東南アジア放浪記/イメージ画像

ホーチミンシティの道ばたの安食堂で昼食。日本のみんな、美味い昼メシ食ってるか~?

ホーチミンシティでの街歩き。家電量販店の売り場を眺めて外に出る。さてどこに行こうか? そういえば昨日、ベトナムコーヒーを飲みながら地図を見ていたら、お店の子がここが大学って教えてくれたな。行ってみるか。

短パンのポケットから地図を出して開いてみる。ここから西に進むと良いような雰囲気。途上国の地図は間違っていることがたまにあるし、街の変化が速いのであるべき建物が移転してたってこともよくある。なので、あったら良いなぁくらいの期待値で、四の五の考えずにとりあえず行ってみるに限る。


あ、そうだ。よく考えたら街歩きとか言いながら、ベトナムの道ってどんなのか見せてなかったね。こんな感じです。

ベトナムの道

別に代わり映えしませんよね。まぁ、道なんてものはどこの国でも大して変わらんものでして。日本と一緒です。わざわざ写真撮るほどのもんでもないわ。笑


歩いているうちにだんだん腹が減ってきた。ケータイを見るとすでに1時。朝からずっとぶらぶら歩いているとさすがに腹も減る。さてどこで食ったものかとキョロキョロしながら歩いていると、地元の思いっきり庶民ぽいおっさんたちが食べている店があった。確実に当たり店のはず。

この店も東南アジアでよくある作りおきのおかずを指さして頼んで、ごはんと一緒にもらうタイプの店だった。こういう店は注文が楽で良い。ハイ来ました。これが今日のお昼ごはんです。

昼食

ゴーヤと豚肉を炒めたもの、16,000ドン、日本円で80円。物価水準はマニラと大差ない。よく考えたら昨日の昼はゴーヤと玉子を炒めたものだったな。2日がかりでゴーヤチャンプルー完成か。笑

箸がないなぁと思っていたら、隣の席のおっちゃんが箸とスプーンが入った箱を渡してくれた。どもども、おおきに。親切な人が多い街だ。お味はごくごく普通に美味い。ゴーヤと豚肉炒めて不味く作るほうが難しいという噂もあるがw

ちなみに、いつもこういうところで食べてます。

安食堂

こういうところが一番当たり外れないんだよね。外れても安いからあきらめがつくし。みなさんも一度こういうところで食べてみてください。その街の空気や匂いを肌で感じられます。


ではホーチミンシティがこんな店ばかりかというともちろんそうではない。高級レストランもあれば日本料理や中華料理の店もある。昼食のあと歩いているとファッションビルがあった。その最上階にフードコートが。

フードコート

ちょっと写真が分かりにくいかもしれないが、右手から奥のほうまでぐるっと取り囲むようにお店が続き、その前にテーブルと椅子がズラッと並んでいる。

こっちの写真のほうが分かりやすいかな?

フードコート

右手と奥に壁にメニューを貼ったお店が並んでるのが分かると思います。メニューも麺類あり、ご飯物あり、ファストフードありと、日本のイオンとかに入ってるフードコートと何ら変わらない。こういうものもすでにホーチミンシティにはできているのだ。


客層は普通の社会人の他、道を挟んだ向かいに大学があるので、大学生っぽい若い子もかなりいた。

みんないくらくらいのものを食べているのかな?と思い、みんなが食べているものと各店のメニューを見てまわったのだが、平均客単価で6万ドン、日本円で300円くらいだった。


これはいささか複雑な気分だ。昼メシが日本円で300円って、日本のサラリーマンで昼メシ280円の牛丼で済ませる人って、今けっこういるんでしょ? ベトナムの大学生に負けてるやん。笑

もちろん毎日ではないだろう。しかし日本とベトナムの物価の違いって恐らく4~5倍くらいだと感じる。ということは、ベトナムで300円の昼メシというのは、日本では1,200円から1,500円くらいのものを食べるような感じだ。日本のサラリーマンで昼メシに1,500円かけるってあまりないと思うのだ。

それどころかワンコイン500円って人が多かったり、前述の通り280円の牛丼で済ませたり、更なるコストダウンを目指す弁当男子なる言葉が生まれる有り様。

うーん、やはり日本の現状はよろしくない。昼メシはサラリーマンのパワーの源。昼に美味いメシをドカッと食べれるような日本に、みんなでがんばって盛り立てていきましょう!

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