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AGクラウドファンディング外部案件|利回り3~8%で近日募集!

AGクラファン外部向け案件のタイトル画像

利回り1%台で低迷気味なAGクラウドファンディング。

この現状を打破する「外部向け案件」がついに動き出します。

注目の利回りは3~8%を想定!

人気沸騰、クリック合戦間違いなしの外部向け案件をいかにゲットするか?

僕が考える外部向け案件攻略法も含めて詳しく解説します。

タロウさん
タロウさん

東証プライムで3~8%です!

2022年3月8日追記

利回り3~8%の外部向け案件が実際に募集されました。

今後も同様の案件の募集が行われる見込みです。

右田さん
右田さん

予想が当たったよ!

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

外部向け案件を利回り3~8%で計画

外部向け案件のタイトル画像

まず、外部向け案件とは何かを説明します。

 

AGクラウドファンディングとは?

AGクラウドファンディングのサイトの画像

AGクラウドファンディングは東証プライム上場のアイフルが運営するソーシャルレンディングです。

サービス名 AGクラウドファンディング
運営会社 AGクラウドファンディング
運営開始 2021年9月
最低投資額 1万円
利回り 1.2~1.4%
運用期間 5~12カ月

借り手はアイフルとそのグループ企業です。

純資産1千億円以上のアイフルが借り手ということで、高い安全性が期待できます。

●公式サイト:AGクラウドファンディング

AGクラウドファンディングについて詳しくはこちらの記事で解説しています。

【最新】AGクラウドファンディングの評判・口コミとリスク
【2024年2月8日更新】累計投資額1億9千万円の現役投資家が、AGクラウドファンディングの概要、デメリットとリスク、評判と口コミ、他の業者との比較、注意点と対策などを解説。僕の投資実績も公開します!

 

運営開始当初から外部向け案件を計画

現在はグループ内案件のみ

ソーシャルレンディングでは我々投資家のお金を企業に貸します。

ソーシャルレンディングの仕組み

現在、AGクラウドファンディングでは、借り手はすべてアイフルグループ内の企業です。

AGクラウドファンディングの借り手

案件 借り手
アイフル1~8号 アイフル
ライフカード1号 ライフカード

借り手が東証プライム上場のアイフルとそのグループ企業ということで、これがAGクラウドファンディングの安全性の源泉となっています。

左野くん
左野くん

東証プライムが借金を踏み倒す可能性は低い。

外部向け案件を当初から計画

ですが、AGクラウドファンディングは運営開始当初からアイフルグループ外の企業に貸し付ける案件を計画していました。

2021年9月6日付のWebメディア「Fintenna」でAGクラウドファンディング専務取締役の澤田聖陽氏(SAMURAI FUND創業者)が次のように述べています。

当初はアイフルグループ内への貸付となる予定です。その後状況が整えば、他社向けの貸付を始めたいと考えています。

つまり、現在のグループ内案件とは別に、外部の企業に貸し付ける案件を組成する。

AGクラウドファンディングの外部向け案件

AGクラウドファンディングで「グループ内案件」と「外部向け案件」の2種類を募集するということです。

右田さん
右田さん

どんな案件になるの?

 

外部向け案件は利回り3~8%

外部向け案件について、これまでに分かっていることは以下の通りです。

担保付き・保証付き

上掲Fintenna記事で澤田専務は次のように語っています。

(外部向け案件を始める)際には不動産担保の付いたファンドを中心に考えており、アイフルのグループ会社による保証を付保することも検討しています。

現在のグループ内案件は無担保無保証ですが、外部向け案件は不動産担保付きが中心になるようです。

日本保証のサイト画像

さらに、日本保証案件のような連帯保証付き案件も検討されています。

担保は居住用物件が中心

どのような物件が担保になるかについて。

2021年12月8日に行われたAGクラウドファンディングのオンラインセミナー(以下、セミナー)で言及がありました。

澤田専務は「確定事項ではない」と断った上で次のように述べています。

基本的には物件種を絞ることは考えていない。ただ、恐らくレジデンスが多くなると思う。

区分マンションの1室

レジデンス、つまり、1棟マンションなど居住用の物件が中心になるようです。

左野くん
左野くん

OwnersBookみたいになるんだね。

将来的には居住用以外に物件種が広がる可能性もあります。

おそらく最初はレジデンスが多いと思っているが、オフィスやホテル、商業施設、物流施設などもやっていく可能性がある。

物流不動産

CRE Fundingのような物流不動産が担保の案件が出てくるかもしれません。

利回りは3~8%

注目の利回りについてもセミナーで言及されています。

恐らく3~8%の利回りの商品を作っていく方向性になると思っている。

右田さん
右田さん

なんと!

