希望の党に走る民進党の落ち武者を笑う資格が日本の有権者にあるか?

民進党が希望の党に合流、というか、救済合併で民進党崩壊。

予想外のトンデモナイ事態になりました。

腹黒タヌキ小池百合子、恐るべしです。

民進党はじめ与野党から希望の党への参加者も増える一方。

そんな彼らに対して野合だと嘲笑する声が盛んに上がっています。

しかし、果たして僕らに彼らを嘲笑する資格があるのでしょうか?

無節操に希望の党へ走る議員

民進党から希望の党への移動は確かに野合です。

彼らに政策はなく、あるのは政略だけ。

自分が衆院選で生き残ることだけを考えた行動です。

そもそも今の時点で希望の党の政策自体がよく見えていない。

その段階で希望の党へ移ることが、彼らの無節操さを雄弁に物語っています。

ですから彼らは政治家の資格すらないと批判されて当然です。

誰が彼らに野合を許しているのか?

野合議員たちの思惑

でも、野合だと批判されることは彼らも十二分に承知の上でしょう。

なのになぜ彼らは希望の党に移ろうとするのか?

言うまでもありません。当選できると思っているからです。

そして恐らく当選できます。

んなわけねぇだろう?!というアナタ、本当にそうですか?

数え切れない有権者の前科

過去の選挙を思い出してみましょうよ。

小泉チルドレン、小沢ガールズ、そして都民ファーストチルドレン。

我々日本の有権者はあとになって後悔しきりの議員を生み出してきました。

大阪府民は横山ノックを知事にし、兵庫県民は号泣野々村を議員にした。

東京都民に至っては、猪瀬、舛添、小池とハズレ都知事3連発です。

有権者が野合を許している

その時々のブームやムードや空気で投票する。

つまり、有権者はろくに候補者の人となりや政策も見ずに投票する。

逆に言うと、ブームに乗れば当選できる。

政策や人となりに問題があっても、人気にあやかれば当選できる。

候補者にそう思わせ、彼らの期待通りに彼らを当選させ続けてきた。

それが我々日本の有権者ではないでしょうか?

有権者は舐められている

マスコミに流されるだけ

端的にいうと舐められているのです。

有権者なんてどうせ候補者をちゃんと見も調べもしない。

マスコミの大きな声に流されて一票を投じるだけ。

その大きな声に乗っかれば当選できる。チョロいものよ、と。

そして、舐められた通りの結果になっている。

チョロい日本の有権者

今回も然りです。

小池さんに風が吹いている。小池ムードになっている。

マスコミは明らかにその方向で盛り上げようとしている。

だったらそれに乗ろう。乗ったら当選できる。確実に当選に近づく。

だって、投票するのはチョロい日本の有権者だも~ん♪

チョロい我々に彼らを笑う資格はない

ここまで議員に舐められている日本の有権者。

舐められても仕方ない負の実績を積み重ねてきた日本の有権者。

小泉チルドレン、小沢ガールズでは飽き足らず、今また小池フレンズを生み出そうとしている日本の有権者。

そんな我々に希望の党に走る民進の落ち武者どもを笑う資格があるでしょうか?

僕はこれっぽっちもないと思います。

アナタに笑う資格はありますか?

また失敗を繰り返すのか?

さすがに過去のブーム選挙と今回は同一視できません。

今回の民進党・希望の党の合流はさすがにひどすぎます。

以前と同じようにフレンズが当選することはないでしょう。

と言いながらも、同じように当選するような不安を消すことができません。

日本の有権者はまたマスコミの作る大きな声に流されるのではないか?

ろくに人となりや政策を調べることなく、テレビと新聞だけを情報源に候補者を判断するのではないか?

いや、判断すらせずに希望の党に一票を投じるのではないか?

舐められない一票を投じよう

政治は国民を映す鏡。政治家のレベルは国民のレベルを超えない。

当選目当てで希望の党に走る議員の姿は、我々日本国民の姿です。

嘲笑される議員が生まれるのは、我々自身が嘲笑されるレベルだからです。

我々のレベルの低さが、そんな議員の存在を許しているのです。

こんなことをいつまでも続けて良いはずがない。

今回の衆院選、一人一人の有権者がマスコミが作る大きな声に流されることなく、自ら情報を集め、自分の頭で判断し、正しい一票を投じようではありませんか。

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