【図解】クオンツゾーンでMaker指値注文の積立設定方法

クオンツゾーンでMaker指値注文の積立設定方法のタイトル画像

この記事ではFTX Japanで

  1. クオンツゾーンを使って
  2. Maker指値注文での
  3. 仮想通貨積立を設定する

方法を解説します。

 

この記事で解説するのは「Makerで手数料が0.02%になる指値注文」での積立設定の方法です。

Takerで手数料が0.07%になる成行注文よりオトクになります。

右田さん
右田さん

手数料は安い方が良いよね。

 

クオンツゾーンの仕組みがよく分からなくても大丈夫!

コピペで設定できるように説明しています。

僕が設定した時の画像をすべて付けていますので参考にしてください。

タロウさん
タロウさん

全画像付きです!

クオンツゾーンMaker指値注文積立設定の前提条件

クオンツゾーンMaker指値注文積立設定の前提条件のタイトル画像

まず、クオンツゾーンでMaker指値注文積立を設定する際の前提条件を説明します。

以下の3項目です。

  • クオンツゾーンで設定する内容
    • トリガー:積立をする日時
    • アクション1:買い注文を出す
    • アクション2:アクション1を停止
  • Maker指値注文で設定
  • メインアカウントで設定

すべて分かっているという方は、具体的な手順に進みますので次に飛んでください。

次に飛ぶ!

 

クオンツゾーンで設定する内容

クオンツゾーンとは?

FTX Japanのサイト画像

クオンツゾーン(QuantZone)はFTX Japanに標準装備されている取引自動化プログラムです。

クオンツゾーンを使うことで他の業者では不可能な「取引所での積立」ができます。

左野くん
左野くん

販売所より安く買えるよ。

右田さん
右田さん

でも、プログラムって難しそう…

大丈夫です!

この記事ではコピペだけで設定できるように解説します。

クオンツゾーンの仕組み

クオンツゾーンはトリガーアクションの組み合わせでプログラムを設定します。

  • トリガー:アクションを実行する条件
    • 例:日曜の9時になったら
  • アクション:具体的な作業内容
    • 例:イーサ300円分の買い注文を出す
左野くん
左野くん

if~then~みたいな感じか。

設定するトリガー

クオンツゾーン積立では「積立を行うタイミング」をトリガーとして設定します。

今回では例えば次のような感じです。

  • 毎日8時
  • 毎週水曜日の12時45分

そして、トリガーのタイミングで何をするかがアクションです。

クオンツゾーン積立では2つ設定します。

アクション1

1つ目の作業は買い注文です。

例えばこんな感じです。

  • ビットコイン300円分の買い注文を出す
  • イーサ0.01ETHの買い注文を出す
右田さん
右田さん

金額でも枚数でも指定できるのね。

アクション2

クオンツゾーンではトリガーの条件が満たされる限り、アクションは最短15秒に1回ずつ繰り返されます。

なので次のように設定すると、

  • トリガー:毎日9時30分
  • アクション:イーサ300円分の買い注文

「9時30分」という条件が満たされている限り、最短15秒ごとにアクションが実行される、つまり、

  • 9時30分00秒:イーサ買い注文
  • 9時30分15秒:イーサ買い注文
  • 9時30分40秒:イーサ買い注文
  • 9時30分45秒:イーサ買い注文

9時31分になるまでイーサの買い注文が繰り返されちゃいます。

左野くん
左野くん

おいおいw

そこで、アクション1の直後に次のようなアクション2を入れます。

  • アクション1を10分間ストップする

1分でも23時間でもかまわないのですが、こうすることで、

  • 9時30分00秒:アクション1実行
    • イーサ買い注文
  • 9時30分00秒:アクション2実行
    • アクション1を10分間停止

1の直後に2を実行することで1を停止させる。

その結果、9時30分15秒、30秒、45秒のイーサ買い注文が阻止されるということです。

1回目のアクションは必ずしも00秒に実行されるとは限りません。僕の場合、30~40秒頃に実行されることが多いです。

トリガーとアクションのまとめ

以上を整理すると次のようになります。

  • トリガー:毎朝9時30分
  • アクション1:イーサ300円分の買い注文
  • アクション2:アクション1をストップ
右田さん
右田さん

ようやく分かった。

「Maker指値注文で設定」と「メインアカウントで設定」は分かっているという方は、次に飛んでもらってOKです。

次に飛ぶ!

