【比較調査】CoincheckとGMOコインの積立はどちらが有利?

CoincheckとGMOコインの積立はどちらが有利かの比較調査のタイトル画像

仮想通貨の長期投資と相性が良いのが積立です。

ガチホ派で仮想通貨積立をしている方も多いでしょう。

気になるのはどの業者で仮想通貨積立をするのが有利かですよね?

そこで今回、CoincheckとGMOコインでビットコインの積立をし、どちらが有利かを比較調査しました。

2万円の身銭を切っての調査、参考にしてください!

タロウさん
タロウさん

明確に差が出ました!

プチ解説 をタップすると、小ウィンドウで簡単な解説が表示されます。(「close」をタップすると小ウィンドウは閉まります)

CoincheckとGMOコインのどちらが安く買えるか?

CoincheckとGMOコインのどちらが安く買えるか?のタイトル画像

結論から言うと、今回の調査ではGMOコインの方が安く買えました。

 

仮想通貨積立とは?

まず最初に仮想通貨積立について説明します。

左野くん
左野くん

知ってるって人は次に飛んでね!

次に飛ぶ!

 

仮想通貨積立とは?

仮想通貨を定期的に買い付けるのが仮想通貨積立です。

例えばこんな感じです。

  • ビットコインを
  • 毎日
  • 100円分買う

1カ月かけて3,000円分のビットコインを買い付けます。

右田さん
右田さん

毎日って面倒だよね?

その点は大丈夫です。

業者で申し込むと毎日自動で買い付けてくれます。

仮想通貨積立のメリット

仮想通貨積立の主なメリットは次の3点です。

  • 仮想通貨の保有量が確実に増える
  • 高値づかみを防げる
  • 手間いらず

まず、積立なので買い忘れや面倒になって中断といったことがありません。

定期的に買うことで仮想通貨の保有量が確実に増えます

また、特に毎日買うと買い付け価格が平均化されるので、高値づかみを防ぐことができます。

平均買付価格

さらに、業者に丸投げで放ったらかしなので手間いらずです。

左野くん
左野くん

デメリットは?

仮想通貨積立のデメリット

主なデメリットは次の2点です。

  • 短期の利益は狙えない
  • 販売所で買うのでコストアップ

仮想通貨積立はつみたてNISA同様に長期投資が前提です。

デイトレードのように短期で利益を出すことはできません。

それと、どの業者も積立は販売所で買い付けます。

スプレッドの分が実質的な手数料になるため、取引所に比べてコストアップになります。

プチ解説 販売所と取引所の違い

右田さん
右田さん

それは困るね…

できるだけ安く買いたい

ですよね?

そこで重要なのが積立の際の買付価格です。

買付価格が安い方が同じ金額でより多くの仮想通貨を買えますよね?

100万円で買い付ける場合
買付価格 買える量
1BTC=100万円 1 BTC
1BTC=50万円 2 BTC

CoincheckとGMOコインのどちらを使えば安く積立できるのか?

今回、僕が実験台となって比較調査してみました!

タロウさん
タロウさん

実体験のデータです!

 

比較調査の概要

今回はCoincheckとGMOコインを使い、同一期間でビットコインの積立を行いました。

利用業者 Coincheck
GMOコイン
積立期間 2022年8月8日~9月3日(27日間)
積立額 Coincheck:1日333~334円
GMOコイン:1日500円

それではさっそく比較調査の結果を見ていきましょう!

 

