2020年3月に案件の募集を開始したRimple。
その後も4月、5月と募集を続けています。
そのRimpleさん、シークレットファンドとか会員5万人突破とか派手な話題ばかりが取り上げられていますが。
実は地道な改善もコツコツと続けています。
今回は僕が気付いたものを紹介します。

地道にコツコツ大好きです!
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Rimpleの地味な7つの改善
全部で7つあります。
1.表示する総額が募集額に
これは以前、別の記事で指摘しましたが。
Rimpleの第1号案件では「出資総額」が表示されていました。
出資総額は投資家分の優先出資とRimple分の劣後出資の総額です。
で、投資家による応募総額を出資総額で割って%表示していたので、意味不明な競争率になっていました。
それ以上に出資総額=募集総額と間違われかねない表示でした。

はっきり言って紛らわしかったです!
それが第2号の募集から募集総額の表示へと変更されました。
上図は第3号のものですが、%表示も正しい意味での応募競争率となっています。
第2号からいきなり問題解消されたので、大企業なのにフットワーク軽いなと感じました。
ついでに言うと…
あ、ついでなので言うと。
画像は第2号のものですが、
「募集総額」というのはRimpleが投資家から集めたいお金の総額です。
この案件ですと出資総額4,300万円のうちの優先出資分70%=3,010万円です。
そして、1億6,615万円は投資家が応募したお金の総額、つまり「応募総額」です。
で、募集総額3,010万円に対して応募総額1億6,615万円なので、応募倍率は551.99%。
なので、下の図のようにした方が良いんじゃないかな?と。

ま、誰も気にしていないだろうけど!笑
2.複数回応募の扱い
次は地味な変更です。
例えば、次のような場合、
- 20万円で応募して
- その後で同じ案件に
- 30万円で応募した
要は20で応募したあとで「やっぱ30にしよっかな~」と再応募した。
その場合の扱いです。
これについては第2号からファンド情報欄に次のように記載されました。
2回以上お申し込みをされた場合、最終申込情報を抽選対象とさせていただきます。
最後の分を生かすとルールが決められました。
さきほどの例ですと、最初の20万円は無しにして30万円を抽選の対象にするということです。
そして、第3号では表現が次のように変更されました。
2回以上お申し込みをされた場合は、以前お申込みされた内容は自動キャンセルされます。(通知は出ませんのでご了承ください。)
前回以前の分は消えて最後が生きるので、第2号と内容は同じですが。
利用者から問い合わせでもあったのかな?
いずれにしても地味に変更が重ねられています。
3.大口応募へのルール設定
1人で1千万円など大口での応募へのルール設定です。
第2号から新たに設定されました。
大口でお申込みいただいた場合、部分当選となる場合がございます。(大口については対象ファンドの募集金額によって変動いたします。)
例えば、1千万円で応募して200万円分だけ当選というイメージです。
当選者を増やすという意味で良い施策だと思います。
第3号では表現が若干変わりました。
大口でお申込みいただいた場合、部分当選となる場合がございます。(大口については対象ファンドの募集総額、募集金額によって変動いたします。)
第2号では案件の募集額が2千万円とか少ない場合に、少数の大口投資家が寡占することを想定したのでしょう。
その後、募集額の多い少ないを問わず大口でドンッ!と取るのはマズイと考えたのではないでしょうか?
確か第1号で1人で500万円当選だったかな?ツイッターで呟いていた人がいたので。
そういう事例が多発するとRimpleのイメージが悪くなると危惧したのかもしれませんね。

落選者が増えるほど掲示板やツイッターで文句が増えるからね。
4.未入金当選者へのペナルティ設定
当選したのに入金しない不届き者に対するペナルティです。
第2号から設定されました。
当選後に、出資契約を未締結、または出資契約後に入金が行われなかったお客さまは 次回ファンドの応募に参加することができません。(応募期間中は一時利用停止となります。)
せっかく当選したのに入金せんやったら、次回の案件には応募させんよ!ということです。
ただ、契約を締結しようがしまいが入金されなかったら同じなのですから、第3号で次のように表現が変わりました。
当選後に、入金が行われたなかったお客さまは次回の抽選応募に参加することができません。(応募期間中は一時利用停止となります。)
このほうがシンプルで分かりやすいですよね。
5.繰り上げ当選制度の導入
さきほどの関連ですが、未入金者が出た場合にその浮いた分をどうするかです。
30万円当選したクルクルパーが入金しなかったら募集枠が30万円浮きますよね?
これについて第3号から新たなルール明記されました。
出資確定後にキャンセルが発生した場合、繰り上げ当選を行います。
クルクルパーが入金しなかった30万円分は、最初の抽選で落選した誰かが復活当選するということです。
Fundsが未入金の再募集をやっていますが、同じような制度ですね。
Rimple側としては手間が増えますが、投資家側としてはありがたい限りです。

チャンスが増えるのはうれしいよね。
6.当選発表日時の事前設定
これこれこれ!
Rimpleって抽選結果の発表がいつ出るか分からなかったんですよね。
第3号からは募集時に明記されるようになりました。

これで発表まだかな?と悶々とせずに済みます!
7.公表資料の拡充
案件詳細ページの「投資家向け情報」欄にあるのですが。
第1号では投資家に公表される資料は「不動産調査報告概要」だけでした。
第2号からはこれに「マンション利用規約」と「住宅瑕疵担保責任保険」が加えられました。
Rimpleの地味な改善を支持
ということで、Rimpleの地味な7つの改善を紹介しました。
- 表示する総額が募集額に
- 複数回応募の扱い
- 大口応募へのルール設定
- 未入金当選者に対するペナルティ設定
- 繰り上げ当選制度の導入
- 当選発表日時の事前設定
- 公表資料の拡充
僕は華やかで派手な変化よりも地道でコツコツな改善の方が好きなものでして。
Rimpleの地味な改善を支持します。
他の業者さんの地味な改善についても気付いていきたいと思います。

以上、地味だけどナイスな改善の紹介でした!
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