千葉県松戸市でのベトナム人女児殺害事件。
まだ犯人が捕まらないまま、不安な新学期がスタートしました。
この事件で集団登校について考える意見も出ています。
本当に物騒な世の中、イヤな日本になってしまいましたが。
ここまで来るとスクールバス導入しかないように思います。
日本の登校方法は少数派
そもそも、小学生が自分で登下校する国って、僕が知る限り少数派です。
中国は親や祖父母が送り迎えします。
韓国とタイは親が送り迎えorスクールバスです。
フィリピンはトライシクルという乗り物に近所の子供が相乗りで登下校。
ベトナムは親が送り迎えで、カンボジアはスクールバスだったかな?
子供だけで歩いて登下校するって、マジョリティではありません。
世界の中で圧倒的に治安が良い日本だからできていることです。
集団登校は難しくなる
ではこれからも集団登校ができるのか?きびしいと思います。
まず、変な犯罪の増加です。今後も犠牲者が出かねません。
そして子供の減少です。
集団登校したくても、近所に一緒に登校する子供がいない。
地方を中心にそういう小学校が増えてくると思うのです。
親の送り迎えは不可能
集団登校ができなくなったらどうするか?
アジアの他の国のように親が送り迎えするという方法もありますが。
現実問題としては無理ですよね。
専業主婦家庭や、三世代同居家庭ならいざしらず。
夫婦共働き世帯ではかなり難しいと思うのです。
そうなるとやっぱりスクールバス導入しかないかと。
スクールバスの費用は親が負担が当然
問題はコストです。
子供の養育は第一義的に親の責任です。
スクールバスの利用料は親が負担するのが当然です。
最近はなんでも安易に税金で!というバカが多くて辟易しますが。
小学生が全国で640万人、運賃が往復200円、年200日登校とすると、
640万人×200円×200日=2,560億円の財源が必要です。
その金額相当の行政サービスカットか増税となります。
やはりどう考えても親が負担すべきです。
負担を減らす工夫はできる
ただ、若い親にとって年間4万円の負担増は楽ではないでしょう。
なのでそこは、新車ではなくボロボロの中古バスを導入するとか。
最小限の台数で済ませ、冷暖房は使わずにコストダウンするとか。
ボディを広告だらけにしたり、一般の乗客も乗せて収益化するとか。
親も知恵を絞って、自分の負担を減らす工夫をすれば良いと思います。
子供たちが気の毒だとは思うが
今までの日本が牧歌的で治安が良すぎただけ。
変質者の犯罪が増え、少子化も進む中、集団登校の維持は困難です。
そうである以上、スクールバスの導入は避けられないでしょう。
ただなぁ、さびしい気はしますよね。
寄り道したり、いろんなものを見たり、歩いての登下校って楽しいのに。
それを子供たちから奪ってしまうのって、何なんだろうなぁ。
これも時代なのでしょうけど。