 

Maker指値注文で設定

Makerになるように指値注文で設定

FTX Japanの取引所は手数料が有料ですがMakerの方が安いです。

Maker 0.02%
Taker 0.07%

成行注文ではTakerになってしまいます。

そこで、Makerになるように指値注文で設定するということです。

Taker、Makerが分からなくても大丈夫

なお、Taker、Maker、成行、指値が分からなくても、この記事を読んでコピペすれば積立はできます

ただ、設定したあとでも良いのでググって調べることをおすすめします。

タロウさん
タロウさん

お金の話なので理解しておいた方が!

 

メインアカウントで設定

サブアカウントではFTX earnが使えない

クオンツゾーン積立を解説したサイトやブログの多くが「サブアカウント」でクオンツゾーンを設定しています。

しかし、FTX earnで報酬の対象となるのはメインアカウントにある仮想通貨だけです。

サブアカウントで積み立てた仮想通貨ではFTX earnの報酬を得られません。

メインアカウントで積立を設定

もちろん、「サブアカウントで積立 → 積み立てた仮想通貨をメインアカウントに移動」とすれば報酬は得られます。

ただ、

左野くん
左野くん

面倒くせ~

でしょ?笑

それに、積立て1時間後から報酬が得られるFTX earnの特長を活かせません。

ですのでこの記事ではメインアカウントで積立を設定します。

タロウさん
タロウさん

次からが本題です!

クオンツゾーンMaker指値注文積立の設定方法

クオンツゾーンMaker指値注文積立の設定方法のタイトル画像

それでは、次の順でクオンツゾーンでのMaker指値注文積立の設定方法を解説していきます。

  1. Maker指値注文積立の設定
  2. 積立のための日本円の入金
  3. ちゃんと積立できるかのテスト
以下、パソコンブラウザの画面で説明しますが、スマホの場合も流れは同じです。
なお、スマホアプリではクオンツゾーンの設定はできません

 

Maker指値注文積立の設定

まず、クオンツゾーンを使ったMaker指値注文積立の設定です。

1.ログイン画面を開く

ブラウザでFTX Japanを開き、画面右上の「ログイン」をクリックします。

クオンツゾーン積立設定1

 

2.ログインする

メールアドレスとパスワードを入力し「ログイン」をクリックします。

クオンツゾーン積立設定2

 

3.2段階認証をする

2段階認証をします。

クオンツゾーン積立設定3

 

次の作業4~6はメインアカウントの選択です。
サブアカウントを作っていない場合は選択の必要がないので、作業7に進んでください。→ 7に進む

4.設定を開く

右上のメニューを開き「設定」をクリックします。

クオンツゾーン積立設定4

 

5.アカウントを開く

画面左の「アカウント」をクリックします。

クオンツゾーン積立設定5

 

6.メインアカウントを選択する

「アカウントを選択」欄で「メインアカウント」にチェックを入れます。

これでメインアカウントで積立を設定できます。

クオンツゾーン積立設定6-1

右田さん
右田さん

サブアカだと報酬がもらえないよ。

なお、サブアカウントを作っていない場合、「アカウントを選択」欄は表示されません。

クオンツゾーン積立設定6-2

左野くん
左野くん

表示されなければ自動的にメインアカで積立だよ。

 

7.クオンツゾーンを開く

ここからがクオンツゾーンの設定です。

画面上の田の字みたいなマークにマウスオンし、「クオンツゾーン」をクリックします。

クオンツゾーン積立設定7

 

8.クオンツゾーンのルールに同意する

クオンツゾーンのルールが表示されるので「同意します」をクリックします。

クオンツゾーン積立設定8

 

