停電には諦念
日本ではすっかり過去の話になった停電。カンボジアでは未だに頻発します。シェムリアップの停電事情と対策について考えます。
停電はよく起こる
カンボジアは東南アジアの発展途上国です。日本では台風など災害でも起こらない限り停電とは無縁ですが、カンボジアでは未だに停電がよく起こります。
私が移住したシェムリアップでは平均すると月に1回くらいでしょうか、停電が起こります。電気が止まっている時間は短い時で30分から1時間、長い時は朝から夕方すぎまで続きます。私は未経験ですがタイからの送電線が切れた時などは数日に渡って電気が止まったそうです。
これに備えてホテルや病院、高級マンションなどは自前の発電機を設置しています。ですが安いアパートでそんな設備は期待できません。回復するまでずっと電気は止まったままとなります。止まったものはどうしようもありませんので諦めて回復するのを待つしかありません。昭和に戻った気分になります。笑
困るのは夕方を過ぎても回復しない時です。部屋の中が暗くなってしまいますので、カンボジアでの移住生活ではいざというときに備えてロウソクとライターが必需品です。スーパーなどでも必ずロウソクが売られています。
スマホでインターネット接続
停電して困るのはインターネットです。シェムリアップのアパートはほぼすべてがWiFiでのインターネット接続ですので、電気が止まるとWiFiルーターも止まり、ネット接続ができなくなります。回復するまでネットサーフィンで時間をつぶすこともできなくなるのです。
こういう時はスマートフォンを使ってインターネットに接続します。スマホの画面は小さいのでパソコンで見たいという場合は、モバイルインターネットとテザリングを使って、パソコンからスマホ経由でインターネットに接続することも可能です。(詳しくはモバイルインターネットのページ参照)
かける相手もかけてくる相手もいないので普段は携帯電話を使っていないという方も、こういう時に備えて携帯電話のプリペイドカードを何枚か持っておいたほうが良いでしょう。
また、心配なのはスマホのバッテリーです。ネット接続するとバッテリーの消費が激しくなりますが、なにせ停電は予告なしにやって来ますので、停電する前に事前にフル充電しておくというわけにもいきません。
予備のバッテリーを持っておくか、どのメーカーのスマホにも使える急速充電器を用意しておけばバッテリー切れの心配も不要です。2,000円前後で販売されています。