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【2021年4月度】ソーシャルレンディングの投資実績を公開!

僕はソーシャルレンディングと不動産投資型クラウドファンディングで1千万円以上を運用中です。

現役のソシャレン投資家がどのように投資しているのか?

2021年4月度の僕の投資実績をすべて公開します。

これからソシャレン、不動産クラファンを始める方の参考になれば幸いです!

タロウさん
タロウさん

フルオープンで紹介します!

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

新たに投資した案件

先月、新たに投資したソーシャルレンディングと不動産投資型クラウドファンディングの案件です。

2021年4月は7つの案件に310万円を投資しました。

 

J.LENDING

LF33号

  • 運用期間:4カ月
  • 利回り:5%
  • 投資額:500,000円
  • 税引前利益:8,904円

1月以来、3カ月ぶりに投資しました。

短期運用に投資

今回は2案件同時募集で、利回りも借り手も同じでした。

案件名 LF33号 LF34号
利回り 5%
運用期間 4カ月(130日) 10カ月(311日)
分配 満期一括
募集総額 1億円 5,000万円

LTVが70%と低かったのと、運用期間が短めなことから33号に投資しました。

J.LENDINGでクルクル投資

今回はLF22号に投資していた人が、一般募集の2日前から優先応募できました。

この優先応募の仕組みは良いですね。

運用が終わって戻ってきたお金をそのまま次の投資に回せます。

一度投資すれば、次からは優先枠でクリック合戦とは無縁。

今後もJ.LENDINGでクルクル回します。

★公式サイト:J.LENDING

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FANTAS funding

105号 文京区大塚

  • 運用期間:8カ月
  • 利回り:3%
  • 投資額:200,000円
  • 税引前利益:3,912円

同時募集の3案件の中で利回りは最も低かったのですが。

立地が都心であること、元本回収の可能性が最も高かったことから105号にしました。

★公式サイト:FANTAS funding

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ジョイントアルファ

4月は予定通り落選でした!笑

5月は小樽ホテル案件が延期になり、ピンチヒッターで京都祇園案件です。

  • 利回り:3.8%
  • 運用期間:6カ月
  • 募集総額:2,170万円

この案件、過去に2回募集実績があり今回が3回目です。

過去の2回はいずれも無事に運用が終了した手堅い案件。

競争率が高そうですが、ダメ元でチャレンジします。

タロウさん
タロウさん

応募するのはタダです!

★公式サイト:ジョイントアルファ

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Rimple

Rimpleのサイト画像 新

奇跡が起きました!

13号 中野・清澄白河・大山

  • 運用期間:6カ月
  • 利回り:3.8%
  • 投資額:1,000,000円
  • 税引前利益:19,052円

今回でやめるつもりだった

Rimpleは6号以来の7連敗中でした。

結局、リアルエステートコインを持っている投資家だけ当選なんでしょ!

と、すっかりすねてまして。笑

今回も落選だったらRimpleから撤退するつもりでした。

まさかの当選

それがまさかの当選です。

振られ続けて8回目の告白でようやくOKって感じでしょうか。

ダメ元で続けてみるものですね。

左野くん
左野くん

しみじみとw

なお、100万円にしたのはヤケクソではありません。

ガッチガチに硬い案件です。

ラッキーでした。

タロウさん
タロウさん

次回もダメ元で応募します!

★公式サイト:Rimple

【最新】Rimple(リンプル)の評判・口コミとリスク・デメリット
【2024年2月8日更新】累計投資額1億9千万円の現役投資家が、Rimple(リンプル)の概要、デメリットとリスク、評判と口コミ、注意点と対策などを解説。僕の投資実績も公開します。安全第一ならばRimpleです。

 

B-Den

新業者登場です。

1号 新大阪

  • 運用期間:6カ月
  • 利回り:3%
  • 投資額:1,000,000円
  • 税引前利益:15,000円

東証一部の不動産クラファン登場!