買付価格はGMOコインの方が安い

まず、ビットコインの買付価格です。

GMOコインの24勝3敗

27日間の両社の買付価格は下表の通りです。

安く買えた方を青太文字にしています。

業者 Coincheck GMOコイン
8月8日 3,265,026円 3,208,692円
8月9日 3,322,691円 3,291,698円
8月10日 3,191,184円 3,209,036円
8月11日 3,370,787円 3,262,423円
8月12日 3,293,769円 3,264,898円
8月13日 3,398,306円 3,339,473円
8月14日 3,383,803円 3,345,878円
8月15日 3,409,440円 3,323,018円
8月16日 3,295,073円 3,289,175円
8月17日 3,342,032円 3,284,059円
8月18日 3,262,787円 3,228,783円
8月19日 3,207,166円 3,229,159円
8月20日 2,987,351円 2,924,606円
8月21日 2,999,730円 2,971,159円
8月22日 3,033,616円 3,022,600円
8月23日 2,972,419円 3,017,799円
8月24日 3,022,602円 3,017,745円
8月25日 3,042,208円 3,003,013円
8月26日 3,025,623円 3,018,636円
8月27日 2,861,071円 2,859,301円
8月28日 2,848,129円 2,827,535円
8月29日 2,830,029円 2,769,210円
8月30日 2,916,267円 2,883,892円
8月31日 2,904,096円 2,821,262円
9月1日 2,881,795円 2,866,797円
9月2日 2,911,437円 2,893,145円
9月3日 2,886,777円 2,867,976円

見ての通り全27日のうち24日でGMOコインの方が安く圧勝です。

グラフ(縦軸が買付価格)で見るとほぼ全期間で緑のCoincheckの買付価格が青のGMOコインより高いことが分かります。

CoincheckとGMOコインの買付価格のグラフ

左野くん
左野くん

明確に差が付いたね。

 

単価あたりの買付量もGMOコインの方が多い

次に単価あたりの買付量の差を見てみましょう。

今回、Coincheckは「毎日積み立てで月額1万円」、GMOコインは「毎日積み立てで1日500円」でした。

27日間で買い付けた量とかかった購入額から、1万円あたりの買付量は下表の通りです。

業者 Coincheck GMOコイン
買付量 0.00290862 BTC 0.00440600 BTC
購入額 8,998円 13,500円
1万円あたり 0.00323252 BTC 0.00326370 BTC

単価あたりの買付量もGMOコインの方が多いという結果になりました。

右田さん
右田さん

同じお金だとGMOコインの方が多く買える。

ということで比較調査の結果では、仮想通貨積立はCoincheckよりGMOコインの方が有利ということになります。

タロウさん
タロウさん

なんですが…

左野くん
左野くん

違うの?

そう単純な話ではないんですよね…

CoincheckとGMOコインのどちらが良いか?

CoincheckとGMOコインのどちらが良いか?のタイトル画像

調査結果を詳細に見ると、CoincheckよりGMOコインの方が良いとは一概には言えないようです。

 

両社の差はわずか1%

平均買付価格は1%の差

調査結果では買付価格はGMOコインの圧勝でした。

ただ、実はそこまで大きな差ではありません。

27日間の平均買付価格を比べると

平均買付価格
Coincheck 3,106,119円
GMOコイン 3,075,591円

確かにGMOコインの方が安いのですが、その差は30,528円。

率にしてわずか0.98%にすぎないのです。

右田さん
右田さん

1%しか変わらないんだ。

買付量の差は94円分

買付量の違いも同様でして。

確かに、1万円で買えるビットコインの量はGMOコインの方が多いです。

業者 Coincheck GMOコイン
買い付け量 0.00290862 BTC 0.00440600 BTC
購入額 8,998円 13,500円
1万円あたり 0.00323252 BTC 0.00326370 BTC

しかし、その差は0.00003118 BTC。

1BTC=300万円として93.5円です。

GMOコインの方が多く買えると言っても94円分なんですよね。

大差ない

これを多いと見るか少ないと見るかは人によるとは思うものの。

正直、大差ないなと。

もちろん、短期売買だと1%は小さくありません。

しかし、僕はガチホ派で10年後の10倍増、つまり1,000%アップを狙っています。

そこでの1%の違いですので。

長期投資を前提とするならば、買付価格の違いはCoincheckとGMOコインを選ぶ決定的要素ではないと僕は思います。

タロウさん
タロウさん

ガチホ派にとっては大差ないかなと…

 

