投資初心者の
ソーシャルレンディング教室

案件の種類

ソーシャルレンディングの案件には様々な種類があります。それぞれの特徴と投資初心者にとっての注意点などを説明します。(最終更新日:2018年12月31日)

種類によって向き不向き

ソーシャルレンディングには様々な種類の案件があります。それぞれに特徴やメリット、デメリットがあり、どの案件を選ぶかが投資の成否に大きく影響します。

同じ利回り6%、運用期間12ヶ月でも、不動産案件とバイオマス案件では安全度がまるで違います。

大切なお金を守るため、案件の種類ごとの違いをしっかり理解しましょう。

事業資金

これが最も多いです。事業に必要な資金を企業に融資します。

例えば、リース会社が貸し出す機器の購入資金を、自社が所有する土地建物を担保に借りるといったケースです。

借り手の企業は様々で、リース業者、リサイクル業者、消費者金融業者、公共事業者、変わったところではパチンコ店やコインランドリー業者などもあります。

コインランドリー案件のイメージ画像

借り手の事業が上手くいっていることが重要ですが、これは私たち投資家では判断のしようがありません。ですので、返済できなくなった場合に担保や保全がしっかり機能するかがポイントとなります。

その意味では、不動産担保が最も手堅く、借り手企業の経営者の連帯保証などは最もあてになりません。

不動産

事業資金タイプの一つです。不動産事業者に事業に必要な資金を融資します。

例えば、中古マンションを取得しリフォームして転売するとか、土地を取得し住宅を建設して販売するとか。その場合の中古マンションや土地の取得費用として借り入れます。

不動産案件のイメージ画像

不動産案件では取得する不動産がそのまま担保となるケースが多いです。ですので、その不動産が借入額に見合う価値があるのか、担保として処分する際に確実に売れるのかなどがポイントとなります。

大雑把に言うと、秋田の山奥に一戸建てを新築するより、品川駅前の中古マンションを取得して転売する方が安全度は高いよね、ってことです。

不動産案件ではOwnersBookが最も人気があります。

再生エネルギー

太陽光、風力、バイオマス発電の事業者に必要な資金を融資します。資金の用途は発電所の建設費や建設用地の取得費などです。

建設予定地の土地が担保になるケースが多いですが、太陽光発電くらいにしか使い道がない土地なんて二束三文にもなりませんよね。発電の権利への譲渡予約が付いたりもしますが、これも固い担保とは言えません。

再生エネルギー案件のイメージ画像

特にバイオマス発電所は建設に時間がかかるため、いざ担保を処分しようと思ってもすぐに買い手が見つかるとは限りません。

ですので、投資初心者は再エネ系は避けるか、短期案件に限定するべきだと思います。私も再エネ系は基本的にクラウドバンクの6ヶ月以内の案件にしか投資していません。

海外

海外の事業者に必要な事業資金を融資します。借り手は不動産会社、消費者金融業者、マイクロファイナンス業者などです。

ソシャレン業者から資金を借りてアメリカで不動産を仕入れて転売したり、途上国で農民相手に貸金業を行ったりします。

為替も絡むため最もリスクが高いです。特に途上国の消費者金融、マイクロファイナンスは際立ってハイリスクです。

クラウドクレジットのイメージ画像

もちろん、その分ハイリターンです。クラウドクレジットは海外案件の専門業者ですが、10%台の利回りがよく出ます。リスクを納得の上でハイリターンを狙うのはありでしょう。

逆に言うと、ローリターンの海外案件に価値はありません。利回りが変わらないのならば、担保がガチガチに固い国内案件に投資した方が良いです。リスクを負う意味がありません。

社債型

LCレンディングLCギャランティファンドのことです。

借り手はLCグループの企業で、親会社のLCホールディングスの連帯保証が付いており、借り手が返済できなくなったらLCホールディングスが代わりに返済します。実質的にLCグループの社債のようなものです。

LCギャランティファンドのイメージ画像

LCグループの業績が悪くならない限りという前提付きですが、日本のすべてのソシャレン案件の中で最も安全度が高いと私は思っています。初心者は迷わずLCギャランティです。

軍用地

不動産案件の一種で、担保となる不動産が沖縄の軍用地です。沖縄のソシャレン業者、Pocket Fundingだけが扱っています。

軍用地案件のイメージ画像

軍用地は収益物件として沖縄では非常に人気が高く、担保実行となった時に確実に処分できるため安全性が高いと言われています。

安全第一で

まとめると、最も安全度が高いのはLCレンディングの社債型。逆に最もハイリスクなのは海外案件、その次が再エネ系で、事業資金と不動産は案件次第です。

利回りばかり見ていると危ない案件に手を出すことになります。案件の持つリスクを正しく理解し、運用期間も踏まえてリスクの低い案件で投資するようにしましょう。

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