サイトイメージ画像 カンボジア移住ガイド

インターネット環境

カンボジアへの移住情報をインターネットで集めているくらいですから、みなさんにとってカンボジアでの移住生活でネット環境は必要不可欠なものでしょう。しかしなにせ途上国のカンボジア。日本と同じようにはいきません。

シェムリアップはWiFi中心

みなさんは普段どのようにインターネットに接続してらっしゃるでしょうか? 会社ではパソコンにLANケーブルを差し込んで使う有線接続という方が大半でしょう。ご家庭でも有線という方が多いと思います。

最近の日本でも急速に増えてきているのがWiFi接続です。LANケーブルをパソコンではなくルーターと呼ばれる機器につなぎ、ルーターから電波を送ってそれをパソコンやスマホ、タブレットなどで受信してインターネットに接続するのが無線接続(WiFi)です。ルーターが一つあれば家の中で家族みんなが好きな場所でネット接続できるので非常に便利です。

シェムリアップのゲストハウス

シェムリアップのホテルやゲストハウス、アパートやマンションなどの賃貸住宅ではほとんどがこのWiFi接続です。有線接続にするにはホテルやアパートのすべての部屋にLANケーブルを引きこまなければなりません。ですがWiFiならば各フロアにルーターを一つ設置すれば済み、低コストでインターネット環境を作ることができるからでしょう。

遅くてすぐ切れる

日本と同じようにWiFiがあるカンボジアですが、さすがにクオリティは日本と同じではありません。まず遅いです。私が住んでいるアパートでは10Mbpsくらいです。日本で光回線の100Mbpsや1Gbpsを使っている人がカンボジアに来るとめまいがするくらい遅く感じると思います。

ただ遅いと言ってもYouTubeをさくさくロードすることができないので、しばらく放置してから見るというくらいで、ブログやニュースサイトをネットサーフィンするくらいならば10Mbpsでも特には困りません。一つのサイトを見ている間に別のサイトを先に開いておくなどいくらでも対策は取れます。

むしろ困るのは接続できなくなることです。ルーターが処理できる電波の量には限りがありますので、ルーターが1台しかないのにホテルの宿泊客やアパートの住民が一度にネット接続するとつながらなくなったりします。

また、移住の下見や観光でシェムリアップに来た場合は、ホテルやカフェなど無料のWiFiがある場所以外、例えばアンコールワットの遺跡とその行き帰りではインターネットに接続できません。ですので移住前の段階でカンボジアに来る際にはレンタルのWiFiルーターを日本から持って行くこともおすすめです。

停電対策も必要

シェムリアップは電力事情が良くないため、毎月のように停電が起こります。短ければ数分で復旧するのですが、長い時は半日以上に渡って停電が続くこともあります。

ホテルなどは停電に備えて自家発電機を設置していますので、電気が止まってもすぐに電力供給を再開できます。ですがアパートなどの賃貸物件で自家発電機を設置しているところはほとんどありません。安い物件ではまずあり得ません。

シェムリアップのネットカフェ

電気が止まると電気で動いているルーターも止まります。すると、インターネットにも接続できなくなります。つまりシェムリアップに移住すると、毎月もれなく数分から半日以上に渡って無線インターネット接続ができなくなるということです。

この事態を避けるのに有効なのは携帯電話を使ってのインターネット接続です。スマホでテザリングを使えば停電中でもパソコンでインターネットに接続できます。詳しくはモバイルインターネットのページで説明します。

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