他の要素の比較

CoincheckとGMOコインの仮想通貨積立の比較

そこで、仮想通貨積立に関するCoincheckとGMOコインの他の要素も比較してみましょう。

下表の通りです。

業者 最低額 頻度 支払
方法
手数料
_ 入金 出金
Coincheck 月1万円 自動 無料 407円
GMOコイン 500円 振込 無料 無料

積立の最低額はCoincheckが月1万円で、毎日積立だと1日あたり333円になります。

GMOコインは1回500円で毎日積立でも1日500円です。

頻度は両社とも毎日か月イチ。

左野くん
左野くん

Coincheckの方が少額でできるね。

利便性はCoincheckが上

大きく違うのは積み立てるためのお金の入金の仕方です。

Coincheckは銀行口座からの自動引落ができます。

一度登録すると毎月末に翌月分の積立費用を引き落としてくれるので、Coincheckの口座に自分で振り込む必要がありません。

対するGMOコインは自分で振り込む必要があるので、利便性はCoincheckの方が上です。

右田さん
右田さん

手間いらずだね。

出金はGMOコインが有利

一方、出金手数料はGMOコインの方が有利です。

ガチホが終わって仮想通貨を売却したあと、日本円を自分の銀行口座に引き出します。

その際の出金手数料がCoincheckは有料で407円取られます。

これに対してGMOコインは出金手数料は無料です。

左野くん
左野くん

無料は正義!

 

自分にとっての重点で選ぶべき

ということで、仮想通貨積立でCoincheckとGMOコインのどちらが良いかですが。

主な比較要素をまとめると以下の通りです。

買付価格 GMOコインの方が安い
最低積立額 Coincheck:333円/日
GMOコイン:500円/日
積立頻度 違いなし(毎日or月イチ)
支払方法 Coincheckは自動引落
出金手数料 GMOコインは無料

僕は10倍増狙いで1%の差は気にしないので、自動引落の利便性でCoincheckです。

ですが、1%の差が大きいと思う人はGMOコインでしょう。

仮想通貨積立でCoincheckとGMOコインのどちらが有利か?

各自の価値観、優先条件で判断するのが良いと思います。

右田さん
右田さん

私は1%重視かな。

いずれにせよ、長期投資をするならばオススメは積立です。

高値づかみを防げますし、買い忘れなどなく確実に保有量を増やせます。

CoincheckとGMOコインの仮想通貨積立の始め方はこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。

【画像で解説】Coincheckの仮想通貨積立の始め方
Coincheck(コインチェック)の仮想通貨積立の始め方を解説します。僕が積み立てを申し込んだ時の操作画面の画像付きで、1工程ずつすべての操作について説明しています。この記事を見ながらやれば失敗せずに手続きを進められます!
【画像で解説】GMOコインの仮想通貨積立の始め方
GMOコインの仮想通貨積立の始め方を解説します。僕が積み立てを申し込んだ時の操作画面の画像付きで、1工程ずつすべての操作について説明しています。この記事を見ながらやれば失敗せずに手続きを進められます!
タロウさん
タロウさん

以上です!

 

スプレッド

仮想通貨業者の中には仮想通貨を売買する場所として「販売所」と「取引所」があります。

販売所では投資家から安く買った仮想通貨を別の投資家に高く売り、その差が業者の利益となります。

この買値と売値の幅がスプレッドです。

販売所のスプレッド

一般論として取引所での売買価格は買値と売値の間の仲値(上の例では310万円)です。

このため、販売所での売買は取引所での売買より投資家にとって不利になります。

  • 売る場合:取引所なら310万円で売れるのに、販売所では300万円で買い取られる
  • 買う場合:取引所なら310万円で買えるのに、販売所では320万円出さないと買えない

スプレッドは業者によりますが1~3%ほどと言われます。

販売所での売買は損である代わりに、取引所に比べて売買の手続きが簡単である点がメリットです。

仮想通貨積立

仮想通貨積立とは「一定の間隔で同じ金額の仮想通貨を買い付ける」投資方法です。

例えば次のようなパターンです。

  • 毎日
  • 300円ずつ
  • ビットコインを買う

仮想通貨業者に申し込みお金を振り込めば、業者が毎日買い付けてくれます。

銀行引き落としができる業者ならば振込も不要です。

手間いらずな投資方法として人気があります。

タロウさん
タロウさん

僕もやってます!

