築地市場の豊洲への移転問題がグダグダになっています。
豊洲のコンクリートの下の汚染はアウトで、築地のアスファルトの下はOK。
小池百合子都知事の説明も、空前絶後の意味不明状態です。
小池さんの就任直後は僕も多少は期待したのですが、すでにガッカリです。
彼女は何をしたのか、何をしたいのか。
核心の部分をまとめてみたいと思います。
小池都知事がやったこと
小池都知事が就任以来やったことの内、目立ったものを挙げます。
実績や成果で「目立った」はなく、マスコミで「目立った」ものです。
オリンピック会場見直し
結局、予定通りの会場で行われることになりました。
400億円ほど費用を削減できたことは評価されるべきです。
しかし、大会全体のコストは2兆円ですからねぇ。
大山鳴動して鼠一匹と言いたくなります。
築地市場移転問題
これを問題化させた時、小池さんはどのように着地させるつもりだったのか?
大騒ぎして市場関係者を混乱させ、負担も負わせ。
築地も汚染が明らかになった以上、最終的には豊洲に移転するしかない。
騒ぎを引き起こしただけです。
千代田区長選
自民党東京都連幹事長の内田茂都議との代理戦争でした。
内田さんを引退に追い込んだのですから、小池さんの勝利です。
でも、政敵を追いやっただけで、都政での成果を出したわけではありません。
小池都知事の狙いは?
冷静に見てみると大したことはやってない。
むしろ、都知事としての仕事をやっているとは言えない。
では、小池さんは何をやろうとしてきたのか?
3つの事件の共通性
ここで、上に挙げた3つの件を図に示します。
3つの件、いずれにおいても小池さんは誰かを攻撃しています。
3つの件には必ず相手がいる。
つまり、様々な案件を使って、小池さんは常に誰かを攻撃しています。
小池百合子が戦う相手は?
そして注目すべきは、この3人に明確な共通点があることです。
- 世間でのイメージが良くない
- 権力者
- 男性
- 年寄り
つまり「イヤなジジイ」です。笑
イヤなジジイを相手に戦う小池百合子。
悪党のジジイを成敗する正義の味方の小池百合子。
小池百合子はジジイに立ち向かうジャンヌ・ダルク。
結局のところ、こういう構図を作りたかっただけだと思うのです。
小池劇場はもうたくさん
巨悪なジジイ相手に戦うことで、イメージを上げて人気を取る。
そして、権力者たちをつぶしていく。
小池さんがやって来たことって、人気取りと権力闘争の小池劇場でしかない。
それって、都民ファーストではなく小池ファーストだと思うのです。
僕は東京都民じゃないので、所詮は他人事なのですが。
都民のみなさん、そろそろ彼女に批判の声を挙げるべきではないでしょうか?