が返済することや、連帯保証人が借り手に代わって返済することが債務履行にあたります。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。