9.クオンツゾーン設定に進む

「+新しいルールを作成する」をクリックします。

クオンツゾーン積立設定9

 

10.設定名を付ける

「ルール名」の欄に任意の設定名を付けます。

僕は「ビットコイン積立用」と付けました。

クオンツゾーン積立設定10

 

11.トリガーを指定する

トリガーの「条件」欄に条件文を入力し、積立するタイミングを指定します。

クオンツゾーン積立設定11

ここでは曜日を指定します。

day_of_week() == 1 and hour == 2 and minute == 30
タロウさん
タロウさん

3つの条件を「and」でつないでいます!

条件文の書き方を詳しく説明します。

 

曜日

曜日は以下の数値で指定します。

  • 月曜:0
  • 火曜:1
  • 水曜:2
  • 木曜:3
  • 金曜:4
  • 土曜:5
  • 日曜:6

さきほどの例では火曜日です。

day_of_week() == 1 and hour == 2 and minute == 30

毎日の場合は曜日の指定を外すので次のようになります。

hour == 2 and minute == 30
右田さん
右田さん

全削除で良いのね。

 

時は協定世界時(UTC)で指定します。

日本との時差は9時間です。(日本の方が9時間進んでいる)

ですので、例えば次のようになります。

  • hour == 2 → 日本時間11時
  • hour == 10 → 日本時間19時
  • hour == 20 → 日本時間翌朝5時

日本時間火曜日の3時なら「UTC月曜日の18時」として指定します。

day_of_week() == 0 and hour == 18
左野くん
左野くん

ややこしい~

 

分はそのままです。

下記ですと「毎日午前10時45分」となります。

hour == 1 and minute == 45

 

これをコピペ!

いくつか例をあげますので、自分の希望に近いものをコピーし、数字だけ変えてトリガーの「条件」欄に貼り付けてください。

  • 毎週水曜の9時30分
    • day_of_week() == 2 and hour == 0 and minute == 30
  • 毎週日曜の15時ちょうど
    • day_of_week() == 6 and hour == 6
  • 毎週水曜の7時ちょうど
    • day_of_week() == 1 and hour == 22
  • 毎日19時45分
    • hour == 10 and minute == 45
  • 毎日12時ちょうど
    • hour == 3
タロウさん
タロウさん

~時「ちょうど」は「minute == 0」を付けてもOKです!

 

条件欄に入力したあと、下に「現在の値:false」と表示されますが問題ありません。

クオンツゾーン積立設定11

以上でトリガー(注文を出すタイミング)の設定は終わりです。

 

12.アクション1を指定する その1

続いてアクション1(買い注文)の設定です。

まず、タイプなどを以下のように指定します。

クオンツゾーン積立設定12

  • タイプ:カスタム注文の発注
  • 注文タイプ:指値注文
  • 買/売:買い
  • マーケット:
    • ビットコイン → BTC/JPY
    • イーサ → ETH/JPY

 

13.アクション1を指定する その2

次は「注文サイズ(買う量)」の指定です。

1回あたりの購入量で指定します。

クオンツゾーン積立設定13-1

 

これをコピペ!

以下の数字の部分を変えて「注文サイズ」の欄にコピペしてください。

  • ビットコインを330円分
    • 330/price(“BTC/JPY”)
  • イーサを1,000円分
    • 1000/price(“ETH/JPY”)
    • ↑コロン(,)を入れない点に注意
右田さん
右田さん

数字を変えるだけでOKよ。

 

なお、「何円分」ではなく「枚数」で指定する場合は数字だけを入力します。

下の例では0.0001枚(0.0001 BTC)です。

クオンツゾーン積立設定13-2

 

注意点

FTX Japanの取引所には以下の最小取引数量があります。

  • ビットコイン:0.0001 BTC
  • イーサ:0.001 ETH

仮にビットコインが300万円の時に「150/price(“BTC/JPY”)」で指定したとします。

すると、150円=0.00005 BTCで最小取引数量を下回るため買い付けが行われません

僕が設定した時は過去3カ月の最高値が325万円でした。

1BTC = 3,250,000円

0.0001BTC = 325円

そこで僕は「330/price(“BTC/JPY”)」で指定しました。

クオンツゾーン積立設定13-3

 

