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CREALで実際に投資してみた感想と体験談を本音でレビュー

今これを読んでいる方は、次のような感想や体験談を知りたいのでは?

  1. CREALの収益性
    • 儲かるか?
    • 損しないか?
  2. CREALの信頼性
    • 騙されないか?
    • 危なくないか?
    • 案件は安全か?
  3. CREALの収益性
    • 投資しやすいか?
    • 不便な点はないか?
    • サイトは使いやすいか?
左野くん
左野くん

初めての業者は不安だよね。

僕はソーシャルレンディングと不動産クラファンで6千万円投資してきました。

CREALは運営開始以来ずっと使っています。

  • 利用歴:2018年11月から(5年)
  • 累計投資額:170万円

なので、CREALについてはそれなりに詳しいつもりです。

この記事ではそんな僕がCREALで投資して大丈夫か迷っている方に

  • 実際に投資している立場から
  • ウラ話も含めて
  • 忖度なしの本音でレビュー

します。

あなたの投資の参考になればうれしいです。

タロウさん
タロウさん

きっと参考になります!

なお、読者のみなさんがCREALに関する基礎知識を持っている前提で語ります。

手数料や劣後出資比率など、まだあまり分かっていないという方は、先にCREALについての解説記事を読むことをおすすめします。↓

【最新】CREALの評判・口コミとデメリット・リスク
【2024年3月6日更新】累計投資額1億9千万円の現役投資家が、CREAL(クリアル)の概要、デメリットとリスク、評判と口コミ、他の業者との比較、注意点と対策などを解説。CREALでの僕の投資実績も公開します。
この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

CREALの収益性

まず、次の2つについてです。(タップすると各項目に飛びます)

 

CREALは儲かるか?

答え:普通に儲かります
右田さん
右田さん

普通と言われてもねぇ。

タロウさん
タロウさん

では具体的に…

僕がこれまでに得た分配金

僕がこれまでに受け取った分配金は以下の通りです。

年度 税引前分配金
2019年 14,873円
2020年 20,655円
合計 35,528円

トータルで3万5千円なので、儲かってるちゃぁ儲かってます。

左野くん
左野くん

何、その微妙な言い方?

大儲けはできない

う~ん、確かにトータルでは3万5千円なんですが。

案件ごとだと見え方がちょっと変わってくる。(2案件がまだ運用中)

案件 投資額 税引前分配金
スカイコート世田谷 20万円 2,077円
ドルチェ月島 30万円 2,975円
シンシア文京千石 30万円 5,872円
シンシア本郷 20万円 4,035円
Q Stay 上野 50万円 18,816円

Q Stay 上野は50万円で10カ月だったのでそこそこですが。

他の4つは20~30万円で利回り4%、運用3~6カ月だったので儲けは数千円なんです。

右田さん
右田さん

微妙っちゃ…

タロウさん
タロウさん

微妙…

ぶっちゃけで言いますけど、株や仮想通貨のような大儲けはムリです。

CREALに限らず、ソシャレン、クラファンでドッカン!はありえない

「人生切羽詰まってて勝負かけるしかないんだよ!涙」って方にはCREALはおすすめしません。

左野くん
左野くん

そういう人は投資したらダメだよ。苦笑

毎月分配がうれしい

ただ、微妙が悪いかと言うと必ずしもそうではなくて。

まず、トータルでは3万5千円ちゃんと儲かってるんですよね。

それと、下は2020年のCREALの月次の分配金ですけど。

基本、毎月お金が入ってくるんです。

年月 税引前分配金
2020年1月 0円
2020年2月 0円
2020年3月 1,875円
2020年4月 1,875円
2020年5月 1,875円
2020年6月 1,997円
2020年7月 1,849円
2020年8月 1,911円
2020年9月 2,166円
2020年10月 2,343円
2020年11月 2,421円
2020年12月 2,343円

これ、不動産クラファンやってる方は共感してもらえると思うけど。

不動産クラファンってソシャレンと違って、分配が満期一括が多いじゃないですか?

なので、不動産クラファンの比率が高くなってくると、なかなか分配金が入ってこないんですよね。

これが地味にさみしい。笑

それが2千円でも3千円でも入ってくると、とりあえずゼロではねぇぞ、と。

右田さん
右田さん

何となく分かる。

なので、少額でも毎月チャリンチャリンとお金が入ってくる。

CREALみたいな毎月分配の業者を一つ持っておいても良いんじゃないかなと。

タロウさん
タロウさん

CREALが精神安定剤です!

