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【最新】CREALの評判・口コミとデメリット・リスク

CREALの詳細解説記事のタイトル画像

【2024年3月6日更新】

右田さん
右田さん

CREALで投資して大丈夫か心配…

超有名な業者ではありますが。

これまで手を出してなかっただけに、不安になりますよね。

 

CREALで投資して大丈夫か?

クラウドファンディングで1億9千万円以上を投資してきて損失ゼロの現役投資家が本音で解説します!

 

結論から言うと以下の通りです。

  • 結論:投資の選択肢に入れるべき
  • 不動産のプロが運営
  • 業者としての信頼性が高い
  • リスクもある
  • 他の業者の併用でリスクを下げる

 

CREALで実際に投資した経験者の立場から、悪いところも含めて徹底的に解説します。

みなさんの投資判断の参考になればうれしいです!

タロウさん
タロウさん

それではさっそく見ていきます!

 

 

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

CREALの概要

概要のタイトル画像

それではまず、CREALの概要から見ていきましょう!

 

基本情報

CREALのサイトの画像

基本情報は以下の通りです。(2024年3月6日現在、利回りと運用期間は直近1年間の傾向)

サービス名 CREAL(クリアル)
運営会社 クリアル株式会社
運営開始 2018年11月13日
累計調達額 463億1,597万円
利回り 3.9~4.8%
運用期間 18~36カ月
最低投資額 1万円

CREALは不動産クラファン最大手です。

これまでに利払いの遅れや元本割れは起きていません

左野くん
左野くん

投資家の損失はゼロだよ。

●公式サイト:CREAL

 

投資の仕組み

CREALは不動産投資型クラウドファンディングというタイプの投資です。

どんな投資なのか、仕組みを簡単に説明します。

タロウさん
タロウさん

知っている方は次へGO!

→ 次へGO!

 

不動産投資型クラウドファンディングとは?

不動産投資型クラウドファンディング(以下、不動産クラファン)は次のような投資です。

不動産投資型クラウドファンディングの仕組み

  1. 投資家が少額ずつ出資する
  2. クラファン業者がマンションを取得する
  3. 月々の家賃を得る
  4. 運用期間の最後に売って売却益を得る
  5. 利益を投資家に分配する
右田さん
右田さん

共同で大家さんになる感じ?

タロウさん
タロウさん

その通りです!

 

少額でできる手間いらずの不動産投資

不動産クラファンは1万円から投資できます。

また、現物不動産投資で発生する次のような作業は、

  • 物件探し
  • 不動産登記
  • 入居者探し
  • 家賃徴収
  • クレーム対応
  • 売却
  • etc

すべてクラファン業者が代行します。

不動産クラファンは少額でできる手間いらずな不動産投資です。

タロウさん
タロウさん

CREALはクラファン業者です!

 

運営会社と経営者

次に運営会社と経営者です。

 

運営会社はクリアル

クリアル社のサイトの画像

CREALを運営するのはクリアル株式会社です。

会社名 クリアル株式会社
代表者 横田 大造
所在地 東京都港区新橋2丁目12ー11
設立 2011年5月11日
資本金 12億3,905万円

2021年3月にブリッジ・シー・キャピタルから現在の社名に変更しました。

2022年4月28日に東証グロース市場に上場しています。

 

不動産資産の運用サービスを提供

クリアルはCREALの運営の他に、個人投資家向けに投資用区分マンションの販売を行っています。

また、マンションの他に保育所、ホテルなどの1棟単位での販売も行っており、こちらの売り先は国内外の富裕層や機関投資家です。

クリアルの1棟ビル

あわせて販売した物件の管理も請け負っています。

クリアルは不動産の資産運用サービスの提供を行っている会社です。

左野くん
左野くん

不動産運用の専門家なんだ。

 

クリアルの経営状況

クリアルの経営状況は以下の通りです。(連結、単位:百万円、2019年は単体)

クリアルの売上高の推移

決算期 売上高 経常利益 純資産 自己資本比率
2019年3月 355 159 171
2020年3月 3,776 215 318 5.0%
2021年3月 7,141 105 872 9.6%
2022年3月 10,581 256 1,045 9.5%
2023年3月 16,436 496 3,111 14.4%