14.アクション1を指定する その3

次は「指値注文(いくらで注文するか)」の指定です。

下の画像のように「現在値マイナス◯円」の形式で指定します。

クオンツゾーン積立設定14-0

 

Makerで約定するためには下の買い板の例だと赤枠の中で指値する必要があります。

クオンツゾーン積立設定14

もちろん安い方が良いですが、あまり安すぎると約定しない可能性があります。

かと言って、現在価格に近すぎると注文できないリスク(後述)があります。

いろいろ試した結果、「現在価格 マイナス 仮想通貨の価格の0.05~0.1%」で指値注文するのが良いみたいです。

 

仮に1BTC=300万円とすると「現在価格 マイナス 1,500~3,000円」、1ETH=20万円だと「現在価格 マイナス 100~200円」です。

僕は今のところ、ビットコインで「現在価格 マイナス 2,000円」で設定しています。

クオンツゾーン積立設定14-0

 

これをコピペ!

指値の指定の仕方ですが、下記の例の数字の部分を変えて「指値注文」欄にコピペします。

  • ビットコインで現在価格より2,000円安く
    • price(“BTC/JPY”)-2000
  • イーサで現在価格より150円安く
    • price(“ETH/JPY”)-150
左野くん
左野くん

この調整が難しい。

 

15.アクション1を指定する その4

最後に2カ所をオンにします。

クオンツゾーン積立設定15

  • Post Only
    • 成行注文(Taker)で約定しなくなる
    • 手数料が高いTakerでの約定を防げる
  • 注文をキャンセルして~
    • 約定せずに残っている注文を破棄する
    • 前日の注文が残っている場合に備えて

以上でアクション1の設定は終わりです。

右田さん
右田さん

やっと終わった。

 

16.アクション2を指定する その1

次はアクション2(注文を繰り返さない)の設定です。

まず、さきほどの画面の下にある「アクションの追加」をクリックします。

クオンツゾーン積立設定16

 

17.アクション2を指定する その2

すると、さきほど指定したアクション1とまったく同じものが表示されます。

クオンツゾーン積立設定17-1

 

そこで、「カスタム注文の発注」をクリックし、「ルールを一時停止」を選択します。

クオンツゾーン積立設定17-2

 

18.アクション2を指定する その3

画面の表示が変わりますので、以下のように指定します。

クオンツゾーン積立設定18-1

  • タイプ:ルールを一時停止
  • ルール:現在のルール
  • 時間:10
  • ユニット:分

上記の意味がよく分からないという方に説明します。(分かる方は次へ

 

注文をストップする必要性

トリガー(注文を出すタイミング)を「1月2日3時45分」で指定すると、45分59秒まで最短15秒ごとに注文が繰り返されます。

また、「1月2日3時」で指定(分指定なし)した場合は、3時59分59秒まで繰り返しです。

これを防ぐため、アクション1(買い注文)の直後にアクション2で注文をストップします。

 

ストップする時間

では、どれくらいの間ストップすれば良いか?

「1月2日3時45分」で指定した場合、1分ストップすれば46分になるのでアクション1は起こらなくなります。

「1月2日3時」で指定した場合は1時間ストップすればOKです。

  • 分を指定する場合:1分以上ストップ
  • 分を指定しない場合:1時間以上ストップ

僕は分を指定し、特に意味はなく切の良いところで10分にしました。笑

もちろん、1分や3分でもかまいません。

クオンツゾーン積立設定18-2

 

19.設定を保存する

最後に「下書きを保存」をクリックしてクオンツゾーンの設定を保存します。

トリガー、アクション1、アクション2がセットで保存されます。

クオンツゾーン積立設定19

これでクオンツゾーンの設定は終了です。

左野くん
左野くん

疲れた~!

