インドネシア政府が2017年の観光客目標を発表しました。
国地域別では、中国を含む中華圏がトップの予想です。
さて、東南アジアの他の国々ではどうなのでしょうか?
韓国人の東南アジア旅行率は日本より上!
お察しの通り、ほぼすべての国で中国がトップです。
でも、人口が日本の10倍なのですから当たり前です。
問題は韓国です。
人口が日本の半分以下なのに、複数の国で観光客数は日本より上です。
そして人口あたりで見ると、すべての国で日本より上なのです。
さっそく国別に見ていきましょう。まずはベトナムです。
ベトナム(2015年)
ベトナムと領土問題を抱える中国が、シェア25%近くでトップ。
ライダイハン問題を抱える韓国が2位です。
3位の日本より、6割以上も多いです。
- 中国:1,947,236人(24.5%)
- 韓国:1,112,978人(14.0%)
- 日本:671,379人(8.5%)
- アメリカ:491,249人(6.2%)
- 台湾:438.704人(5.5%)
- マレーシア:346,584人(4.4%)
- ロシア:338,843人(4.3%)
- オーストラリア:303,721人(3.8%)
- シンガポール:236,547人(3.0 %)
- カンボジア:227,074人(2.9%)
カンボジア(2015年)
ベトナムとラオスは、観光よりもビジネス、出稼ぎです。
人数で中国が2位、韓国が4位、日本はアメリカより下の7位です。
韓国より人口は2倍なのに、観光客は半分です。
- ベトナム:987,792人(20.7%)
- 中国:694,712人(14.5%)
- ラオス:405,359人(8.5%)
- 韓国:395,259人(8.3%)
- タイ:349,908人(7.3%)
- アメリカ:217,510人(4.5%)
- 日本:193,330人(4.0%)
- イギリス:154,265人(3.2%)
- フランス:145,724人(3.1%)
- マレーシア:144,437人(3.2%)
出典:Tourism Statistics Report | Ministry of Tourism Cambodia (MOT)
ラオス(2015年)
タイ、ベトナムはビジネス中心、中国もかなりビジネス客が多いです。
韓国は4位、日本は7位で韓国の人数の4分の1です。おいおい。
- タイ:2,321,352人(49.6%)
- ベトナム:1,187,954人(25.4%)
- 中国:511,436人(10.9%)
- 韓国:165,328人(3.5%)
- アメリカ:63,058人(1.3%)
- フランス:55,151人(1.2%)
- 日本:43,826人(0.9%)
- イギリス:41,508人(0.9%)
- オーストラリア:34,665人(0.7%)
- ドイツ:31,897人(0.7%)
ミャンマー(2015年)
ミャンマーは仏教系の観光地がとてもオススメなのですが。
今はまだビジネス客が中心で、日本が韓国を抜きます。
でも、人口比で見ると日本の負けです。
- タイ:204,539人(15.7%)
- 中国:147,977人(11.4%)
- 日本:90,312人(6.9%)
- アメリカ:69,815人(5.4%)
- 韓国:63,715人(4.9%)
- フランス:47,435人(3.6%)
- シンガポール:45,125人(3.5%)
- イギリス:45,120人(3.5%)
- マレーシア:40,852人(3.1%)
- ドイツ:35,727人(2.7%)
フィリピン(2014年)
東南アジアで韓国が唯一トップの国がフィリピンです。
現地での商売など移住者がかなりいます。
その数は日本の実に2.5倍。圧倒的な存在感です。
- 韓国:1,175,472人(24.3%)
- アメリカ:722,750人(15.0%)
- 日本:463,744人(9.6%)
- 中国:394,951人(8.2%)
- オーストラリア:224,784人(4.7%)
- シンガポール:179,099人(3.7%)
- カナダ:143,899人(3.0%)
- 台湾:142,973人(3.0%)
- マレーシア:139,245人(2.9%)
- イギリス:133.665人(2.8%)
タイ(2015年)
中国人が800万人。タイの人口の1割以上です。笑
日本からの移住者がかなりいますが、人数は韓国と同じです。
人口半分のくせに。あー、ムカつく!