ここ数年、急速に業績を拡大しています。

右田さん
右田さん

順調に成長しているのね。

 

経営者は横田大造氏

CREALの経営者は横田大造氏です。

CREAL 横田大造氏

麻布高校、早稲田政経を卒業後、アクセンチュア、オリックスで不動産金融取引に従事。

さらにラサールインベストメント、新生銀行で不動産投資、REITなどに携わった不動産投資のエキスパートです。

 

募集状況

CREALの案件募集の状況を紹介します。

 

募集実績

まず、これまでの募集実績です。(2024年は2月募集分まで)

CREALの募集額の推移

年度 案件数 募集額
2020年 11件 37億1,279万円
2021年 17件 58億6,329万円
2022年 23件 115億2,400万円
2023年 28件 195億7,900万円
2024年 3件 23億6,000万円

毎年着実に募集額を増やしており、年間募集額は200億円の大台が見えてきました。

これまですべての案件で募集額の満額を調達しています。

左野くん
左野くん

相変わらずの人気だね。

 

募集頻度と1回あたり募集額

次に月平均の募集回数と1回あたりの募集額です。(2024年は2月募集分まで)

CREALの月平均募集回数と1回あたり募集額

時期 月平均募集回数 1回あたり募集額
2020年 0.9回 3億3,753万円
2021年 1.4回 3億4,490万円
2022年 1.9回 5億104万円
2023年 2.3回 6億9,925万円
2024年 1.5回 7億8,667万円

運営開始当初は募集額2千万円前後の区分マンション案件が中心でした。

それが、2020年から1棟マンションなど大型案件が中心に。

現在では1回あたりの募集額が平均7億円超にまでになりました。

その結果、募集開始と同時に応募すれば高い確率で投資できるようになっています。

右田さん
右田さん

ジャスト参戦で投資できるよ。

 

償還実績

投資したお金は戻ってきているのか、償還実績は以下の通りです。(2024年3月6日現在)

CREALの償還状況

区分 金額 構成比
累計調達額 463億1,597万円 100%
内、償還済み 231億5,997万円 50.0%
内、運用中 231億5,600万円 50.0%

以前は金額ベースで6割超が償還済みでした。

しかし、ここ数年で募集額が大幅に増えたため、償還率は50%台に下がっています。

早期償還が比較的多い印象です。

タロウさん
タロウさん

投資家の被害は起きていません!

 

利回りと運用期間

直近1年間(2023年3月~2024年2月)に募集された案件の利回りと運用期間を見てみます。

 

利回り

利回りは最低3.5%、最高5.1%、平均4.3%でした。

CREALの利回りの分布

利回り 案件数 構成比
3%台 2件 7.4%
4%台 24件 88.9%
5%台 1件 3.7%

ほとんどの案件が利回り4%以上です。

上場系の業者では3%台が増えているので、CREALの利回りは高めといえます。

左野くん
左野くん

上場系で4%台は良い感じ。

 

平均利回りの推移

次に平均利回りの推移です。(2024年は2月募集分まで)

CREALの平均利回りの推移

時期 平均利回り
2020年 4.6%
2021年 4.6%
2022年 4.6%
2023年 4.3%
2024年 4.3%

徐々にですが利回りは低下傾向です。

とは言え、他の上場企業系に比べると高い水準を維持しています。

 

運用期間

運用期間は最短18カ月、最長24カ月、平均20.0カ月でした。

CREALの運用期間の分布

利回り 案件数 構成比
18カ月 10件 37.0%
24カ月 15件 55.6%
36カ月 2件 7.4%

以前は18カ月が中心でしたが、2023年6月からはほとんどの案件で24カ月になっています。

さらに2024年からは36カ月の案件も出るようになりました。

他の業者に比べて長めです。

 

手数料

CREALの手数料は以下の通りです。

項目 金額
会員登録 無料
口座維持 無料
投資申込 無料
退会 無料
入金時の振込手数料 投資家負担
出金時の振込手数料 出金先 3万円未満 3万円以上
楽天銀行 105円 105円
他行 150円 229円

CREALは入金時と出金時の振込手数料が投資家負担です。

会員登録の際に自分の口座を楽天銀行で登録すれば出金時の振込手数料が安くなります。

タロウさん
タロウさん

僕も楽天銀行です!