参考に僕の設定を貼っておきます。(黄文字は注釈)

クオンツゾーン積立設定19

 

積立のための日本円の入金

次にクオンツゾーンで設定した積立がちゃんと動くかをテストします。

テストでは実際に買い付けが行われるので、そのための日本円をFTX Japanの口座に入金します。

振込先口座の情報はFTX Japanのサイト内に記載されています。

日本円の入金方法

 

Maker指値注文積立のテスト

入金が済んだらクオンツゾーンが設定通り動くかのテストです。

1.クオンツゾーンを開く

画面左上の田の字マークから「クオンツゾーン」をクリックします。

クオンツゾーンのテスト1

 

2.設定を選ぶ

さきほど作ったクオンツゾーン設定をクリックします。

クオンツゾーンのテスト2

 

3.編集画面を表示する

「ルールを編集」をクリックします。

クオンツゾーンのテスト3

 

4.トリガーの条件を書き換える

トリガーの「条件」欄を「true」に書き換えます。

クオンツゾーンのテスト4-1

条件はあとで戻すので、元々書かれていた条件はコピーしておきましょう。

 

テストでも実際の買い付けが行われるので金額を少なくしてもかまいません。

その場合はトリガーの下にあるアクションの「注文サイズ」の数値を変更します。(最小取引数量に注意)

クオンツゾーンのテスト4-2

 

5.テストの実行に進む

「保存して実行する」をクリックします。

クオンツゾーンのテスト5

 

6.テストを実行する

利用規約が表示されるので「同意します」をクリックします。

クリックすると同時に「トリガー → アクション1 → アクション2」の順で実行されます。

クオンツゾーンのテスト6

 

7.取引履歴を開く

画面上部の「取引履歴」をクリックします。

クオンツゾーンのテスト7

 

8.確認する

無事にビットコインが買い付けられていました。

ストップが有効に働き、買い付けは1回しか行われていません。

クオンツゾーンのテスト8

手数料がいくら引かれているかも確認します。

画面上の「ウォレット」をクリックします。

クオンツゾーンのテスト8-2

さらに画面左中ほどの「暗号資産」をクリックします。

クオンツゾーンのテスト8-3

残高が0.00009998BTCになっています。

クオンツゾーンのテスト8-4

手数料がTakerの0.07%ではなくMakerの0.02%で引かれていることが分かります。

買付量 0.00010000 BTC
手数料 0.00000002 BTC
差引残高 0.00009998 BTC
右田さん
右田さん

大成功だね!

 

9.クオンツゾーンの設定を元に戻す

テストが終わったので設定を元に戻します。

画面左上の田の字マークから「クオンツゾーン」をクリックします。

クオンツゾーンのテスト9

 

10.設定を選ぶ

さきほど変更したクオンツゾーン設定をクリックします。

クオンツゾーンのテスト10

 

11.編集画面を表示する

「ルールを編集」をクリックします。

クオンツゾーンのテスト11

 

12.トリガーの条件を元に戻す

トリガーの「条件」欄を元に戻します。

クオンツゾーンのテスト12

 

13.クオンツゾーンを実行する

「保存して実行する」をクリックします。

クオンツゾーンのテスト13

 

これでクオンツゾーンでのMaker指値注文積立の設定はすべて完了です。

明日から積立が自動的に行われます。

タロウさん
タロウさん

お疲れ様でした!

クオンツゾーンMaker指値注文積立設定の注意点とまとめ

クオンツゾーンMaker指値注文積立設定の注意点とまとめのタイトル画像

最後にMaker指値注文での積立設定の注意点とまとめです。

 

注文、約定できないリスクがある

まず注意点1つ目です。

上の方で少し触れましたが、Maker指値注文では注文や約定ができない場合があります。

ここでは詳しい説明は省きますが、これを解決するには指値のマイナス幅の調整が必要です。

指値のマイナス幅

調整しても注文、約定できない現象をゼロにすることは難しいです。

最安値で買うにはMaker指値注文が間違いなくベストですが、最安値にこだわらないならばTaker成行注文の方が確実です。

Taker成行注文での積立設定の方法については、こちらの記事で解説しています。

【図解】クオンツゾーンでTaker成行注文の積立設定方法
【コピペでできる!】FTX Japanのクオンツゾーン(QuantZone)を使い、Taker成行注文で仮想通貨積立の設定をする方法です。操作画面の画像を使って解説。僕の設定内容も画像で紹介。コピペだけで設定できます!

