水上人形劇はベトナムの伝統芸能として有名です。すべてベトナム語ですのでストーリーはよく分からないのですが、コミカルな動きは見ているだけで楽しめます。
その水上人形劇はハノイではタンロン水上人形劇場(Thang Long Water Puppet Theater)が圧倒的に有名なのですが、満席でチケットが取れなかったとか、観客が多すぎて落ち着いて見れなかったといった口コミがネット上で見られます。
そこでおすすめしたいのが今回紹介するロータス水上人形劇場(Lotus Water Puppet Center)です。とにかく知名度が劣るため、はっきり言ってガラガラです。なので直前に行ってもチケットは取れますし、一応座席は指定されているのですが、見やすい席に勝手に移動しても何も言われません。
もしかしたら上演内容や技術に違いがあるのかもしれませんが、初めて見に来る我々外国人観光客にそんな違いは分かりっこないのですから、大混雑のタンロンよりも、ゆったり見られるロータスという選択があっても良いと思います。
ロータス水上人形劇場(Lotus Water Puppet Center)はホアンキエム湖西岸のレタイト(Le Thai To)通り16番地にあります。地図の赤のマーカーの位置です。タンロン水上人形劇場(Thang Long Water Puppet Theater)があるのは青のマーカーです。湖をはさんでちょうど反対側にあります。
ハノイ大聖堂やスーパーマーケットのインティメックスも近くにありますので、セットで見てまわっても良いと思います。ハノイ旧市街の安宿街からは歩いて10~15分ほどです。
また、ここからハノイオペラハウスまでも歩いて15分足らずですので、大聖堂→水上人形劇→オペラハウスで半日コースを組むこともできるのではないでしょうか。
ロータス水上人形劇は月曜から日曜まで毎日上演されています。ただし、上演時間は表のように曜日によって異なります。17時と18時30分は毎日上演で15時30分は火曜と日曜だけです。
料金は10万ドンです。チケットは正面入口で売っています。観客席は1階席と2階席があるのですが、私が行ったのは火曜日の15時半の公演で1階席の半分どころか2割くらいしか埋まっておらず、2階席は当然クローズドでした。
トイレは劇場内に入って右側の奥にあります。水上劇のステージのすぐ横です。上演が終わると大混雑で長蛇の列になりますので、始まる前に利用することをおすすめします。
1回の上演時間は50分です。ストーリーはなんとなくしか分かりませんが、人形の動きがおもしろいですし、どうやって人形を動かしてるのかなど、見てるだけで興味が尽きません。10万ドンと聞くと高く感じますが日本円で500円です。その価値は十二分にあります。おすすめです。