●公式サイト:CREAL

CREALのデメリットとリスク

デメリットのタイトル画像

ここからはCREALのデメリットとリスクを見ていきます。

 

元本と利益は保証されない

取得した物件が売却できなければ元本は戻ってきません。

CREALの元本保証についてのFAQ

空室で家賃が入らず利益が減る可能性もあります。

投資なのでリスクがあることは理解しておきましょう。

タロウさん
タロウさん

他の業者も同じです!

 

途中解約できない

いったん投資すると、原則として途中解約できません。

CREALの途中解約についてのFAQ

FAQには「やむを得ない場合」とありますが、不安になったなど個人的事情での解約は認められません。

これも不動産クラファン共通のリスクです。

右田さん
右田さん

病気でお金が必要になったとかは?

タロウさん
タロウさん

ダメです!

リスクを避けるため、できるだけ運用期間が短い案件に投資しましょう。

 

劣後出資比率が低い

劣後出資比率が低いほどリスクが高い

出資総額に占める劣後出資(クラファン業者分)の比率を劣後出資比率といいます。

下の例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家(優先出資) 2,400万円 80%
クラファン業者(劣後出資) 600万円 20%
合計 3,000万円

ここでは説明を省きますが、劣後出資比率が低いほどリスクは高くなります。

左野くん
左野くん

数字が小さいほどリスクが高いよ。

 

CREALは劣後出資比率が低い

主な業者の劣後出資比率は以下の通りです。

業者 劣後出資比率
Rimple 30%
ジョイントアルファ 20~30%
property+ 4%
大家どっとこむ 10%
ASSECLI 10~20%
FANTAS funding 20%

これに対してCREALの劣後出資比率は5%です。

業界最低水準なので注意が必要です。

タロウさん
タロウさん

正直、劣後5%は怖いです!

 

運用期間が長い

CREALの運用期間の分布

CREALは過半数の案件で運用期間が24カ月以上です。

運用期間が長いほどリスクは高まります。

できるだけ運用期間が短い案件を選びましょう。

 

事前入金で出金手数料が投資家負担

事前入金で資金が寝る

CREALは投資する前に入金する事前入金制です。

事前入金では次のような問題が起こります。

  1. 事前に入金した
  2. クリック合戦で投資できなかった
  3. 資金が寝る
右田さん
右田さん

引き出せないの?

 

出金手数料が投資家負担

引き出せますが、CREALでは出金手数料が投資家負担です。

出金先 3万円未満 3万円以上
楽天銀行 105円 105円
他行 150円 229円

出金先となる自分の口座が楽天銀行の場合、他の銀行よりも出金手数料が安くなります。

CREALで投資する際は楽天銀行を利用しましょう。

タロウさん
タロウさん

僕も楽天銀行です!

 

優待付き案件は少ない

「CREALは優待付き案件があるのでオトク」と言われますが。

2021年の優待付き案件は2件だけでした。

左野くん
左野くん

どんな優待だったの?

河口湖と博多のホテルが半額です。

Rakuten STAY 富士河口湖駅

案件 優待内容
Rakuten STAY 富士河口湖駅 宿泊費用最大50%キャッシュバック
Rakuten STAY博多祇園 宿泊費用最大50%キャッシュバック

 

譲渡は簡単ではない

「途中解約はできないが譲渡ができるので良い」と書いているサイトがありますが。

譲渡できる相手はCREAL会員だけで、自分で探す必要があります。

右田さん
右田さん

探しようがないよ。

なので、譲渡は非常に困難です。

タロウさん
タロウさん

ここまでデメリットでした!

●公式サイト:CREAL

CREALのメリットと特長

メリットのタイトル画像

次はCREALのメリットです。

 

セイムボート出資方式

投資家とCREALが一緒に出資

物件を取得する際、投資家と一緒にCREALもお金を出します。

セイムボート出資方式

こうすれば、物件が3,000万円以上で売れないとCREALも損をしますよね?