また、注文、約定できない原因と対策については、こちらの記事で解説しています。

【クオンツゾーン】Maker指値で注文できない原因と対策
Maker指値注文でクオンツゾーンを設定すると注文できない場合があります。なぜ発注できないのか?FTX Japanで注文が出ない原因、理由と対策、対処法を紹介します。FTX Japanに問い合わせた内容も書いています。

 

満額での買い付けにはならない

もう1つの注意点として、指定した満額での買付にならない場合が多いです。

最小取引単位の影響

僕はビットコインを330円分買う設定にしていて、1回目の買付の約定価格は3,008,948.8円でした。

この場合、買付量は0.00010967 BTCであるべきです。

  • 買付指定額:330円
  • 約定価格:3,008,948.8円
  • あるべき買付量:0.00010967 BTC
    • 330÷3,008,948.8

しかし、0.00010967BTCを買うことはできません。

原因は最小取引単位です。

FTX Japanの取引所の最小取引単位は0.0001BTCです。

  • あるべき買付量:0.00010967 BTC
  • 最小取引単位 :0.0001BTC
  • 実際に買える量:0.0001BTC

最小取引単位より小さい0.00000967の分は買えません。

このため、実際の買付量は0.0001BTCになってしまいました。

買付額が設定より減る

この結果、買付額も指定より少ない約301円に減ってしまいました。

  • 買付指定額:330円
  • 約定価格:3,008,948.8円
  • 買付量:0.0001BTC
  • → 実際の買付額:300.89488円
    • 3,008,948.8×0.0001

クオンツゾーンの積立では最小取引数量が影響します。

このため、買付額が設定より減る場合があることを知っておきましょう。

左野くん
左野くん

損するわけではない。

 

クオンツゾーン設定のまとめ

最後にクオンツゾーンでのMaker指値注文積立設定の要点をまとめます。

設定のポイント

  • トリガー1つとアクション2つを設定
    • トリガー:積立のタイミング
    • アクション1:買い注文を出す
    • アクション2:1をストップ
  • Makerの指値注文で設定
    • Makerの方が手数料が安い
    • 指値注文でMakerになる
  • メインアカウントで設定
    • サブアカはFTX earnの対象外

作業の順番

  1. トリガーの設定
  2. アクション1の設定
  3. アクション2の設定
  4. 日本円の入金
  5. テスト → 元に戻して完了

1.トリガーの設定

以下の数字を変えてコピペ(時差9時間)

  • 毎週水曜の9時30分
    • day_of_week() == 2 and hour == 0 and minute == 30
  • 毎週日曜の15時ちょうど
    • day_of_week() == 6 and hour == 6
  • 毎週水曜の7時ちょうど
    • day_of_week() == 1 and hour == 22
  • 毎日19時45分
    • hour == 10 and minute == 45
  • 毎日12時ちょうど
    • hour == 3

2.アクション1の設定

下記の画像のように設定

クオンツゾーンまとめ1

注文サイズ(買う量)は以下の数字を変えてコピペ

  • ビットコインを330円分
    • 330/price(“BTC/JPY”)
  • イーサを1,000円分
    • 1000/price(“ETH/JPY”)

指値注文(いくらで注文するか)は以下の数字を変えてコピペ

  • ビットコインで現在価格より2,000円安く
    • price(“BTC/JPY”)-2000
  • イーサで現在価格より150円安く
    • price(“ETH/JPY”)-150

