ハノイの空の玄関口、ノイバイ国際空港とハノイ市内の間は電車では結ばれていません。タクシーで移動するのが一般的ですが、片道40万ドンくらいかかることが多いそうです。
ですが、地元の人が利用するローカルの路線バスが市内と空港とを結んでいます。ノイバイ空港-市内間には7番と17番のバスが走っています。ここではロンビエン・バスターミナルを発着する17番のバスについて説明します。
市内から空港へ向かう場合について説明しますが、逆方向のノイバイ空港からハノイ市内への移動にも応用できる内容となっています。
ハノイ市内からノイバイ空港へ向かう17番路線バスが発着するロンビエン・バスターミナル(Ben Xe Long Bien)はハノイ旧市街の北にあります。
安いホテルやゲストハウスが集中するエリア(青のマーカー)からバスターミナル(赤のマーカー)までは歩いて10~15分ほどです。途中で通行量の多い道を渡りますので、特に夜は注意してください。
ハノイの路線バスはすべて写真のようなボディカラーです。ロンビエン・バスターミナルには8つの乗車位置がありますが、各乗車位置に停まるバスの番号が分かりやすく表示されていますし、バスの正面上部にも大きな文字で行き先番号が書かれていますので、どのバスに乗れば良いかはすぐに分かります。
ノイバイ空港行きのバスの運行時間ですが朝は5時前から運行されているようです。最終バスの時刻は確認していませんが20時に出るバスはありました。ただ、余裕を持って遅くとも19時30分には乗るつもりでいたほうが良いと思います。
運賃は7,000ドンです。ハノイの路線バスは均一料金です。バスの全運行距離によってこのバスは7,000ドン、このバスは9,000ドンのように決まっています。空港行きの17番のバスはどこで乗ってどこで降りても料金は7,000ドンです。
私は夜の19時頃に乗ったのですが、ロンビエン・バスターミナルからノイバイ空港まで1時間半ほどという感じでした。渋滞することなどを考えると最低でも2時間は見ておくことをおすすめします。
それと、どのサイトにも書かれていなかったイレギュラーが発生しましたので記録に残します。17番のバスにはノイバイ空港行きの他にノイバイ営業所止まりのものがあります。営業所止まりのバスは空港まで行きません。私が乗ったのがまさにその営業所止まりのバスでした。
田んぼしかないようなところでバスが止まって焦ったのですが、バスの運転手の方がセオム(バイクタクシー)が集まっているところまで連れて行ってくれ、空港までということも伝えてくれたので、なんとか空港までたどり着くことができました。セオムも2万ドンと格安の地元民価格でした。
私は荷物が少なかったのでセオムで移動できましたが、営業所の周りは本当に何もなくタクシーも走っていません。荷物が多い場合は17番のバスに乗るときに空港まで行くかドライバーに確認するようにしてください。