CREALは高く売ろうと頑張るので投資家が損をするリスクが下がります

 

セイムボート出資方式で安全性アップ

このように、投資家と業者が共同で出資するのをセイムボート出資方式と言います。

CREALはセイムボート出資方式なので、投資家の安全性が高まります。

 

優先劣後出資方式

投資家への返済が優先される

でも、CREALが頑張っても2,500万円でしか売れないこともあるでしょう。

この場合、戻ってきた2,500万円はまず投資家への返済にあてられます。

優先劣後出資方式

CREALが受け取るのは残りの100万円だけです。

出資者 出資額 返済額
投資家 2,400万円 2,400万円
CREAL 600万円 100万円
合計 3,000万円 2,500万円

CREALが原価割れの損失500万円をかぶる形です。

 

優先劣後出資方式で安全性アップ

このように、

  • 投資家分の返済が優先され
  • 業者分の返済が後回し(劣後)にされる

出資の仕方を優先劣後出資方式といいます。

CREALは優先劣後出資方式なので安全性が高まります。

 

運営会社が上場企業

クリアル社のサイトの画像

CREALを運営するクリアルは東証グロース上場企業です。

非上場企業に比べて信頼性が高いです。

左野くん
左野くん

上場系は安心できるね。

 

不動産運用管理のプロが運営

CREALを運営するのは不動産運用管理のプロであるクリアルです。

不動産のプロが不動産クラファンを運営するので安全性が高まります。

 

案件の種類が多いのでリスクを分散できる

物件の偏りはリスク

ホテルの客室

投資対象物件がホテルだけだったとします。

コロナで宿泊需要が落ちると大打撃ですよね?

このように、投資対象物件が偏るとリスクが高まります

 

CREALは案件の種類が多い

多くのクラファン業者は投資対象物件が1~2種類ですが、CREALは種類が非常に多いです。

業者 案件の種類
Renosy 区分マンション
FANTAS funding 空き家
区分マンション
ジョイントアルファ ホテル
区分マンション
商業施設
Rimple 区分マンション
CREAL 区分マンション
1棟マンション
オフィスビル
ビジネスホテル
リゾートホテル
インバウンド向け宿泊施設
保育園
専門学校
物流施設

CREALならば投資対象が偏らず安全性が高まります

最近は大半が1棟マンションになっています。

 

マスターリースを採用

空室リスク

入居者が見つからないと家賃が入らず、投資家が受け取る利益が減りますよね?

空室リスク

これが空室リスクです。

 

マスターリースで空室リスクを回避

この空室リスクを回避する仕組みがマスターリースです。

マスターリース

  1. 取得した物件を
  2. 不動産仲介業者に貸し
  3. 不動産仲介業者が入居者を探して貸す

不動産仲介業者は入居者の有無に関わらずクラファン業者に家賃を払います。

毎月家賃が入るので、投資家は予定通りの利益を得られる。

CREALはマスターリースを採用しているので安全性が高まります。

 

情報が多い

CREALは情報が多い

以下は不動産クラファン3社の情報項目数について調べたものです。

CREALは公開される情報が多いです。

項目 CREAL FANTAS Renosy
投資に関する情報 17 18 18
物件に関する情報 56 55 16
投資運用に関する情報 21 8 2
契約に関する情報 19 17 15
合計 113 98 51

 

動画も出している

CREALは対象物件の動画も出しています。

CREALは情報量が多いので、より正しい投資判断がしやすいです。

右田さん
右田さん

調べる材料が豊富なのね。

 

信託銀行で分別管理

普通の銀行での分別管理は安全ではない

「分別管理なので安全」という文言をよく見ますが。

ほとんどの業者で分別管理口座は普通の銀行の口座です。

普通の銀行での分別管理は次の2点で安全とは言えません。

普通の銀行での分別管理

  • 通帳と印鑑は業者が持っており好きに引き出せる
  • 業者が倒産すると投資家のお金は破産管財人の管理下に入る
左野くん
左野くん

ぜんぜん安全じゃない!

