三越伊勢丹が三が日休業を検討|百貨店の正月休みは地方から

先日のブログでも書きましたが。

正月はコンビニとスーパーは休みにしよう|売上げ変わらないから
小売業で働く人たちの悲鳴が止まりません。スーパー、コンビニは正月の営業はやめましょう。そもそも昔はやってなかったことなんです。そしてやめても売上げは変わりません。でも今のままでは絶対になくならない。安倍総理、出番です!

僕は正月三が日は小売業は休みにすべきと思ってます。

百貨店大手の三越伊勢丹がその方向で動くようです。

三越伊勢丹は1月4日からの営業へ

同社の大西社長が2018年から正月三が日は休みにし、1月4日からの営業を検討しているそうです。

それによって、地方出身者は実家でお正月を迎えられると。

非常に良い動きだと思います。

ただ、他の百貨店にこの動きを広げるのは、正直かなり難しいです。

初売り特需は無視できない

百貨店はただでさえ売上ダウンで苦しんでます。

福袋など大きな売上げが得られる初売りは、百貨店として手放すことはできないです。

もし手放して会社が傾いたら、多くの従業員が路頭に迷うことになります。

そうなったら正月休みどころか、毎日休みですよ。苦笑

やはり1月3日から営業が現実的

しかも現状で1月3日からの営業にしているのは、都内中心部では新宿伊勢丹と銀座三越だけです。

他のほとんどは2日から初売り。

池袋と渋谷の西武百貨店にいたっては、元旦から営業しています。

これをいきなり全社そろって1月4日からに変更するのは難しい。

さすがに三が日が過ぎると福袋という気分にもならないでしょうし。

やはり現在1月2日の初売りを、1日遅らせて1月3日からというのが現実的です。

1月3日営業を首都圏から始めるのは難しい

では、1月1・2日は休みにして3日から営業。

これを首都圏から一斉にスタートできるかというと、これも難しいです。

というのも、首都圏はプレーヤーが多すぎるからです。

大手だけで三越伊勢丹、大丸松坂屋、そごう西武、高島屋と4社あります。

さらに電鉄系も東武、小田急、東急、京王と、売上げの大きいところが多い。

そごうと高島屋は横浜にもありますし。

これらすべてが一致団結して、初売りを1月3日で統一。

ちょっと難しいと思うのです。

1月3日スタートは地方から

そこでですが、地方から始めてはどうでしょうか?

例えば福岡市ですと、大手は岩田屋、大丸、三越、阪急の4店舗です。

岩田屋と三越は同じグループですので、実際には3社の調整で済みます。

札幌は大丸、三越、丸井今井と東急。

仙台にいたっては三越と藤崎百貨店の2社だけです。

年末年始3連休を地方百貨店から

ニュースでは初売りばかりがクローズアップされています。

ですが実は、ほとんどの百貨店が年末は大晦日まで営業しています。

そこで働く社員、パート、アルバイト。みんな31日は休めていないのです。

年末は30日まで、初売りは3日から。

31日から2日まで年末年始は3連休。

新しい働き方、休み方のムーブメントを、地方百貨店から始めてみてはどうでしょうか?

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