カンボジアでの服装
カンボジアは東南アジアの熱帯気候です。ですのでどんな服装で日々過ごすかは推して知るべしですが、簡単に説明しておきましょう。
カンボジアは1年中夏
カンボジアは1年中暑いです。詳しくは気候と気温と天気のページで説明しますが、シェムリアップは東南アジアの熱帯モンスーン気候帯に属しますので、基本的に1年を通じて最低気温は25度前後、最高気温は30度以上です。
日本人の感覚では季節は春夏秋冬の4つに分かれます。東京や大阪では年間最低気温は氷点下、最高気温は40度前後まで上がりますので、日本では気温を基準に季節を分けることができます。
これに対してカンボジアでは1年の間でそこまで大きな気温の変動がありません。気温の変化を折れ線グラフで表すと日本は山形のグラフになりますが、カンボジアは水平に近いグラフになります。高い位置で気温の変化がない。つまり、カンボジアは1年365日ずっと夏です。
毎日半袖半ズボン
1年中ずっと夏のカンボジアですので、服装も1年中ずっと同じです。上は半袖シャツかTシャツ、下は半ズボンか短パン、足元はビーチサンダルです。そんな格好で良いのかと思ってしまうのですが、当地で長期滞在しているリタイア層は東洋人も西洋人もみなそんな格好で街を歩いています。
フォーマルウェアが必要かですが、これはそれが必要とされる場に出る可能性があるか次第です。地元の日本人会に籍を置いて、年次総会に出る時にちょっとジャケットを羽織ってみるといった可能性はあるでしょう。ですがそういった付き合いはせずに日々好きなようにマイペースで暮らすよというならば、フォーマルウェアはまったく必要ありません。
長袖長ズボンも必要
では、持って行く衣料は半袖半ズボンだけで良いのかというと、これもちょっと微妙です。まず、アンコールワットなどの遺跡を見に行く時には、草むらなどを歩きますので長ズボンが必須ですし、サンダルではなくスポーツシューズのほうが良いです。
また1年中夏と書きましたが、実は1月から2月にかけて最低気温が20度前後まで下がる時期があります。ごく短い期間なのですが、この時期に半袖半ズボンははっきり言って厳しいです。鳥肌が立つくらい肌寒く感じます。こういった点も考慮すると、日本から移動時に着るものとプラス1セット、長袖長ズボンを持って行くと良いのではないでしょうか。
また、格安航空で移動する場合は機内で無料のブランケットの提供はありません。薄手のジャンパーやカーディガン、軽いブランケットなどを持って行っておくと、エアコンが効きすぎた機内で寒い思いをしたり体調を崩さずに済みます。私はアンコールトムの中の土産物屋で3ドルで買ったコットンのブランケットを、飛行機に乗るときはいつも持ち歩いています。笑