 

信託銀行での分別管理は安全

これが普通の銀行ではなく信託銀行での分別管理ならば、さきほどの問題は解決されます。

信託銀行での分別管理

  • 口座内のお金の動きを弁護士などの受益者代理人が常にチェックするので、業者が勝手に引き出せない
  • 業者が倒産すると投資家のお金は受益者代理人の管理下に入り、投資家に返還される

CREALは信託銀行で分別管理をしているので安全性が高いです。

 

元本保証ではない

なお、分別管理の対象はデポジット口座内のお金だけです。

投資した元本の安全性が高まるわけではありません。

もちろん、元本保証ではないので注意が必要です。

 

利回りが高め

CREALの利回り

CREALは利回り4%台の案件が多いです。

最近は利回り3%台の業者が増えていますよね?

CREALの4%台は大手業者の中では高いです。

右田さん
右田さん

ソシャレンは1%台もあるしね。

 

比較的投資しやすい

CREALの募集額

最近のCREALは1回の募集額が数億円と大きいです。

なので、募集開始と同時に応募すれば高い確率で投資できます

大手業者の中では投資しやすいです。

 

少額から投資できる

CREALの最低出資額は1万円です。

1万円から投資できるので、資金に余裕がない人でも資産運用ができます。

左野くん
左野くん

ボンビーな僕にピッタリ!

 

分配金が毎月払い

分配金が満期一括払いの場合、運用期間が終わるまで分配金は受け取れません。

これに対してCREALは毎月払いです。

運用期間の終了を待たずに分配金を再投資できるので、投資効率が高まります。

●公式サイト:CREAL

CREALの評判と口コミ

評判のタイトル画像

CREALの評判と口コミを紹介します。

 

ネガティブな評判と口コミ

競争率が高く投資しにくい

CREALは利回りは高めだけど募集が少なすぎるし、競争が激しくて瞬殺されることもあるのが微妙

 

募集開始から数分で終わることもある

前回に続いて申し込みできなかった。
開始と同時に応募したけど画面が動かず、募集開始から1分足らずで終戦。
投資したくてもできないのはツライ…

CREALは人気業者なので投資しにくいです。

ただ、募集開始と同時に応募すれば高い確率で投資できます。

 

事前入金しないと投資できない

CREAL、前入金なの忘れてた!スマホ握って待機してたのに笑

 

入金がムダになることがある

今日のクリアル、晩ごはん作ってたら出遅れた!デポジットに入金して準備万端だったのに(T_T)
手数料払って出金するしかないかな。。

事前入金制なので、クリック合戦に負けると資金が寝る点が短所です。

 

運用期間が長い

CREALってどうななのかな?自分的に運用期間が長すぎて怖い。

 

早期償還がある

クリアルはこれまで2案件に投資したけど、どちらも早期償還になった

CREALから投資中のファンドが早期償還って連絡来た。資金が浮くので困るよ。

多くはないですが早期償還もあります。

右田さん
右田さん

再投資すれば良いよね。

 

ポジティブな評判と口コミ

過去に遅延や元本割れがない

クリアルおすすめです!
2年間やってますがこれまで遅延、元本毀損ともになしです!

 

投資できる

CREALの門前仲町に投資しました。
まだ残りありますよ~
なんと、クリアルまだ募集中だ。
速攻で終わると思ったけどそうでもないのね。

CREALは募集開始ジャストで応募すれば投資できることが多いです。

2案件同時募集で両方とも投資できたという声もあります。

1回の募集額が数億円と大きいので、抽選方式の業者より投資しやすいと感じます。

 

分配金を毎月もらえる

CREALから今月も配当金が入ってきた。
金額は少ないけど毎月入ってくるのは投資をしてる実感があってうれしい。

大半の業者が満期一括分配なので、毎月分配なのもCREALの魅力です。

 

物件の種類が多い

CREALを始めたんだけど、保育園とかマンション、倉庫、ゴルフ場とか、物件の種類が多くて見てて楽しい。

 

少額から投資できる

CREAL、とにかく少額からできるのがありがたい!
利息ほぼほぼゼロの銀行に置いとくなら少しだけでも投資に回すのはあり

 

退会手続きが簡単

CREALから退会した。タップ3回で簡単に退会できちゃった。

 