運営会社のビーロットは東証一部上場の不動産会社です。

投資用の開発物件や再生物件を富裕層などに販売しています。

1~30億円くらいの1棟不動産を得意としており、オフィスから物流、ヘルスケア、太陽光と物件種が幅広いです。

経営陣の信頼性が高い

経営者3人の経歴、インタビュー記事、決算説明会での発言など一通り調べました。

変な人たちではなく、むしろちゃんとした人たちです。

情報が一番多かったのが社長の宮内氏だったのですが。

山師タイプではなく、まじめで実直という印象が強いです。

町役場の窓口に座っていても違和感ない。

右田さん
右田さん

失礼ね。

また、3人とも持ち株の時価総額が億円単位ですので、不正などで株価を激落ちさせるメリットがありません。

不動産クラファン業者としての信頼性は高いと判断しました。

デビューで硬い案件

案件分析をざっと書くと、分配金は運用期間中の純利益の半分でまかなえます。

現入居者との賃貸契約が2022年4月まで残っているので、突然退去がない限り問題なく受け取れます。

元本ですが、近隣の相場から実質利回りを4.3~4.5%と推定しました。

これをもとに収益還元法で評価額を出すと1,300万円台になり、投資家の出資総額1千万円を余裕で超えます。

居住用不動産として見ても、不動産情報サイトの想定価格は最低でも1,100万円台でした。

以上より元本回収もまず問題ない

デビュー案件にハズレ無しですし、100万円で投資しました。

タロウさん
タロウさん

2分30秒で満了でした!

★公式サイト:B-Den

 

ぽちぽちFUNDING

4号 トーア駒込

  • 運用期間:6.5カ月
  • 利回り:5%
  • 投資額:200,000円
  • 税引前利益:5,452円

安全性が高いと判断

築43年の区分マンションですが、家賃5カ月分で分配金はカバーでき、現入居者との契約も2年近く残っています。

元本回収には平米34.4万円以上での売却が必要ですが、不動産情報サイトの評価は最低でも50万円

また、実質利回りを6%と想定した場合の評価額は1,120万円で、投資家の出資総額を上回ります。

最悪でも元本は戻ってくると判断しました。

クリック合戦は激戦ではなかった?

予想通りクリック合戦にはなったのですが。

僕が投資完了した時点で応募率は135%でした。

なので、ジャストタイムで参戦した投資家は募集上限の1.5倍くらいだったんじゃないかな?

そうであれば半分以上の確率で投資できます。

まだまだ狙い目ですね。

★公式サイト:ぽちぽちFUNDING

 

CAMPFIRE Owners

ROBOT HOUSE 日本保証付き

  • 運用期間:5カ月
  • 利回り:4%
  • 投資額:100,000円
  • 税引前利益:1,709円

日本ファンディング

本案件ではアパートを建てる土地の仕入れ資金として、借り手である日本ファンディングに4,800万円を融資します。

同社はもともとプロスペクト子会社のプロスペクト・エナジー・マネジメントでした。

2020年11月にJトラストが子会社化し、翌月に現社名に変更しています。

太陽光発電事業を行ってきた会社であり、アパート建設のノウハウはありません。

実働部隊はグローベルスかプロスペクト

今回のアパートはROBOT HOUSEというブランドです。

ピンときた人は不動産クラファンマニア。笑

大家どっとこむ第5号案件の新築IoTアパートと同じですよね。

ですのでおそらくアパート建設の実働部隊はグローベルスかプロスペクトだと思います。

Jトラストグループ内完結案件

つまり今回の案件は、

  1. 日本ファンディングが資金を集め
  2. グローベルスorプロスペクトがアパートを建て
  3. 日本保証が連帯保証をする

という、Jトラストグループ内完結案件です。

5カ月という運用期間の短さからも、出口までのシナリオは書き上がっているはずです。

安全性は相応に高いと判断しました。

CAMPFIRE Ownersが狙い目

今回の案件、利回りは低くないし日本保証付きだし条件は悪くなかったです。

しかも、募集額は4,800万円と決して多くはないのに、満了まで3日もかかりました!

会員数がまだ少ないのでしょう、クリック合戦とも無縁

CAMPFIRE Owners、今が狙い目です。

タロウさん
タロウさん

投資するなら今のうちです!

★公式サイト:CAMPFIRE Owners

CAMPFIRE Ownersの評判、同業他社との比較、僕の投資実績
【2022年5月15日更新】1億700万円以上を投資してきた現役投資家が、CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)の評判、口コミ、同業他社との比較、メリット、デメリットとリスク、僕の投資実績、注意点などを解説します。

 

victory fund

4月の新業者2つ目です!

