日本人の完璧主義は新しいサービスや技術の誕生のじゃまになる

ドローンが一気に普及しそうな勢いです。

アマゾンが宅配への利用を検討中というのがニュースになりましたが。

最近では太陽光発電システムの点検への利用にも使われているそうです。

いやぁ、すごい時代になりましたね。

で思ったのですが、ドローンって日本で生まれることはなかったような。

完璧主義は減点主義

日本人って異常なほどに完璧主義です。

日本を出て海外で暮らして初めて痛感しました。

いや、もう、病的ですよ。笑

何事もパーフェクトでなければならない。

完璧以外はまかりならん。

ゆえに僕ら日本人って、無意識のうちに減点主義だと思うのです。

日本人は欠点探しが大好き

それが顕著に現れるのが、新しいサービスなどが出たときです。

例えば、昨今問題になっている宅配便の問題。

解決の方法として再配達を減らそうという意見が出る。

すると、1回で配達できないケースがこれでもかと指摘されます。

家庭に宅配ボックスを置こうという意見が出ても同様です。

大きい荷物が入ったら、次に来た宅配業者は入れられない。

徹底してネガティブファクターを探すのが日本人です。

日本はドローンを生み出せない

このマインドでは新しい技術やサービスは生まれないと思うんです。

例えばドローンを実用化しようと社内で提案があったとします。

音がうるさい。軽い物しか運べない。ぶつかったらどうする?

社内のあらゆる部署から問題点が指摘される。

実用化できない、できてもものすごく遅れること間違いなしです。

ルンバも日本企業には無理

ルンバもそうだと思います。

騒音が大きすぎる。ぶつかって家具を傷付けたらどうする?

部屋の隅のゴミが取れない。車輪に毛が絡まったときの対応は?

猫が上に乗ったときでも動けるパワーが必要だろ?

欠点探しのオンパレードで、ボツになって終わると思います。

パーフェクト至上主義

「良いじゃん、別に」

日本人ってこれが言えないんですよね。特に企業内では。

パーフェクト以外は認めない。

成功することよりも、失敗しないことを良しとする。

これでは新しいものは生み出せません。

改良は日本がナンバーワン

もちろん、完璧主義を全否定するわけではありません。

むしろ完璧主義は多くの面で日本の武器です。

究極を求めるのは日本が得意とするところです。

だから、海外で生まれた新しい技術をより高める。

改良、改善をやらせると日本は敵無しです。

完璧主義の使い所

要は完璧主義の使い所です。

日本人はあらゆることに完璧を求める。

だから、改良はできても新しいものは生み出せない。

外国が生み出したものを改良する役回りになってしまう。

それがちょっともったいないというか、悔しいというか。

新しいものを生み出す際には、完璧のハードルを下げる。

まぁ良いじゃんで、本質でない部分には目をつぶる。

それができれば日本は新しいものをもっと生み出せると思います。

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