下記の画像のように設定

クオンツゾーンまとめ2

3.アクション2の設定

下記の画像のように設定

クオンツゾーンまとめ3

ストップさせる時間は以下の通り

  • トリガーが「◯時◯分」
    • 1分以上
  • トリガーが「◯時」
    • 1時間以上

参考:僕の設定はこちら

クオンツゾーンまとめ4

4.日本円の入金

FTX Japanサイトで振込先を確認

5.テスト

  • トリガーの条件を「true」に変える
  • 少額でテストする場合は「注文サイズ」の数値を変更
    • 330/price(“BTC/JPY”)
    • 1000/price(“ETH/JPY”)
    • 最小取引数量に注意(0.0001BTC、0.001ETH)
  • テスト後、元に戻してすべて完了!
タロウさん
タロウさん

以上で説明はすべて終わりです!

 

FTX Japanを活用しよう

以上、クオンツゾーンでMaker指値注文積立を設定する方法を解説しました。

FTX Japanのサイト画像

この記事を読んでいる方はご存知だと思いますが。

FTX Japanの最大の強みは「仮想通貨積立とFTX earnの併用」です。

  • 仮想通貨積立
    • 割安な取引所で積立
  • FTX earn
    • 積み立てた仮想通貨でFTX earn
    • 1時間ごとに年利8%の報酬が付く
    • 複利で雪だるま式に増える

積立は販売所より安い取引所で。

積み立てた仮想通貨で年利8%の報酬。

レンディングのように待たなくて良い。

長期投資に最適な投資方法です。

タロウさん
タロウさん

僕もやってます!

詳しい内容はこちらの記事で解説しています。

【年利8%】FTXで仮想通貨積立とFTX earnを併用する方法
FTX Japanで仮想通貨積立をしFTX earnで利回り8%の報酬を得る!FTXは割安な取引所で積立、待ち時間なしで初日から1時間ごとに報酬発生。しかも複利です!他社は割高な販売所で積立、レンディングは順番待ちが長いのでFTXがオススメ!

FTX Japanを活用して報酬8%をゲットしましょう!

 

スプレッド

仮想通貨業者の中には仮想通貨を売買する場所として「販売所」と「取引所」があります。

販売所では投資家から安く買った仮想通貨を別の投資家に高く売り、その差が業者の利益となります。

この買値と売値の幅がスプレッドです。

販売所のスプレッド

一般論として取引所での売買価格は買値と売値の間の仲値(上の例では310万円)です。

このため、販売所での売買は取引所での売買より投資家にとって不利になります。

  • 売る場合:取引所なら310万円で売れるのに、販売所では300万円で買い取られる
  • 買う場合:取引所なら310万円で買えるのに、販売所では320万円出さないと買えない

スプレッドは業者によりますが1~3%ほどと言われます。

販売所での売買は損である代わりに、取引所に比べて売買の手続きが簡単である点がメリットです。

仮想通貨積立

仮想通貨積立とは「一定の間隔で同じ金額の仮想通貨を買い付ける」投資方法です。

例えば次のようなパターンです。

  • 毎日
  • 300円ずつ
  • ビットコインを買う

仮想通貨業者に申し込みお金を振り込めば、業者が毎日買い付けてくれます。

銀行引き落としができる業者ならば振込も不要です。

手間いらずな投資方法として人気があります。

タロウさん
タロウさん

僕もやってます!

仮想通貨と暗号資産の違い

仮想通貨と暗号資産はまったく同じものです。

従来は仮想通貨と呼ばれていましたが、2020年5月に法律が改正され暗号資産が正式名称になりました。

コールドウォレット

まず、ウォレットは仮想通貨を保管しておく財布のようなものです。

この内、インターネットに接続されていないものがコールドウォレットです。

USBタイプのものなどがあり、ネットとつながっていないため安全性が高いです。

 

一方、インターネットと接続されているものをホットウォレットとといいます。

モバイルアプリのものなどがあり、利便性の高さが特長です。

アドレス

アドレスは仮想通貨を送金する際に必要な30桁前後の英数字です。

入金用アドレス

銀行振込の口座番号のようなものと考えてください。

業者によって「出金先アドレス」「入金アドレス」「入金用アドレス」など名称に違いがあります。

 

