中国大連市のビジネスホテル「如家酒店大連駅店」の詳細について紹介します。
如家酒店大連駅店は大連駅北口にあるビジネスホテルです。駅近の利便性の高さが利点です。(以下、1年前の宿泊時の記憶に頼って書いています。)
大連駅北口から徒歩3分ほどの場所です。大連駅は南口がメインですので北口は裏口になります。
大連駅へのアクセスは言うまでもなく抜群です。ですがそれ以外は正直なところ微妙です。このホテルに限ったことではないですが。
上述の通り徒歩3分です。
北駅は高速鉄道メインの駅です。バスと地下鉄1号線を乗り継いで50分ほどなのですが、荷物が小さければ大連駅北口から開発区行きの軽軌に乗り、泉水駅で降りてバイタクを使ったほうが速いと思います。
北口から出る旅順行きのバスで空港バス停まで40分くらいです。ですがバス停から空港まで1km近く歩くことになります。バスと地下鉄2号線を乗り継げば50分くらいで歩く距離はちょっと縮まりますが、荷物が大きいと乗り換えが面倒です。タクシーだと40元くらいです。
安いです。大連駅周辺は供給過剰で価格崩壊状態になっているのだと思います。一番安いときだとシングル、ツインとも1泊100元くらいまで下がります。大連で普通のビジネスホテルで100元はバーゲンプライスです。
何もありません。朝食会場と駐車場だけです。
如家スタンダードの必要最低限のものだけです。
一部で窓がない部屋や窓が廊下に面している部屋があります。また、部屋は総じて狭いです。スーツケースはなんとか開けられるでしょうが、スペースに余裕はありません。まさにオンリースリーピングです。
ですがエアコンとかバストイレとか必要な設備はありますし、シャワーのお湯もちゃんと出ます。それで1泊100元から高くても130元とかですから。駅に近くて普通に泊まれて安いんだから狭くてもOKと割り切ればまったく問題ない良いホテルです。
サイト閲覧くらいならばストレスフリーで楽しめます。
中国のビジネスホテルのアメニティに多くを求めてはいけません。安いんですから。
最近の如家はコストカットが徹底してきました。石けんも使い捨てスリッパも薄っぺらくなったし、ミネラルウォーターもなくなりました。錦江之星もスリッパの厚みを少し薄くしましたし、水を置かない店舗も増えてきましたので、業界全体で競争がそうとう激化しているのでしょう。
そんなもの、中国のビジネスホテルに求めたらダメです。今の中国は日本の高度成長期相当なんだから。
1人15元です。食べたことがないので味は分かりませんが、見た感じは如家の他店舗と特に変わらない品揃えでした。多くは求めるなということです。
隣室や廊下の音が聞こえることはこの手のホテルのスタンダードとして、ホテル周辺については非常に静かです。駅が近いのに列車の音などはまるで聞こえません。通りから中に入っているので車などの通行音も聞こえてきません。非常に静かなホテルです。
交通面について大連駅は徒歩3分ですので極めて便利です。しかし、北駅と空港へのアクセスは便利とは言えません。はっきり言ってタクシーを使わない限りアクセスは悪いです。
市内へのアクセスですが、地下鉄の駅が大連駅の反対側で徒歩10分ほどかかります。バス停もほとんどが駅の反対側です。ですので便利とは言えません。ただし、軽軌の駅が徒歩5分足らずのところにありますので、開発区へのアクセスは飛び抜けて良いです。
ホテル近辺の飲食店は少ないです。ローカルの食堂が数店ある程度です。買い物も小さなコンビニもどきがいくつかある程度ですので利便性は低いです。
安いです。大連駅に激近です。以上終わりです。そういうホテルです。大連駅利用前提でそこそこ快適に安く宿泊したい。そういう超限定のニーズにピッタリジャストフィットなのがこのホテルです。それ以外のニーズにはフィットしません。
ですので、大連駅周辺の外国人宿泊可能なホテルの中では駅に最も近いですが、地下鉄やバスへのアクセスは悪いです。値段は大連駅周辺で最安値水準ですが、飲食や買い物の利便性は超ベリーバッドです。長所だけ求めてスパっと割り切って使うホテルです。それができない人は泊まらないほうが良いです。
ということで、あくまでも大連駅ユーザーに限って超おすすめのホテルなのですが、唯一例外なのが開発区へのアクセスです。日系企業の工場が進出している開発区には軽軌(郊外鉄道)が走っているのですが、その大連駅が北口にありホテルから徒歩5分弱です。
ですので開発区に用件があるけど出張経費を下げたい自営業者とか、出張時のホテル代が定額支給なのでホテル代を安く上げて小銭を稼ぎたいサラリーマンとか、そういう人たちには実はけっこうおすすめのホテルだったりします。