「安かろう悪かろう」ではない

セブパシフィック航空がLCC(格安航空会社)であることから、セブパシフィック航空の安全性を心配する人が少なくありません。事故が起こるのではないか、危険なのではないかと心配する人もいることでしょう。

こういった心配が起こる理由は「安いから危険」という発想です。要するに「安かろう悪かろう」だという考え方です。しかしこれは正しくありません。なぜならば、セブパシフィック航空のようなLCCは「安全性」を削って安さを実現しているのではなく、「サービス」と「コスト」を削ることで安さを実現させているのです。

サービスについては、日本航空のような普通の航空会社では無料である機内食や飲み物の提供をなくし、座席の指定や荷物の機内預けも有料にしています。普通の航空会社ではこれらのサービスにかかる費用が含まれているからチケットが高く、LCCでは含まれていないからチケットが安いのです。決して安全面で手抜いて安くしているわけではありません。(詳しくはこちらのページを参照してください。→普通の航空会社との違い

徹底したコスト削減

また、安さを実現させるためのコスト削減を普通の航空会社では考えられないレベルまで徹底して行っています。例えば、機内の清掃は外部の業者にさせず客室乗務員が行います。到着したらすぐに次のフライトに飛び立つため、ゴミの回収などは飛行中に行っています。

使用する機材についても工夫しています。普通の航空会社では様々な機材を使用しますが、LCCは機材の種類を少なくします。そうすることによって単一機材大量発注で航空機メーカーに対して値下げ交渉ができますし、乗務員は数種類の機材についてだけ対応できるようになれば良いので、乗務員の教育にかかるコストを削減できます。機材の種類が少なければメンテナンス用の部品の在庫を減らし、在庫にかかる費用を減らすこともできます。

従業員の採用についても普通の航空会社とは違います。できるだけ他の航空会社で働いたことがあるパイロットや客室乗務員を採用することで、ゼロから育てる教育コストをかけないで済むようにしています。

また、安いから中古の古い機材を使っていると思う人もいますが、これはまったく逆です。古いタイプの機材よりも最新の機材の方が燃費が良くメンテナンスのコストもかからないため、LCCはむしろ積極的に新しい機材を導入しています。普通の航空会社では20年を超える機材があったり、日本航空や全日空でも平均機体年齢が10年前後であるのに対して、セブパシフィック航空は一番古い機材でも2005年製です。

こういった普通の航空会社ではやらないようなところまでコストを削ることで、セブパシフィック航空のようなLCCはチケットの安さを実現しているのです。

LCCは安全面で手を抜けない

LCCが安全面で手を抜いているように思う人もいますが、安全面について手を抜くことはしないのではなくできません。

まず、航空機が安全に運航するための諸制度、例えば点検はどれくらいの頻度で行わなければならないかといったものは各国の政府が決めますが、これはすべての航空会社に適用されます。フィリピン航空はチケットが高いから厳しい制度、セブパシフィック航空はチケットを安く売れるようにゆるい制度となっているわけではありません。また、セブパシフィック航空も含めて日本に乗り入れる航空機については日本の国土交通省が安全基準を作り監督していますが、これもすべての航空機に対して同一であり、LCCだからゆるい基準というわけではありません。

つまり、普通の航空会社もLCCもクリアしなければならない安全レベルはまったく同じであり、ここで手を抜いてコストを削るということがそもそも不可能なのです。

さらにLCCは低コストを徹底させていますので潤沢な資金を持っているわけでもありません。また、日本航空のようにつぶれそうになったからといって国が助けてくれるわけでもありません。大きな事故を一つでも起こしたらLCCは倒産するとまで言われるほどです。ですのでLCCだからこそ安全面に敏感にならざるを得ないという一面もあるのです。

セブパシフィック航空の評価

セブパシフィック航空は航空業界でどのような評価を得ているのでしょうか。Skytrax社はAirline Quality Ratingで世界中の航空会社を1つ星から5つ星までの5段階で評価しています。セブパシフィック航空は3つ星です。ちなみに日本航空は4つ星、全日空は最高位の5つ星です。

このランキングは安全面だけを評価しているのではなく、機内のサービスなども含めての総合評価です、ですので、機内サービスが劣るLCCが低めの評価になるという特性を持っています。ただそれを差し引いても、5段階評価で真ん中と聞くと不安に感じる人もいるかもしれません。

そこで、どんな航空会社が他に3つ星なのかを見てみると、フィリピンのフラッグキャリアであるフィリピン航空がセブパシフィック航空と同じ3つ星です。中国国際航空や中国東方航空のような中国の大手航空会社もすべて3つ星です。さらに、アメリカの3大航空会社であるアメリカン、デルタ、ユナイテッドもすべて3つ星です。これを見る限りセブパシフィック航空が特別危ない航空会社であるとは言えないのではないでしょうか。

セブパシフィック航空の事故

実際にセブパシフィック航空で事故は起きていないのかというとそうではありません。1998年に墜落事故を起こし、乗員乗客100人以上が犠牲になっています。また、犠牲者は出ませんでしたが、2013年には着陸を失敗し滑走路横の草地に突っ込むという事故を起こしています。セブパシフィック航空が過去に起こした事故はこの2件です。

では、この2件というのは多いのでしょうか、少ないのでしょうか。トータルの事故件数としては必ずしも多いとはいえません。今まで営業してきた歴史の長さが違いますので単純には比べられませんが、死亡事故について日本航空は過去に9件、全日空は14件起こっています。フィリピン航空に至っては34件です。少なくともセブパシフィック航空の1件が極端に多いとまでは言えないでしょう。

また、最後に死亡事故が起こった年をみると、日本航空は1993年、全日空は1979年、フィリピン航空は2000年、セブパシフィック航空は上述の通り1998年です。ですのでここ最近事故を起こしていないという意味での信頼性で考えると、セブパシフィック航空は日本航空や全日空ほどは信頼できないけれど、フィリピン航空よりかは信頼できるという見方もできます。

以上いろいろ見てきましたが、最終的に判断するのはそれぞれの乗客です。このサイト以外にもいろいろ情報を集めて、セブパシフィック航空を利用しても大丈夫なのか判断してみてください。

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