ソーシャルレンディング業者9社の利回りと運用期間の比較統計調査

ソーシャルレンディング各社の利回りと運用期間はどれくらいなのか?

主要ソシャレン業者について、2018年12月から2019年5月までの6ヶ月間に募集されたすべての案件を調べ統計を取りました。

みなさんの投資の参考になれば幸いです。

SBIソーシャルレンディング

利回り10%はカンボジア技能実習生支援ローンファンド、3.3%は不動産担保ローン事業者ファンドです。

これらを含むすべての案件の平均は、利回りが6.6%、運用期間が15.6ヶ月でした。

利回り運用期間
最高10.0%最長36ヶ月
最低3.3%最短9ヶ月
平均6.6%平均15.6ヶ月

現在のSBI-SLのメインは不動産担保ローンNeoなどのオーダーメード型案件です。

オーダーメード型だけでデータを取ると以下のようになります。

利回り運用期間
最高10.0%最長36ヶ月
最低5.5%最短9ヶ月
平均7.2%平均17.7ヶ月

東証一部SBIホールディングスの子会社で信頼性を売りにしていますので、利回りは低めかな?と思っていたのですが。

意外なことにオーダーメード型に限ると利回りは平均で7%を超えていました。

運用期間は平均で1年半と長めで、最も長いものでは3年でした。

SBIソーシャルレンディング(公式サイト)

OwnersBook

OwnersBookは4%台前半の利回りが続いた時期もありましたが、最近は4.5~5%の案件が主流になっています。

運用期間は24ヶ月オーバーのものが大半になってきており、かつてのように12ヶ月前後の案件が出ることはほとんどなくなりました。

利回り運用期間
最高5.0%最長37ヶ月
最低4.0%最短15ヶ月
平均4.7%平均23.6ヶ月

僕は短期運用派なので最近はOwnersBookには投資していませんが、実績に裏付けされた信用力で、あいかわらずの大人気状態が続いています。

OwnersBook(公式サイト)

クラウドバンク

利回りが7%を超えるのはアメリカ不動産案件です。国内でも6%代後半の案件が多く、過去にデフォルトゼロで平均6.7%は立派の一言です。

運用期間は以前に比べて長期化している印象を受けます。最近では3~4ヶ月の案件はなかなか出なくなりました。

利回り運用期間
最高7.4%最長22ヶ月
最低5.0%最短3ヶ月
平均6.7%平均10.0ヶ月

maneoの凋落で実質的にSBI-SLに次ぐ業界2位に成長し、依然としてデフォルトゼロです。

6%台後半と利回りが高いこともさることながら、募集案件が多く投資しやすい点も人気の理由だと思います。

クラウドバンク(公式サイト)

SAMURAI

証券会社が運営し安全度が高い保証付き案件もあるSAMURAIですが、利回りも比較的高く平均で7%以上もあります。

運用期間は平均で14ヶ月弱と1年を超えます。約半数は1年以内の案件です。

利回り運用期間
最高10.0%最長19.5ヶ月
最低5.0%最短6ヶ月
平均7.3%平均13.7ヶ月

親会社が上場企業であるなど投資家からの信頼も厚いSAMURAIですが、募集される案件数が少ない点が悩みの種です。

特に保証付き案件は魅力的なので、利回りは6%台に下げてくれても良いので、案件をもっと増やして欲しいです。

SAMURAI(公式サイト)

LCレンディング

利回りが高いLCハイブリッドファンドと、利回りが低い代わりにLCホールディングスの連帯保証が付くLCギャランティファンドの2種類の案件があります。

利回りの平均は6.1%、運用期間は他社に比べて短めで平均6.4ヶ月です。ソーシャルレンディング初心者向けの業者です。

利回り運用期間
最高8.0%最長12ヶ月
最低5.0%最短3ヶ月
平均6.1%平均6.4ヶ月

ここは僕のメイン投資先です。

利回りが6%台と高いこと以上に、運用期間が平均6ヶ月と短い点にメリットを見出しており、ギャランティファンドに数百万円投資しています。

LCレンディング(公式サイト)

クラウドクレジット

クラウドクレジットは海外案件専門だけあって利回りが高いです。最高で13.5%、平均でも9%近くあります。

運用期間は長めです。19ヶ月、25ヶ月の案件が多く、平均でも20ヶ月を超えています。高利回り長期運用が基本のようです。

利回り運用期間
最高13.5%最長37ヶ月
最低2.5%最短13ヶ月
平均8.9%平均21.0ヶ月

僕は短期運用派なのでクラウドクレジットには投資していませんが、リスクテイクして高利回りを取りに行く、ということであれば有りだと思います。

伊藤忠を始め多数の有名企業が出資しており、信用度が高いことは事実ですので。

クラウドクレジット(公式サイト)

Funds

Fundsの案件は上場企業の社債並みの安全性を強みとしています。

このため利回りは同業他社に比べて低めです。1.8%は東証一部のアイフルの案件です。

運用期間はほとんどが12ヶ月で、平均は10ヶ月強となってます。

利回り運用期間
最高6.0%最長12ヶ月
最低1.8%最短4ヶ月
平均4.3%平均10.6ヶ月

利回りが低い代わりに安全性は高いので、僕は上場企業案件に絞って投資しています。

ただ、募集案件がかなり少ないので、もうちょっと増やして欲しいです。

Funds(公式サイト)

Pocket Funding

Pocket Fundingは中小で目立たないのですが、隠れた優良業者です。

利回りは平均で6.1%と、SBI-SLやクラウドバンクのような大手より少し低い程度です。

運用期間は平均9.4ヶ月で、3分の1が半年以内です。短期中心なのでソシャレン初心者に向いていると思います。

利回り運用期間
最高7.0%最長23ヶ月
最低4.9%最短3ヶ月
平均6.1%平均9.4ヶ月

ポケファンは過去にデフォルトや遅延が一度もありません。

利回りがそこそこ高く運用期間も短めなので、これから人気が出てくると確信しています。

Pocket Funding(公式サイト)

LENDEX

利回りは7~8%と、クラウドクレジットを除くと最も高い水準です。運用期間もすべてが1年以内となっています。

投資するかの判断は物件と担保次第ですが、利回りと運用期間についてはなかなか良い条件と言えるでしょう。

利回り運用期間
最高8.0%最長12ヶ月
最低7.0%最短6ヶ月
平均7.6%平均11.5ヶ月

OwnersBookと同じ不動産専門のソシャレン業者なのに、なぜOwnersBookより3%も高い利回りを出せるのか?

その点がちょっと不安になるというのが正直なところです。

LENDEX(公式サイト)

各社の平均値のまとめ

最後にソーシャルレンディング各社の過去6ヶ月の利回りと運用期間の平均値を抜き出してまとめます。(利回り順に並べています。)

業者名利回り運用期間
クラウドクレジット8.9%21.0ヶ月
LENDEX7.6%11.5ヶ月
SAMURAI7.3%13.7ヶ月
クラウドバンク6.7%10.0ヶ月
SBI-SL6.6%15.6ヶ月
LCレンディング6.1%6.4ヶ月
Pocket Funding6.1%9.4ヶ月
OwnersBook4.7%23.6ヶ月
Funds4.3%10.6ヶ月

最大と最小の差は利回りで倍以上、運用期間では4倍もあります。

一口にソーシャルレンディングと言っても、業者によって中身にかなり差があることが分かると思います。

各社の違いを見極めて自分に合った業者を選ぶとともに、それぞれの業者に合った投資の仕方をすることが重要です。

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