地道にコツコツ儲かる投資

で、最初の「CREALは儲かるか?」に戻ると。

ドッカン大儲けは絶対ない。5万年待ってもありえないです。

でも、毎月ちょこちょこお金が入ってきて、トータルではまとまった額になる

不動産クラファン全般そうですけど、

  • 地道にコツコツ儲かる
  • 銀行よりはるかに儲かる

これくらいのスタンスでやった方が良いと思います。

左野くん
左野くん

地道に積み上げる投資だね。

CREALは安定財源

それと、僕は株は全然分からないのでやってませんが。

例えば、大儲け狙いで株とFXをやって、同時に安定財源としてCREALもやるみたいな。

オフェンスが株とFXのツートップで、ディフェンスにCREALやRimpleが並ぶみたいな。

そういう使い方もありだと思います。

ということで、CREALは大儲けはできないけれど普通に儲かります

タロウさん
タロウさん

一つ目の疑問でした!

 

CREALは損しないか?

答え:これまで損したことはないです
右田さん
右田さん

これまで。

タロウさん
タロウさん

これまで!

CREALは過去に損失ゼロ

将来のことは分かりませんよ。

それはCREALに限らずどこも同じで。

でも、運営開始から現在まで5年の間、CREALで損失が出たことはないです。

僕を含めてCREALで損した人はまだ1人もいません

ソシャレン最大手のSBI-SLでも損失を出したことがありますので、CREALはそれなりに評価できると思います。

左野くん
左野くん

過去に事故ゼロは立派。

手数料負けに注意

一つだけ注意してほしいことがあって、それは手数料負けです。

CREALはデポジット口座方式で、出金手数料が有料です。

出金額 3万円未満 3万円以上
振込手数料 150円 229円

なので、例えば次のように投資すると、

  • 投資額:3万円
  • 利回り:3%
  • 運用期間:4カ月
  • → 分配金:3万円✕3%÷3=300円
  • → 源泉徴収税:300円✕20.42%=61円
  • → 受取額:300円-61円=239円

元本と合わせると30,239円なので出金手数料は229円

稼いだ分配金が手数料でほとんど消えてしまうってことです。

右田さん
右田さん

投資した意味が、

タロウさん
タロウさん

ナッシング!

投資額が少ないと手数料負けすることがあるので注意しましょう。

自分の銀行口座が楽天銀行の場合、出金手数料は出金額に関わらず税込み105円です。

CREALの信頼性

次はCREALの信頼性についてです。(タップすると各項目に飛びます)

 

CREALは騙されないか?

騙されないか?怪しくないか?

僕の答えはこれです。

答え:騙されることはないと確信しています
左野くん
左野くん

言い切ったね~

確信しています!

あくまでも僕の考えです。

なので絶対騙されないと保証はしませんよ。

でも、僕自身はCREALが騙すことはないと確信しています。

騙すような業者ではない。

そう確信するに至ったきっかけが3つあります。

タロウさん
タロウさん

ここはちょっと熱く語ります!

記事内容の誤りへの指摘

1つ目はCREALが運営を開始して間もない頃のことです。

僕がCREALの案件について「これ、大丈夫なの?」的なネガティブな内容の記事を書きました。

すると、CREALから連絡が来たんです。

「文句言いにきたか?」と身構えたのですが全然そうじゃなくて、記事内容に事実誤認があるとのご指摘

で、僕も自分の考えを書いて返信したら、今度は社長自らWordで5ページに渡って解説を送ってきてくれたのです。

それが、「ネガティブなこと書きやがって、ムッキ~!」ではなく、「いや、そうじゃなくてこうなんだ、分かってもらいたいんだけど」って感じ。

納得できる内容だったので僕は訂正記事を書きました。

弱小ブログ相手に社長が直々に詳細解説。

このやり取りで「この人、けっこうマジメな人かも?」と思ったのが最初のきっかけです。

右田さん
右田さん

ヒヨコ相手に社長がわざわざ。

分別管理口座を信託銀行に変更

2つ目は2019年の夏です。

ソシャレン、クラファン業者の多くが「投資家の資金を分別管理しているので安全」とアピールしていますよね?