地震の影響の案内がすぐに来た

CREALから昨日の地震の投資物件への影響案内が来た。こういう丁寧な対応って安心できる。

投資対象物件が地震の被害を受けていないか迅速に案内する姿勢は好感が持てます。

左野くん
左野くん

被害に遭ったら元本回収に影響するから。

●公式サイト:CREAL

CREALの注意点と対策

注意点のタイトル画像

CREALで投資する際の注意点と対策です。

 

大型物件を自社買取できない

CREALの最大のリスクは「大型物件を自社買取できない」だろうことです。

 

自社買取という奥の手

不動産クラファンでは物件を売却した代金で投資家に元本を返します。

不動産投資型クラウドファンディングの仕組み

しかし、買い手がつかないなど売却できないこともあります。

その場合、

  1. クラファン業者が
  2. 自社で物件を買い取り
  3. 元本を返す

ことが可能です。

 

CREALは自社買取できるか?

では、この自社買取をCREALはできるか?

投資対象が数億円の1棟マンション中心ですので、複数の案件で売却できなくなった場合は難しいと思います。

CREALの1棟マンション

そのような事態になった時、自社買取できず買い手が見つかるまで運用期間を延長することになるのでは?

これが僕が考えるCREALのリスクです。

左野くん
左野くん

どうするの?

 

資金力のある業者を併用する

考えられる対策の1つが、資金力のある業者を併用することです。

資金力がある業者ならば大型物件でも自社買取できるでしょう。

区分マンション案件

CREALだけで投資するのではなく資金力のある業者も併用することで、投資全体でのリスクを下げられます。

具体的には以下の3社をおすすめします。

 

ジョイントアルファ

ジョイントアルファのサイトの画像

運営会社の穴吹興産は香川県に本社を置く東証スタンダード上場企業です。

創業から50年以上の歴史を持ち、グループ売上高1千億円、純資産は300億円を超えます。

ジョイントアルファは高松ホテル案件で自社買取をした実績があります。

併用する業者としてイチオシです。

ジョイントアルファを見てみる

 

Rimple

Rimpleのサイト画像 新

親会社が東証プライム上場企業の投資用マンション販売業者です。

純資産は数十億円とジョイントアルファには劣りますが、21期連続増収増益と経営状態は盤石です。

僕はこれまでに2千万円以上を投資しています。

Rimpleを見てみる

 

プレファン

プレファン

運営会社は東証スタンダード上場企業で、投資用マンション販売が主力事業です。

プレファンを運営する目的は、プレファンで不動産投資に興味を持つ → 投資用マンションを購入、につなげる。

つまり、本業のための営業ツールです。

プレファンで損をさせるとマンションを買ってもらえなくなるので、安全性はかなり高いでしょう。

プレファンを見てみる

タロウさん
タロウさん

注意点と対策でした!

CREALでの僕の投資実績

僕の投資実績のタイトル画像

CREALでの僕の投資実績を公開します。

 

僕の投資実績

これまでにCREALで投資したのは以下の案件です。

投資時期 案件 利回り 投資額
2019年1月 スカイコート世田谷用賀第2 4.4% 20万円
2019年1月 ドルチェ月島・弐番館 4.2% 30万円
2019年4月 パレステュディオシンシア文京千石 4.2% 30万円
2019年4月 シンシア本郷三丁目 4.0% 20万円
2020年1月 Q Stay and lounge上野 4.5% 50万円
2020年7月 アクシア新宿御苑 3.0% 10万円
2020年8月 レジデンシャル・アート代々木公園 3.0% 10万円
2021年1月 アルカーデンシティリンクス新宿 3.0% 10万円
2021年1月 ARTESSIMO CREA 3.5% 10万円

これまで分配の遅れはなく元本もすべて戻ってきています。

左野くん
左野くん

最近は投資してないね?

 

大型案件を避けている

上述の通り、CREALの大型案件にはリスクがあります。

なので、僕はCREALでは区分マンション案件だけに投資しています。

最近、CREALは区分マンション案件を出しておらず、それで投資できていないだけです。

タロウさん
タロウさん

区分マンションが出たら投資します!

