超人気の不動産クラファン「Rimple」。
募集の仕方が抽選方式ということもあり、めったに投資できない業者となっています。
前回の第11号ではついに倍率が10倍を突破。
もはやRimpleに当選するより、コロナの抗体を獲得する方が簡単な気さえしています。

むちゃくちゃ言うなぁw
そんなRimpleが4月から毎月の募集件数を2件に増やすと発表しました。
これで投資しやすくなるのか?
考えてみます。

期待できなそう…
タップできる目次
Rimple‘s Fridayとは?
新しい施策「Rimple‘s Friday」について説明します。
第2、第4金曜日に案件を募集
リンプルは4月以降、毎月第2、第4金曜日を「Rimple‘s Friday」とし、案件の募集を行います。
つまり、毎月2回募集を行うということです。
9月までの予定はすでに決まっており、
4月は9日と23日に募集が行われます。
Rimple‘s Friday導入の理由
Rimple‘s Fridayを導入した理由について、運営会社のプロパティエージェントはプレスリリース(PDF)で次のように説明しています。
この1年間は基本的に月に1本のペースで新規ファンドを組成させていただいておりましたが、毎回の応募倍率が500%を超え、落選される方が多くいらっしゃるなど、ご利用の皆さまにはご迷惑をおかけしておりました。そこでRimple2年目におきましては、より多くの皆さまにご出資いただけるよう、新規ファンド組成を毎月2本に増加することを決定いたしました。
つまり、
競争率アップ
↓
落選者続出
↓
募集を増やす
↓
当選者が増える
というロジックです。

良いことだ!
果たしてそうでしょうか?
Rimpleは投資しやすくなるか?
募集を月2回に増やせば投資しやすくなるか?
そうはならないと僕は思います。
競争率は変わらない
まず、月2回募集にしても競争率は変わりません。
第2週に応募した人の大半は第4週にも応募するからです。
募集 | 応募者数 |
---|---|
4月9日 | 1,000人 |
4月23日 | 1,000人 |
Rimpleの会員は増加を続けていますので、むしろ今後さらに競争率が上がる可能性の方が高いと思います。
投資しやすくはならない
もちろん、確率論で考えれば応募機会の増加で当選する可能性は上がるでしょう。
しかし、確率論とクジ運は別です。

あんたが言うと説得力あるよ。笑

Rimple6連敗中death…
また、ウソか真かは知りませんが、リアルエステートコイン利用者が優遇されるという噂もありますし。
募集を月2回に増やしたから当選しやすくなるとは、正直あまり期待できないです。

どうすれば良い?
期待される対策
Rimpleが本当に当選者を増やそうと思うならば、採るべき対策は2つです。
1.応募上限の設定
1人あたりの応募額の上限を例えば10万円にする。
こうすれば競争率は劇的に下がるでしょう。
CREALや大家どっとこむなど、多くの業者が採用しています。

これは是非してほしい!
2.2案件当時募集
第2、第4金曜日に1件ずつではなく、第2金曜日に2件募集する。
さらに、2件のうち応募できるのは1件だけにする。
こうすれば、
募集 | 案件 | 応募者数 |
---|---|---|
4月9日 | 案件A | 1,000人 |
4月23日 | 案件B | 1,000人 |
1,000人の応募者が2案件に分かれるので、
募集 | 案件 | 応募者数 |
---|---|---|
4月9日 | 案件A | 500人 |
案件B | 500人 |
競争率は半分に下がります。
これを採り入れているのがFANTAS fundingで、ジョイントアルファも2月に3案件同時募集を行いました。

FANTASは投資しやすいよね。
Rimpleは競争率を下げない
では、Rimpleがこれらの対策を採るか?
可能性はゼロだと僕は思います。
やるならとっくにやっている
理由ですが、まず競争率を下げる気があるなら、とうの昔にやっています。
上限額の設定とか複数案件同時募集とか、僕みたいなクルクルパーに言われるまでもなく、Rimpleは知っています。
過去1年、これらの対策を採らなかったのは、競争率を下げるつもりがないからでしょう。
競争率を下げるメリットがない
では、なぜ競争率を下げるつもりがないのか?
これは単純で、メリットがない、むしろデメリットがあるからでしょう。
プロパティエージェントとしては「Rimple競争率10倍で大人気!」とアピールできた方が良いわけで。
逆に下げると「Rimple競争率5倍に低下、人気に陰りか?」みたいになってしまいます。
僕がプロパティエージェントの経営者だったら絶対に下げないです。

でも、利用者から不満が出るよ。
アクティブユーザーは数千人
その不満の声がどれくらいのボリュームかって話です。
Rimpleは「会員数10万人超え!」と言っていますが、実働会員はそれほど多くありません。
例えば、倍率10倍超えとなった前回の案件ですが、
- 募集額:3,710万円
- 応募額:3億9,189万円
- 競争率:10.56倍
1人あたりの応募額を少なめに20万円としても、
応募した人は2千人足らずです。
日常的にRimpleのサイトをチェックしているアクティブユーザーは、恐らく5千人もいないのではないでしょうか?
おとなしい日本人ですから、不満に対して行動を起こす人は1%もいないはず。
5千人の1%として50人。
不満の声のボリュームとしては、無視できるレベルでしょう。

打つ手なしか…
利用する業者を増やそう
いつも言っていることですが、打てる手は利用する業者を増やすことだけです。
Rimpleで6連敗中の僕ですが、Rimpleがダメなら他の業者で投資すれば良いだけ。
自ら動いて選択肢を増やしましょう。

魚のいる池を増やす!
4月12日は大家どっとこむがあります。
- 利回り:5%
- 運用期間:12カ月
- 募集総額:3,000万円
- 投資上限:20万円
- 募集開始:4月12日12時30分
1人あたり上限20万円なのでチャンスがあります。
大家どっとこむは4月にもう1件か2件は募集するはずです。
●公式サイト:大家どっとこむ
それと、ぽちぽちFUNDING。
前回の最終倍率は2倍近くになっていますが。
募集開始直後の倍率は135%くらいでした。
クリック合戦の競争率は1.5倍からせいぜい2倍くらいのような気がしています。
Rimpleの10倍より、はるかにチャンスがあります。
●公式サイト:ぽちぽちFUNDING
ということで、投資できないと文句を言ってもしょうがない。
新しい業者を開拓して、アグレッシブに攻めていきましょう!

戦いの春です!
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