実はこれは不正確で、普通の銀行を使った分別管理では安全ではないです。

信託銀行で分別管理することで初めて安全になります。

でも、それをやるとコストが上がるのでどこもやらないんですよね。

で、CREALも運営開始当初は普通の銀行だったのですが、2019年7月に分別管理口座を信託銀行に変更したんです。

CREALが分別管理口座を信託銀行に変更で安全性が激アップ!
CREALが分別管理口座を信託銀行に変更し安全性が激的に向上しました。ソーシャルレンディング、不動産投資型クラウドファンディングで初の快挙です。普通の銀行で分別管理する場合のリスク、信託保全することの安全上のメリットを説明します。

目的は投資家の安全性向上のため

CREALって他にもクリック合戦が激しくなってきたら募集額が数億円の大型案件を出して競争を緩和したり。

数千万円の区分マンション案件については1人あたりの投資上限を10万円にして投資できる人を増やしたり。

投資家にプラスになることを地道にやっているんですよね。

もしかしたら真剣に投資家のことを考えてくれているのかな?と思った。

これが2つ目のきっかけです。

計算違いを公表

そして、決定的だったのが分配金の計算違いを公表したことです。

これ、書いても問題ないですよね?

タロウさん
タロウさん

CREALさん、まずかったら言ってください!

2020年の5月ですが分配金の計算をしていて、契約書で定められた算出方法だと金額が変わることに気付いたんです。

数円の違いだし細かいことだから良いかな?と思いつつ、気になったのでCREALに問合せました。

で、回答が来たのですがイマイチしっくりこず、でも契約書通りだとこうなるのでは?と返信。

これに対して社内で検討すると返信が来ました。

それから1カ月後のことです。

CREALから検討結果についてメールが届きました。

その内容がすごかった。

  • 社内で法務も交えて検討した
  • 問題であるという結論に達した
  • CREAL会員に内容を公表する
  • 過去にさかのぼり不足分を追加分配する
  • 過払い分の返還請求は行わない

計算違いを公表し、過去の案件について正しい金額との差額を支払うということです。

アタリマエじゃん!って思うでしょ?

でも、アタリマエじゃないんですよ。

実はこういう間違いって他の業者さんでも起こってます。

CREAL以外でも僕は何社か問合せて指摘しています。

で、どの業者さんも「申し訳ない、以後注意します」で終わりです。

僕もそれで良いと思います。

人間のやることだからミスはあるじゃないですか?

改善してくれりゃそれでOKですよ。

ところが、CREALは違った。

生真面目に間違いを公表したんです。

これで僕のCREALへの信頼は決定的なものになりました。

CREALの信頼性に確固たる自信

もちろん、投資するかどうかは別ですよ。

「CREALは信頼できるから、どの案件にも投資する♪」

そんなことは絶対しません。

投資するかはガッツリ調べた上で判断します。

業者としての信頼性と個々の案件の安全性とは別の問題です。

ただ、ウソをつくような人たちではない

騙したり詐欺をしかけてくるような業者ではない

この点については僕はCREALに絶対的な信頼をおいています。

タロウさん
タロウさん

騙したりしないと確信しています!

 

CREALは危なくないか?

答え:危ないと感じたことはないです

内容が内容だけに「危なくない」と断言できないことはご了承を。

経営悪化などの危険性は感じない

不動産クラファン業者としてのCREALが危ないか?ですが。

運営会社のブリッジ・シー・キャピタル (以下、BCC社)の経営が危ないといったことは今まで感じたことはありません。

左野くん
左野くん

でも、感覚だよね?

アンテナは張っておいた方が良い

そうなんですよね。何となくそう感じるだけです。

そして、BCC社は非上場なので経営状態が見えません

なので、CREALやBCC社の変化を早めに把握できるように、情報のアンテナは張っておいた方が良いと思います。

そのアンテナの張り方ですが、僕はグーグルアラートを使っています。

右田さん
右田さん

無料で使えるよ。

 

CREALの案件のリスクは高いか?

答え:案件によります
タロウさん
タロウさん

答えにくいです!

リスクは案件による

不動産クラファンの安全性って、物件を売却できるか次第ですよね?

で、それって業者ではなく案件によって変わるじゃないですか。

だから「CREALだったらどの案件も安全」という話ではないと思うんですよ。

案件ごとに物件がいくらで売れるかを調べて判断すべき」というのが僕の考えです。

左野くん
左野くん

それが面倒なんだよね。

タロウさん
タロウさん

気持ちは分かる!