1号 浅草

  • 運用期間:12カ月
  • 利回り:10.5%
  • 投資額:100,000円
  • 税引前利益:10,500円

空前絶後の好条件

3カ月ほど前に新規業者として紹介したvictory fundです。

その第1号案件ですが、利回りが10.5%

新規会員登録でAmazonギフト券プレゼント

さらに、最大1.5%のキャッシュバック

デビュー案件はどこも好条件を出してきますが、

  • 利回り10.5%
  • アマギフプレゼント
  • キャッシュバックキャンペーン

ここまでのてんこ盛りは見たことがないです。

マイルール封印!笑

僕は次の2つの案件には投資しないことをマイルールとしているのですが。

  • 利回りが7%を超える
  • 運用期間が12カ月を超える

今回はてんこ盛り好条件にお祭り気分で参加。

マイルール封印で10万円だけ投資しました。

だって、10万円で分配金10,500円ゲットですからね。

マイルール封印は運用期間3年で投資したTREC Funding以来かな?

左野くん
左野くん

たまには良いっしょ。

募集期間は5月24日まで

なお、こちらの案件はまだ募集中です。

  • 利回り:10.5%
  • 運用期間:1年
  • 募集総額:2億7,500万円
  • 募集期間:5月24日23時59分まで

今から会員登録しても間に合います。

二度とこないだろう10.5%案件。

投資したい方はお早めに。

タロウさん
タロウさん

一緒に投資しましょう!

★公式サイト:victory fund

 

投資総額

以上をまとめると、4月の投資実績は以下の通りです。(最下段の利回りと運用期間は単純平均、投資額と税引前収益は合計)

業者 タイプ 利回り 運用期間 投資額 税前収益
J.LENDING 不動産 5% 4カ月 50万円 8,904円
FANTAS CF 3% 8カ月 20万円 3,912円
Rimple CF 3.8% 6カ月 100万円 19,052円
ぽちぽち CF 5% 6.5カ月 20万円 5,452円
CAMPFIRE 不動産 4% 5カ月 10万円 1,709円
B-Den CF 3% 6カ月 100万円 15,000円
victory CF 10.5% 12カ月 10万円 10,500円
平均/合計 4.9% 6.9カ月 310万円 64,529円

投資額が300万円を超えるのは2018年11月以来、29カ月ぶりです。

一番の要因はまったく期待していなかったRimpleの100万円です。笑

あと、B-Denで100万円取れたのが大きかったですね。

2号案件以降は利回りが2%と低いので様子見するつもりです。

B-Den、victoryと新規業者を2つ開拓できたのも良かったし。

ぽちぽちに投資できたのも良かったし。

4月は良い感じでした。

タロウさん
タロウさん

春到来です!

現在の投資状況

次は4月末時点での投資状況です。

こんな感じになっています!

 

業者別投資額

4月末時点でのソーシャルレンディングと不動産投資型クラウドファンディングの事業者別の運用中投資額は以下の通りです。

事業者名 投資額
Funds 10万円
J.LENDING 200万円
CRE Funding 100万円
CAMPFIRE Owners 20万円
バンカーズ 190万円
CREAL 30万円
FANTAS funding 130万円
ジョイントアルファ 200万円
Rimple 100万円
B-Den 100万円
TREC FUNDING 10万円
A funding 50万円
信長ファンディング 20万円
大家どっとこむ 40万円
ONIGIRI Funding 150万円
ぽちぽちFUNDING 20万円
victory fund 10万円
合計 1,380万円

4月は償還もけっこうあったのですが、投資残高は増えました。

3カ月ぶりの1,300万円台です。

投資先は過去最高の17社です。よっしゃ!

新規開拓の2社が効きましたね。

その効果で、3月は構成比が15%以上の業者が3社もあったのですが、4月はゼロです!

分散投資で安全性が向上。

今後も新しい業者を開拓していきます。

タロウさん
タロウさん

目指せ、20社!

 

運用期間

運用期間 投資額
5カ月以下 335万円
6~10カ月 715万円
11カ月以上 330万円

運用期間は平均で8.9カ月です。

3月より0.4カ月短くなりました。

4月はvictoryだけが12カ月で、他の6案件はすべて6カ月前後でした。

SBIを見ての通り、将来何が起こるか分かりませんからね。

今後も短期案件を中心に投資します。

 

利回り

利回り 投資額
4%未満 710万円
4%台 170万円
5%台 210万円
6%以上 290万円

利回りは単純平均で4.6%です。

4月はなんと言ってもvictoryの10.5%です。

ぽちぽちとJ.LENDINGの5%もあり、3月よりわずかながら改善できました。

利回り低下傾向に必死に抗い、4%台を死守します!

タロウさん
タロウさん

戦いまんねん!