東証プライム業者で3~8%は胸アツです!

募集額は数千万円~数億円

1案件あたりの募集額は数千万円から数億円になるようです。

金額についていきなり10億や20億ではない。たぶん数億の前半くらい、小さいものでは数千万の区分所有もやっていきたい。

数億の前半ですから最大で5億円でしょう。

3~5億円くらいの案件が安定的に出ると、投資しやすくて助かります。

立ち上げは今年の早い段階

この外部向け案件がデビューする時期ですが、セミナー(昨年12月開催)で澤田専務が次のように表明しています。

AGクラウドファンディングのセミナー

来年年明けのどこかの段階で「外部のお客様へ貸し付けるタイプのファンド」を募集したいと思っている。

規制当局との調整などもあるので明確には言えないが、来年のできる限り早い段階で外部企業向けの貸付ファンドをやっていきたい。

「年明けのどこかの段階」とまで言っていますので、おそらく第1四半期中には第1号案件の募集が行われるのではないでしょうか?

左野くん
左野くん

遅くとも3月中か。

  • 外部向け案件を計画
  • 担保付き中心、一部は保証付きも
  • 担保物件:居住用不動産
  • 利回り:3~8%
  • 募集額:数千万~数億円
  • 開始時期:今年第1四半期?

ここまでが昨年12月10日に僕が下記の記事で伝えた内容です。

AGクラウドファンディングが外部向け不動産担保ローン案件を計画!
AGクラウドファンディングがアイフルグループ外の企業を借り手とする不動産担保ローン案件を計画していることが分かりました。物件の種類、利回り水準、募集規模など現時点で分かっている情報を紹介します。利回りは大幅アップする見込みです!

外部向け案件がついに始動

外部向け案件が動き出すタイトル画像

昨年12月から沈黙していた外部向け案件が、ついに動き出しました!

 

不動産担保ローンを開始

先日、澤田専務が自らのLinkedInアカウントで「AGクラウドファンディングが不動産担保ローンを始めた」と発表しました。

LinkedInの澤田 聖陽: 役員を務めているアイフルグループのAGクラウドファンディングで不動産担保ローンを始めました。(実際の貸し付けは関連会社の貸金業者AGレンディングが行い…
...

「不動産担保ローンを始める」とは「不動産を担保にお金を借りる借り手を探す」こと。

借り手が見つかったら、次はAGクラウドファンディングで案件の募集が行われます

ついに外部向け案件が動き出したのです!

右田さん
右田さん

3~8%がやって来る!

 

外部向け案件の具体像

澤田専務の投稿には融資条件が表で示されていました。

外部向け案件の融資条件

ここから外部向け案件の具体像を探っていきます。

融資額:1千万~5億円

1回の融資額は1千万円から5億円です。

したがって、1案件の募集額も1千万円から5億円となります。

これはセミナーでの発言「金額については数億の前半くらい、小さいものでは数千万」と一致します。

貸出金利:5~15%

AGクラウドファンディングから外部企業への貸出金利は5~15%です。

ここからAGクラファンの取り分、保証付き案件では保証料が差し引かれます。

また、上限の15%ではそれなりのリスクを伴う案件になってしまいます。

これらを踏まえると、セミナーで言及された「利回り3~8%」あたりに落ち着くのでしょう。

左野くん
左野くん

ハイリターンでハイリスクも嫌だし。

融資期間:3カ月~3年

融資期間=案件の運用期間は3カ月~3年になる模様です。

僕は短期運用派ですので、1年以内でお願いしたいところ。

タロウさん
タロウさん

おなしゃす!

LTV:85%

LTVは85%と書いていますが。

これはきっと3カ月など短期の場合の上限だと思います。

3年で85%は怖いですよね?

返済方法:満期一括

借り手の返済は満期一括です。

したがって、元本償還と分配金支給も満期一括となる可能性が高いでしょう。

右田さん
右田さん

受け取る金額は同じだからOK。

 

競争激化は必至

東証プライムで好条件

以上の条件をまとめると、

  • 利回り:3~8%
  • 運用期間:3カ月~3年
  • 募集額:1千万~5億円
  • 担保:原則不動産担保付き
  • 保証:一部保証付き
  • LTV:上限85%

なんと言っても目を引くのは利回り3~8%です。

運営会社または借り手が東証プライムのソシャレン業者の利回りは高くても3%台です。

bitREALTYのサイトの画像

  • bitREALTY:2~3%
  • Funds:1%台
  • Funvest:2~3%
  • FUEL系:2~3%

AGクラウドファンディング外部向け案件の3~8%は東証プライム系の中では際立って好条件です。

左野くん
左野くん

高い信頼性で高利回り!