物件の種類は影響する

一つの指標と言うか目印として、物件の種類は影響する気がします。

コロナの影響が社会に広く深く影響したじゃないですか。

今の状況でホテルや商業施設に買い手が簡単につくかと言われると、簡単ではないですよね。きっと。

逆に物流施設は強いだろうし、住宅も都市部は影響が少ないんじゃないかな?と。

これはCREALに限らず不動産クラファンで投資する際に頭においたほうが良いと思います。

大型案件はリスクがある

それともう一つ。CREALの大型案件のリスクです。

「Q Stay and lounge上野」という案件があって、インバウンド狙いのホステルだったのですが、コロナの影響で売却できませんでした

それで、内装を改修してオフィスに用途変更するということで「上野オフィスプロジェクト」という案件に組み替えて再募集されました。

この対応自体は非常に良心的で、Q Stayに投資していた僕は命拾いしました。

タロウさん
タロウさん

助かりました!

ただ、この案件で一つ明らかになったというか僕の推測ですが。

これがジョイントアルファみたいに運営会社が東証一部で資金力があれば、案件組み換えではなく自社で物件を買い取れるはずです。

CREALはそれをしなかったorできなかった。

つまり、CREALの大型案件は売却不調で運用期間延長のリスクがあるということです。

右田さん
右田さん

延長かぁ…

もちろん、安値で売り払われて元本毀損になるより延長のほうが良いですよ。

それに、延長されている間も分配金が入ってきますし。

ただ、リスクの存在は念頭に置いておいた方が良いと思います。

自分の基準を作るべき

案件のリスクって自分がどのレベルのリスクまでなら飲み込めるか?なんですよね。

自分はこの条件までならば受け入れられるみたいな。

なので、案件に投資するかの自分なりの投資基準を作ることをおすすめします。

CREALの場合、僕は次の3点です。

  • 募集総額以上で売却できるか
  • 長期案件はパス
  • 極力、区分マンション案件に投資

募集総額が2千万円だったら、その物件が2千万円以上で売れそうか、不動産情報サイトなど使って調査します。

左野くん
左野くん

調べられるの?

案件によりますね。

例えば沖縄の専門学校の案件があったんですが、地方の学校の建物がいくらで売れるとか、僕の能力では調べられないです。

そういう場合は投資を見送ります。是非を判断できないから。

それと、これはCREALに限らずですが、運用期間が1年を超えるものは基本パスです。

で、CREALの大型物件は売却価格を出しにくく運用期間も長いものが多い。

なのでCREALではできるだけ区分マンション案件を狙うというスタンスになっています。

タロウさん
タロウさん

小心者です!

ということで、「CREALならばどれも安全」という思考停止は危険です。

そして、投資するかの「マイ基準」を作りましょう

CREALの実用性

最後に使い勝手などについてです。(タップすると各項目に飛びます)

 

CREALは投資しやすいか?

答え:投資しやすいです
右田さん
右田さん

ほんとに?

募集される案件は多くない

CREALで募集が行われるのはおおむね月イチペースです。

クラウドバンクとかLENDEXとかソシャレンに比べると少ないです。

ですが、不動産クラファンで月イチは標準ペースです。

多くはないけれど少ないと言うほどでもないです。

クリック合戦は激減

次に各案件の投資のしやすさですが。

古いブログの記事とかで「クリック合戦で投資できない!」みたいによく書かれていますが、CREAL=クリック合戦は過去の話です。

上の方で書きましたが、1億円を超える大型案件でクリック合戦は起きません。

募集開始から満了まで最低でも数時間、普通は数日かかります。

また、募集額が数千万円の区分マンション案件は1人10万円の上限があるので、満了まで数分はかかります。

最近デビューした新規業者は別として、今の不動産クラファンの中でCREALは投資しやすさトップ3に入るというのが僕の実感です。

左野くん
左野くん

大変身だね。

投資基準次第では投資しにくい

ただし、さきほどお話した投資基準によっては投資しにくくなります

僕の場合、

  • 長期案件はパス

これが影響ビッグです。

CREALの大型案件って大半が運用期間13カ月以上なんですよね。

なので、僕はCREALの大型案件は1回しか投資したことがありません。

僕がCREALへの信頼度が高いのに投資額が多くないのはこれが原因です。

右田さん
右田さん

だったら困るんじゃない?