仮想通貨と暗号資産の違い

仮想通貨と暗号資産はまったく同じものです。

従来は仮想通貨と呼ばれていましたが、2020年5月に法律が改正され暗号資産が正式名称になりました。

コールドウォレット

まず、ウォレットは仮想通貨を保管しておく財布のようなものです。

この内、インターネットに接続されていないものがコールドウォレットです。

USBタイプのものなどがあり、ネットとつながっていないため安全性が高いです。

 

一方、インターネットと接続されているものをホットウォレットとといいます。

モバイルアプリのものなどがあり、利便性の高さが特長です。

アドレス

アドレスは仮想通貨を送金する際に必要な30桁前後の英数字です。

入金用アドレス

銀行振込の口座番号のようなものと考えてください。

業者によって「出金先アドレス」「入金アドレス」「入金用アドレス」など名称に違いがあります。

 

なお、アドレスは1文字でも間違えると、送金した仮想通貨は消滅します。

仮想通貨業者で復元や保証などは一切できないので注意しましょう。

取引所と販売所の違い

仮想通貨業者の内部には仮想通貨を買う場所として次の2つがあります。

  • 取引所
  • 販売所

2つの大きな違いは下表の通りです。

価格 購入の利便性
取引所 割安 手間がかかる
販売所 割高 買いやすい

手間がかかると言っても慣れれば簡単です。

可能な限り取引所で買うことをおすすめします。

クイック入金

クイック入金は銀行振込の一種で次の特長があります。

  • 振込手数料が無料になる
  • 手続完了とほぼ同時に振込先に着金する

 

特別な手続きや申し込みは必要ありません。

仮想通貨業者のサイトやアプリの入金メニューから「クイック入金」を選び、あとは画面の指示通りに操作するだけです。

ガチホ

仮想通貨を長期間に渡って保有する投資手法をガチホといいます。

「ガチでガッチリホールド」することから来ています。

 

ガチホは仮想通貨が数年後、10数年後に大幅に値上がりすることを期待した投資です。

高い技術や知識が必要な短期売買に比べて、投資初心者に向いていると言われています。

タロウさん
タロウさん

僕もガチホです!

証拠金取引

自分が1BTCしか持っていない場合、普通の現物取引では1BTC以内でしか取引はできません。

 

しかし、仮想通貨業者に一定量の仮想通貨を証拠金(担保金、保証金)として預けることで、自分が持っている数倍の仮想通貨で取引ができるようになります。

これが証拠金取引(保証金取引、レバレッジ取引、信用取引、先物取引)です。

 

証拠金取引では大きな儲けが期待できる一方、損失も大きくなります。

ハイリスク・ハイリターンの投資ですので、ある程度の経験を積んでからやるべきでしょう。

ウォレット

仮想通貨を保管しておくお財布のようなものです。

アプリタイプのものやUSBタイプのものなど、様々な種類があります。

草コイン

草コインとは知名度が低く時価総額が小さいマイナーな仮想通貨のことです。

安いうちに購入しておけば価格が高騰した時に大儲けできます。

一方、流通量が少なく売買が盛んでないため、暴落するとタダ同然の仮想通貨を死蔵することになります。

ハイリスク・ハイリターンな投資ですので、初心者は手を出さないようにしましょう。

仮想通貨業者

仮想通貨の販売など、仮想通貨に関する様々なサービスを提供するのが仮想通貨業者です。

大手の業者としてはCoincheckbitFlyerなどがあります。

bitFlyerのサイト画像

「仮想通貨取引所」と表現しているサイトやブログが大半ですが、取引所機能との混同を避けるため当ブログでは「仮想通貨業者」と表現しています。

ハッキング

ハッキングは高いIT技術を使ったサイバー攻撃の一種です。

パスワードを盗んだりWebサイトを改ざんしたりします。

外国PEPs

「外国PEPs」とは外国において次のような立場に該当する人です。

  • 元首、総理大臣、大臣
  • 衆参議院議長、最高裁判事
  • 大使、政府代表、中央銀行役員
  • 過去に上記であった者
  • 上記の家族

仮想通貨の出金

業者Aから業者Bに仮想通貨を送ることを「出金」といいます。

「CoincheckからbitFlyerにイーサリアムを1ETH出金する」のように使います。

業者によって「送付、送金、出庫」など表現が異なりますが、すべて同じ意味です。

BTCとETH

BTCはビットコインの、ETHはイーサリアムの通貨コードです。

日本円のJPYや米ドルのUSDと同じで、1BTCや0.01ETHのように使います。

指値注文

際の操作画面の画像で説明するので参考にしてください。

DMM Bitcoinのサイト画像

はげはげ際の操作画面の画像で説明するので参考にしてください。際の操作画面の画像で説明するので参考にしてください。

詳しく知る リンク