クリック合戦間違いなし

その上、案件によっては保証が付く。

人気沸騰になること間違いなしです。

しかも、AGクラウドファンディングの第1号案件は募集額が5千万円でした。

AGクラウドファンディング第1号案件

外部向け第1号案件も様子見の数千万円での募集となると、激しいクリック合戦になることは確実でしょう。

右田さん
右田さん

投資できないよ…

初期投資家特典に期待!

初期投資家特典のタイトル画像

激烈クリック合戦間違いなしの外部向け案件。

そこで期待したいのが「初期投資家特典」です。

 

初期投資家に特典

上掲した昨年9月のFintennaインタビュー記事で、澤田専務が語っています。

Fintennaのサイト画像

サービス当初はファンドの種類が少ないことが予想され、投資家の方々には魅力を感じ取っていただきにくいかもしれませんが、初期から投資していただいた方向けの特典を用意するなど、投資家側にメリットのある仕組みを検討しています。

案件の種類が少ない初期段階から投資してくれた投資家に特典を出すということです。

現在も案件の種類は少ない(アイフル案件とライフカード案件の2種類)ので初期段階に当たるでしょう。

左野くん
左野くん

どんな特典?

 

優先応募枠があるかも?

初期投資家の特典といえば、J.LENDING優先応募枠です。

J.LENDINGのサイトの画像

過去に投資したことがある優待投資家が、一般投資家より2~3日早く応募できる仕組みです。

優待投資家 3月1日から応募
一般投資家 3月3日から応募

クリック合戦になって評判を落とすことを考えると、初期投資家特典で優先応募枠の設定はありえます。

右田さん
右田さん

他の人より先に外部向け案件に投資できるってこと?

タロウさん
タロウさん

ですです!

 

初期投資家になっておこう

初期投資家が有利になる

外部向け案件はまもなく登場します。

東証プライム系で利回り3~8%ならば激戦になるのは間違いなし。

その際「過去に投資したことがある投資家だけ2日早く応募できる」みたいな特典が出るかもしれません。

今なら間に合う

もちろんこれは僕の推測です。

でも、もしそうなればラッキーですよね?

仮にそうなったとき、初期投資家になっていなければ逆に不利になります。

AGクラウドファンディングはスマホから申請すれば最短即日で会員登録が完了します。

AGクラウドファンディングの最短期間

いま募集中の案件にギリギリ間に合ったら、1万円だけでも良いので投資して初期投資家になっておきましょう。

もし間に合わなくても、次の案件で初期投資家になれる可能性は残っています。

やれることはやっておこう

AGクラウドファンディングのサイトの画像

各社で利回りが下がり続ける中、東証プライム系で3~8%は間違いなく美味しいです。

すでに借り手探しは始まっており、外部向け案件が募集されるのは時間の問題

それまでにやれることはやっておきましょう。

AGクラウドファンディングの外部向け案件、期待しています!

タロウさん
タロウさん

僕は300万円投資済みです!

 

追記:外部向け案件が登場!

2022年3月8日追記

外部向け案件の募集が実際に行われました。

利回り3~8%案件が登場です!

AGクラウドファンディングの外部向け案件

  • 不動産担保ローンファンド#1
  • 利回り:5.8%
  • 運用期間:12カ月
  • 募集総額:4,700万円
  • 募集方式:先着方式
  • 募集開始:2022年3月9日12時

この案件1回で終わるわけがなく、今後も外部向け案件の募集が行われるのは確実です。

東証プライム上場の大手貸金業者アイフルが借り手を審査していますので、相応の安全性が期待できる。

しかも利回りは3~8%です。

AGクラファンの大本命案件がついに登場。

僕は積極的に投資していきます。

AGクラウドファンディングで会員登録する(無料)

 

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・条件:会員登録だけ
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コメント

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系」とは、運営会社やその親会社が上場企業であることを指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと考える投資家が多いです。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

ソーシャルレンディングの仕組み

案件の募集で集められた投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこない場合があります。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。