確かに困るんですけど、投資しやすくするために基準を緩めるって、ちょっと違うと思うんですよね。

なので僕は利用する業者を増やすことで投資額を増やすようにしています。

CREALをはじめ良い業者はすべて登録して、各業者の良い案件に投資するというスタイルです。

タロウさん
タロウさん

今後もこのスタイルでいきます!

 

CREALで不便な点はないか?

答え:特にないです

大きな不便はないですね。長く使ってますけど。

事前入金が必要なのは不便

強いて挙げるならば、投資する前に入金しなければならない点です。

ただ、さきほど書いた通り今のCREALは投資しやすいです。

OwnersBookのように「入金した → クリック合戦で負けた → 資金が寝る」となることは少ない。

先に入れるかあとに入れるかの違いで実害はないのでOKです。

左野くん
左野くん

実害がないならOKだね。

投資する上での不便さはない

他には出金手数料がかかることですが、しょっちゅう出すわけでもないので良いかな?と。

最低投資額は1万円だし、募集案内はメールで来るし。

3日前くらいには成立前書面も含めて情報が公開されますし。

投資する上での不便さは特にないです。

タロウさん
タロウさん

願わくば情報公開を1週間前に!

 

CREALのサイトは使いやすいか?

答え:おおむね使いやすいです
右田さん
右田さん

パーフェクトではなさそうね。

案件紹介ページは分かりやすい

まず、案件の紹介ページは非常に良いです。

情報量が豊富な上に、必要な情報を探しやすい

ものすごく良いです。

あえて注文をつけるならば、劣後出資額が紹介ページに書かれておらず、成立前書面を見る必要があります。

ここだけ不便です。

でも、他社と比べても見やすいので満足しています。

左野くん
左野くん

確かにCREALは情報量が多い。

タロウさん
タロウさん

投資判断に役立ちますよね。

マイページはおおむね使いやすい

マイページですが、2020年12月のサイトリニューアルでスマホに最適化されたんですよね。

僕はパソコンで見ているので1画面の情報量が減って、ちょっと不満。

でも、スマホで見る人が増えたからしょうがないですよね。

それと、入出金の履歴がすごく見にくいです。

ただ、これって不動産クラファン全社に共通なんですよ。

なので慣れました。笑

右田さん
右田さん

あきらめの境地ね。

サイトの使いやすさは大きな問題ではない

ただ僕の本音として、サイトの使いやすさは大きな問題ではないと思うんです。

次の2つの業者、どっちを選びます?

  • サイトは使いやすいけれど危険
  • サイトは使いにくいけれど安全

当然、後者ですよね。

業者選びで最優先すべきは安全性や収益性です。

サイトの使いやすさで選ぶべきではありません。

実際、SBI-SLとかサイトの使い勝手クソ最悪だけど超人気じゃないですか。

それに、使いにくくても使っているうちに慣れますから。

純粋に投資先としての良し悪しで選ぶべきだと思います。

CREALの本音レビューのまとめ

最後に要点をまとめます。

サッと流し読みしてください。

  • 儲かるか?
    • 普通に儲かる
    • 大儲けは無理
    • 地道に儲かる投資
  • 損しないか?
    • 過去に損した人はいない
    • 手数料負けに注意
  • 騙されないか?
    • 騙されないと確信
    • 騙すような業者ではない
    • 案件の安全性とは別問題
  • 危なくないか?
    • 危ないと感じたことはない
    • ただしBCC社の業績次第
    • 情報収集を怠らず
  • 案件のリスクは高いか?
    • 案件による
    • 物件の種類に注意
    • 自分の投資基準を作ろう
  • 投資しやすいか?
    • 投資しやすい
    • クリック合戦は少ない
  • 不便な点はないか?
    • 特にない
  • サイトは使いやすいか?
    • おおむね使いやすい
    • 難点もあるが他社も同様
    • 使いやすさで選ぶべきでない

 

ということで、僕の本音で語ってきました。

全般的に見てCREALは信頼できる良い業者だと思います。

でも、パーフェクトではないですし、案件によって良し悪しもあります。

なので、信頼しつつも投資するかは案件次第という姿勢で僕は利用しています。

これからCREALで投資する方も、

  • CREALに登録はするが
  • CREAL信者にはならず
  • 良い案件が出た時に投資

というスタンスでOKだと思います。

以上です。

僕の感想がみなさんの参考になれば幸いです。

タロウさん
タロウさん

一緒にお金を増やしましょう!

コメント

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。