右田さん
右田さん

区分マンションが出るまで待つの?

 

多くの業者を併用する

なぜ僕は区分マンション案件が出るまで待てるのか?

それは、これまでに100社以上の業者で会員登録しており、他にいくらでも投資先があるからです。

常に20社以上の業者で投資中です。

分散投資の事例

利用する業者を増やせば分散投資でリスクも下がります

 

僕のオススメ業者はこちらの記事で紹介しているので参考にしてください。

【2024年4月更新】不動産クラウドファンディングおすすめ9社
【2024年4月1日更新】「どの業者が良いか分からない!」という方へ。累計投資額2億円の現役投資家が信頼性、安全性などを5段階で評価しオススメの不動産投資型クラウドファンディング(不動産クラファン)を紹介します。
【2024年4月更新】ソーシャルレンディングおすすめ厳選8社
【2024年4月1日更新】「どの業者が良いか分からない!」という方へ。ソシャレンと不動産クラファンで累計投資2億円の現役投資家が信頼性、安全性など5段階評価し、初心者にオススメのソーシャルレンディング業者を紹介します。

 

こちらの記事はソシャレン、クラファン、全業者のリストです。

ソーシャルレンディング・不動産クラファン全123業者の一覧
【2024年4月1日更新】全123業者(ソーシャルレンディング24社、不動産投資型クラウドファンディング90社、その他のクラファン9社)の一覧リストです。見落としがないかのチェックに活用してください。

CREALの会員登録の注意点

会員登録の注意点のタイトル画像

会員登録の際の注意点を箇条書きで紹介します。

 

会員登録のポイント

条件

  • 20歳以上80歳未満
  • 法人登録も可能

 

手続きの流れ

  • 他の業者と同じ
  • スマホで本人確認をするeKYCに対応
    • ハガキの受け取り不要
  • 画像アップロードでの会員登録も可能
    • 本人確認のハガキ(転送不可簡易書留)が届く
    • ハガキ到着から1日以内に登録完了
    • 本人確認IDなどの入力は不要

 

本人確認資料として使えるものの例

※eKYCは上から3つの中の1点

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • 在留カード
  • パスポート
  • 住民基本台帳カード
  • 特別永住者証明書
  • 運転経歴証明書

 

マイナンバーの扱い

  • マイナンバーの登録が必要
    • 会員登録後に登録
  • 以下のいずれかをマイページから提出
    • マイナンバーカード
    • 個人番号通知カード+本人確認書類
    • 住民票+本人確認書類

 

提携銀行

  • 楽天銀行
  • 同行から振り込めば振込手数料は無料
  • 自分の口座を同行で登録すれば出金手数料52円/回

 

所要日数の目安

  • eKYCの場合:1〜3営業日
  • ハガキの場合:3〜5営業日

 

会員登録の注意点

入金時の注意

  • 必ず本人名義の口座から振り込む
  • 会員登録時に登録した口座以外からでも可
タロウさん
タロウさん

会員登録の注意点でした!

●公式サイト:CREAL

CREALのまとめ

まとめのタイトル画像

最後にCREALのポイントをまとめます。

 

CREALのポイント

ポイントは以下の通りです。

  • 主なデメリット
    • 劣後出資比率が低い
    • 事前入金で出金手数料が投資家負担
  • 主なメリット
    • 不動産運用管理のプロが運営
    • マスターリースで空室リスクを回避
    • 人気業者の中では投資しやすい
  • 注意点と対策
    • 自社買取できない可能性
    • 資金力のある業者を併用する
    • 多くの業者の併用でリスクを下げる

 

CREALを上手に活用しよう

CREALのサイトの画像

CREALは業界最大手で実績も豊富です。

利回りは4%台で、3%台の業者が増えている中で上場企業系としては高め。

募集額が大きく投資しやすい点も魅力です。

クラファン投資でCREALを活用しない手はないでしょう。

CREALの利回り

投資しない限り手数料はゼロですし、退会もスマホで簡単にできます。

良い案件が出たらすぐ応募できるように、会員登録だけはしておきましょう。

CREALで会員登録する(無料)

タロウさん
タロウさん

以上です!

 

コメント

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。