在宅勤務の積極導入で社員を通勤地獄から開放し生産性もアップ

マンダムが在宅勤務制度を導入するそうです。

マンダムは4月1日、勤務場所や時間に一定の制約を受ける社員から対象に「在宅勤務制度」を導入した。

ここ数年、同様の制度を導入する企業が増えてきています。

しかし、まだまだ少数派ですよね。

導入している企業も大々的に前向きにって感じではない。

僕は在宅勤務はもっともっと増やすべきだと思います。

仕事は自宅でもできる

仕事って会社にいないとできませんか?

そんなことないですよね。特に事務系は自宅でもできます。

もちろんセキュリティの問題はありますが。

それさえクリアすれば、パソコンを自宅に持ち帰ればOK。

ほとんどの業務はやろうと思えば自宅でできるはずです。

仕事の仕方が平成になっていない

逆に会社にいないとできない仕事って何があります?

他部門との打ち合わせはメールや電話でできるし。

申請関係もネットでできますよね。

会議なんてそもそも9割はムダだし。

せいぜい取引先を呼んでの商談くらいではないでしょうか?

これだけ技術が進歩したのに、仕事の仕方は昭和のまま。

どう考えてもナンセンスです。

在宅勤務のメリット

僕が考える社員側の在宅勤務のメリットです。

通勤しなくて良い

兎にも角にも何よりもこれです。

通勤って何も生み出しませんよね。

むしろ、大混雑の車内で揺られて疲弊する。

生産性ゼロどころかマイナスです。

みんな、通勤やめようよ!

生活を改善できる

都市部での通勤時間は平均で片道1時間だそうです。

在宅勤務にすれば、往復2時間の通勤時間がなくなります。

睡眠時間を増やしたり、家族と過ごす時間を増やしたり。

副業をして収入を増やすってのもありですよね。

今より少しでも生活を豊かにすることができます。

お金を節約できる

昼は外食という人が在宅になると家で食べます。

勤務先で缶コーヒーとか日々のちょこちょこした出費も減ります。

外出しないから女性は化粧品代が減る。

男性もスーツのクリーニング代とか減りますよね。

仕事をじゃまされない

取引先から電話がかかってきたり、別の部署から内線がかかってきたり。

せっかくノリノリの絶好調でやってたのに、ペースを崩される。

そういうことってけっこうありませんか?

在宅勤務中は携帯はオフ。連絡はメールのみ。

そういうルールにしておけば、じゃまされずに仕事が進められます。

育児や介護もできる

小さい子供の世話をしながら仕事。

別に良いじゃないですか。

それを言い訳にせず、成果さえ出してもらえば問題なし。

介護しながらでも処理量が減らなければOKですよ。

給料分の仕事さえキッチリしてくれれば、育児も介護もウエルカム。

会社側のメリット

雇う側にもメリットがあります。

大幅なコストダウン

まず、通勤手当を減額できます。

そして、オフィス面積を削減できます。出社する社員が減りますから。

そうなると、賃料や照明、エアコン代が減る。

コピーとか電話代とか清掃代とかも減る。

その分がすべて会社の利益になるのですから、超ラッキーです。

雇用しやすくなる

誰が好んで往復2時間も通勤するか。

在宅OKというだけで就職希望者が増えます。

出産で仕事を辞めた若い女性の再雇用もできる。

労働力の減少が続く日本で、これは大きいです。

社員の生産性が上がる

在宅勤務の最大のメリットがこれです。

なぜ上がるか?目の前に上司がいないからです!笑

残業を減らしたければ出張しよう!
毎日遅くまで残業に苦しんでいるサラリーマンのみなさん、出張しましょう!出張したら残業が減ります。ウソではなく本当です。僕は出張を増やして残業が減りました。なぜ出張したら残業が減るのか?その理由を説明します。

急に声をかけてきて仕事のペースを崩す。

思いつきで新しい仕事を増やす。

部下の生産性が下がる原因の8割は上司です。

在宅で上司がいなければ社員の生産性は上がります。

でも、企業は乗り気じゃない

労使ともにメリットがあるのに、なぜ在宅勤務が進まないのか?

今回のマンダムの在宅勤務制度にその理由が潜んでいます。

マンダムでは在宅勤務の対象者を次のように定めています。

  • 入社1年以上の正社員で
  • 小学校卒業までの子供がいる
  • 妊娠中
  • 介護休業の適用対象者
  • 病気や怪我で休業中
  • 障害者手帳の所持者

要は乗り気じゃないんです。

在宅勤務を前向きにとらえて大々的に導入というスタンスではない。

社員を信用してない

ではなぜ乗り気ではないのか?

マンダムは在宅勤務に次のようなルールを設けています。

  • 勤務場所は自宅または家族の住居地
  • 月5回まで

要は社員を信用してないんだと思うんです。

サボるんじゃないか?遊びに行ってんじゃないか?って

アメとムチを使え

もちろん、性善説だけでは企業経営はできません。

サボるクルクルパーもきっといます。

ならば、アメとムチを使い分ければ良いのではないでしょうか?

在宅勤務というアメを社員に提示する。

同時に、成果が落ちたら在宅勤務を禁止にするというムチも見せる。

成果が下がったら、また通勤地獄に送り返すぞ。

それがイヤだったら、在宅でしっかり働いて成果出せよ、って。

社員も会社もハッピー

それで社員も在宅で頑張って成果を出す。

通勤地獄から開放され、家族と過ごす時間も増えてハッピー。

会社も業績が上がってコストダウンもできてハッピー。

労使ともにウインウインになれます。

みんなで会社でって、それは昭和の働き方です。

平成も終わりに近づいている今、在宅勤務を積極的に取り入れるべきです。

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