ソーシャルレンディングにセイムボート出資方式を導入しては?

以前から思っているのですが。

ソーシャルレンディングにセイムボート出資方式を導入してはどうでしょうか?

タロウさん
タロウさん

一投資家としての考えです!

不動産クラファンの優位性

投資の安全性について、ソーシャルレンディングはいささか不利です。

 

安全性で不動産クラファンが優位

ソーシャルレンディングと不動産投資型クラウドファンディング(以下、不動産クラファン)の、いろんな業者さんについて記事を書いていますが。

書く中で感じるのは、やはり安全性については不動産クラファンに優位性があることです。

特に大きいのがセイムボート出資方式優先劣後出資方式です。

ご存じない方に簡単に説明します。

タロウさん
タロウさん

知っている方は次へどうぞ!

セイムボート出資方式

不動産クラファンでは取得した不動産を運用期間の最後に売却します。

そして売却で得た代金で投資元本と分配金を投資家に支払います。

不動産の取得にあたって、クラファン業者は投資家と一緒に出資します。

投資家の出資額2,400万円
業者の出資額600万円
マンションの取得額3,000万円

こうすれば安くでしか売れないとクラファン業者も損をするので、頑張って高く売ろうとします。

また、買い手と結託した不正などを防ぐこともできます。

このように、業者が投資家と一緒に資金を出し合う出資の仕方をセイムボート出資方式と言います。

優先劣後出資方式

ただ、どうしても取得価格より安くでしか売れないこともあります。

この場合、売却で得た代金はまず投資家分の出資金の返済にあてられます。

そして、残った分だけがクラファン業者分の返済にあてられます。

例えばさきほどの例で売却代金が2,500万円だった場合、投資家の出資分は全額返済されます。

出資額返済額損失
投資家2,400万円2,400万円ゼロ
業者600万円100万円500万円

そして、残った100万円だけがクラファン業者に返済されます。

その結果、売却損の500万円はクラファン業者がかぶることになります。

このように投資家分の出資金の返済が優先される出資の仕方を優先劣後出資方式といいます。

 

安全性で不動産クラファンが人気

最近、不動産クラファンの人気が非常に上がってきているように感じます。

それはこういった不動産クラファンの安全性に投資家が気づき、それが評価されているからではないでしょうか。

安全性が相対的に高い投資商品として、今後も不動産クラファンの人気は高まっていくと思います。

タロウさん
タロウさん

逆に言うとソシャレンは不利です!

ソーシャルレンディングの問題点

安全面について不動産クラファンと比較した場合のソーシャルレンディングの問題点が2つあります。

 

ソシャレン業者に損失が発生しない

借り手が債務不履行になった場合、投資家は元本毀損という形で損失を負います。

しかし、ソシャレン業者は借り手にお金を貸していないので、出資金の喪失という形での損失は負いません。

語弊のある言い方ですが、借り手が飛ぼうがトンズラしようが自分の懐は傷まないわけです。

左野くん
左野くん

しかも、業者にお金を全額回収する義務は無い…

そして、このことが原因で業者によっては借り手に対する審査が甘くなる可能性が否定できません。

例えばmaneoの川崎案件や石垣島案件は審査に問題ありですよね?

もし、自社のお金を貸し付けていたならば、丘の上の廃病院を担保にしたでしょうか?

 

ソシャレン業者が逃げられる

もう一つの問題は、ソシャレン業者はいざとなれば債権を二束三文で売り払って逃げられる点です。

ソシャレン業者Aが借り手Bに融資する案件を実行し、Bが債務不履行に陥った。

でも、AはBにお金を貸していないので、Bが返さなくてもAの懐は痛みません。

もちろん、Aにソシャレン事業を継続する意志があれば、必死こいて回収しようとするでしょう。

でも「もういいや、商売たたんじゃえ!」となったら、債権をサービサーに3%で売り払って3%だけ投資家に返済して廃業することもできるわけです。

右田さん
右田さん

どことは言わないけど、みんクレね。

 

投資家の不安を解消する必要性

もちろん、そういった悪質な業者はごく一部です。

2017~19年でそういった業者は淘汰され、いま残っているほぼすべてが善良な業者だと思います。

ただ、過去の事案はまだ終結しておらず、掲示板などでいまだに怨嗟の声が毎日のように上がっています。

これからソシャレンを始めようとしている人が、そういった書き込みを目にする。

すると、やっぱり怖いから安全っぽい不動産クラファンにしておこうとなると思うのです。

タロウさん
タロウさん

被害を受けた投資家にとって2018年はまだ終わっていません!

セイムボート出資方式を導入しては?

そこで、前から思っているのですが。

ソーシャルレンディングもセイムボート出資方式を導入してはどうでしょうか?

 

ソシャレンのセイムボート出資方式

例えば、借り手企業への融資総額が5千万円とします。

この5千万円をソシャレン業者が投資家と一緒に出資します。

出資者出資額
投資家4,500万円
ソシャレン業者500万円

この場合ですと業者の出資比率は10%で、さほど高くありません。

ですがCREALやRenosyがそうであるように、事業者に一定の信頼性があれば10%でも投資家はついてくるのではないでしょうか?

 

優先劣後出資方式とセットで

そして、不動産クラファン同様に優先劣後出資方式も採り入れます。

担保も含めて4千万円しか回収できなければ、ソシャレン業者の500万円は全損です。

でも、こういった取り組みをすれば安全性を大きくアピールできると思うのです。

投資家だけに損をさせるのではない。投資家を見捨てて逃げることはしない。

一緒に出資しているので逃げられないし、先に損をするのはこっちなんだと。

その意味を理解できない投資家も、もしかしたらいるかも知れないけれど…

 

ソシャレンの安全アピールが必要

ブロガーの立場で見て、不動産クラファンの安全性の方が分かりやすいです。

実際にどちらが安全かは別の問題として、不動産クラファンの安全性の方が伝わりやすいです。

現状ではソーシャルレンディングの方が相対的にリスキーに見えます。

これを補う一つの方法として、ソシャレンもセイムボートと優先劣後を採り入れて良いのではないでしょうか。

タロウさん
タロウさん

法的な問題などは分からないのでご容赦を!

 

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