右田さん
右田さん

がんばれ~

 

タイプ別

不動産とか再エネとかタイプでの分類です。

タイプ 投資額
不動産ソシャレン 万円
その他ソシャレン 万円
不動産クラファン 万円

不動産ソシャレンには不動産を担保にするソシャレン案件すべてを含みます。

その他ソシャレンは社債型のFunds、CRE、SAMURAIの保証付き案件と、非不動産のバンカーズです。

相変わらず不動産クラファンの優勢が続いています。

旧来型のソシャレンは16%にまで構成比を下げています。

ただ、ソシャレン=オワコンという見方はしていません

4月も上場系のJ.LENDING、日本保証付きのCAMPFIRE Ownersと、安全性の裏付けがある業者には継続投資します。

タロウさん
タロウさん

CAMPFIREは今が狙い目です!

受け取った分配金

さぁ、お楽しみ、4月にゲットした分配金(税引前)です!

事業者名 分配金額
J.LENDING 8,486円
CAMPFIRE Owners 362円
CREAL 807円
FANTAS funding 7,967円
ジョイントアルファ 17,000円
大家どっとこむ 1,556円
4月合計 36,178円
4月までの累計 1,218,469円

4月はジョイントアルファが大きかったです。

まとまった金額が入ると気分上がりますよね。

そして、累計はついに120万円を超えました♪

タロウさん
タロウさん

銀行から脱出してよかった!

投資信託の実績

僕はソーシャルレンディング以外に投資信託を2つやっています。

アクティブファンドで人気ナンバーワンのひふみ投信と、ロボアドバイザー最大手のウェルスナビです。

4月末時点での実績はこちらです!

累計投資額 評価額 損益
ひふみ投信 1,333,332円 1,688,493円 355,161円
ウェルスナビ 450,000円 576,953円 126,953円
合計 1,783,332円 2,265,446円 482,114円

相変わらず絶好調です!

ひふみはプラス26.6%、ウェルスも28.2%

去年2月の暴落時に売らなくて良かった。

投信は完全放置がベストです。

タロウさん
タロウさん

今後も放ったらかします!

4月の投資のまとめ

それでは4月の反省と5月の方針です。

 

4月は良かった

4月は良かったです!

まず、新規業者2社を新たに開拓

四天王だけで投資!なんて言ってたら、投資額を増やせるわけがない。

投資額を増やしたいなら、積極果敢に新規業者を開拓です。

タロウさん
タロウさん

まず、選択肢を増やす!

もう一つ良かったのが、上場系の手堅い業者でガッツリ投資し、

  • J.LENDING(ジャスダック):50万円
  • Rimple(東証一部):100万円
  • B-Den(東証一部):100万円

サブの業者で脇を固めるという

メリハリの効いた投資ができた点です。

OKな4月でした~

 

5月も新規開拓&積極投資!

5月も新規業者を開拓します。

5月14日募集開始のちょこっと不動産です。

  • 利回り:6%
  • 運用期間:6カ月
  • 募集総額:840万円

枠が狭いのでキビシイかもしれませんが。

参加しない限りチャンスは永遠に来ないのでチャレンジします。

●公式サイト:ちょこっと不動産

タロウさん
タロウさん

手堅いデビュー案件です!

既存業者では5月中旬のジョイントアルファです。

  • 利回り:3.8%
  • 運用期間:6カ月
  • 募集総額:2,170万円

かなりの狭き門ですが、過去に2回実績がある硬い案件です。

●公式サイト:ジョイントアルファ

左野くん
左野くん

応募するのはタダだしね。

4月は見送ったバンカーズと大家どっとこむですが、5月は投資します。

大家どっとこむは5月に2案件募集が決定済みです。。

それと、いつも目立たないCAMPFIRE Ownersですが、なにげに4月は日本保証案件を2回も募集しました。

もちろん、2回ともクリック合戦なしで、1回目は満了まで3日かかっています。

投資できない!と嘆いているみなさん、もっといろんな業者に目を向けましょう。

CAMPFIRE Ownersの日本保証案件は狙い目です。

●公式サイト:CAMPFIRE Owners

右田さん
右田さん

見落としている業者があるかも?

ということで、5月もアグレッシブに投資します!

コメント

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系」とは、運営会社やその親会社が上場企業であることを指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと考える投資家が多いです。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系」とは、運営会社やその親会社が上場企業であることを指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと考える投資家が多いです。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

ソーシャルレンディングの仕組み

案件の募集で集められた投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこない場合があります。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。