なお、アドレスは1文字でも間違えると、送金した仮想通貨は消滅します。

仮想通貨業者で復元や保証などは一切できないので注意しましょう。

取引所と販売所の違い

仮想通貨業者の内部には仮想通貨を買う場所として次の2つがあります。

  • 取引所
  • 販売所

2つの大きな違いは下表の通りです。

価格 購入の利便性
取引所 割安 手間がかかる
販売所 割高 買いやすい

手間がかかると言っても慣れれば簡単です。

可能な限り取引所で買うことをおすすめします。

クイック入金

クイック入金は銀行振込の一種で次の特長があります。

  • 振込手数料が無料になる
  • 手続完了とほぼ同時に振込先に着金する

 

特別な手続きや申し込みは必要ありません。

仮想通貨業者のサイトやアプリの入金メニューから「クイック入金」を選び、あとは画面の指示通りに操作するだけです。

ガチホ

仮想通貨を長期間に渡って保有する投資手法をガチホといいます。

「ガチでガッチリホールド」することから来ています。

 

ガチホは仮想通貨が数年後、10数年後に大幅に値上がりすることを期待した投資です。

高い技術や知識が必要な短期売買に比べて、投資初心者に向いていると言われています。

タロウさん
タロウさん

僕もガチホです!

証拠金取引

自分が1BTCしか持っていない場合、普通の現物取引では1BTC以内でしか取引はできません。

 

しかし、仮想通貨業者に一定量の仮想通貨を証拠金(担保金、保証金)として預けることで、自分が持っている数倍の仮想通貨で取引ができるようになります。

これが証拠金取引(保証金取引、レバレッジ取引、信用取引、先物取引)です。

 

証拠金取引では大きな儲けが期待できる一方、損失も大きくなります。

ハイリスク・ハイリターンの投資ですので、ある程度の経験を積んでからやるべきでしょう。

ウォレット

仮想通貨を保管しておくお財布のようなものです。

アプリタイプのものやUSBタイプのものなど、様々な種類があります。

草コイン

草コインとは知名度が低く時価総額が小さいマイナーな仮想通貨のことです。

安いうちに購入しておけば価格が高騰した時に大儲けできます。

一方、流通量が少なく売買が盛んでないため、暴落するとタダ同然の仮想通貨を死蔵することになります。

ハイリスク・ハイリターンな投資ですので、初心者は手を出さないようにしましょう。

仮想通貨業者

仮想通貨の販売など、仮想通貨に関する様々なサービスを提供するのが仮想通貨業者です。

大手の業者としてはCoincheckbitFlyerなどがあります。

bitFlyerのサイト画像

「仮想通貨取引所」と表現しているサイトやブログが大半ですが、取引所機能との混同を避けるため当ブログでは「仮想通貨業者」と表現しています。

ハッキング

ハッキングは高いIT技術を使ったサイバー攻撃の一種です。

パスワードを盗んだりWebサイトを改ざんしたりします。

外国PEPs

「外国PEPs」とは外国において次のような立場に該当する人です。

  • 元首、総理大臣、大臣
  • 衆参議院議長、最高裁判事
  • 大使、政府代表、中央銀行役員
  • 過去に上記であった者
  • 上記の家族

仮想通貨の出金

業者Aから業者Bに仮想通貨を送ることを「出金」といいます。

「CoincheckからbitFlyerにイーサリアムを1ETH出金する」のように使います。

業者によって「送付、送金、出庫」など表現が異なりますが、すべて同じ意味です。

BTCとETH

BTCはビットコインの、ETHはイーサリアムの通貨コードです。

日本円のJPYや米ドルのUSDと同じで、1BTCや0.01ETHのように使います。

指値注文

際の操作画面の画像で説明するので参考にしてください。

DMM Bitcoinのサイト画像

はげはげ際の操作画面の画像で説明するので参考にしてください。際の操作画面の画像で説明するので参考にしてください。

詳しく知る リンク