- 中国:7,934,791人(26.6%)
- マレーシア:3,423,397人(11.5%)
- 日本:1,381,690人(4.6%)
- 韓国:1,372,995人(4.6%)
- ラオス:1,233,138人(4.1%)
- インド:1,096,149人(3.6%)
- イギリス:946,919人(3.2%)
- シンガポール:937,311人(3.1%)
- ロシア:884,085人(3.0%)
- アメリカ:867,520人(2.9%)
マレーシア(2015年)
日本は第9位で、シェアは2%足らずです。
ようやく消えてくれた韓国ですが、42万人で日本と大差ありません。
- シンガポール:12,930,754人(50.3%)
- インドネシア:2,788,033人(10.8%)
- 中国:1,677,163人(6.5%)
- タイ:1,343,569人(5.2%)
- ブルネイ:1,133,555人(4.4%)
- インド:722,141人(2.8%)
- フィリピン:554,917人(2.2%)
- オーストラリア:486,948人(1.9%)
- 日本:483,569人(1.9%)
- イギリス:401,019人(1.6%)
出典:Arrivals by Country | Tourism Malaysia
シンガポール(2015年)
与沢翼とか村田マリとか、怪しい人が集まるシンガポール。笑
このあたりではオーストラリアやインドも存在感があります。
日本は6位、韓国は9位です。
- インドネシア:2,731,690人(17.9%)
- 中国:2,106,164人(13.8%)
- マレーシア:1,171,077人(7.7%)
- オーストラリア:1,043,568人(6.9%)
- インド:1,013,986人(6.7%)
- 日本:789,179人(5.2%)
- フィリピン:673,374人(4.4%)
- 香港:609,888人(4.0%)
- 韓国:577,082人(3.8%)
- タイ:516,409人(3.4%)
出典:https://www.stb.gov.sg/statistics-and-market-insights/Pages/statistics-Visitor-Arrivals.aspx
インドネシア(2015年)
日本は5位、韓国は6位。
人口あたりでは、ここでも日本が負けています。
- シンガポール:1,571,982人(16.6%)
- マレーシア:1,247,270人(13.1%)
- 中国:1,141,330人(12.0%)
- オーストラリア:1,051,141人(11.1%)
- 日本:528,465人(5.6%)
- 韓国:359,468人(3.8%)
- インド:293,415人(3.1%)
- イギリス:280,198人(3.0%)
- アメリカ:263,429人(2.8%)
- 台湾:211,528人(2.2%)
出典:インドネシア共和国観光省公式ページ メディア・旅行会社の皆様へ
東南アジアは中韓だらけ
僕はシンガポールとブルネイ以外は、ASEAN諸国はすべて行きました。
いくつかの国で暮らしましたし、今でも定期的に行っています。
認めたくない事実として、観光地は中国人、韓国人だらけです。
各国でチャイナタウンができています。
どこに行っても現地在住韓国人向けの、韓国用品店があります。
はっきり言って、どこもかしこも中韓だらけです。
車以外は中韓だらけ
機会があれば、家電量販店に行ってみてください。
メインの携帯電話売り場は、ほぼすべて中韓台です。
家電製品はサムスン、LG、ハイセンス、ハイアールだらけ。
ソニーも松下も売り場の隅っこです。
日本が唯一勝てているのは、タイガーと象印のIH炊飯ジャーだけです。
悔しいけど、これが東南アジアの現実なんです。
低下する日本の存在感
もちろん、製造機器や原料などは、今でも日本製品が強いです。
でも、お客さんが店で買う商品は、日本製がどんどん減っている。
街や観光地でも日本人の比率がどんどん下がっている。
つまり、一般庶民の生活の中で、日本の存在感がどんどん低下しているのです。
もはや東洋人=日本人ではない
その結果、今では東南アジアで歩いていると、日本人か?と聞かれることはほとんどありません。
中国人か?韓国人か?と聞かれます。
トゥクトゥクのドライバーが、ニーハオと言いながら寄ってきます。
握手する時に、相手が左手を右手に添えます。
こんな情けないこと、10年前はなかったです。
存在感の低下は外交に影響する
これは日本人として見逃せない大きな問題です。
外交に影響するからです。
日本のGDPに占める観光業の割合は、わずか2.5%です。
なのに、中国人の爆買いが終わったと大騒ぎしています。
タイの観光業はGDPの10%です。観光客の4分の1が中国人です。
これがタイ外交に影響しないわけがありません。
媚中外交になるのは仕方がない
カンボジアは中国寄りだと日本人は非難します。
しかし、観光業はカンボジアのGDPの15%にも及びます。
中国人は訪問者の15%で、観光客ではダントツのトップです。
日本は中国の3分の1以下。
観光業で働くカンボジア人にとっては、中国人の方がはるかに重要です。
(ぶっちゃけ、日本人より金払いも良いしね。苦笑)
東南アジアでの存在感低下に危機感を持つべき
中国と韓国の存在感は、東南アジアでは日本よりはるかに大きいです。
東南アジアは親日だと、ふんぞり返っている場合ではありません。
今のままでは、いずれ東南アジアでジャパンパッシングが始まります。
人口が半分の韓国に負けているようでは先がありません。
日本人はこの現実に、本気で危機感を持つべきです。