散髪と洗濯
ものすごく地味なテーマですが、カンボジアに移住しても散髪と洗濯は必要ですよね。シェムリアップの街ではどうなっているのでしょうか?
散髪は床屋
私は男性ですので女性がどうするかは分かりません。シェムリアップには女性も住んでいて、街で見かける限りは日本と変わらないような髪型をしてらっしゃいます。ですのできっと日本とそれほど変わらない美容院なりがあるのだと思います。気になる方はシェムリアップ在住の女性が書いているブログなどを読んでみてください。
さて、男性です。髪型などを気にする若い方はともかくとして、おっさん連中にはまったく問題ありません。人通りの多い場所には必ず何軒かは理髪店があります。床屋と言ったほうが合っている、そんなお店です。
よほど郊外でない限りは簡単な英語が通じますので、髪型の指定は英語でやり取りをします。最初は絶対に思い通りにはなりません。意図したのとはちょっと違うような髪型になります。何度も通っているうちに、このお客さんはこの髪型なんだなというコンセンサスが店側との間にできてきます。
ですがそれでまったく問題ありません。周りのカンボジア人たちはあなたの髪型なんて誰も気にしていません。そこら中にウロウロしているその他大勢の東洋人の中のワンオブゼムなのですから、あなたの存在自体に目もくれていません。ですのでちょっとばかり変な髪型になっても気楽なものです。
料金は2ドルが相場です。髪を切り終わったあとにウェットティッシュで頭と顔をゴシゴシ拭いてくれるのがカンボジア流のサービスです。ウェットティッシュを渡してもらって自分で拭きたいところなのですが、郷に入っていますので郷に従っています。笑
洗濯は洗濯屋
シェムリアップの街のそこら中にあるのが洗濯屋です。業種別の店舗数で統計を取れば、おそらく飲食店と双璧を為すと思います。それくらい街のあちこちにあります。面白いのは日本の相撲取りを看板にしている店が多いことです。なぜだか分かりませんが、この看板をそこらじゅうで見かけます。
料金は1kg=1ドルが相場で、急ぎなどは加算料金となります。実は1kg=1ドルというのはかなりのボッタクリ料金でして、地元民の約倍額です。シェムリアップは洗濯屋に限らず外国人価格がかなり横行しています。
いささか心地良くないのは確かなのですが、いざベトナムと戦争になった時に我々は兵役に就くわけでもないですし、社会インフラの大半は日本からのODAではなくカンボジア人の税金で作られていますし、そもそもリタイア移住者は納税すらしないのですから、その分を外国人税として払っていると思えば良いのではないでしょうか。それでこの国に責任を負うことから逃れられると思えばとんでもなく安いものです。
カンボジアの洗濯屋ですが、普通の衣服だけでなく雑巾からベッドシーツまで何でも洗ってくれます。なにせ暑い国ですので、渡した翌日にはすっかり乾いてきれいに畳んで返してくれます。預けた洗濯物がなくなるといったことは今までのところ一度もありません。地元民の倍額を取れる上客ですので、どこも対応はすこぶる良いです。
クリーニング店ですが探せばあるだろうと思います。ですが、リタイアしてカンボジアに移住しているのですから、クリーニングが必要になるような衣服を着る機会がまずありません。必要に迫られてから探せば良いのではないでしょうか。